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シーライフ名古屋、再び [水族館インプレッション]

2018年4月のオープン時には、何かと話題になったレゴランド併設の水族館、シーライフ名古屋。
オープンから1年以上が経過し、水族館好きの“行った報告”も見聞きするようになった。

そんな中、しばしば聞こえてくるのが、珍しいエイがいる、という話。
オレが行った時にも、ツカエイとオーストラリア産のウシバナトビエイという、他にはいない種類がいたが、どうもそれらのことではないらしく、それなら確認しに行かなくちゃならないだろう!! と、オープン以来のシーライフ名古屋へ。
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前回行ったのは、厳密にはオープンしていないプレオープンの時。
その時にはまだ水しか入っていない水槽も多く、水族館としてはまだ未完成の状態。
そういう意味では、オープン後は初めて。
初めての時は、独自路線に違和感があったことばかりが印象として残っていたのだけど、1年半ぶりくらいに見るシーライフ名古屋は、オレの記憶にあったものと比べると、ずっと“生きてる”感じがあった。
それこそ、水しか入っていなかった水槽に生き物が入って泳いでいたのだからね。
そんな初めて見る水槽を見ていると、前回の違和感もいい方向に影響したのだろう。意外な発見があったりして、考えていた以上に楽しめた。
例えば、ヘコアユの水槽にはヨロイウオが2匹以上はいた、とか。
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入館時、薦められるがままにバックヤードツアーにも申し込み、行ってみた。
大水槽を上から見るだけのものではあったのだけど、プラ素材のろ材とか餌(人工飼料)は世界各地にあるシーライフと共通のものを使っている、とか、海水は人工海水で、それもシーライフオリジナルの世界共通スペックのものである、などの話を聞けたことは収穫だった。
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日本にあっても、外国の水族館であることを貫きます!! みたいな心意気? を感じさせられたような気がした。
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大水槽の魚たちにあげてください、と、参加者に餌が手渡されたが、オリジナルのフードのどれか。モイスト状のペレットで、臭いはそれほど強くなかった。

なお、レゴランドと併設なのはシーライフの標準ではなく、世界でも数か所にしかないらしく、むしろ水槽にレゴが入っていることの方が珍しいのだとか。
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子供が主役の施設だからか、館内にいるスタッフ氏はフレンドリーで、オッサンのオレにも積極的に声を掛けてきてくれる。
聞きたいことがある場合は、聞きやすい。
シーライフ名古屋で他に水族館では見られないような珍種がいる理由は、展示される魚の多くがオーストラリアからやってきているからなのだけど、あの魚もオーストラリアから? みたいなことを聞いていたら、いつしか話は水族館業界トークみたいな内容になり、初対面のオレにそんなことまで聞かせてくれちゃっていいの? みたいに発展。
シーライフ名古屋に詳しくなったような気になったし、正直、楽しかった。

気になるオーストラリア産の生き物は、世界各地にあるシーライフに展示生物の供給を行う独自の施設があるそうで、そこから来ているのだそうだ。
その独自の供給ルートは、日本ではここでしか見られないものがいたりするシーライフのマニアックさの理由にもなっている。
だが、シーライフ名古屋で展示されている生き物のすべてがそこから来ている訳ではなく、国内調達したものもいるとのこと。

エイだけ見られればいいや、くらいのつもりで出掛けたのに、すっかり楽しんでしまった。
もう少し近ければ、定期的に足を運んでもいいかも、と思ったくらい。
それこそ、珍しい魚もいるしね。
という訳で、来週はその珍しいエイの話。
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福井県海浜自然センター(福井) [水族館インプレッション]

全国水族館巡りも終わりが見え始めた頃のこと。

「福井県海浜自然センターに行ってきた」と、その頃水族館ガイドの取材で各地を回っていた中村さん(水族館プロデューサー)がSNSに上げているのを見掛けた。
それを見て、ずいぶんマニアックなところまで行くんだなぁ!! と思ったと同時に、あれ!? ここって条件を満たした“水族館”じゃなかったっけ? と。
慌ててリストを確認すると、しっかり“水族館”としてリストアップされていた。その存在をすっかり忘れていた!!

あと残り3館!! とか言ってた時期だったので、この施設の絶妙な行きにくさにかなりガッカリさせられたが、行かなきゃ終わりは来ないということで行ってきた。行ったのは7カ月くらい前の話だけど。
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福井県海浜自然センターがあるのは、東西に長い福井県の中間あたり。敦賀よりやや若狭寄りで、東京から行くには少々行きにくい。
地図で見ると日本海に突き出たような半島の内側、その狭い範囲に内湾みたいに湖が並んでいるが、それが三方五湖。三方五湖はそれぞれの湖が流入河川や海との位置関係などの違いから、水質がそれぞれ異なっており、興味深い自然環境となっている。福井県海浜自然センターでは、その三方五湖と若狭湾をテーマにした展示を行っている。
地域の自然博物館だが、その展示はかなり水族館的なものが多く、水族館と呼んでも差支えがないくらいの充実ぶり。まぁ、それ故に“水族館”としてリストアップされたのだけど……

入館するとすぐ目の前に、施設最大の水槽(と言っても、そこまで大きなものではないけれど)、縦長と横長のものが2つ。
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縦長の水槽は若狭湾の魚を、その奥の横長の水槽には日本海の重要水産種、つまりは美味しい海の幸がそれぞれ展示されている。
味も含めて、誰もがよく知った顔ぶれが勢揃いしていて、しかもそれが施設に入ってすぐに目に入るので、来館者、とりわけ大人の人気を集めていた。
一方、子供にはその手前の縦長の水槽の人気が高いらしい。何故なら、この水槽には側面にポケットが開けられた“水が溢れない水槽”。そこから魚の餌やりが楽しめるから。
でも、こちらの水槽は、魚種、個体数ともに多いので、そういう意味でも楽しい。

