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行かなきゃ始まらない全国巡りの道 [雑談]

全国の水族館巡りをするにあたって必要なもの。

まずは時間と費用だ。

どちらも工面するのが難しいが、この2つを何とかしならければ話にならない。
これまで水族館に行くためにいくら使ったかなんて考えたくもないけれど、それなりの額になってことは多分、間違いない。

日本中に点在する水族館を駆けずり回っているというと、“金あるね”とよく言われるが、残念ながら金はない。自分でも驚くくらいに。
それでもあちこち行けているのは、意外と安く行く方法があるのと、行ってしまっている、からだ。

例えば、オレが住む東京から距離が一番遠い沖縄の美ら海水族館。
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沖縄まで行ったことがない人ほど“行きたいけど、沖縄なんてとてもじゃないけど行けないよ”なんて言ってるのをよく聞く。
オレも、行く前は同じように思ってた。沖縄なんてお金が掛かるから……
でも、ある時、何気なく航空券の値段を調べてみると、片道4~5万は掛かるのだろうと思っていたものが、オフシーズンだったこともあり、1万2000円ほどで買えることがその時分かった。
エッ!? こんな値段で行けるの!? と思わぬ驚きと同時に、これなら行ける!! と。
今ならその当時はなかったLCCもあるから、さらに安く行ける。実際、過去もっとも安く買えた航空券は、沖縄まで片道5800円だった。
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2泊3日程度の沖縄(美ら海水族館)なら、宿泊や食事も含め総額5万円も掛からずに済ませられる。安く済ますことだけが目的なら、さらに圧縮することも可能だと思う。もちろん、沖縄まで泳いで行く、とかではなくても。
ただし、これは目的を美ら海水族館に限定しての話。あそこも行きたい、ここも行きたいとか言い始めると、その分だけ余計にお金が掛かることになる。
また、オレが住んでいるのが東京だから、という部分も有利に働いている。各地へ向かう新幹線もあるし、飛行機だってどこに行くにも直行便が出ていたりと利便性が高い。
もし、オレが住んでいるのが、飛行機の便数が少ない地方だったりして、羽田で乗り継がなくては行けない場所が多い、とかだったら、きっと全国水族館巡りにはチャレンジしていなかったと思う。
余談になるが、沖縄とか札幌(千歳)など便数の多い場所は安く行ける方法も見つかりやすい。

安く行ける方法を知っていても、その5万が用意できない時も何度もあった。
でも、見たい何かがそこにはあって、そのチャンスを逃せば一生見る機会はないかも知れない。
金はないが諦めることもできない。となれば、どうやって行けるのかを考えるしかない。

手っ取り早いのは、すべてクレジットカードで支払ってしまう方法。
金がない中でクレジットカードでいろいろ使ってしまうのは危険だが、ひとまず支払いまでの時間的猶予と、目の前の目的は達せられる。
無い袖を振ってしまえば、後で必ず大変な思いをすることになるけれど、見たい何かが見られたなら、その大変さにも納得できるのではないだろうか。
貯金するなり、ボーナスまで待つ、あるいは、高い稼ぎが得られる仕事に転職するなどするのがきっと正しい方法だが、水族館に突如訪れる“究極のチャンス”はそんな時間を与えてはくれない。すべては“あの時行っていれば”という後悔をしないためだ。
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オレに限らず、人はやってしまった後悔より、やらなかった後悔の方が後に響くもの。
行きたい水族館に無理して行ってしまった後悔なんて、決して悪い後悔じゃない。
また、無理をしたり、借金して水族館に行ったとしても、それはひとつの成功体験。そんな経験を何度かすれば、何とかなる、と思えるようになる。

もっともらしい言い訳をして、自分のダメ人間ぶりを正当化している、と言えなくもないけれど……

“行ける”ことが分かってしまうと、それまでいろいろな意味で遠く感じていた場所でも気持ち的なハードルが下がり、抵抗なく行けてしまうようになる。
とは言え、あまりにその抵抗が小さくなるのも問題なような気もするけれど、そんなことを繰り返していると、気付く頃には日本中の水族館を巡り終えていたりするだろう。

今年のコロナ禍で、突如、予期せぬ不運に見舞われることがあることを知った。
命を落とすまではいかなくても、水族館巡りなんてできなくなることだってあるかも知れない。

だからこそ、やりたいこと(見たいもの、行きたい場所)があるのなら、できる時に迷わずやる!!
何が大事かはその人次第だが、オレは無い袖を振ることよりも、あの時…… と後悔する方がイヤなのでそうしている。

そんな人はいないと思うけど、もし、これを読んで、無理をしたくなった人がいたなら、ひと言だけ。

無理をするにしても、死なない程度に!!

