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美ら海水族館 ナンヨウマンタベビー2010の旅 [エイ]

6/26、今年も美ら海水族館でナンヨウマンタの仔が産まれた。
ニュースなどでも報道されていたので、既に知っている人もいるかも知れないが、4年連続の快挙である。
今年生まれの仔は、体盤長182㎝、66㎏のメスだとのこと。

昨年の6/30のブログで、“来年の出産シーンを見に行くぞ!!”と、決意? を語っていたのだけど、それを実際のものにするべく、美ら海水族館に行ってきた。
オレが行ったのは6/28だったので、結果的に出産シーンも、産まれた仔も見ることはできなかったのだけど、来年の出産シーンに向けた収穫は得られたように思う(←負け惜しみ)
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間に合わなかったのは、過去のデータ(数字)のみを参考にし過ぎたから。
07年は374日、08年は366日、09年は372日。その3回を平均すると約370.7となるため、昨年の出産日である6/24の370日後あたりに狙いを定め、沖縄へと向かった。
昨年のブログにも書いた通り、オレの読みでは6/29~7/4あたりに産まれてくるだろうと考えていたのだ。
しかし、結果は6/26。オレがまだ東京にいた時点で産まれてしまっていたのだ。
ちなみに、今年のデータは09年6/24に交尾、10年6/26に出産。妊娠期間は367日。

水族館に到着するや否や、他の水槽には目もくれず、大水槽へと向かう。
しかし、目的の母親個体は、何だか“薄い”。出産直前ならもっと膨らんでいてもおかしくないはずなのに… イヤな予感を頭によぎらせながら、水槽解説を控えたスタッフの人に聞いてみると、
“もう産まれました。2日前の26日の7時頃に産まれたんですよ”
それを聞いた瞬間、崩れ落ちそうだった。沖縄まで来たっていうのに。同時に、目標も予定もなくなってしまったということ。
近くの水族館なら、きびすを返すところだけど、ここはウチから1700㎞くらい離れた場所。仕方ないけど、意味もなく30日までの2日半、美ら海水族館で過ごすことになってしまった。ある意味、すごい贅沢なことなんだけどね。お陰で現在、命の危険を感じるくらいにお金がありませんです(泣)

さて、出産したナンヨウマンタだけど、今年も出産後、交尾が確認されたとのこと。
つまり、来年もまたチャンスがあるということ。
しかも、今回はほぼ、その日に狙いをつけられる大ヒントを教えてもらったので、来年こそ、出産シーンを目の当たりにできる可能性は高まった。
でも、同時に“また行かなくちゃいけないのかよ!!”的な部分も少しあるんだけど(笑)

新しいベビーが誕生する瞬間こそ見られなかったものの、この水槽で産まれた2匹には逢うことができた。
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08ベビー(多分)
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09ベビー

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美ら海水族館生まれの兄妹。

09ベビーはまだ小さいし、1匹で泳いでいることが多いのですぐに分かるけれど、08ベビーはもう他の4匹に近い大きさがあって、しかも大人たちと連なって泳ぐことが多いので、分かりにくいかも知れない。
ナンヨウマンタの個体識別はお腹側の模様で行うことが普通なのだけど、水槽生まれの2匹に関しては、やはり若い分、肌つやも明らかによくて、体の白い部分の白さが際立っていて、大人の個体と比べると、ゴムとシルクくらいの差があるように見える。また、顔つきも、若いというのか、他の4匹とは違っているのですぐに分かった。つまり、ちょっと小さめで、キズもなく、色が綺麗な個体がいたら、それが水槽生まれの仔である可能性が高いってこと。
あれだけ通ってるエノスイのイルカたちを今だに見分けられないオレなのに、ナンヨウマンタなら一瞬で、それも顔つきで識別できてしまうことに、我ながらスゲェ!! なんて感心(笑)でも、写真になるとそこまで自信が持てずにいて、ここに掲載した個体で多分間違いないはずだけど…

2匹が追加されたことで、大水槽のナンヨウマンタは6匹に。
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まさに“マンタ・スクランブル”である。そんな光景が水族館の水槽で、オレの目の前で繰り広げられてる。それってものすごいことだよな、と改めて思った。
体盤長4.5mもある個体が、急旋回して翻るようなトリッキーな泳ぎ方をするのを見ながら、今さらながら美ら海水族館の大水槽の巨大さ、凄さを実感させられる。

やっぱり、美ら海水族館ってスゴイよね。
来年の今時期まで生きながらえることができたなら、またチャレンジしてみようと思います!!