1Fには他にもタッチプールなどの水槽もあるが、メインの展示は2F。
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大小さまざまな水槽が並んでいて、より“水族館感”は高まっているが、全体的な雰囲気は博物館らしさを感じさせるもの。
人の生活に密着した田んぼなどの環境から、川、湖、海と水槽と周辺のパネル展示によって、三方五湖が紹介されているが、展示されている生き物の数も意外なほど多い。その生き物たちは、施設周辺に住まうものが中心なので、驚くような珍品こそいないものの、幅広く様々なものがいるので、満足感も小さくないはずだ。
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むしろ、馴染み深い生き物たちが見やすい形で展示されているため、この施設を利用する周辺地域の人たちには、むしろその方が楽しめるのかも知れない。
だが、水槽展示がメインの水族館ではないため、フロアは明るい。そのため、水槽への反射や映り込みが多く、水槽は少々見にくい。

でも、これらの展示はタダで楽しめてしまうことを思えば、文句は言えない。
無料施設としては、国内有数の規模と内容にも関わらず、入館料は不要。
それでいて、常設展示だけでなく、様々な体験学習などのプログラムも開催されているらしい。
子供を連れて出掛けるのにピッタリな施設なのは間違いないようで、オレが行った日が土曜日だったこともあるが、多くの家族連れで賑わっていた。

難点があるとすれば、やはりアクセス難易度の高さ、だろうか。
クルマでなければ行けない立地は、他県から行く人には少々ハードルが高いかも知れない。
それを何とかしてまで行く価値があるかと言われれば少々判断に悩むところもあるが、とりあえずレンタカーがあれば、越前ガニミュージアムとかエルどらんどなどとのハシゴもできる。
巡らー的には、小規模他施設とセットで回る感じだろうか?
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ノシャップ寒流水族館(北海道) [水族館インプレッション]

全国制覇に向けた水族館巡りもいよいよ大詰め。
ゴールは未踏の端っこの施設で飾ろう!! そう思って出掛けたのが北海道の北の端、稚内のノシャップ寒流水族館だった。(最後じゃなかったけどね……)
北海道の北の端ということは、すなわち、日本でもっとも北にある水族館である。
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東京からは確かに遠いのだけど、稚内まで行きさえすば、稚内駅からクルマで10分も掛からないくらいの距離感で意外と行きやすい。稚内まで行けば、だけど。

そんなノシャップ寒流水族館を検索してみると、“最下位”というワードが出てくる。
何が最下位なのかと見てみると、JAZA(日本動物園水族館協会)加盟の水族館59施設中、入館者数がもっとも少ないのだそうだ。
でも、そんな事実も、これから行く人にとっては悪くない話だ。最下位なんていかにもハードルを低くしてくれそうなワードは、水族館を思ったより楽しいものにしてくれるはずだからだ。

それはともかく……(笑)

最下位という言葉からイメージするほど悪い水族館ではなかったよ。
確かに、遠いし、寒いし、水族館は古くて小さい。しかも、ここでしか見られないようなものもなく……
そもそも、ここで見られるもの、できることのすべては、おたる水族館でもっと高いレベルでできる。

あれ、やっぱり最下位か!?……(汗)

仕切り直して(汗)、ノシャップ寒流水族館の魅力を紐解いていこう。

ひとつめ。まず、空いてること。
これは文句なく大きな魅力だ。
水族館はゆっくりじっくり見られてこそ、と常々思っているのだけど、入館者数上位の施設は、何かを見ようと思ったら、行く時間帯、場合によっては行く時期を考える必要があるなど、とにかく“見るための工夫や努力”を強いられる。
そこまでしたって、施設によっては満足に見られないことだってあり得る。
しかし、空いてるここならじっくり見られる。静かだしね。
じっくり見て回っても規模が大きくないから、時間もそれほど掛からない。その他の観光を予定しても大丈夫!!
遠くの地域から行く人からすれば、そんな部分も魅力となるのではないだろうか。

ふたつめ。古いこと。
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それってマイナスじゃないの? と思うかも知れないが、昔の水族館の雰囲気をそのまま、営業を続けている施設はそう多くない。
もちろん、オープンした時のままではないのだろうけど、昔の水族館はこんな感じだったんだ、という部分は、イマドキの水族館しか知らない人には新鮮に感じられるんじゃないかな?
マイナスと思われがちな部分だが、今となってはこの水族館の魅力となっていると思う。

個人的には館内中央にある90tの回遊水槽が楽しかった。
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中を泳ぐのは、カレイやホッケ、ソイなど地元の海の魚たち。
北の端の水族館で見るなら、サンゴ礁の魚よりも、やはりその地の生き物を見た方がいいに決まってるのもあるけれど、そんな魚たちが、いつも以上に愛おしく見えたのは、前日の夜、オレの人生史上最高の、途轍もなく美味しいソイの刺身と、ホッケの塩焼きをいただく機会に恵まれたから。
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キミたちの友達を食べちゃったかも知れない…… と、ちょっとした罪悪感を抱きつつ、目の前のシマゾイやホッケたちがたまらなく愛しく見えて……