でも、その無理をして失うのがお金だけなら、リカバリーはいずれできるはずだ。
タグ:水族館
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全国水族館巡りの話 [雑談]

非常事態宣言が緩和され、そろそろ開館する施設も出てきてはいるけれど、それでも好きな時に好きな水族館に行くとはいかない今。
自由に行けるようになる日も近づきつつあると信じたいけれど、以前みたいに全国を好きなように周れるようになるのはもう少し先の話になるかも知れない。
そこで行けない水族館の話をするのも何なので、過去の話。

昨年、日本全国の水族館を制覇した。
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最後はここ、だったかな!?

“全国の水族館を回ろう!!”と決意したのが06年のことなので、13年も掛かった。
全国制覇を決意したその瞬間をスタートとしたので、それまで行ったことがあった施設はその時点ではノーカウントというルール。
最初から全国制覇だけを目的にしていればもっと早く終わったのかも知れない。実際、たった3週間ほどで100施設くらい回ってしまった知人がいるし、また別の例では2年ほどで全国制覇を終えてしまったという知人もいる。
オレの水族館巡りが13年も掛かってしまったのは、未知の施設に行ったことで、お気に入りの水族館が増えてしまったことや、〇〇で△△が展示された!! みたいなニュースに駆け付けたり、みたいなことばかりしてたから。また、訪問施設数が90を超えたあたりから、全国制覇に対する情熱みたいなものも薄れ、もういいかな…… みたいに思っていたところもあった。
だけど、水族館巡りのイベントをやらせてもらって、自分たちでゴールを設定させてもらった手前、後に引けなくなり、残りを片付けて何とか制覇できた、みたいな感じ。

実際にスタートすると、住んでいるのが東京ということもあって、30施設くらいまではすぐに終わった。
そこから50施設くらいまでは、特に最初の頃は、見たいものがある施設を中心に足を運んでいたので、どこに行っても新鮮な驚きがあり、とにかく楽しい。
しかし、訪問施設数が50を過ぎる頃から、数字が伸びない感が強くなり、80くらいまでがやけに長かった。
でも、100を超えた辺りから、終わらせることにシフト。行った先で満足感の大小に関わらず、ただただゴールを目指す、みたいな感じ。
未訪問の施設を淡々と巡る遠征は、もはや作業の領域。ゴールはもう目の前だというのに、次々と見つかり続ける未知の水族館施設に辟易した部分も大いにあったけれど、最後の方は“これを片付ければ、後はもう好きな水族館だけ行けばよくなる”みたいな訳の分からないモチベーションでやり切った。
とは言え、鳥取の賀露かにっこ館に行ってないので、厳密に言えば、まだ全国制覇は終わってないことになるが、まぁ、そこはいずれ。

いざ終わってみると、これからは好きな施設だけ、と思っていたはずなのに、水族館に行きたいという気持ち自体が低調なものとなってしまった。ある種の燃えつき症候群だろうか?
まぁ、別のきっかけで、今はまた水族館に行きたくて仕方がなくなっているけれど。

“全国制覇”と言うのに必要な施設数は約120。
同じく全国水族館巡りを目指す水族館ブロガーと一緒に設定したゴールだ。それはイベントで発表させてもらったので、憶えていてくれている人もいるかも知れない。
基準上の“水族館”は約120ほどだが、行く先々には相当施設も多くあって、それらもまた魅力的だったりするから、回る数は増え、北は北海道の稚内から南は八重山。さらに24時間の船旅を経て小笠原まで。結局13年で160施設に足を運んだ。
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人によっては、水族館だけに飽き足らず、水槽展示を片っ端から回る、みたいな人もいるし、果ては全国の? ドンキホーテの水槽まで回ろうと目論んでいる人もいる!? やり出すと発展してしまう場合もあるようでヤバいのだ(笑)

我ながらまぁ、あちこちよく行ったものだと思うけれど、それこそがまさに、全国水族館巡りをする最大のメリットだと言っていい。
全国制覇を目指すとなると、奈良と佐賀以外、45都道府県に行くことになるが、オレ自身、水族館がなければ来る機会はなかっただろうと思うところも沢山あった。
個人的には、遠くまで行っても、目的はあくまで水族館。観光とかはほとんどしないのだけど、それでも物珍しい何かとか、美味しいものに遭遇する機会も少なくなかった。
そういう“知らなかった何か”は、行った水族館と同じく、オレの人生を豊かにしてくれたと思っていて、それらもまた全国を駆けずり回ったお陰で得られた収穫だ。
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また、全国に行くとなると、当然、自分の家から目的地までの旅程を費用を含め計画する訳だけど、遠征を続けていると、そのスキルがどんどん高まっていく。
行き始めた頃に比べれば、今ならより少ない予算で、より効率的に回れる自信がある!!
全国水族館巡りをやると、自ずと高い旅行スキルが身に付きます!!

