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沖縄美ら海水族館の気になる魚 Vol.12 [海の魚]

もう1ヵ月半くらい前の話になるんだけど、2年ぶりに夏の美ら海水族館へ足を運んだ。
本格的な夏休みシーズンの前ではあったのだけど、館内はそこそこの混雑ぶりだった。
それでもコロナ前に比べれば空いてはいるんだけど、2020年のあの快適さを知ってしまった身には、ものすごく混んでるように感じてしまう。
あの一瞬の幸せは知らない方が幸せだったかも。そんな風にもちょっと思ったり。

入館して最初のサンゴ水槽を眺めていると、水槽を右へ左へと泳ぎ回っているハリセンボンに目が留まった。
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何だこのハリセンボン!! 何か違うぞ。
という訳で気になった魚の1匹めはこのハリセンボンなのだけど、泳ぎ回るのを追い掛けるようによく見てみると、背ビレや尾びれに黒い模様がある。
ヤセハリセンボン? だろうと思うのだけど、オレが見たことのあるヤセハリセンボンはもっと青い色をしていたんだよなぁ……
ヤセハリセンボンだとするなら、これで見たのは3回目? くらいなはず。
サンゴの水槽では、珍魚との遭遇以外に、時期的なものなのかアサヒガニたちがやたらと活動的で、それを眺めているのも面白かった。

お次の熱帯魚の水槽では、センネンダイがやけに印象に残った。
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センネンダイは好きな魚ということもあり、このブログへの登場機会も比較的多い。
この個体は、恐らくこの水槽にずっといるものだと思うんだけど、あらためて気になったのはその顔。
上顎の先が、まるで鼻が伸びて口の上に垂れ下がるようになっていて、インパクトのある顔つきに。老成してくるとこういう感じになってくるのだろう。
その顔つきが、見てみたい憧れの魚であるブラックマッセルクラッカー(南アフリカ産のタイの1種)を彷彿とさせるようで、マッセルクラッカーと南アフリカにひと時沖縄で思いを馳せることに。
さて、件の魚はいつ見られることやら……

お次は大水槽。マンタやジンベエザメが興味深い動きを見せてくれていたことはひとつ前のブログに書いた通り。
水槽をボケっと眺めていると、おっ!! あんなのもいたんだ、と思うような魚が見つかる。
そんな“おっ!!”と思わせてくれたもののひとつがイトヒラアジ。
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あの大きな水槽に3匹? しかいないと思われるレアキャラだ。美ら海水族館で見たのは初めての魚。
しかし、大きな黒潮大水槽で各個の魚を見るのは難しい。1m未満の魚なんてすぐに見失ってしまうし、姿を見つけても水槽の中央付近にいたりすれば、それを写真に収めるなんてほとんど不可能だ。
でも、偶然、アクリルの近く、それもオレがいる付近にやってきてくれた。その時撮れたのがこの写真。
よく見ると、上を泳いでいるのはテンジクアジのようだ。この時はもう1匹は近くまで来なかったので分からないが、テンジクアジも1匹は間違いなくいる模様。
簡単には見つからないかもしれないが、アジ好きな人は頑張って探してみて欲しい。

アジの仲間では大きな魚に付いて泳ぐ行動を見せるものが少なくない。
そんな様子は色々な場面で見られるが、大水槽でも小さなカンパチ(ヒレナガカンパチ)が大きな個体に寄り添って泳いでいるのが見られた。
その翌日、前日にカンパチに寄り添っていた小さなカンパチはカッポレに寄り添ってた。
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寄り添う、というより、付き纏うといった感じ。
大水槽のカッポレはいつも緩く群れているが、付き纏われるのは1匹だけで、それ以外の個体は近づいてもそちらにくっつくことはしない。
その個体でなくちゃならない決め手みたいなのがあるんだろうか?
付き纏われているカッポレが鬱陶しそう。劇的なサイズ差がある訳でもなく、あれほどピッタリ寄り添われるとそりゃあ鬱陶しいよね(笑)
この後、帰路についてしまったため、この2匹がどうなったのかは分からないが、チビ・カンパチはまた別の相手に寄り添っているんだろうか?

最後の1匹もアジ。
大水槽から深海エリアを抜け、最後の深海大水槽まで来た時のこと。
細長い魚が3匹? 泳いでいるのに気が付いた。
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あれ? こんなの前の日にもいたかなぁ? 美ら海水族館には3日連続で足を運んだが、この魚の姿に気が付いたのは最終日、帰る直前のこと。
その日の朝に搬入された?

それはともかく。
何だこのアジ? 真っ暗な水槽の奥の方を泳いでいるので、何となく姿は見えるものの、色はもちろん、稜鱗の並び方とか、種類を見分けられそうな部分はまったく見えない。ムロアジの仲間であることくらいは分かるが、種類は? クサヤモロではないかと思っているのだけど……

クサヤモロだとして、沖縄だと深海の住人なのか? それとも、この種類の適水温が深海水槽だったってこと? いろいろ謎なアジだった。

今回の美ら海水族館では、いつものように見たことのないものが見られたりと、十分に楽しめた。
しかし、各所に長期休館による経済的な影響が感じられたりもした。お客は増えつつあるようだけど、以前の美ら海水族館に戻るのはもう少し先なのかも、とも思わされた。
とは言え、お客が増え始めると、コロナも盛り上がる。この堂々巡り、いつまで続くんだろうねぇ……
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浅虫水族館の気になる魚 Vol.2 海の魚編 [海の魚]

6年ぶりに行った浅虫水族館では、地元の海の展示が大幅に拡大されていた、というのはひとつ前のブログでも書いた通りだが、そこにいた魚たちもいい個体が揃っていて、大いに楽しませてくれた。

カッコいい!! とやっぱり見惚れたマダラ。
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2回来て2回ともカッコいいマダラを見られているから、これはもう、浅虫水族館に来る楽しみのひとつと言っていいかも知れない。
むつ湾ではマダラは比較的浅いところにもやってくるそうで、そのため魚体へのダメージが少なく漁獲できるらしい。浅虫水族館で綺麗なマダラが見られるのはそういう事情もあるようだ。
同じ水槽にはマダラ以外にスケトウダラもいて、オレが行く少し前まではコマイもいたそうで、青森で見られるタラ科魚類3種が見られる水槽だったとか。
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スケトウダラと言えば、前回訪問時、その綺麗さに大いに感動した覚えがあったのだけど、今回見た個体は、綺麗には綺麗だけど、頭が上を向いた背中が沿ったようなフォルムにちょっとした違和感が。
聞けば、協力関係にある研究機関で産まれた繁殖個体なのだそうだ。体型は飼育下育ち特有のものなのだろうか?
CB個体ということもあってなのか、体型はがっしりしていて、どこか華奢な印象のあるスケトウダラのイメージを覆しそうなほど大きく健康そう。生まれ育った環境の違いでそういう差が出るのだとしたら興味深いところだ。