稚内で地元の海の幸をいただくと、誰しもきっと、そんな気分になれるはず。
というワケで、水族館に行く前に、地元の美味しいものを食べてから行くというのもオススメの楽しみ方。
ソイやホッケだけでなく、カニとかウニとか、稚内では他にも美味しい海の幸に色々出会えるのだろうと思う。
それらを口にしてから水族館に出掛ければ…… きっとそれらの生きた姿も違って見えるはずだ。オレのようにね(笑)

屋外のプールではアザラシたちに餌を与えることもできる。
プールの水は濁っていて、どれだけいるのかよく分からないが、そこに餌を投げ込むと、“こんなにいたの!!”というくらい、アザラシたちが顔を見せ、餌に向かって飛びついてくる。
プールが小さく、水面との距離が近い分、迫力があるし、水飛沫も結構な勢いで飛んでくる。そんな豪快な餌やりもここの名物のひとつだ。
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水族館があるのはノシャップ岬のたもと。ほとんど岬の先端みたいな場所にある。
海から強風が容赦なく吹き付けるのだけど、北の端のさらに端に吹き付ける強風であるからして、寒いのだ。
オレはその吹き付ける強風(≒寒さ)に負けて、餌やりは2回だけで止めてしまったし、大した写真も撮れていないけど、冷たい強風にさえ負けなければ(オレはすぐに負ける)、餌に飛びついてくるアザラシの迫力を楽しめる。
オレ以外のほとんどの人は、オレよりは寒さへの耐性があるだろうから、餌やりはきっと楽しめるだろうと思う。

規模は小さいけれど、北海道らしさは楽しめる水族館だと思う。
稚内まで行く機会があれば、寄ってみて欲しいと思うけれど、稚内まで行く用事ってあるのかなぁ?
そもそもそれが、最下位の理由なような気もするのだけど……(汗)
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若狭たかはまエルどらんど・再び [水族館インプレッション]

丹後魚っ知館を出た後、若狭たかはまエルどらんどにハシゴした。

前回行った時もそれなりに楽しんだという記憶はあるのだけど、東京からは何しろ行きにくい。
その行きにくさを考えると、再訪の機会はないかも!? みたいに思っていたのだけど、今回のメインミッションたる福井県立海浜センターの近くに宿をとっていたため、エルどらんどは丹後魚っ知館から宿までの帰り道の途中。
という訳で期せず久しぶりの訪問となったのだけど、10年近くも間があいたこともあり、細かく色々変わっていて、以前と同様、いや、それ以上に楽しんできた。

温室内の通路から池で飼われた魚を眺めるという基本的なスタイルは以前と変わっていないものの、以前はなかった水槽が設置されていたり、池の構成メンバーも池ごとに多少の変化があった。
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池は産地や魚の系統などは関係なく、いろいろな魚が混泳しているが、最初の池で目立っていたのは、かつてはここにいなかったチャイニーズゴールデンバルブとレッドテールタイガー、以前は別の区画にいたシルバーアロワナだった。
通路には餌の入った皿が置かれていて、ひとり10粒までと数に制限はあるものの、餌を与えることができるので、これらの魚たちが積極的に集まってくる。
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チャイニーズゴールデンバルブなんて、まず他所では見ない魚だが、大きさといい、数といい、以前、琵琶湖博物館の洞庭湖水槽にいたものなのだろう。
系統の異なる魚たちと一緒に、元気に暮らしているようだ。
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通路に水槽が増設されていた、というのは先にも書いた通りだが、そんな水槽の水の循環方法は家で魚を飼う者として、少々(かなり)羨ましいものに見えた。
並んでいるのは90㎝とか、それほど大きなものではないが、それらの水槽が置かれた通路の下には魚たちが泳ぐ池がある。
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水槽で展示されている魚たちの温度や水質も、池と共通で問題ないため、水槽の水は下の池からポンプアップされ、溢れた分は下の池へオーバーフローするという作り。
池の水がどのように供給されているのかは分からないけれど、大温室だからこそできる水槽の小分け方法は、家の中でチマチマやってる者には羨ましい以外の感想を持てないものだった。

いいなぁ、魚を飼うための温室……

温室と言えば、当然、植物も植えられているのだけど、その植物の状態も9年前よりよくなっていたような気がした。
9年前に来た時は、葉っぱのスス病が酷かったような記憶があるのだけど、今回はそんなススに覆われた葉も少なく、そんな部分も好印象。
植物で言えば、オレが行った時はちょうど、マンゴーの花が満開で、ピラルクーの観察窓付近は、マンゴーの花の匂いが充満していた。
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ピラルクーを見ようと、アクリル前に行くと、何とも言えない“変な臭い”。
たまらない悪臭とまでは言わないが、ずっとその場にはいたくないような、何とも言えない臭い。
何だこの臭い? と思って辺りを見回すと、頭上でマンゴーの花が沢山咲いていた。
知っている人は分かると思うのだけど、あの“変な”臭いだ。
4月の末頃、エルどらんどではマンゴーの花の臭いの中で、ピラルクーが観察できます(笑)

エルどらんどにいる魚の多くは、オレも実際に飼っていたりしたことのある馴染み深いものが多く、そういう意味でも楽しかったりするのだけど、それだけに上からしか見られないのは残念。
もっと見たいのに、魚のいる位置によっては、光の反射などで見えにくかったりするし、その見えづらさの前に度々、悶々とさせられた。

