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海遊館の気になる魚 [エイ]

サメやエイ、そして大型魚が好きなオレにとって、海遊館はやっぱり魅力的な水族館だ。とりわけ、メインの太平洋大水槽は、やっぱりスゴイ!!
オレの好きな好きな魚が揃っていて、十分以上に満足させてくれるから。
まぁ、あの水槽には、普通の水族館3つ分くらいに相当する水が入っているのだから、すごくて当たり前なんだけどね。

イタチザメとイトマキエイを見られれば満足できたはずなのだけど、昨年の訪問時にはいなかった、オレの好きな魚がいろいろと追加されてた。
水族館には魚を見に行くために出掛けているオレとしては、好きな魚が充実するというのは嬉しい限り。水面付近にばかりいるイタチザメ、イトマキエイを見るために上へ、水底付近にいる魚やタチウオの水槽を見るために下へ行ったりと、上へ下への大忙し。須磨とハシゴしてることもあるけれど、水族館を出る頃にはすっかりくたくたになってた。

イタチザメはひとつ前のブログに書いた通りだけど、海遊館といえば、やはり世界中でここだけでしか見られないイトマキエイなのである。
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網で仕切られた中にいるナンヨウマンタだって普通ならため息ものなんだけど、海遊館に行くとひたすらイトマキエイに夢中。オレ、こんなにイトマキエイ好きだったのか!? と自分でも呆れるほど。
見た目はそんなに変わらないっていうのにね(笑)
ナンヨウマンタはマンタと呼ばれることが多いけれど、イトマキエイを同じように呼ぶとするなら、“モブラ”となる。余談だけど。

その“モブラ”ことイトマキエイ、ホント、見えにくい位置ばかりを泳いでいる。
わざわざ逢いに行ったこちらの都合なんてお構いなし。まるで狙っているかのように通路やアクリルパネルがないところばかりを泳ぐのだ。
昨年、搬入直後に見に行った時には、もう少し見えやすい位置を泳いでいてくれていたのに……

イトマキエイといえば、これを書いてる数日前、とても残念なニュースが飛び込んできた。何でも、13日にオスのイトマキエイを搬入する予定だったそうなのだけど、それが輸送の途中で死んでしまったのだとか。
世界でここだけのモブラが2匹。しかも、ペアが揃うということは、繁殖の可能性も…
いろいろ考えると残念でならないのだけど、海遊館の人たちの悔しさはオレなんかの比じゃないはず。その悔しさが晴らされることになる日を期待したいと思う。

イトマキエイに夢中になっていると、ついついそもそもの目的を忘れそうになるのだけど、期間限定展示のタチウオを見に来たんだった!!
下の方にある日本海溝水槽に向かっていくと、横目に見える太平洋水槽によく見知ったヒョウ柄のエイが泳いでいるのを発見。ヒョウモンオトメエイだ。
“おっ!!”と思いながらアクリルパネルに近づくと、向こうの方から、これまた見慣れたシノノメサカタザメが向かってくる!!
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どちらもオレの大好きな魚であるだけでなく、海遊館で初めて見たという点でも共通している。
だから、その姿が海遊館で見られると、特別に感慨深い。
今となっては見られる園館も増えたけれど、海遊館にはいて欲しい魚だったから、あらためて追加されたことはすごく嬉しく思う。

太平洋水槽に追加された魚といえば、誰でも注目するそれら大物とは違い、オレくらいしか? 注目しない小物にも触れておこう。
オニイトマキエイがいる網で仕切られた側に、密かに加わっていたオオニベ。
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少々地味めだけど、意外とカッコいいと思う、ちょっと気になる魚だ。
あまり見られるものではないから、いるとちょっと嬉しいのだ。
以前、海遊館で見た憶えはないのだけど、オレが見たものはまだ若い個体のようで、もう少し大きくなりそう。
見やすい位置に固まって群れているので、気がついたら見てみて欲しい。
それにしても、オニイトマキエイ側にいる魚たちも、結構面白いなぁ。
巨大なアカメがいたりと、こちら側だけでも、かなり見応えのある水槽が作れそうな気がする。
やっぱり凄いんだなぁ、海遊館って。

それから、目的だったタチウオについても触れておかなくちゃね。
飼育が難しいタチウオは期間限定の展示だ。
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食材としてはさほど珍しいものではないタチウオだが、生きた姿を見る機会は結構貴重だ。飼うのが難しいらしい。
何せ、あの銀箔を貼り付けたような体には鱗が無く、体を覆うグアニン質(銀箔風の物質)が非常に剥がれやすく、そうしてできた傷によって死んでしまうのだとか。
その点、海遊館のタチウオたちは、傷ひとつないとても綺麗な体をしていて、実に美しい。ほとんど動かないので、ものすごく面白いものではないかも知れないけど、研ぎ澄まされた金属のように光り輝く魚体は、その名の通り、太刀(というよりサーベルのようだけど)が並んでいるように見える。
期間限定という点を差し引いても、一見の価値はあると思う。
タチウオが展示される水槽は、日本海溝水槽といって、深海をイメージした水槽だが、余所の水族館の同様の水槽に比べて、明るいので中が見やすいのもこの水槽の美点だと思う。
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