“エイ”な1日 [エイ]

毎年、春先になると、必ずヒスイカズラという花を見に行くことが恒例行事になってる。熱帯の植物だから、当然、温室のある植物園に行くことになるんだけど、見学通路と花との距離が近いので、高島平のグリーンドームねったい館がお気に入りだ。
いつぞやこのブログでも紹介したけれど、そのグリーンドームねったい館には、ミニ水族館が併設されていることに加え、温室の池には最大の淡水魚!? プラー・クラベーンことUrogymnus polylepisがいることも、そこに足を運ぶ楽しみだったりする。
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昨年、搬入されたという話を聞きつけてすぐに出掛けて以来だったのだけど、池には2匹が泳いでいた。
以前、オレが行った時には1匹だけが展示されていて、話を聞かせてくれた飼育スタッフの人によると“バックヤードにもう1匹いるんですけど、まだ餌付いてないので…”と教えてくれたことを思い出した。
どうやら、ちゃんと餌付いたのだろうね。
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2匹はヒラヒラとよく泳ぎ、実に状態がよさそう。
あんまり動き回るイメージのない種類だっただけに、ちょっとした驚きだ。
きっと、本来はこんな風によく泳ぐエイなんだろうね。

2匹のエイに楽しませてもらった後は、その足で品川へ。
目的地はもちろん、エプソン品川アクアスタジアムだ。
オレの持っていたウインターパスの期限が迫っていたから、切れる前にもう1度。
結局、3000円のパスで5回。十分以上に元は取ったな(笑)

到着すると、まずはトンネル水槽へ。
トンネル水槽は、ちょっとリニューアルされてて、タカサゴとかフエダイ、チョウチョウウオなど数多くの小魚が追加されてた。
きっと、イワシだと食い散らかされてしまって、ちゃんとした展示にならなかったからなんだろうなぁ、と勝手に想像。
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水槽を眺めていると、オレの目の前に掃除中のダイバーが。
そのダイバーには、マンタがまとわりついて掃除の邪魔をしている。
まるで、犬かなんかみたいに、向かっていったり、上に乗ってみたり。
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ダイバーにまとわりつくエイは珍しくないけれど、それらは餌が欲しくてそうしているものが多いのだが、マンタは水面で餌を与えられているから、水中のダイバーにまとわりつくのは餌が目的ではないはず。
つまり、エイは純粋にダイバーに興味を持ち、まとわりつくことを楽しんでいるってことだ。
何て可愛いヤツなんだろう!!
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これでますますマンタが飼いたくなってきた(←バカ)
とりあえず、オレも水中で戯れてみたい。
ということで、アクアスタジアムに(マンタ・フィーディングの)次に期待するのは、マンタ・ダイビングだろうね(笑)

その日のアクアスタジアムは、春休みの影響で、ものすごい混雑ぶり。
あまりの人混みにイヤになって、15分ほどで帰ってしまったのだけど、マンタのあんなに可愛い姿を見られたので、ものすごい満足!!
いや~、エイって、ホントに素晴らしい魚ですね~

日本の水族館で見られるノコギリエイの話 [エイ]

ものすごく人気があるワケでも、特別話題になることも少ないけれど、実はとても貴重で珍しい魚がノコギリエイだ。
展示している水族館でも特別な扱いをしていることはないけれど、本当は見られて感謝!! な存在なのだ。
日本の水族館でノコギリエイを展示しているのは、全部で5館(のはず)。
そのひとつである登別マリンパーク・ニクスはまだ行ったことがないので、そこに何匹いるのか分からないけど、その他の4園館で見られるのは全部で10匹。ニクスにだって、何十匹もいるワケじゃないだろうから、日本中に十数匹しかいないのだ。そう言えば、その稀少性が分かるだろう。

そんな貴重で稀少なノコギリエイの仲間は、全部で7種類が記載されている。
驚きなのは、日本の水族館でその内の3種類(のはず)を見ることができるということ。
外見上はどれも同じような形をしているから、ひと目見ただけではそのありがたみが伝わってこないのが残念だけど、それって実はものすごい事なのである!!

ノコギリエイを見るのにおすすめの水族館は、エプソン品川アクアスタジアムだ。
パスを買って以降、やけにアクアスタジアムづいてるけれど、何かもらってるワケではありません!!
アクアスタジアムがオススメな理由は、世界でここだけしかいないドワーフソーフィッシュ(Pristis clavata)が見られることもあるけれど、それ以上にP.zijsron(グリーンソーフィッシュ)のサイズがどこよりも大きいから。
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P.clavata(ドワーフソーフィッシュ)
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P.microdon(グリーンソーフィッシュ)
P.microdon自体は、ノコギリエイのいる5園館すべてで飼われている主力選手。即ち、日本でノコギリエイといえば、この種類を指すと言ってもいい種類だ。
条件が揃えば最大7mにもなる魚だから、大きさという要素は、その魅力を語る上で、重要な要素だと思うのだ。
しかし、どの水族館でも、ノコギリエイがいる水槽はそれほど大きくないから、中で暮らすエイも巨大化することはできない。
だから、ノコギリエイならではの巨大さを堪能できる個体はほとんどいないのが現状だ。
しかし、アクアスタジアムはちょっと事情が違う。
オニイトマキエイがやってくるまで魚展示の目玉だったこともあって、もっとも大きな水槽があてがわれている。それが余所のものよりも広いこともあって、体のサイズは3.7mもあるのだという。
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上から見るとより一層大きく見える。