唯一、横からも見られるピラルクーの池も、あらためて不思議な作りだ。
熱帯をイメージした温室内にある池だというのに、階段状になった池の内部はきわめて人工的で、自然ぽい雰囲気はない。
例えば、階段の手前側を擬岩みたいなもので覆い、段の所に砂を置いたりすれば、基本的な作りはそのままに、見え方の雰囲気は激変したように思うのだけど……

まぁ、こうだったらいいのに…… 的な妄想ですな。
それも、そんな妄想をしたくなるような水槽の中身だから、ということで。
10年近くぶりのエルどらんどを楽しんできた、という話でした。
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久しぶりの油壷マリンパーク [水族館インプレッション]

ゴールデンウィークが明けて最初の週末、久しぶりに油壷マリンパークに行ってきた。

もともと出掛けるのが嫌いで、かつ究極的な人混み嫌い。
用がなければ家に引きこもっているので、ゴールデンウィーク期間中、用のない日は外に出ることがなかった。
それは悪くないんだけど、社会復帰が困難になるのが問題。
行かなきゃいけない仕事とかでもない限り、出掛けることを避けるようになってしまい、ますます悪循環にはまる。
その悪い流れを断ち切る意味でも、ちょっと遠い油壷まで行ってきたというワケ。

2年ぶりくらいだろうか。
そこまで久しぶりという訳でもないつもりだったけれど、変化はいろいろとあった。それも、オレとしては嬉しくない方向に。
生き物のことだから、当然、寿命もあるし、何かの理由で死んでしまうことは起こり得る。いなくなって残念に思うものは、定期的に見に行っておかないといけない、と改めて思わされた。

まず、入館してすぐのチョウザメ水槽のバルチックチョウザメがいなくなってた。
他のチョウザメの数も減っていて、水槽は何だか寂しい感じに。
まぁ、大型のチョウザメを飼育、展示するには少々窮屈な水槽だったから、今くらいの数でちょうどいいのかも知れないけれど、日本で唯一、かつ、この先、絶対に日本に輸入されてくることはないバルチックチョウザメがいなくなったのは、やはり少々残念に思う。
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在りし日のバルチックチョウザメ。

2Fの回遊水槽も多少のメンバーチェンジがあった模様。
まず、1匹しかいなかったオオメジロザメが3匹に増えていた。
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今年の1月末にやってきたものだそうだ。
いずれも沖縄(美ら海水族館)からやってきたそうなので、オレにとっては再会、だろうか。

それよりも、シロワニとノコギリエイが1匹ずつになっていたことは残念だった。
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シロワニは他所でも見られるが、ノコギリエイもバルチックチョウザメ同様、この先、日本に輸入されてくることがない魚だけに、その数が減る≒見られなくなる、と考えると、やはりショックは小さくない。
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2年前はまだ3匹いたはずだが、残り1匹になってしまったことで、日本のノコギリエイは全部であと6匹。
1日でも長く生きてくれることを願うばかりだ。

残念なことばかりではなく、ラッキーな出会いもあった。
油壷のタカアシガニ水槽では、ゴールデンウィークの頃、深海ザメ、エドアブラザメが展示されていたらしい。
もちろん、すぐに駆け付けなかったので、見られるとは思っていなかったが、真っ暗な水槽を覗き込んでも、やはりそれらしい姿は見当たらなかった。
館内をひと通り見回した後、再びタカアシガニ水槽の前を通ると、アクリルの前に

“あれっ!! ギンザメがいる!!”
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全頭亜綱と言えば、最近ではゾウギンザメが話題だが、同じグループのギンザメである。
鴨川シーワールドで状態よく飼われているらしく、元気に展示されているらしいのだけど、個人的には初めて見るギンザメだった。
ジッと着底していて、タカアシガニに踏まれでもしない限り動かない。
体に傷はあまりないようだけれど、初めて見るので、それがいい状態なのかどうか判断が付かない。
近い仲間のゾウギンザメやスポッテッド・ラットフィッシュが常に泳ぎ続けていることを考えると、あまりいい状態ではないのかも知れないけれど……

状態の良し悪しはともかく、この手の魚はすぐに来なければ見られなくなってしまう可能性も高い。
そこで、その場でTwitterに上げたら、多くの人に反応(オレのTwitterにしては、ね)をいただいた。
ゾウギンザメの時にも思ったのだけど、オレのフォロワーさんや、その周辺にいる人たちはどうやら全頭類好きが多いらしい(笑)

オレがこの個体を見たのは、もう2週間も前のことなので、もう見られないと思うのだけど、この個体が見たい!! という人は電話確認などをしてみることをオススメしておきます。

とりあえず生きたギンザメが見たい、という人は、鴨川に行けば見られると思う。多分。
そういえば、オレも鴨川のギンザメ見てないし、頑張って行かなきゃ、だな。
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丹後魚っ知館(京都) [水族館インプレッション]

以前から“行きたい”とは思ってはいたものの、絶妙な行きにくさと、見てみたい何か、みたいな明確な目的がなかったことから、なかなか足を運べずにいた丹後魚っ知館。
水族館好きの間で評価が高い施設であることもあり、昨年のイベント開催前に足を運んだ。
しかし、そこまで行ってまさかの休館日。

水族館はいつでもやってる、みたいなイメージがあって、事前に休館日などを調べる習慣がなく、これまでも何度か休館日に遭遇するという、間抜けな経験をしているというのに、ここでもやってしまった。
木曜休館の施設ってないよな、と、これまた勝手に思い込んでいたんだけど、丹後魚っ知館は水木が連休。予想外にまさかの連休!!
新幹線と在来線特急とレンタカーを乗り継いで辿り着いた魚っ知館で、本日休館という看板だけ見て帰るガッカリ感たるや……