6年前、マダラがいた水槽にいたのはアブラツノザメ。
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青森では馴染み深い食材だそうで、だからこそ展示したい!! と努力を重ねた結果がこの水槽という訳だ。
例によって? 飼育が難しいそうで、長期展示は簡単ではないそうだが、移送方法などを工夫して展示に至ったとのこと。
青い照明で薄暗くされた水槽には、3匹ほどがこれまた食材としても馴染み深いカスベとともに展示されていた。
見たところ、状態もよさそうで、アブラツノザメによくある鼻先のキズもなくとても綺麗な姿で展示されていた。地元の人から見れば“美味しそう”に見えるのではないかな?
暗い水槽で、周囲の映り込みもきついので、写真を撮るのは簡単ではないけれど、ここもまた“地元スペシャル”な展示だからしっかり見ておきたいところ。

青森の海の展示はトンネルのある大水槽から始まる。
そこを抜けたところにあるのがアマモの水槽。水族館周辺の海でも茂っているのが見えたが、身近な環境を再現した水槽だ。
その水槽ではギンポたちがニョロニョロと存在感をアピールしていた。
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ありふれた魚、というイメージだからか、はたまた小さいからか、それほど注目することはなかったような気がする。
しかし、浅虫水族館のギンポたちはそれなりの大きさ。それが見えやすい位置で何匹もがクネクネと踊るように泳いでいればイヤでも目に入る。
ギンポと言えば、江戸前天ぷらの高級素材だが、ギンポの天ぷらを食べたことないオレは、前々から“あんな小さい魚、どうやって天ぷらにするんだ?”と思ってた。
でも、この水槽にいるくらいのサイズがあれば、ちゃんと食べた感のある天ぷらにできそうだ。
でも、驚いたのは大きさよりも意外な綺麗さ。“えっ!! ギンポってこんなに綺麗な魚だったの!?”と。婚姻色なのか、はたまた綺麗な個体はこんなものなのか。
水槽が明るいことに加えて、よく見える位置で動き回る様子は目を引きやすい。水槽の前を通る度に、しゃがみこんでその姿を眺めた当日のお気に入り水槽だった。

ギンポつながりでもう1種類。
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フサギンポ。それも5㎝くらいの幼魚。浅虫水族館生まれの個体だそうだ。
フサギンポ自体は水族館では珍しい魚ではなく、浅虫水族館でもある程度のサイズの個体が展示されていたが、こんな小さな幼魚となると話は別だ。
成魚の姿とは結びつかない色と形もさることながら、こんな魚が殖やせてしまうことに驚かされた。
浅虫水族館では以前、オオカミウオの繁殖に成功し、その幼魚の展示をしていたことがあったが、きっとこうした魚たちの繁殖が得意なのだろう。フサギンポ以外にもハタハタやクマガイウオなどの繁殖稚魚が展示されていた。そういえば、ひとつ前のブログに書いたアオリイカも自家繁殖個体だった。
こうした繁殖事例が少ない魚たちというのは、その育成も簡単ではないと思うのだけど、閉館が近づいた頃、給餌時間に遭遇したが、餌にがっつく幼魚たちはその育成がとてもうまくいってることを教えてくれているようで頼もしかった。
順調に育っていって欲しいと思う反面、こんな小さなフサギンポはなかなか見られないことを考えると、もうしばらくこのままでいて欲しいかも、とも。
とは言え、今回のように再訪するのが6年後だったりすると、どう転んでも成魚になってしまうのだけど。
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海遊館の気になる魚 Vol.2(クック海峡水槽の話) [海の魚]

見たことがないものが見たいので、海外の水族館に行きたいのである!!

そう強く思うようになって間もなく、世界はコロナ禍に見舞われ、外国はおろか、国内移動さえもできない世の中になってしまった。
幸い、日本では新規感染者数も落ち着き始め、各種制限も緩和されつつあるが、海外はまだしばらく無理そうだなぁ…… なんて思っていたところに、今のオレが求めてた水槽が海遊館にあった。ニュージーランド産の魚を展示したクック海峡の水槽だ。
海遊館がオープンした時からある、これまで何度も見てきたはずの水槽だが、オレの趣味嗜好が変化したのもあって、今頃になってその価値に気付いた。

最後にこの水槽を見たのは3年半前だが、その頃とはいくつか変わった点もあったようで、魚の数が増え(たような気がする?)、ウミガメの数が減り、照明が暗くなっていた。
魚が増え、カメが減るのは大歓迎だが、照明が暗くなるのはありがたくない変更だ。しかも、明るくなったり暗くなったりするので、ずっと見ているとそれが鬱陶しく感じた。
あと、魚名パネルがずいぶんあっさりとしたものに変わっていた。とは言えそこも、外国の水族館風で、個人的には調べてやろうじゃねぇか!! と、ちょっと心に火が付く感じ(笑) という訳で、この水槽の魚はほぼ全種撮り。家に帰ってからの宿題と相成った。

この水槽の主役は沢山いるブルーマオマオである!! それはよく分かっていたが、その群れの中に、少し小ぶりで青くない個体が混じっている。
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最初はブルーマオマオの若い個体かな? と思った。でも、それにしては体型も短く、丸い。やはり別種なのかな!?
調べてみると、ブルーマオマオと同じイスズミ科のスウィープ(Scorpis lineolata)という魚のようだ。
同科同属ということもあり、ヒレの形状や付いた位置はほぼ同じで、しかも一緒に群れていたりするから同種の年齢違いかと思ったという訳だ。
ニュージーランドでは全域に生息しているようで、北島周辺に生息するブルーマオマオより珍しいものではなさそう。
ただ、日本では海遊館のこの水槽でしか見られない激レア種であることはどちらも同じだ。

カメラを向けると水槽の奥の方に向きなおしてしまうスウィープを撮るのに苦労していた時、体高の高いブダイのような魚が目の前を横切った。
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見たことない、知らない魚を見掛けると、とりあえず適当な名前を付けたりするのだけど、こやつのことは“ニュージーランドまくぶ”と呼ぶことにした。
まくぶとはシロクラベラの沖縄名だが、その時はその未知のベラがまくぶに似ているように見えたのだ。後で見たらビックリするほど似てなかったけど……

さて、その“ニュージーランドまくぶ”の正体だが、現地ではスポッティと呼ばれているNotolabrus celidotusという種類のようだ。
体色に派手さはないが、これでもオス。葛西風に言うなら、そのターミナルフェイズ?
ニュージーランド周辺には幅広く分布しているようだが、日本の水族館では激レアだ。

ベラと言えば、ピンク色のツユベラみたいなやつもいた。
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ひと目で見たことがない種類だと分かるピンクツユベラの正体は、サンダガーズラス(Coris sandageri)という種類らしい。
ピンクなのはメス。オスは色、柄ともにかなり違っているようで、できればそれも見てみたかった。
ニュージーランドの水族館に行けば見られるのかな? でも、それよりも今いる個体がオスに性転換するのを期待した方が早そうだ。何年後かに行けば見られたりしないかなぁ?