飼育スタッフの話では、「この水槽ではそろそろ限界サイズじゃないかと思います」とのことだが、水槽サイズを考えると、その他の水族館では3.7mの個体は見られないから、それだけでも価値があるというものだろう。
それだけの個体が、ノコギリを左右に振るようにしながら、こちらに向かって泳いできて、そのまま正面から離陸するように自分の上を通過していく様は、個人的にトンネル水槽は好きじゃないのだけど、この瞬間だけは“これはトンネル水槽ならではの醍醐味だな”と素直に思わされる。
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だが、油壺マリンパークも捨てがたい。
何せ、国内最多の2種類5匹もノコギリエイがいるのだから、それだけでも満足感は高いというものだ。
ただ、ノコギリエイが暮らす水槽は、内壁の色が濃くなったり、水槽の一部分が暗くされていたり、何ともカッコ悪い魚礁が加えられたりと、オレには嬉しくないリニューアルがなされたお陰で、足が向きにくくなってしまったけれど、単純にノコギリエイを見たいならオススメだ。日本でここでしか見られないP.zijsronにも逢えるしね。
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油壺だけで見られるP.zijsron。

先にも書いたように、ニクスには行ったことがないので、もしかするとそこが最高だったりする可能性はあるのだけど、それが判明した時にはあらためて。
もっとも、このオレがニクスに行ったら、間違いなくノコギリエイはこのブログに登場することになるのだろうけどね。

アクアスタジアムのマンタフィーディング [エイ]

こうして文字にしてみると、あらためて凄いことだと思わされるのだけど、日本には、ナンヨウマンタを見られる水族館が3カ所もある。
そのひとつは言うまでもなくエプソン品川アクアスタジアムだが、あとの2カ所が凄い!!美ら海水族館では、世界最大級の水槽に5匹が泳ぎ、その内の1匹はその水槽で産まれた個体なのだ。それから大阪の海遊館ではナンヨウマンタだけでなく、イトマキエイ(Mobula)もいて、それと見比べることができる。どちらも、世界中でそこだけで見られるスペシャルな展示なのだ。加えて、これら2つの水族館では、ナンヨウマンタと一緒に複数のジンベエザメが見られることも、世界的に超スペシャルなことと言える。

それらと比べてしまうと、エプソン品川アクアスタジアムはインパクトが弱い。
ここにしかいないドワーフソーフィッシュ(ノコギリエイ)はいるものの、インパクトという意味では、やはりジンベエザメには敵わないだろう。
しかし、ここに来て、アクアスタジアムならではの方法でナンヨウマンタの魅力を楽しませてくれるプログラムがスタートした。多分、それも世界でここでしか味わえないものなんじゃないかな!?

ひとつ前のブログでも書いたけれど、マンタフィーディングというのがそれ。
その名の通り、ナンヨウマンタに餌を与えることができる500円の有料プログラムで、その前後にバックヤードツアーも楽しめるものだ。
もちろん、行ってきた!!

入り組んだバックヤードを抜け、ナンヨウマンタが暮らすトンネル水槽の上部へと案内される。
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目の前に広がる水面は、想像以上に広くて、水中のトンネル部分から見るよりも大きく広いことに驚かされる。もちろん美ら海水族館や海遊館の水槽と比べてしまうと、やはり圧倒的に小さいし、周辺のスペースも狭いのだけど、それが逆に魚との距離を近いものにしていて、その大きさや迫力を強く感じることができるのだ。
給餌は、水槽上に設置された格子状のキャットウォークから行うのだけど、自分のすぐ下は水面。だから、自分の足元の、それこそ手を伸ばせば届いてしまいそうな距離を、ナンヨウマンタが泳いでいくのだ。
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給餌中、何かに驚いたナンヨウマンタが慌てて泳ぎ去っていった際も、自分の真下を大きなエイが速いスピードで泳いでいるという事実に、ちょっとした恐怖さえ感じたくらいだ。そんなことはないと思うけど、もし、飛び出してきたら、エイの直撃は免れなさそうな位置にいるのだからね。

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水槽の上から見ることは、美ら海水族館でも海遊館でもできるが、どちらの水族館もこれほど近くでエイを感じることはできない。もちろん、餌を与えることができるのもアクアスタジアムだけだ。
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アクアスタジアムのナンヨウマンタは、美ら海水族館や海遊館にいるものよりも小さいのだけど、水槽の小ささや、魚との距離の近さなどのお陰で、大きな魚がすぐ側にいるという迫力は、どこよりも強く感じられたように思う。