以後、ちゃんと休館日情報は調べて出掛けるように心掛けるようになりました(汗)

全国制覇に向け、再訪する機会を窺っていたのだけど、福井の海浜自然センターに行くのに合わせて約1年ぶりに、初訪問(笑)してきた。
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ちょうどいい。

この水族館を見た感想。

大きすぎて疲れることもなく、小さすぎて物足りなさもない、まさしくちょうどいい感じ。
規模は大きくないものの、ちゃんと水族館らしい水槽が並んでいて、水槽の中身も、地元から南の海、寒い海のものまで色々な魚が満遍なくいるし、中には“!!”と思うようなもの(サンマがいた!!)もいたりして、さらにそれらが落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと楽しめるのがよかった。
確かに、水族館好きの印象がいいというのも頷ける、と納得した。

個人的には、水族館のほとんどの面積を占める大水槽と、フロアの一番奥に位置するサンゴ礁水槽の2つが強く印象に残った。

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大水槽は温帯域~熱帯域の大小さまざまな魚がどっさり入ったような水槽で、水槽前に置かれたソファーに腰を下ろすと、目の前を色々な魚が次から次へと通り過ぎていく。個体数も種類数も多いので、魚好きには楽しい水槽だ。
この水槽で長く暮らしている魚も多いようで、何種類か入った大型ハタやロウニンアジを始め、年季の入った雰囲気? の個体が数多く見られた。
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オレが行った日は、幼稚園だか保育園の遠足が何組か来ていたけれど、中にはかつて遠足に来た子供たちが成長し、子供を連れて再訪した時、再び同じ個体に遭遇する、なんてこともあるのかも知れない?

サンゴ礁の水槽も、他所で見るのとはちょっと雰囲気が違っていた。
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水族館でよく見るサンゴ礁水槽は、横長な水槽が多い印象だが、ここのは縦長。
幅よりも高さ(深さ)を優先した作りの水槽。
また、そういう水槽の主戦力はチョウチョウウオやニザダイ類な印象だが、ここはスズメダイ類がメインな印象。
そのため、水槽の前に立った直後は一瞬、地味な水槽に見えてしまうが、よく見るとそれぞれの魚、とりわけ主戦力のスズメダイたちが綺麗に仕上がっていて、引き込まれていくような魅力がある。
丹後魚っ知館というと、サンゴ礁魚類に強いイメージ(竹島水族館のサンゴ礁魚類が丹後魚っ知館からやってきたという話を何度か聞いていたので)だったのだけど、こういう水槽にしては構成メンバーがややマニアックな感じがするのも、その“強さ”故のことなのだろうか!?

屋外に出ると、子供が入って遊べるような広いタッチプールがある他、アザラシとペンギンもいたりして、アザラシはちょっとしたショー的なフィーディングタイムもある。
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生憎、オレが到着直後から雨が降り始め、水族館を後にした直後に止むという、アザラシプールには近寄らせないぜ!! みたいな天候だったので、庇のあるちょっと離れた位置からしか眺められなかったのが残念だったけれど。

先にも書いたように、規模は大きくないんだけど、水族館に求められるものがひと通り揃っているみたいな印象で、水族館に来た、という満足感をちゃんと得られる施設だと思う。とりわえず、わざわざ足を運んでも後悔することはないんじゃないかな?

水槽に対して、周辺が少し明るいことと(反射で大水槽が少し見にくい)、他の地域からだと少々行きにくいことを除けば、不満もない。
ちょっとした食事ができる喫茶スペースもあるし、遠征組みにも優しい。ただ、水木連休だけどね。
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白池地獄 熱帯魚館(大分) [水族館インプレッション]

水族館の全国制覇を目指し始めてまだ日が浅い頃、優先的に回る施設を決める際の条件に“ピラルクー”があった。
水族館の全国制覇と並行して、日本中のピラルクー展示施設を回ろう!! みたいに思っていたのだ。

しかし、ピラルクーを見るなら、なかがわ水遊園が最高である!! と、自分の中で結論に達してしまったことで、いつしかピラルクー巡りは意識の中から消えてしまっていた。
別府の白池地獄 熱帯魚館に行って、その頃のことを思い出した。

かつてピラルクー巡りの時に、別府にもピラルクーを展示した施設があるらしい…… と、行くことを迷った覚えがあったからだ。

時は流れ、水族館イベントでのこと。
認定施設を選定する中で“水族館”ではない“熱帯魚館”は水族館としていいものなのか、ということが話題となり、来場者の多数決によって水族館として認定された。
かつて、行こうかどうしようか迷った施設が、そこで“行かなきゃならない”施設となった。

という訳で、白池地獄である。
地獄めぐりとして様々な色の湯が轟轟と湧き出る温泉のひとつで、古くからメジャーな観光地だ。
熱帯魚館はその温泉熱を利用して熱帯魚を展示した施設だ。
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白濁した湯が沸く池を横目に、目的の熱帯魚館へ。