外国産の魚で見てみたいものには、タイの仲間が結構いるんだけど、この水槽にもそれらしき姿が。
縞々模様のタイのような魚がいることに気付いた。
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ん!? タイではない…!? タイというよりはタカノハダイか!? みたいに思って見ていたのだけど、その読みは間違いではなかったらしい。タカノハダイ科のレッドモキ(Cheilodactylus spectabilis)という種類のようだった。
ニュージーランド周辺にはタカノハダイの仲間が多いようで、何種類かがいる模様。
このレッドモキはニュージーランド周辺にくまなく生息しているらしく、現地では普通種なのだろう。
余談ながら、この水槽にもう1種、タカノハダイ科のマグパイパーチが入っていたが、マグパイパーチは南オーストラリアの魚(という認識)。ニュージーランドにもいるのかは分からないが、マグパイパーチは葛西臨海水族園でも見ることができるので、やや馴染みがある感じかな。

今回この水槽で見た魚の中で、もっとも興味を引かれた、というか、何だあれ!? と思わせてくれたのが、この魚。
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回遊魚のような尾びれを持った、マグロとかブリとか、そういう雰囲気の魚だが、マグロやカツオなどサバ科ではなさそうだし、ブリにも似てるからアジ科の魚なのか!? とか色々思いを巡らせつつ、家に帰って調べてみると、どうやらカウアイ(かその近縁種)という魚らしいことが分かった。
和名はマルスズキ。現地ではカウアイの他に、オーストラリアンサーモンとか呼ばれることもあるらしいが、どちらも非常に分かりにくい名前。
スズキ目だが、狭義のスズキの仲間ではなく、もちろんサケも関係ない。
ニュージーランドや南オーストラリアでは割とよく見られる魚のようで、海だけでなく淡水域にも侵入してくる、釣り魚としてはメジャーなもののようだ。
それはともかく、この時、この水槽でオレをもっともときめかせてくれたのはこの魚だ。
だって、絶対に見たことがなく、日本にもいない魚という、今のオレを大いに満足させてくれる条件を備えていたから。
水槽には2匹がいたようだが、よくもまぁ、こんな魚を展示してくれたものだ。それは他の魚にも言えるけれど……

水槽の上の方を泳いでいることが多くて、下の方に来ても結構な速さで泳ぎ去っていくので、じっくり見るとはいかなかったけれど、これまで知らなかったこれらの魚を知ることができただけで大いなる収穫だった。
お陰で、久々の海遊館では大きな満足感を得ることができた。楽しかった~!! ブログもこのままこの水槽でもう1週やっちゃおうかな?(笑)
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Grunts of the Caribbean(カリブのイサキ)と気になる魚@サンシャイン水族館 [海の魚]

緊急事態宣言こそ解除されたものの、感染者数は日々増大しており、さらには変異株による感染も増えつつあるなど、水族館に出掛け、楽しむには、まだ早い!? と思ってしまう昨今。このままだと再び緊急事態宣言が発令されてしまうのではないか、みたいな危惧もあり、3ヵ月ぶりに水族館に行ってきた。
こんなに長い間行かなかったのは、2006年以降初めて。長期の“お預け”状態は、水族館への関心をどんどん薄めていくようで、このまま移動制限が続けば、興味さえ失い、行くことは無くなるのかも、みたいにすら思ったほど。

“行かなかった”という結果は同じでも、“行けるのに自分の意志で行かなかった”のとは違い、行きたいと思っても行くことができず、かつ、いつになれば行けるようになるのか分からないというこれまでに経験のない状況は、オレみたいな“お出かけ嫌い”にさえ思った以上のストレスを与えるものらしい。

水族館に関係ない話はここまで。
3ヵ月ぶりの水族館は、サンシャイン。何と半年ぶり!!
混んでる水槽を避け、前で立ち止まるのは人が少ない水槽のみではあったのだけど、それでもお気に入りのカリブ海水槽をじっくり眺めることができたことはラッキーだった。

カリブ海産の魚は観賞魚として輸入されているものがあるため、水族館でも目にするものもあるが“カリブ海水槽”となると話は別。しかも、観賞魚としてメジャーなヤッコなど以外のカリブ海(メキシコ湾、大西洋)産の魚を展示している水槽となると、ごく少数派。そんな少数派のひとつこそ、サンシャイン水族館のカリブ海水槽なのだ!!

カリブ海にはイサキの仲間が多いような印象がある。
大きな群れを作って泳ぐそれらの仲間の映像や画像をしばしば見掛けるが、日本の水族館で見掛けることはほとんどない。
しかし、サンシャインのカリブ海水槽には、カリブ海のイサキが3種類もいて、その内2種類は恐らく、日本の水族館ではここだけ? の稀種だったりする。

3種類の内、もっともメジャーで、他の水族館でも見掛ける機会があるのがポークフィッシュ。
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タイの仲間みたいな体型をしているが、これもイサキ。
サンシャイン水族館には1匹しかいないが、以前からずっといる個体なのだろう。
この種としてはかなり大型で、鮮やかな体色も手伝って、水槽内ではかなり目を引く存在となっている。
堂々とアクリル前まで来てくれるので、じっくり見ることができる。

お次は少し前からいるコットンウィックグラント。
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この種が属するHaemulon属はタイセイヨウイサキ属と訳されるようで、その名もずばり、大西洋(カリブ海など)に生息する種類だ。
当然、日本では獲れないので、日本の水族館で見掛けることはなく、サンシャイン水族館以外では見たことがない。
搬入時からするとかなり大きくなっていて、この種類らしさが強くなってきたような印象だが、最初は3匹いたのに、今は1匹だけ。
残りの2匹はどこに?