もちろん、ナンヨウマンタだけじゃない。マダラトビエイやツマグロ、ノコギリエイなど、あの水槽で暮らす魚たちが寄ってくるから、それらを間近で見ることもできる。
いずれも、オレにとっては大好きな魚だから、実に楽しいひとときだった。
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バックヤードは、アクアスタジアムならではのデートで楽しい雰囲気とは流石に違っているけれど、魚好き、エイ好き、サメ好きにとっては、何とも楽しい空間に違いない。
期間限定のプログラムだそうだけど、オレはあと何回か行ってこようと思っている。
あの水槽を上から眺めているだけで、楽しいと思えるから。

ナンヨウマンタをより強く、近くに感じてみたい人は、お早めにアクアスタジアムへ!!

海遊館の気になる魚 [エイ]

サメやエイ、そして大型魚が好きなオレにとって、海遊館はやっぱり魅力的な水族館だ。とりわけ、メインの太平洋大水槽は、やっぱりスゴイ!!
オレの好きな好きな魚が揃っていて、十分以上に満足させてくれるから。
まぁ、あの水槽には、普通の水族館3つ分くらいに相当する水が入っているのだから、すごくて当たり前なんだけどね。

イタチザメとイトマキエイを見られれば満足できたはずなのだけど、昨年の訪問時にはいなかった、オレの好きな魚がいろいろと追加されてた。
水族館には魚を見に行くために出掛けているオレとしては、好きな魚が充実するというのは嬉しい限り。水面付近にばかりいるイタチザメ、イトマキエイを見るために上へ、水底付近にいる魚やタチウオの水槽を見るために下へ行ったりと、上へ下への大忙し。須磨とハシゴしてることもあるけれど、水族館を出る頃にはすっかりくたくたになってた。

イタチザメはひとつ前のブログに書いた通りだけど、海遊館といえば、やはり世界中でここだけでしか見られないイトマキエイなのである。
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網で仕切られた中にいるナンヨウマンタだって普通ならため息ものなんだけど、海遊館に行くとひたすらイトマキエイに夢中。オレ、こんなにイトマキエイ好きだったのか!? と自分でも呆れるほど。
見た目はそんなに変わらないっていうのにね(笑)
ナンヨウマンタはマンタと呼ばれることが多いけれど、イトマキエイを同じように呼ぶとするなら、“モブラ”となる。余談だけど。

その“モブラ”ことイトマキエイ、ホント、見えにくい位置ばかりを泳いでいる。
わざわざ逢いに行ったこちらの都合なんてお構いなし。まるで狙っているかのように通路やアクリルパネルがないところばかりを泳ぐのだ。
昨年、搬入直後に見に行った時には、もう少し見えやすい位置を泳いでいてくれていたのに……

イトマキエイといえば、これを書いてる数日前、とても残念なニュースが飛び込んできた。何でも、13日にオスのイトマキエイを搬入する予定だったそうなのだけど、それが輸送の途中で死んでしまったのだとか。
世界でここだけのモブラが2匹。しかも、ペアが揃うということは、繁殖の可能性も…
いろいろ考えると残念でならないのだけど、海遊館の人たちの悔しさはオレなんかの比じゃないはず。その悔しさが晴らされることになる日を期待したいと思う。

イトマキエイに夢中になっていると、ついついそもそもの目的を忘れそうになるのだけど、期間限定展示のタチウオを見に来たんだった!!
下の方にある日本海溝水槽に向かっていくと、横目に見える太平洋水槽によく見知ったヒョウ柄のエイが泳いでいるのを発見。ヒョウモンオトメエイだ。
“おっ!!”と思いながらアクリルパネルに近づくと、向こうの方から、これまた見慣れたシノノメサカタザメが向かってくる!!
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どちらもオレの大好きな魚であるだけでなく、海遊館で初めて見たという点でも共通している。
だから、その姿が海遊館で見られると、特別に感慨深い。
今となっては見られる園館も増えたけれど、海遊館にはいて欲しい魚だったから、あらためて追加されたことはすごく嬉しく思う。

太平洋水槽に追加された魚といえば、誰でも注目するそれら大物とは違い、オレくらいしか? 注目しない小物にも触れておこう。
オニイトマキエイがいる網で仕切られた側に、密かに加わっていたオオニベ。
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少々地味めだけど、意外とカッコいいと思う、ちょっと気になる魚だ。
あまり見られるものではないから、いるとちょっと嬉しいのだ。
以前、海遊館で見た憶えはないのだけど、オレが見たものはまだ若い個体のようで、もう少し大きくなりそう。
見やすい位置に固まって群れているので、気がついたら見てみて欲しい。
それにしても、オニイトマキエイ側にいる魚たちも、結構面白いなぁ。
巨大なアカメがいたりと、こちら側だけでも、かなり見応えのある水槽が作れそうな気がする。
やっぱり凄いんだなぁ、海遊館って。