ここ、水族館か!?
コの字型に並んだ水槽は、考えていたよりずっと小さく、しかも暗い。6つ並んだ水槽の内、2つは稼働しておらず、魚が入った4つの水槽には、水槽1つにつき1種類ずつ、ピラニア、レポリヌス、スポッテッドガー、レッドテールキャットが展示されていた。
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水槽の前には柵、さらにワイヤー入りの強化ガラスの壁が立っていて、水槽に近づくことはできない。
恐らく、水槽はガラス製で、叩かれたりした拍子に割れてりまったりする可能性があるため、水槽に触れられないようになっているのだろう。
まぁ、それはいい。ただ、室内は暗いのに、屋外の光がまともに入ってくるため、水槽前のガラスにそれが反射しまくって見にくいことこの上ない。
だからなのか、入れ代わり立ち代わり、団体ツアーが流れ込んでくるものの、1分くらいで出て行ってしまうので、狭いのに意外とゆっくり見学できる。
とは言え、オレも30分はいなかったけれど……

さらに進むと、元・植物用の温室? みたいなところに、コロソマとアリゲーターガーがいる水槽が2つ。
ここは水槽の周りも明るい分、水槽前のアクリル壁の映り込みがさらに絶望的なレベルで、水槽の中身はほぼ見えないに近い。
頑張って写真を撮ろうにも、どうやっても自撮りになってしまう始末。
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仕方ない。ここは諦めて次に行こう!!
その次こそ、ここの主役たるピラルクーだ。
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三角形みたいな変な形の水槽に、コロソマとともに展示されていた。
保温にお金が掛からないんだから、もっと大きな水槽作ればよかったのに!! と思うサイズ感。
かつてピラルクーを目的に来なくてよかったかも。と、ちょっと思った。
ただ、中を泳ぐピラルクーの1匹が、やけに綺麗だったことは救いだった。
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正直、水族館のつもりでここに来るのはオススメできない。
見られるものは水族館ではお馴染みの顔ぶれだし、個体のクオリティ的にも驚くようなものもいない。
しかも、水槽前のガラスやアクリルの壁のお陰で、水槽の中はものすごく見にくく、本気で魚を見ようと思ったら、腹立たしくなるくらいだ。

でも、ここにはここにしかない、別の楽しみ方があるように思う。
水槽の周りに取り付けてあった“人食い魚ピラニア”みたいな解説板とか、オープンの頃から時間が進んでいないみたいな感じ。
それも、“昔の水族館”よりさらに昔、水槽の保温が簡単にできなかった頃くらいまで遡ったような時代感。
解説や、水槽周辺の注意書きとか、圧倒的なノスタルジー。
しかもそれが、昔を再現したものではなく、昔からそのまま、今も現役という点が凄いのだ。
昔懐かしいとかじゃなくて、もはや知らない世界だ。
こんな時代が止まったままの空間は、ここにしかないものだ。
だから、今ある施設を壊して、新しい水槽に作り直す、なんてことはしなくていい。
この見にくさも含め、ひとときのタイムスリップを楽しんでみて欲しいと思うのだ。

もし、ピラルクーやらピラニアが見たいのなら、うみたまごに行けばいい。
クルマなら、ここから20分ほどで行けるから。

意外と面白かったけれど、もう1回行くかと言われれば……
だけど、1度くらいは見に行っても損はないんじゃないかな? 1度だけなら(笑)
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くしろ水族館ぷくぷく(北海道) [水族館インプレッション]

もう1年近く前の話だけれど……
昨年5月、イベントのお礼を兼ねて、標津サーモン科学館に顔を出した時のこと。

今回は、釧路の偵察ですか? と、館長。

釧路? 何かあるんですか?

エッ!? 水族館ができるの知らないんですか?

その時初めて、釧路に水族館ができることを知った。
「くしろ水族館ぷくぷく」として新水族館がオープンする2ヵ月ほど前の話だった。

残念ながら、オープンには間に合わず、また、オープン後ほどなくして夏休みシーズンに入ってしまったことから、釧路行きはしばらくお預け。
その頃、夏休み時期に行ったという人に、話を聞いたのだけど、“なかなかよかったですよ”と。

オープンすることを初めて知った時から4ヵ月後の9月。ようやくオレは釧路へと足を向けた。
既にオープンから2ヵ月が経過しようとしていた。

水族館は、周辺に大きなショッピングセンターなどが立ち並ぶエリアに新しくできた「釧之助本店」の2F部分。
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地元の水産会社の新しい旗艦店で、海産物を買ったり、食べたりできる施設だ。

その入り口を入ると、正面に2フロアを貫く大きな円柱形の水槽。
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水槽を正面に左へ行くと、買い物ができるエリア、右が食事ができるエリア。
水槽に沿うように配置された階段で2Fへ上がると、水族館の看板が目に入る。
賑やかな1Fに対して、2Fはややひっそりとしていて、入り口も何となく隙間みたいな感じ。
入り口の脇に置かれた券売機でチケットを買い、中に入る。

斜めに進むように配置された21本の水槽を縫うように進む順路になっていて、館内の暗さも手伝って、実際の規模以上に大きい? みたいな印象を受ける。
実際はかなり小規模なので、そのまま出口まで辿り着いてしまうと、あらためてその規模を実感することになるのだけど、実際の小ささよりは大きく感じられるような気がする。
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順路は色鮮やかな南の海の魚たち、クラゲ、地元の海の魚、タッチプールと続いていて、エントランスにある円柱水槽も、トラフザメやナポレオンフィッシュなどの南の海の魚が泳いでいる。
冬が長く、寒さが厳しい北海道だけに、明るく暖かい南の海の住人への憧れがあるのだろうか。全体的には南の魚が多い印象だ。