そんなコットンウィックグラントと入れ替わるように3匹が泳いでいたのがブルーストライプドグラント。
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コットンウィックグラントと同じタイセイヨウイサキ属の1種で、コットンウィックともよく似ている。
まだ搬入されて日が浅いのだろう。サイズも小さめ。
現地の写真などを見る限り、体色ももっと黄色が鮮やかな印象だが、この先、成長するにしたがって、それらしい色合いを見せてくれるのだろうと思う。
ちなみに、オレはこの魚を見たのは初めて。日本ではサンシャイン水族館でしか見られないのではないだろうか。

こうした他では見られない魚を見せてくれるのはとてもありがたい反面、海外の水族館に行きたくて仕方がない今のオレにとって、これらの魚は正直、目の毒(笑)
これらの魚もカリブ海では“普通の魚”のようで、オレが行ってみたいと憧れてる水族館では、それこそ掃いて捨てるくらいこれらの魚が群れてるようなのだ。
そんないつ行けるか分からない海外施設に思いを馳せつつ、今後、これらの魚の成長を楽しみにしたいと思う。

最後の1匹はイサキ以外。
カリブ海水槽には、日本でもお馴染みのヤッコの超メジャー種たるフレンチエンゼル、クイーンエンゼルが泳いでいる。
それとは別にもう1匹、やや小ぶりなパッサー(キングエンゼル)もいて、それが気になる1匹だ。
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気になる理由は、パッサーは太平洋の魚でカリブ海(大西洋)にはいないから!!
でも、その前に個人的に大好きな魚なので、産地が異なる点はひとまず置いといて、その成長ぶりと見ることを楽しみにしている。
ちなみにこの写真は、昨年6月の時のもの。だから今はもっと大人びた色合いになってる。
というのも、同じ水槽にいる3匹のヤッコの中で、このパッサーは一番体が小さいこともあり、身分が低い? のか、水槽の前の方まで来ると、フレンチやクイーンに猛烈に追いかけられる。だからなかなか見やすい位置までは来てくれないから。

このパッサー、観賞魚として輸入されており、入手はさほど難しくはないはずだが、不思議と水族館で見掛けることは少なく、そのファンとしてはサンシャインのこの個体は貴重は1匹。
早く大きくなって、堂々とした姿を見せてくれる日を楽しみにしている1匹だ。
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アクアマリンふくしまの気になる魚 Vol.2 [海の魚]

カジキを見るためにアクアマリンふくしまに行ってきた、というのは以前のブログに書いた通りだが、気付けば2年半ぶり。イオンモールができてからは初めて。
オレが行った日も平日にも関わらず想像以上の人の数に驚かされたが、やはりイオンモールの影響だろうか?
でも、次から次へと来る人たちはカジキにはほとんど目もくれず、イワシの大群を背に記念写真を撮る。
それが終わるとその場を移動してしまうのだけど、それが永遠に続くんじゃないか、と思うくらい次々来るので、カジキ観察はその合間を狙って。
アクアマリンには他にも見るものが色々あるので、退屈はしない。むしろ、他の水槽との間を行ったり来たりするのが疲れるくらい?

気になる最初の1匹は、親潮水槽にいるサヨリ。
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サヨリって食材としてはよく知られているのに、水族館で見ることはほとんどない。
コモチサヨリとかデルモゲニーとか、温暖地域に住まう小型種こそ見るものの、名前に何も付かない“サヨリ”の生きて水槽を泳いでいる姿を見るのは初めて? かも知れない。
もしかしたら、2回見たバショウカジキよりも希少性が高い?
生きて泳ぐ姿も、よく見知った姿形。臆病でアクリルに近づくと奥の方へ逃げてしまうが、しばらくその場でジッとしていると、戻ってきてくれる。
伸びた下顎は、カジキよろしく、いかにも折れてしまいそうな感じだが、魚に対して水槽が広いからだろうか。綺麗な状態で残っているものが多かった。
常に水面付近を泳いでくれていたので、非常に見やすかったのもよかった。

大水槽と言えば、カジキのいる黒潮側にも見てみたいものがいた。ヒラソウダだ。
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所謂、ソウダ鰹のひとつだが、これまで生きた姿は見たことがなかった。
背中にライン状の模様が入った、同居のカツオなどよりも小ぶりの魚がビュンビュン泳ぎ回っているため、パッと見はスマ? みたいに見える。
しかし、目の前を何度も通過していくのをしばらく見続けていると、顔が短く、眼がぱっちり。体つきは体高が低く細長い印象。なるほど!! これがヒラソウダなのか!! 同居のカツオやキハダなどと違っていることが分かるようになり、スマと見間違うこともなさそうな気がしてくる。

同じ水槽にはメバチもいたようなのだけど、それらしいものは見当たらなかった。搬入されたのは少し前なので、そちらはもういないのかも知れない。
生きたメバチもどんなものだったのか、見てみたかったなぁ……

今回は久しぶりの訪問とは言え、目的はほぼカジキ一択。
いつもなら気合いを入れて見るはずの親潮アイスボックスもあっさり軽めに。
と言っても、素通りさせてくれないのが困るところで、カジキの動きを気にしつつ足を止めること何度か。
足を止めた理由のひとつがベロ。
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北海道などに産するカジカの仲間。ちょっと変わった名前だが、属名(Bero elegans)に由来するもの。
その名前もさることながら、おっ!? 何か綺麗だぞ!! と。
体色は住環境に合わせて個体差があるようで、画像検索してみたりしても、展示されていた個体とは違ったものが多く出てくる。
展示個体はグリーンにピンクの模様を散りばめたような体色をしていて綺麗だった。
海藻の中にでもいたのだろうか?