それから、目的だったタチウオについても触れておかなくちゃね。
飼育が難しいタチウオは期間限定の展示だ。
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食材としてはさほど珍しいものではないタチウオだが、生きた姿を見る機会は結構貴重だ。飼うのが難しいらしい。
何せ、あの銀箔を貼り付けたような体には鱗が無く、体を覆うグアニン質(銀箔風の物質)が非常に剥がれやすく、そうしてできた傷によって死んでしまうのだとか。
その点、海遊館のタチウオたちは、傷ひとつないとても綺麗な体をしていて、実に美しい。ほとんど動かないので、ものすごく面白いものではないかも知れないけど、研ぎ澄まされた金属のように光り輝く魚体は、その名の通り、太刀(というよりサーベルのようだけど)が並んでいるように見える。
期間限定という点を差し引いても、一見の価値はあると思う。
タチウオが展示される水槽は、日本海溝水槽といって、深海をイメージした水槽だが、余所の水族館の同様の水槽に比べて、明るいので中が見やすいのもこの水槽の美点だと思う。

日本でここでしか見られない!? 世界最大の淡水魚!? [エイ]

世界最大の淡水魚!? として、にわかに注目を集めているHimantura chaophraya(ヒマントゥラ・チャオプラヤ)。
その名の通り、チャオプラヤ川に生息する淡水エイである。
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淡水エイというと、南米産のPotamotrygon科のものが有名で、観賞魚としても人気が高いが、同じ淡水エイでもアジア産のものは、情報が乏しく、南米産のもののように派手な柄や色もないせいか、さほど注目されることはない。
だからなのか、観賞魚として流通することはほとんどないばかりか、展示する水族館もない…… はずだったのだけど、つい最近、その“世界最大の淡水魚!?、Himantura chaophraya”の展示を始めたところが。

展示を始めたのは、板橋グリーンドームねったい館。
高島平駅から徒歩で7~8分のところにある、熱帯植物園だ。
植物園の地下部分にミニ水族館があって、規模はとても小さいながら魚の展示も行っている施設。
個人的には植物園も好きだし、春先には大好きな花が咲くこともあって、毎年足を運んでいる場所だったのだけど、魚を見るのを目的に行ったことはなかったのが正直なところだ。
しかし、H.cyaophrayaがいるとなれば話は別。早速、逢いに行ってきた。

目的のエイがいるのは、ミニ水族館ではなく、温室内にある池の中。
東南アジア産のコイ科魚類などと一緒に泳いでいたが、状態がものすごくいいことが見てとれた。
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池は横から見ることができるようになっている。

実はこのエイ、昨年、ウチでも飼育に挑戦したことがあったのだ。
残念ながら、現在はいないのだけど、このエイを飼うにあたって、何がよくて何が悪いのか、みたいなことがまったく分からず、失敗した原因も分からないまま。
だから、泳いでいるのを見るだけでなく、餌や水質、管理などについての情報も得られれば、なんて考えていたことも、いち早く出かけた理由のひとつ。

植物園の2F部分にある質問コーナー? で聞いてみると、飼育担当の人を呼んでくれた。
お陰で、聞きたいことをすべて聞けただけでなく、それ以外の魚の話も沢山聞かせてくれて、実に楽しく有意義な時間となった。
とても親切な飼育スタッフの人は「これから餌をやるところだったんですよ。見ますか?」
と教えてくれたので、与える餌やその給餌風景も見せてもらえることになった。
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海のエイや南米産の淡水エイみたいなガッツキ感はなく、餌の食べ方もおっとり。
ウチにいた個体もこんな感じで、調子が悪いのかと思っていたのだけど、どうやら、こういうものらしい。

同じHimantura属のエイでは、当ブログにも度々登場するヒョウモンオトメエイが美しさでも知名度でも群抜いているが、それに比べると柄のひとつもない地味な魚で、まるで海のエイような雰囲気。
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しかしながら、このエイが見られるのは、現時点ではこの板橋熱帯館のみ(のはず)。
そういう意味では、ものすごく珍しい魚と言え、高島平まで足を運ぶ価値も大いにある。
入館料はたったの220円だし、綺麗な植物も沢山見られるから、エイ好きにはもちろん、植物好きにもオススメのスポットです!!