一方、地元の魚の展示コーナーはミズダコやカレイなど、下の階に行けば食用としても売られているものの他、マイワシが泳ぐ円形水槽、北海のアイドル、フウセンウオもいる。
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ひとつひとつの水槽は大きくないのだけど、やはり地元だからなのか、魅力的な個体が揃っており、オレにとっては“北海道に来た”ことを感じさせてくれるそれらの魚たちの方がありがたみを感じてしまうのだ。

また、変わった形の水槽が配置されているのも見た目には新鮮さを感じるだろうか。
半円形とかひょうたん型みたいな水槽とか、タッチプールも変わった形のアクリル製。
正直、水槽の中は見やすくないけれど、水槽の形が変わってることで、その中身を見てみたくなる効果があったりするのかもしれない?
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先にも書いたように、水槽は全部で21本。
入館してすぐの大水槽を除くと、それほど大きな水槽がある訳でもなく、規模は小さいので割とあっさりした印象。
しかし、水族館ぷくぷくがあるのは、地元水産会社が運営する販売店。
水産業が盛んな釧路だけに、水族館のついでに、美味しいものも楽しめてしまう点は見逃せないだろう。
オレに“なかなかよかった”と話してくれた人は、水族館だけでなく海鮮も楽しんだそうだが、それをするか否かで、水族館の印象も変化するような気がする。
オープンしてすぐの時間帯だったこともあり、オレは何も食べずに帰ったけれど、特別な印象とならなかったのは、それも理由かも知れない?
そう考えると、ランチや買い物のついでに行くといいかも知れない。

なお、大水槽は水族館に入館しなくても(入館料を支払わなくても)見ることができる。
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アルプスあづみの公園(長野) [水族館インプレッション]

昨年、夏休み時期が過ぎ去ってしばらく経った頃だっただろうか。
一緒にイベントをやった水族館ブロガー、かめきちかめぞうさんが長野の“アルプスあづみの公園”に行ったらしく、Twitterで実況がなされていた。

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アルプスあづみの公園は、同じく水族館ブロガー、めnちのイチオシ施設として、イベントの打ち合わせ時にも度々話題に上っていたし、中村元さんの水族館ガイドにも登場していた施設でもあった。

しかし、展示種類数の不足と、水族館と名乗っていないことを理由に、水族館として認定されなかったのだけど、かめきちさんから「ミニ水族館」という案内看板も出ていたと、証拠写真付きで現地からのリポートが。
その瞬間、アルプスあづみの公園は基準を満たした“水族館”のリストに加わるこにととなり、オレにとっては行かなきゃならない場所がひとつ増えたということ。

昨年の秋は暖かい日が多かったけれど、アルプスあづみの公園があるのは寒いイメージのある長野県。
しかも、“アルプス”なんて、いかにも寒そうな名詞が施設名にも付いていたりする。
早く行かなければ雪が降って行けなくなるかも… と、かめきちさんから遅れること1ヵ月ほど後、安曇野方面へと向かう特急あづさへと乗り込んだ。

目的のアルプスあづみの公園は2つに分かれていて、水族館施設があるのは堀金・穂高地区という、市街を背にして右側にある方だ(ものすごくざっくりとした説明だけど)。

目的の施設に入館すると、正面に大きな風景画が飾られている…… のではなく、これがこの施設最大の水槽。
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奥にそびえる山、森の緑、そしてキリっとした透明感のある水…… どんな精緻な風景画だってこの水槽には敵わないのでは、そう思えるほど、綺麗でいつまでも眺めていたくなるような水景だ。
水槽の背景にジオラマ的な自然景観を作って見せている水槽は他の施設にもある。でも、ここほどその規模が大きく、ダイナミックな水槽は他にはない。
だって、ここの水槽の背景にあるのは擬岩や植栽じゃなくて、山や森、なのだからね。

水槽の中を泳いでいるのは、長野県の水産試験場が開発した信州サーモンなる作出魚とニジマスなど。
長野が誇る信州サーモンがここならでは、だろうか。
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水槽周辺にはボランティア? 案内係? のオジサンがいて、“何これー!?”とか“何の魚? マス?”とか、水槽周辺で声を上げると、近寄ってきて解説してくれる。
お客が来る度、解説のオジサンが登場していたのに、オレにはまったく近寄ってきてくれなかった。
声をあげなかったから? まぁ、別に解説なくても困りはしなかったけれど……

綺麗なエントランスホールの水槽に満足して危うく帰りそうになったが、件のミニ水族館は通路を通った先にある“理科教室”にある。
理科教室の名前の通り、この建物は学校をイメージした作りになっているようで、他の教室でも様々な体験学習? ができるようになっているらしい。
理科教室入り口には“ミニ水族館”と書かれた立て看板が置かれていたが、入ってみるとなかなかの、と言うか想像以上に水族館だった。

エントランス水槽と同様、周辺の野山を借景にしたとてもきれいな水槽が並んでいる。
中を泳ぐのは、イワナやヤマメなど、こうした水槽でよく見掛ける面々で、珍しい何かがいたりする訳ではないのだけど、水槽そのものの綺麗さが素晴らしく、その前でじっくり眺めたくなるのはエントランス水槽と同じ。
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オレが行った時は、葉っぱが色付き始めるくらいの中途半端な時期だったけれど、夏場なら青々とした緑と涼し気な水色の対比、とか、紅葉と水色のコントラストとか、季節ごとに違った美しさが楽しめるのではないだろうか?
そんな季節ごとの変貌を楽しむにはちょっと遠いことが残念なところか。