ベロの並びにいたスミツキメダマウオも気になった1匹だ。
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ベロと同じく北海道などに生息する小型の底生魚。
大きめの胸鰭で底床の上で上体を起こすような態勢て定位していて、時々、条数の多い長い背鰭を動かすくらいであまり動き回らない。
長い背鰭がスネークヘッドを連想させるように感じたからなのか、馴染みのない魚にも関わらず既視感が。
しばらく眺めていると、魚もキョロっと大きめの眼で見上げてくる。
そんな様子を見ていて気が付いた。パイクシクリッドだ!! って。
パイクシクリッドにしてはやや顔が短いが、雰囲気や動き方にそれらしさを感じさせるし、底棲性と言われるタイプにとりわけよく似ている。
個人的に馴染みのある魚に似ているものを感じたからなのだろう。しばらく見ていただけなのに、よく知ってる魚みたいな気になった。初めて見たかも知れない魚だというのにね(笑)

最後の1匹はカタボシアカメバル。
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見たことがあるような、でも、多分、アクアマリン以外では見たことがない魚。
これまでもアクアマリンでは何回か見たような記憶があるが、調べてみると比較的新しく記載された種類らしい。
カニの水槽に何個体かいて、それが見やすい位置を泳いでくれていたので撮ってみたのだけど、水族館では珍しい魚なのだろうと思う。

調べてみようと検索するも、全然ヒットしない。アクアマリンが名付けた仮名なのか?
なんて思ったものの、理由は単純。ずっと「アカボシカタメバル」だと思っていたから(汗)
そのお陰で、その名前がしっかり頭に刻まれることになりました。
皆さんもお間違えの無いよう…… って、お前に言われたくないって話ですな。
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11年ぶりの再登場!! バショウカジキ@アクアマリンふくしま [海の魚]

10月12日、アクアマリンふくしまでバショウカジキが展示された。
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アクアマリンでのカジキ展示は2度めだが、11年前に初展示を成功させて以降、他にカジキ展示を実現させた園館はない。
今回の再展示もアクアマリンならではの快挙と言っていい。

展示が発表されて以降、オレ周辺の各種SNSはカジキ一色。
その一方でオレはというと、そんな盛り上がりっぷりに反して、自分でも不思議なくらいに気分が乗らず、駆け付ける気が起きなかった。11年前は慌ててすっ飛んで行ったというのに……
そんなところに聞こえてきたのが、吻が折れてしまったというニュース。
カジキ目当てに集まった水槽前を埋め尽くす人たちの画像もSNSで見掛けたが、そうした多くのライバルたちと闘える気もしなかったし、気持ちがラクになったというのが実は正直なところだった。
とは言え、行かないと行かないで“やらなきゃいけないことをやってない”みたいな気分になったりしていたのだけれど。

カジキの吻と言えば、まさにその象徴ともいえる部分である。
吻のないカジキなんて、カジキという魚を紹介するという上では致命的な問題だ。
例えるなら、ノコギリのないノコギリエイとか鼻のないゾウみたいなもの。
しかし同時に、生きたカジキがそこにいてくれるということはとんでもなく凄いこと。例え吻がなくとも、そこから分かること、知ることができることは沢山あるし、そもそも生きて泳ぐ姿が見られるだけでも、きわめて貴重なことであることも間違いない。
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オレも今回の個体がきっかけで知ることができたことがいくつかあった。
そのひとつが、吻が折れる=死、ではない、ということ。
自然環境下でも吻を失ったカジキはバショウカジキに限らずいるらしく、そのまま生存、成長しているものもいるのだそうだ。
事実、アクアマリンの個体も、吻を失って以降もしっかり餌を食べているようで、その様子がアクアマリンによってSNSに動画がアップされていた。
それを見る限り、吻がなくて困っているようには見えず、むしろ、あの水槽で生きるためには邪魔となる吻がない方が都合がいいのでは? みたいにすら思えてきた。
だからと言って、もちろん自分で折った訳ではないだろうけど、これもある種の適応なのではないか? と思ったくらい。生き物の底力みたいなものを見せつけられたような気がした。

オレが見たのは、搬入されてから1か月ほど経った頃だったが、折れた吻は痛々しく見えるものの、状態はよさそう。
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搬入直後に見た知人たちによれば、その頃に比べると、今の方が体型に力強さを感じるとのこと。餌もしっかり食べているようなので、成長もしているのだろう。

水槽にもしっかり順応しているようで、どこかに体を擦ったり、ぶつけたりすることもなく、ほぼ同じコースをゆったりと、スムーズに回遊していた。
搬入されてしばらくはSNSで見掛ける画像は背びれを広げているものも多かったが、オレは見に行った日には、大きく広げることはなく、先端を少し広げる程度。
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もしかしたらそれも、それも水槽への適応度合いの高まりによるものなのかも!?
速く泳ぐ必要のない水槽で、決まったコースを回遊するなら、大きな背びれをわざわざ動かす必要はないのかも知れない。

11年前の時の飼育期間は2カ月ほど。もしかしたら今回の個体はそれを上回る期間を達成できるのでは? みたいな気もしてきた。

※12月6日 追記 展示終了したとのこと※


いろいろなことを気にしない性格なのか、アクリル前を泳いでいても、その前にいる観覧者を気にするそぶりも見せないし、自分よりも大きなエイやコシナガが近くまで来ても、避けたり、逃げたりするようなこともない。それとも、自分が格上な存在だと知っているのか!?

それどころか、片方の鰓に小さなコバンザメが潜り込んでいるのを許しているくらいで。まぁ、これは自分で取れないから仕方なく、かも知れないけど。
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鰓からコバンザメの尾が飛び出ているのが分かるだろうか? 時々鰓から出てきて、その周辺で動き回っているのが何度か見えた。
それにしても、どこから付いてきたんだろう? そういう魚だから仕方ないけど、何かイヤだねぇ、コバンザメって。

水槽で泳ぐバショウカジキ(の幼魚)を見ていると、魚類最速のスピードで泳ぐ、なんて言われていることが、本当だろうか? みたいに思えてくる。
巨大な背びれも含め、尾びれ以外の鰭は綺麗に収納できるようになってはいるが、マグロ類やアオザメ、ホオジロザメなど高速遊泳魚によくある尾柄部のキールがない。
尾びれは体に対して不釣り合いなくらい大きいものの、柔らかく、クネクネした感じの泳ぎ方は、まるでシルバーアロワナのようで、同じ水槽で泳ぐマグロやカツオのような力強さを感じないし、とても“最速”が想像できない気がしてしまう。
それでもやっぱり、本気出すと速いのかな!?