目指せ!! ナンヨウマンタの出産シーン [エイ]

沖縄美ら海水族館では様々なサメ、エイの繁殖を成功させている。
つい6日前の6/24にも、余所の水族館では真似のできない快挙が達成されたことをご存じだろうか?
一昨年、昨年に続き、3年連続でナンヨウマンタの繁殖を成功させたのだ。
しかも、昨年生まれた仔は、4/30に黒潮大水槽に搬入され、あの水槽を泳ぐナンヨウマンタは全部で5匹に!!
それだけでもものすごいことなのだけど、水槽産まれのナンヨウマンタなんて、まさに世界でここだけ。とは言っても、水槽搬入時に260㎝もあったそうなので、パッと見ただけでは、どれが水族館生まれの仔なのかは分かりにくいかも知れない。
報道などで知っている人もいると思うが、水槽で泳いでいるのは昨年生まれの仔。
今年生まれの仔は、別の場所(海上の生け簀)で育成するため、昨年同様、産まれたその日に水槽から取り出されている。
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3年連続の快挙を成し遂げたのはすべて同じペア。
今年は何と、大勢の観客が見ている目の前で生み出されたのだとか。
その場に居合わすことができた人がとにかく羨ましい。
恐らく、地球上でここだけでしか見られない(海の中じゃまず見られないだろうから)と思われる出産シーンを目撃することができたなら……
そんなシーンをオレも見たい!!
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これまで3匹の仔を産んだ母親個体
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ペアのオス、父親個体
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2/24時点での母親個体。お腹の膨らみは感じないが、この時は仔魚がお腹に入っていたのだ。

というワケで、今年も含め過去の3例を検証してみた。
ホームページに公表されたデータによると、初めての07年は6/16に出産。交尾は06年6/8に確認されており、妊娠期間は374日。
そして2回目の08年は、6/17に出産。07年6/16に交尾が確認され、妊娠期間は366日。
3回目となった今年は、出産されたのが6/24、交尾が確認されたのが08年6/17、妊娠期間は372日だったとある。

出産されたその日に次の交尾がなされ、その370日ほど後に出産されるというのが、このペアの繁殖パターンのようだ。ということは、今年も交尾が確認されていれば、来年の6/29~7/4あたりに再び仔魚が産み落とされる可能性があるということ。

そこで、美ら海水族館に電話して聞いてみた。

「出産後、1時間後くらいに交尾が行われるということが確認されていて、今年も確認されました。妊娠期間も1年ほどだと分かっているので、来年の今頃、また産まれる可能性はあると思います」
とのこと。
つまり、上記の頃に美ら海水族館に行き、黒潮水槽の前にいれば、貴重な瞬間を目撃できるかも知れない、ということだ。
でも、開館時間内に出産が行われたのは、今回が初めてのことだったらしい。

「過去の2回は、夜中と明け方だったので、出産が行われるのは夜間から早朝だと考えていたんですが、今回昼間だったので、それも関係ないのかなぁ、と。例が少ないので、何とも言えないんです。」
と、電話に出てくれたスタッフの方は話してくれた。
実は、出産シーンの映像を収めるため、泊まり込んでいたマスコミ関係もいたのだとか。

「可能性があるとすれば、その時期に毎日通っていただくしかないんですけど、それでも確実に見られるかどうか……」

電話に出てくれた飼育スタッフの方は、大変丁寧に回答してくれました。
ありがとうございました!!
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関係ない時でも、オスはメスを追尾してる。オスはかなりお盛ん(笑)らしい!?

開館する8時30分から、閉館するまでの間、ずっとあの水槽の前にいなくちゃいけないし、それを何日か続ける必要があることを考えると、結構大変なような気もするが、オレとしてはチャレンジしてみようと画策している。

出産シーンを見ることができなくても、その頃には今年生まれの仔も大水槽に搬入されているだろうから、6匹のナンヨウマンタが泳ぐ姿は見られるはずだからね。

とりあえず、来年の今頃に備え、今からナンヨウマンタベビー2010と題して貯金でも始めることにしようと思う。

美ら海水族館のエイ [エイ]

美ら海水族館の話はひとまず終わりにしたつもりだったのだけど、もうひとつだけ。
08年12/5のブログで書いた通り、エイの話をしなくちゃいけないのを忘れてた。

その時のブログにも書いた通り、美ら海水族館はヒョウモンオトメエイを見られる数少ない水族館のひとつであり、オレにとってはもちろん、それが重要な目的だったことは言うまでもない。
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東京で暮らしているオレからすると、ヒョウモンオトメエイと言ったらエプソン品川アクアスタジアムと鴨川シーワールドにいる3匹がすべて。だから、とても貴重で珍しいエイだと感じているのだけど、美ら海水族館の黒潮大水槽には、ヒョウ柄が眩しいくらいに鮮やかな大きな個体が、ありがたみを感じなくなるくらい沢山泳いでいた。そもそも、鴨川シーワールドにいる個体も、ここで生まれたものだ。
仔魚も定期的に生まれているようで、黒潮水槽のガイドツアーに参加した際、予備槽に幼魚の姿があった。
ヒョウモンオトメエイに関しては、間違いなく日本最高の飼育施設であることは間違いないだろう。