背景までしっかり作りこまれた大きめな水槽以外にも、小さな展示水槽と、金魚が展示された置き水槽がいくつか。
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季節によっては、公園内で見られる昆虫なども展示されているらしく、オレが行った10月末は、まだぎりぎり、そんな昆虫の展示が行われていた。
水の中の生き物に昆虫。まさに生き物好きの少年少女の心をガッチリ掴むラインナップだ。

海のない長野県は水族館の空白エリアだったはずだが、展示は長野らしさを感じられるし、何より水槽がとても綺麗。
基準こそ満たしていても、中には際どいレベルの施設もある。
そういう次元でないことだけは確か。
わざわざ行っても損はないと思う。
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アクアテラス錦ケ丘(宮城) [水族館インプレッション]

初めて行く水族館を思い切り楽しむためのコツは、期待値を思い切り下げておくこと。

これは水族館に限ったことではないけれど……

仙台の2つめの水族館、アクアテラス錦ケ丘に行って、あらためてそう実感した(笑)


宮城、あるいは仙台の水族館と言えば、2015年にオープンした仙台うみの杜水族館だと思うのだけど、そのオープンの約2週間後、真向からケンカを売るが如く、仙台市内にもうひとつ、新しい水族館、アクアテラス錦ケ丘がオープンした。

オープン以降、ネットに上がった画像などを見た限り、アクアテラスはアートアクアリウムみたいな展示が中心?
マリンピア松島水族館の後を継いだような王道水族館とも言うべきうみの杜水族館とはずいぶん雰囲気が違いそうな感じ。
オープン時期だけでなく、展示内容も挑戦的、そんな印象を受けた。

新しい水族館だから、当然、気にはなる。
しかし、足を運ぶことはなかった。正直に告白しよう。行きたくなかったからだ。
アートアクアリウム系の水槽が好きでないオレには、行く気が起きない施設に思えたから。
しかしながら、アクアテラス錦ケ丘も水族館としての基準を満たしている。つまり、オレにとっては“行かなきゃいけない場所”。

気は向かないけれど仕方がない…… 
オープンから3年以上が経過した2018年10月、水族館のある錦ケ丘ヒルサイドモール行きのバスに乗った。

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仙台の中心街から30分弱。郊外のショッピングモール、ヒルサイドモールに着いた。
午前中の早い時間だったからか、ショッピングモールも開いている店も少なく、ひっそり。
案内看板を頼りに、水族館のある2Fへ。
その入り口もちょっと分かりにくく、大丈夫か、ここ!? と、若干の不安感。

入館料を支払い、入館すると、ガラ(ドクターフィッシュ)が泳ぐ大きなタッチプールに出迎えられた。
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プールの中央付近は水草や観葉植物が生い茂り、プールに対してサイズの小さなガラが人影に逃げ去る様子が、何だか自然の小川を覗き込んでるようで、悪くないじゃない!! と(笑)

その先の自動ドアを抜けたところが、本格的な水族館フロア。
目の前にこの水族館最大の水槽がそびえ、ピラルクーなどの大型魚が泳いでいる。
中を泳ぐ個体はどれも、あまり大きくはないものの、魚の数やサイズに対して水槽の広さに余裕があり、水槽の照明が暗いことを除けばこれまた悪くない。
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さらに進むと、魚の水槽と爬虫類のケージが並んでいたが、アートアクアリウム的な路線は止めたの? と思うくらい、どれもいい意味で“普通”。
しかも、水槽も爬虫類ケージもしっかりメンテナンスが行き届いていて綺麗。
当然、中の生き物もそれに見合うような状態。
きちんと飼えば、結果は付いてくる。まさにそんな印象で、先入観によるイメージが最悪だったせいか、この辺りでオレのイメージは暴風が晴天に変わるくらいの感じですっかり好転。“いいじゃん、ここ!!”と、なっていた(笑)
平日の午前中ということもあったのだろう。オレ以外のお客は少なく、お陰でじっくり展示を眺め、写真が撮れたこともプラスの印象として働いた。

順路をさらに進むと、館内の雰囲気は一変。
アートアクアリム系の水槽が並んだ真っ暗なフロアへと変わった。
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ネットで見たやつはこれか!! と思いつつ、それらの水槽を見ていくと、これまたしっかりメンテナンスが行き届いていて、中の魚の状態も悪くない。
変な色の照明で照らされた水槽の魚も、状態は悪くなく、やはりちゃんと飼われている。
中の魚の状態がいいのなら、アートアクアリウム系水槽だろうが言うことはない。
好きではないけど、それは好みの問題であってどうでもいいことだからだ。
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ひと通り見終えた後、思った以上に楽しんでいる自分に気が付いた。
考えていた以上に、ずっといい(普通の)水族館だったからだ。
行く前に抱いていたイメージが最悪だったから、それが余計にプラスに作用した面もあると思うけれど……

“いいもの見た~!!”という満足感とともに帰路に就いたものの、冷静になった今、あらためて振り返ってみると、そんなに素晴らしい水族館だったかなぁ? みたいな気もする。
驚くような珍しいものがいた訳でもないし。

でも、水槽も爬虫類ケージも手入れが行き届いていてとても綺麗で、生き物もちゃんと飼われているのは間違いない。
入館料が必要な施設としての基本的なことだけど、こうした観賞魚店で手に入るような魚を展示した施設では、それすらもできていないところもあったから、そういう意味でのガッカリ感を味わされる心配はない。

頻繁に行きたくなるような施設ではないかも知れないけれど、悪くはないです!!
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