バショウカジキの展示(に向けた捕獲、輸送)はアクアマリン以外にも、葛西臨海水族園や沖縄美ら海水族館がチャレンジしている。
しかし、成功しているのはアクアマリンだけ。展示に向けた取り組みを紹介したパネルが寿司カウンターのところに掲示されていたけれど、それを見る限りでは特別なことをしている訳ではなさそうに見える。
しかし、実際に成功しているのがアクアマリンだけであることを考えると、やっぱり何か、特別なノウハウみたいなものがあるんだろうなぁ。
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スミクイウオと東海大学海洋科学博物館の気になる魚 Vol.2 [海の魚]

10月9日、「スミクイウオを展示しました」というニュースを目にした。
清水にある東海大の水族館、海洋科学博物館で展示が開始されたのだという。

名前くらいは聞いたことがあったけれど、それがどんな魚かはよく知らなかった。
そんな具合だから以前から憧れていた訳ではなかったし、掲載されていた写真にも今ひとつ心動かず、どうしようかなぁ? なんて思っていたその3日後、アクアマリンふくしまでバショウカジキが展示されたというニュースが。

水族館で展示される魚としてカジキは超スーパースターと言ってもいい華々しい存在。
それに引き換え、スミクイウオときたら、知名度も見た目もカジキのような華やかさはなく、珍しさでは劣らないはずなのに、いわきの水槽前のような賑わいぶりは聞こえてこない。
しかし、その珍しさを分かっている魚マニアもいるもので、そんな人が載せたと思しきTwitterには、スミクイウオの他にもあまり見られないレア魚がいくつか。
それらがオレの重い腰を上げてくれたこともあり、いわきではなく清水へと向かったのだった……

スミクイウオを見るために来たので、ひとまず他の水槽には目もくれず、それがいるキンメダイの水槽へ。
いた!! これがスミクイウオなのか!!
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確かに弱々しい感じで、難しそうな感じ。眼が大きくどことなくムツを連想させるのは同じく深場の住人だからか。
肌の質感はメヒカリのようでもある。
鱗が剥がれやすいそうで、漁獲されたものは大抵、ズル剥けになっているのが普通らしい。
そのため、鱗が残り、こうして色、柄が見える姿は貴重なようだ。
とは言えやはりその肌は弱いようで、体表には少しキズがある模様。
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水槽には全部で3匹いて、その内2匹はあまり動き回らないのに対し、1匹はよく泳ぐ。
初めて見るので、そういうものなのか、はたまた調子がいいのか悪いのか、全然分からないのだけど、とりあえず状態が悪そうにも見えなかったので、この先しばらくはこの水槽で見られそうな気がする。
でもまぁ、展示に至るまでが大変だったという魚であるからして、気になる人はなるべく早く見に行くことをオススメしておく。

スミクイウオを見に行くのに、それだけだと“弱い”と感じてたオレの背中を押してくれたのがカケハシハタ。
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これまた名前くらいは聞いたことがあったレベルの魚で、生きた姿を見るのは初めて。
高級食材の販売サイトでその姿を見て、ホウキハタじゃないの? と思ったのが最初。
そのサイトには“幻の”なんて紹介されていたが、実際、かなり高価な魚らしい。
サクラダイが群れる水槽に1匹いたが、15㎝ほどと小さく、水槽端の死角に隠れているので探すとなかなか見えない。
それでも、定期的にアクリル面まで出てきてくれるので、その姿を見ることはできたが、ハタらしさを感じさせてくれるには、少なくとも今の3倍くらいの大きさは欲しいところ。
まぁ、今は今で可愛いけどね。
この魚もスミクイウオと同じく、現時点では海洋科学博物館でしか見られないはず。
よく似た種類が多いだけに、初めて見てもありがたみは少ないかも知れないけど、かなり珍しいです!!

カケハシハタと同じくオレの背中を強く押してくれたのがクマサカフグ。
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見るからに珍しそうな感じなのに、魚名板は出ておらず、この個体がしばらく前からいるらしいのに、である。
顔つきこそちょっとマンボウ風なのに、魚体はいかにも“速く泳ぎますぜ”的な雰囲気に溢れた細長く銀ピカのマグロなどの高速遊泳魚の雰囲気。
その見た目のイメージに違わず、シイラやカンパチなど、よく泳ぐ魚と同じ水槽でビュンビュン泳ぎ回っていた。
メタリックのフグらしからぬ姿形は“すごいもの見てる”感も強く、初めて見たことも手伝って、清水まで来た満足感を大いに高めてくれた。
なお、他所の水族館で展示実績はあるらしいものの、かなりの珍種のようで、現在見られるのは、多分、ここの海洋科学博物館のみ、だけだと思う。
余談ながら、毒の有無が定かでないため、食用にはならないのだそうだ。

そしてもう1匹。これは個人的にはあまりありがたみとか、その価値が分からない類であるため、見られればいいかな、くらいのつもりでいたユウダチトラギス。
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全部の水槽を何度見回してもその姿が見えないし、魚名板もないことから、もう展示されていないのだろうと思ったのだけど、水槽正面アクリルの真下の死角に潜んでいたらしい。
同じ水槽にいたヒメジに押され、突如、その姿を現した。
どこかで見たことがあるような気がするものの、多分、これまで見たことがない種類なのだろう。
よく分かっていないながら、写真だけは残しておこうと、時々姿を現すタイミングを狙って撮影を試みるも、レンズ位置がかなり角度が付いてしまうためか、ビシッとピントが合わない。う~ん……

あまり見られない魚のようなので、気になる人は探してみて。
1匹しかいないようだけど……
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沖縄美ら海水族館の気になる魚 Vol.11 [海の魚]

今年の美ら海水族館はいつになく空いていたので、本当にじっくりしっかり見ることができた。
いつもなら、次から次に押し寄せるお客が群がり、撮影どころか水槽を見ることすらも簡単ではないサンゴの水槽や熱帯魚の海の水槽。
今回はそこらもじっくり。熱帯魚の海の水槽をあんなにゆっくり見たのは本当に久しぶり。
水槽の前にいる時間が長くなれば、それだけそこにいる魚を見つけることができるし、それによって知らない何かに遭遇できる機会も増える。

ということで、最初の1匹はサンゴの水槽にいたハワイトラギス。
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水槽の底の方に、巣穴にしている岩の隙間から出入りしている小魚を見つけた。
色といい、大きさといい、寿司ネタのエビが泳いでいるみたいな感じ。
岩の隙間からは出てきてくれるのに、そこから離れるのはあまり好きではないようで、撮りやすい位置までは泳いできてくれない。
もっと出てきてよ~ なんて思いながらちょっと苦労してたら、後ろから「何撮ってるの?」という声。
振り返ると、知り合いの飼育スタッフ氏。
「このエビみたいな色の魚。ところでこれ何て魚?」
そんなやり取りがあった中で教えてもらったのだけど、水族館でよく見るその他のトラギス類に比べると小ぶりで10㎝くらいしかないので、あの大きな水槽では撮るのに難儀した。なのでこの程度。
写真はともかく、実物は可愛い魚でした。