ヒョウモンオトメエイ以外にも、美ら海水族館で見られるエイはあと9種類いる。しかし、他の水族館ではなかなか見られないような種類が揃っている。
例えば、黒潮大水槽に4匹いるナンヨウマンタだって、国内では3カ所でしか見られない稀種だし、沢山いる黒いエイもよく見られるホシエイじゃない。(ホシエイはいない)
ウシエイかと思っていたら、ウシエイは2匹しかいないそうで、残りはすべてオグロオトメエイという種類。余所の水族館ではなかなか見られない種類だと思う。
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上がオグロオトメエイ。下がウシエイ。尾を見比べてみて欲しい。
ちなみに、このオグロオトメエイはオスでウシエイはメス。狙ってるらしい(笑)

ウシエイとはそっくりだが、ウシエイの方が大きいこと(2匹いるウチ、1匹はあまり大きさが変わらないけど)、顔つき、尻尾の形状が違うことなど。尻尾を見れば一目瞭然だが、もっと簡単な見分け方は、体に白い砂がくっついているのがオグロオトメエイだ。
ウシエイは砂から出てきても、体に砂が付着しないようで、砂が付いていない大きなエイならウシエイの可能性が高い。
まぁ、例によって、それらを見分けてもどうってことはないのだけどね。

それから、黒潮大水槽のトンガリサカタザメにも注目だ。
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まぁ、目の前を通ればイヤでも注目してしまうような魚だが、近縁種のシノノメサカタザメに比べ、展示している水族館も少ないことから、知名度も低く、地味な印象のある魚だが、ここのは違う。
まず、デカイ。デカイのはメスだけだそうだが、シノノメサカタザメのロングノーズ版とでも言いたくなるようなスタイルで、とにかく立派なのだ。しかも、シノノメよりも体高が低く、名前通りに前に向かって反り返るように尖った長い吻が、ものすごくオレ好み!!大きな水槽で雄雌1匹ずつしかおらず、水槽の端の方ばかりを泳ぐので、シノノメみたいな“堂々とした感じ”はあまり感じられないのだけど、不意に目の前を横切られると、思わず声を漏らしてしまうような、とてもカッコいいエイだ。

シノノメサカタザメも美ら海水族館のヤツはスゴイ。
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ダイバーにちょっかいを出してくるという理由から(そういう個体はよくいるらしい)、黒潮大水槽から危険ザメの水槽に移動になったという美ら海のシノノメ。
1匹しかいないのだけど、とにかくデカイ!!
同居のイタチザメやオオメジロザメに引けを取らない大きさなのだ。いや、厳密に計ればもう少し大きいかも知れない。きっと、3mくらいあるのだろう。
エノスイにもいてくれるお陰で、シノノメサカタザメ自体は珍しいものではなくなったが、あんな大きな個体はもちろん見たことがない。
危険ザメの水槽では、どうしても他のサメたちに目が行ってしまうのだけど、あのシノノメは一見の価値は大アリだ。

先にも書いた通り、美ら海水族館で見られるエイは全部で10種類。
しかし、その内の1種類だけは、その姿を確認することができなかった。
それは、入ってすぐのサンゴ礁水槽にいるらしいイバラエイ。
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砂に潜ったエイ。中央の黒い石粒のあたりに潜っている。これがイバラエイなのかは不明。

日本では数個体しか見つかっていない種類で、飼育しているのは美ら海水族館だけだ。
砂の中に潜ったエイの姿は何個体か見つけているのだけど、同じ水槽でヤッコエイも暮らしていて、そちらは姿を確認しているのだけど、イバラエイだけは見ることができなかったのが悔しい。そもそも、ホントにいるのかな?
ものすごい激レア種なので、これから美ら海水族館に行くというエイマニアの人は、サンゴ礁水槽の砂地を必死に探してみて欲しい。
見れればラッキーだ!!

水族館納め・その2 エノスイ編 [エイ]

9月にパスが切れるまで、毎月必ず足を運んでいた新江ノ島水族館。
何を見るでもなく、ボケッと水槽を眺め、ショーを観て、コーヒーを飲んで帰ってくる、そんな風に毎月のエノスイ通いを楽しんでいた。
しかし、8月末に相模湾大水槽の主、オスのシノノメサカタザメが死んでしまったという事実を聞いて以降、途端に行く気がしなくなり、切れたパスを更新することなく年末を迎えた。06年以降、こんなに長い間、エノスイに行かなかったことなんてなかったのに…

エプソン品川アクアスタジアムに続く水族館納めの場所として、久しぶりにエノスイに行ってみようと思い立った。4ヶ月ぶりだ。

年末の、しかも日曜日ということもあってか、館内は混雑していた。
いつものように、どこかをじっくり眺めるワケでもなく、空いてる水槽を覗きながら、久しぶりのエノスイを楽しんでいた。でも、相模湾大水槽だけは混雑が収まらず、閉館時間が間近に迫る頃まで近寄ることができなかった。