お次は熱帯魚の海の水槽にいたワキグロアカフエダイ。
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美ら海水族館のブログ、“美ら海だより”に紹介されて以降、ずっと見たいと思っていた魚にようやく会えた。
最初は、オレが行った直後くらいに展示が開始され、その後、いくつかの水槽を移動。
見られるのを楽しみにしつつ沖縄に行ったら、バックヤードに下げちゃいました、と。
そんなことが2回くらいあったのだけど、今回、ようやく見られた。
最初、美ら海だよりの写真で見た時にはヒメフエダイに、その後、他の写真などで見た限りではヨコフエダイに似てるような印象だったのだけど、実物はそのどちらにも似ていなかった、と言うか、似ているけど見間違うほどではない、といった感じ。
目がクリっとしていて、もっと小さい種類のフエダイに似てるような印象を受けた。
実物を見られたからこそな体験ではあったけれど、この魚をありがたがる人は多くないかも知れないなぁ。でも、結構珍しい魚らしい。

前にも書いているけれど、オレが美ら海水族館に行ったのは6月の末。
これを書いてる時点で、すでに2カ月以上が経過している。
ここに並べた魚でも、展示されていないものもいるかも知れない。
その可能性がもっとも高いのがこのクマノミ。
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水族館生まれとして展示されていたごく小さなもの。5~6㎝くらいだっただろうか。
そこから2カ月以上が経過していることから、当然、大きくなっているはずで、展示されていた小さな水槽では窮屈になっているかも知れないからだ。
でも、このクマノミをここに登場させたのはそんな理由ではない。画像を見て、気付くことはないだろうか?
鰭が長いのだ!! 同じ水槽にいたものはどれも同じようなロンフィン。
人気が高く、飼育下繁殖が盛んに行われているカクレクマノミでは、すでに様々な品種が作出されているし、クマノミでもロングフィンタイプが流通しているようだが、飼育下繁殖だとある程度出てくるものなのかな!?

以外と言えば、深海水槽にいたカサゴにも驚かされた。
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本州に住まう者にとって、カサゴは別段珍しくもない、驚くような魚ではないが、ここは沖縄だ。
いるにはいるらしいのだが、数は少ないらしい。
沖縄にはいないのだろうと思っていたから、これが目の前を泳いでいった時には、何でいるの!! と驚いた。
水族館HPの図鑑によれば、カサゴではなくウッカリカサゴ(オレにはパッと見で両者の区別はつかないけれど)らしく、それ故、深海の水槽にいるのも納得…… なのだけど、この魚を沖縄の水族館で見るのが何とも意外で、ここに登場させた。
あの広い水槽に1匹しかいないようだが、オレが行った時はよく泳いでいたけど、奥の方でジッとしてるとまず見えなさそう。
でも、見られなくても大丈夫!! 本州住まいの人なら、近くの水族館で多分、会えるから(笑)

6月末の美ら海水族館で、オレのブログとくれば、こいつをあげない訳にはいかないだろう。再び展示が再開されたオニイトマキエイだ。
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2018年の末に展示が開始された…… と思ったら、比較的短期間で展示中止に。
調子を崩していたそうだが、幸い、死んでしまった訳ではなく、2019年の夏以降、生け簀ツアーで公開されている、なんて話も聞いていたから、久しぶりに会いに行きたいなぁ、なんて思っていたところ、満を持して、大水槽に再登場と相成った。
それにより、美ら海水族館の大水槽は、オニイトマキエイ、ナンヨウマンタ、ヒメイトマキエイというMobula属3種を同時に見られる世界屈指(唯一?)の水槽となった。凄い!!

2018年末に見た時よりも、水槽に馴染んでいるように見えるのはオレの気のせいか?
餌もよく食べているし、同居のナンヨウマンタのメスをゆる~く追尾してみたりと、元気そうな様子。
久しぶりに会えたことはもちろん、以前会った個体が元気で戻ってきてくれたこと、そしてこの先もここで会える可能性があることなど、大好きな憧れの魚だけに、やはり嬉しくて仕方がない。

行きさえすれば会える好きな魚が元気で暮らしてる。それだけで嬉しいよね。
後はその幸せが1日でも長く続いてくれることを願うのみ、だな。
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沖縄美ら海水族館の気になる深海生物 Vol.2 [海の魚]

9月である。
本来なら、遡上してくるサケやカラフトマスを見に道東へ行き、下半期の水族館は標津からスタートする、というのがここ数年の定番だ。
しかし、コロナの発症数が落ち着かない東京から人の少ない道東へ行くのも気が引ける。
という訳で今年は泣く泣く自粛。

水族館ブログは、6月の末に行った美ら海水族館の話。
でもその美ら海水族館も8月以降、ずっと閉館している。閉館期間は明日までの予定だが、果たして予定通り開館するのかなぁ!?


ここ数年、激アツの美ら海水族館深海エリア。
行く度に見たことない何かに遭遇できるし、それらの多くは“知らない魚”であることも多く、刺激的な出会いに事欠かない。
水族館HPの「美ら海生き物図鑑」を確認し、見るべきターゲットを確認しつつ、深海コーナーへ。
今回は、ひとつ前のブログでも書いた通り、水族館がとんでもなく空いていたので、いつも以上にじっくりしっかり見ることができたのがラッキーだった。

見逃せない対象はいろいろいるのだけど、今回、もっとも見逃すべきではない1匹はソコモンガラだろう。
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この展示個体も国内3例目だという、かなりの稀種。
その珍しさを物語るかのように、Facebookや公式アプリなどでも“展示しました”と度々案内されていた。
ムラサメモンガラの仲間だそうだが、この仲間では唯一深場に生息する種類とのこと。
その珍しさ以前に、そもそも存在すら知らなかった魚だが、ムラサメモンガラに近い種類であることだけは、その姿形やせわしない泳ぎ方を見ているだけでも分った。
見た目にも動きにも既視感があり、実物を見られた感動は正直、強くなかったけれど、貴重な魚である。
頑張って撮りましたよ。一瞬たりとも止まってくれないので苦労したけど、だからこそ、空いていたのがホントにありがたかった。

頑張って撮るべき相手は、同じ水槽にいた新入りのハタの仲間2種類もそう。
1種類めはハナハタ。
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名前は知っていたけど、生きた姿を見るのは初めて。
鮮やかなオレンジ色の体色が綺麗なユカタハタの仲間。
もっと赤い魚を想像していたのだけど、実物はかなり華やかなオレンジ色の魚。
引っ込み思案ながら、それなりに見える位置を泳いでくれたので、その姿をきちんと見ることができたのがよかった。
一方、もう1種、同じ水槽にいたアカハタモドキも目的の1匹ではあったのだけど、岩の隙間にしっかり収まっていて、まったく泳いでくれない。
そこにいること、そしてその姿形は何となく分かったけれど、アカハタとどう違っているのかまではついぞ分からず終い。
写真も撮れなかったし。という訳で次はいつになるか分からないけど、次回の宿題。

お次はソコモンガラやハナハタと同じ水槽にいたオニイシモチ。
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勝手な思い込みというかなのだけど、テンジクダイ科の魚って、比較的浅い海域で群れてる、みたいなイメージ。
それが、深い場所にいる種類がいる? というのがちょっとした驚きだった。
水槽を泳ぐ姿を見つけた時、あれ!? 何でこんなところにテンジクダイ類がいるの? と。
テンジクダイ類としては大型種だそうだが、展示されていたものは15㎝くらいだろうか。自分より大きな魚の中では、控えめな感じ。
もっと個体数がいれば、テンジクダイ類らしく群れたりする? のかな!?

今回、深海エリアで見てみたかった前回からの宿題がハナアマダイだ。
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昨年行った時、オレが行った直後くらいに搬入された珍魚で、実物はおろか、名前すら知らなかった魚だった。
写真で見る限りは、白いアマダイという感じ。さて、実物は……
ものすごい引っ込み思案なのか、岩に顔を突っ込んだまま出て来やしない。
何度も水槽前に足を運んだが、顔が見えたのはこの写真を撮った時だけ。
顔が見えただけまだマシだが、結局、全身を見せてくれることはなかった。これもまた次回持越しの宿題かな?

最後の1匹は、前回訪問時に公開された激レア珍魚、オニキホウボウの水槽に新たに搬入されたウスハナフエダイ。
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その名もズバリ、薄い色をしたハナフエダイで、これまで同種として扱われていたものが、今年になって別種であると確認され、あらためて別種となったのだそうだ。
沖縄周辺でしか発見されていないそうで、そういう意味ではなかなかの珍魚であり、美ら海水族館ならではの魚と言えるだろう。
しかしながら、見た目はまさにハナフエダイで、しかもこれまで見知ったハナフエダイよりも少し地味めだったりするものだから、“珍しいものを見ている”感はやや薄い。
展示水槽に入って日が浅いのか、あまり動き回ることもなく、アクリル面から顔をそむけるように定位していることが多かったけれど、次に行く時には水槽にも馴染んでいるだろうから、泳ぎ回る姿とかを見られるのではないかと思う。
これもまた、次回の宿題、かな?
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足摺海洋館SATOUMIの気になる魚 [海の魚]

足摺海洋館と言えば、シノノメサカタザメなのである!!
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個人的にはそんなイメージを持ってた訳ではないのだけど、旧施設の開館から間もない77年から飼育を開始し、今日まで“館の目玉”として飼育を続けてきているのだそうだ。

そのシノノメサカタザメだが、長生きしない印象がある。
実際、どのくらい生きるものなのかは知らないが、シノノメを展示している水族館で、同じ個体に再会することが意外と少ないような気がするからだ。
定期的に行く年パス保有とか近くなどの施設はともかく、次の訪問まで年単位の時間が空くと、“前来た時はいたんだけどなぁ”みたいな経験を何度もしている。
2006年以降にシノノメサカタザメを展示していたことのある施設では、恐らく、そのすべてを見ていると思うのだけど、その施設に再訪した時、同じ個体がいない、あるいはシノノメサカタザメ自体がいなくなっていた、なんてことがよくあった。

だから、シノノメサカタザメはあまり長生きしない魚なのではないか、という結論に至ったのだけど、中には長く生きている個体もいて、新・足摺海洋館の竜串湾大水槽にいる個体もそんな1匹。
06年に搬入された個体だそうで、今年で14年め。オレが旧・足摺海洋館に行ったのは10年なので、10年ぶりの再会。
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10年前の時。

10年もの時間を経て、シノノメの同じ個体に遭遇できることなんてなかなかなさそうなこと。
これはやはり、シノノメの飼育、展示に力を注いできたという足摺海洋館ならでは、なのかな?

新しい水族館最大の水槽の主役として、元気そうな姿を見せてくれていた。
また会う機会が来るかな!?


竜串湾大水槽では、大きさもあって圧倒的にシノノメサカタザメの主役感が強いのだけど、そんな中でも強い存在感でオレの目を引き付けたのがサザナミヤッコ。
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サザナミヤッコ自体は珍しい魚ではないし、水族館でもよく見掛けるけど、こんなに大きな個体は初めて見た!! とにかく立派だった。
しかも、その仕上がり具合も素晴らしく、今さらながら、こんなに綺麗な魚だったのか!! と、大きさだけでなく綺麗さでも驚かされることに。
このクオリティなら、同じ水槽にマクロスとかフレンチなどの海外産大型ヤッコがいたとしても見劣りすることがなさそう。
サザナミヤッコを大いに見直した!!

新生・足摺海洋館最大の水槽が竜串湾大水槽なのだけど、旧施設の大水槽にいた魚たちがそこに引き継がれていないということは、以前のブログに書いた通り。
大水槽とは別に、沖合という水槽あるので、旧大水槽の魚たちはそこにいるのだろう。そう思ってた。
しかし、残念ながら、沖合の水槽にもそれらの姿はなく……

代わりにいた魚のひとつがゴマサバ。
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新生・足摺海洋館では食にまつわる展示も行われていたけれど、土佐清水のゴマサバといえば、“清水サバ”というブランド食材として売り出し中の地元の名産品だ。
鮮度を維持するため1匹ずつ丁寧に漁獲されているそうだが、展示されている群れはどの個体もキズひとつない綺麗な魚体で、そんな仕事ぶりを連想させてくれる。
頭上のオーバーハングした部分でグルグルと泳いでいるので、腹側しか見えないのだけど、とりあえず美味しそう(笑)
そもそも、水族館でサバというと、見掛けるのはマサバが多く、ゴマサバは少数派。
綺麗なゴマサバという点でも、価値ある展示と言える!? かも。

最後の1匹は、同じく沖合の水槽にいたセンネンダイ。
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そこそこのサイズだけど、フルサイズ級ではなく、まだ若い個体。
色も形も綺麗だったけど、だからと言って特別な1匹、というほどではない。
では何故?
沖合の水槽の中心、見えやすい位置をゆっくり、左右往来。
まるで、オレを見ろ!! 撮れ!! と言わんばかりに。
あまりに存在感が強いので、水槽の前を通り掛かる度にパチリ。
おかげで、この個体1匹しかいないというのに、やたらとセンネンダイの写真が(笑)
という訳でここに。
足摺海洋館 SATOUMIに行くと、こやつの強い存在感にやられて、あなたも写真を撮ってしまうはず!?
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