ようやく正面で見ることができた相模湾大水槽で、水槽の正面を泳ぐフグやブリなどを何気なく眺めていると、それらに混じって泳ぐ、尖った大きな背ビレを持った水玉模様の魚が目に入った。
大きさは60~70㎝くらいだろうか?
ユラユラと泳ぐその姿は、あまりにも可愛くて、思わず“抱きしめたい!!”と思ったほど。

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その魚の正体は、シノノメサカタザメ。残っていたメスではなく、知らないウチに導入されたらしい新しい個体。
シノノメサカタザメは45㎝ほどの大きさで生まれてくるそうだから、生まれてからそれほど経っていない幼魚なのだろう。
もちろん、オレはこんなに小さいシノノメは見たことがない。
だから、成魚より鋭い感じのある頭のゴツゴツ感とか、全身の鮮やかな水玉模様とか、それまで知らなかったシノノメの一面を見ることができた。

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それにしても、ものすごく可愛い。
これまで、シノノメサカタザメを可愛いと思ったことは1度もない(基本的にカッコいい類の魚だから)のだけど、小さな幼魚は白い水玉模様も相まって、もう顔がゆるんでしまいそうなほど可愛い!!

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エノスイに行く気が失せた理由もシノノメなら、再び通いたくなる理由もまたシノノメだった。
今回の個体は、その成長ぶりを見られるというオマケつきだ。
あまりの可愛さに、大きくなって欲しくない!! と思ってしまう反面、成長に伴う体型や体色の変化など、なかなか見られない成長過程を見られるというのも、かなり悩ましい。またまた、エノスイ通いが楽しみになってきた。

大型魚の幼魚だから、きっと、ものすごいスピードで大きくなってしまうのだろうけど、幼魚ならではのあり得ない可愛さは今だけのスペシャルだ。
今しか見られないものだから、是非1度、見ておくことを強くオススメしたい!!
タグ:水族館

ヒョウモンオトメエイ [エイ]

ヒョウ柄のエイとして、人目を惹き付けるヒョウモンオトメエイ。
とても綺麗なエイだが、展示している水族館はごくわずかで、オレの知る限りでは、4園館だけ。
そういう意味では、かなり珍しいエイということができるだろう。

オレがこのエイを初めて見たのは、海遊館でのこと。
オトメエイ属ならではのひし形の体型に長い尻尾。ものすごく大きな個体だったが、鮮やかなヒョウ柄は写真で見知ったのと同じで、ネームプレートを探すまでもなく、それがヒョウモンオトメエイであることはすぐに分かった。残念ながら、今は展示されていないが、カッコよさに見とれたその時のことは、今でも鮮明に思い出せる。

次に見たのは、エプソン品川アクアスタジアムでのこと。昨年の話だ。
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メインのトンネル水槽は、サメとエイのトンネル水槽というのが正式名称。
ノコギリエイやツマグロがいて、どことなく南国風のイメージ(オレの勝手な印象だけど)のあるこの水槽には、トラフザメとヒョウモンオトメエイが必要だ!! と初めて見た時からそう思っていた。
驚いたことに、そのどちらもが実現した。
トラフザメはともかく、ヒョウモンオトメエイはホントにビックリだった。
ちょっと因縁めいて感じるのは、ヒョウモンオトメエイがやってきたのが10月4日だったこと。その日はオレの誕生日。勝手にオレへのプレゼントだと思っている。
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水槽の端でくつろぐヒョウモンオトメエイ&トラフザメ&サカタザメ

ウチからもっとも近い水族館に大好きな魚が導入されたのはやっぱり嬉しいもの。
見たい時に気軽に見に行けることに加え、若い個体ならではの、成長ぶりまで楽しめてしまうのだ。
ヒョウモンオトメエイの導入はもちろん、ノコギリエイやオニイトマキエイなど、なかなか見られないエイを揃えてくれたエプソン品川アクアスタジアムには、エイ好きなオレとしては感謝せずにはいられない。そこで年間パスの値段を“普通の”価格にしてくれれば、さらに感謝するのだけど…

アクアスタジアムのお陰で、簡単に逢える魚になったヒョウモンオトメエイだが、今年になって、個人的に大好きな水族館である鴨川シーワールドにも導入された。しかも2匹も!!
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まぁ、鴨川は思い立ってすぐに行ける場所ではないのだけど、鴨川に行く理由がまたひとつ増えたってことだ。
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エプソン品川アクアスタジアムと鴨川シーワールド以外の2館というのは、新潟の上越市立水族博物館と、沖縄美ら海水族館。
もちろん、どちらへも行くつもりだから、会いに行った時には、またここでその話をさせてもらおうと思う。