本題の水族館にしても、色々な水族館を見て回ることで、水族館の見方の幅は広がるように思う。
比較対象が増えるんだから、当たり前の話ではあるんだけど、この先に行く水族館の見方、見え方に影響するし、自分がよく行くホーム的水族館の見え方が違ってきたり、それまで気付いていなかった魅力に気付く、なんてこともあるかも知れない。
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でも、そんなことのために、金と時間を掛けて全国回る?
というのはひとまず置いといて、次回はそのお金の話。多分……
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オープンはまだ先だけれど…… [雑談]

終わりが見えないコロナ禍に世界中が恐怖し、そんな日々に疲弊する昨今。

日本は今、もうすぐゴールデンウィーク!! な時期だ。
水族館には多くの人が集中する書き入れ時。そのための準備が進められている頃、だったはずだ。

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コロナ禍に苛まされてさえいなければ、3月20日に四国水族館、4月21日にはDMMかりゆし水族館がオープンしていたはずで、この他にも、サンシャイン水族館やすみだ水族館、京都水族館でそれぞれ新しいクラゲ展示がオープンし、今頃は、それらの水族館が混んでる!! とか、新しい展示がよかった、とか、そんな話題で溢れていたはずなのだ。

四国水族館こそ、四国在住者を対象に一部限定公開され、見ることができた人もいるが、それ以外の施設は、現状どうなっているのかさえ伝わってこない。
恐らく、どこも完成はしていて、いつでも見せられる状態になっているのだろうと思う。
予定通り開業できなかったそれらの施設だけの話ではないけれど、ゴールデンウィークという、商売上、1年でもっとも重要な数日間を棒に振らなきゃならなくなったことは、本当に気の毒としか言いようがない。
予測、予定されていた年間入館者数の実現はほぼ不可能になったのだろうし、当然、そこで得られるはずだった売り上げも立たなくなり、その施設の行く末が心配になるような事態にさえつながるかもしれない。
売り上げがあってもなくても、膨大な施設維持費が掛かるのが水族館であるからして、1日も早い事態の収束を願わずにはいられない。

収束した時には、できる限り、各地の施設に足を運びたいと思っているし、オレ以外の水族館好きにもそうして欲しいと思う。
とは言え、個人的には、3月以降の仕事は総じて低調で、4月の2週目以降からは収入ゼロ。水族館よりも自分の心配をすべきかも知れないけれど……

でも、新生水族館(水槽)のオープン延期には、残念なことだけではない!!(と思いたい)

3月、4月にオープンを予定していた水族館や水槽は、ことごとくそれができずにいるが、オープン日に間に合うよう準備は進められていたはずで、オープン日にはひとまずの形で出来上がった状態が公開されていたはずだ。

しかしながら、できたばかりの水族館というのは、必ずしも最高ではないこともある。
例えば、水槽の魚が少なかったり、ショーに登場するイルカのできることが少なかったり。また、水が濁っていたり、水槽の魚に病気が出ていたり、なんてこともよくある。
もちろんそれらは、時間の経過によって解決していくから、オープン直後に見た展示を1年後に見ると、見違えるほどよくなってることもよくあることだ。

でも、この時期にオープンを予定していた施設や水槽は、不本意な形とは言え、“熟成期間”が手に入った。
そんな時間は、イルカたちのトレーニングを進め、水槽の水をクリアにするろ過槽の状態を高めていく。
当然、水槽の生き物たちのコンディションはもとより、水の状態だって予定されていたオープン日に見るよりもよくなっているはずだ。
また、準備が間に合わなかった部分や、水槽完成後に発生した問題点にもしっかり対処できたりなど、いつか展示が公開される頃にはいい状態に仕上がっているだろうと思うのだ。

それは、閉館している他の水族館にも同じようなことが言えると思う。
お客がいてはできにくい作業も思いのまま。どこもきっと、メンテナンスに精を出していることだろう。

つまり、いつか訪れる開館のタイミングには、よりよいものが見られることは間違いない、ということ。
それが現状、唯一かも知れないポジティブ要素だ。

これまた残念ながら、すぐにはオープン日は来ないかも知れない。でも、いつ開いても大丈夫なよう、入館料や交通費を用意して、その日に備えておいて欲しい!!
タグ:水族館
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船でしか行けない水族館 [雑談]

船旅。

時間こそ掛かるものの、旅情あふれる交通手段として、それを好む人もいる。
反面、避けて通れない揺れ問題を考えると、船旅なんて!! という人もいるだろう。
しかし、船でしか行けないならば、好き嫌いに関わらず乗っていくしかない。

日本各地にある水族館や相当施設の中には、船でしか行けない施設があって、しかも、その数が意外と多くて、オレが行ったことのあるところだけでも5施設もあった。
というワケで今回は船に乗らなきゃ行けない施設を乗船時間の長さ順に紹介していこう。
ちなみに、これを書いてるオレは船酔いしにくい。酔いやすい人は短時間でも対策しておくことをあらかじめオススメしておく。

もっとも短い乗船時間で行けるのは「あわしまマリンパーク」。
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船の乗り場から施設が見えているほどで、その乗船時間も5分ほど。
船に弱い人でも酔っている暇がないくらいにすぐに着く。
そういう意味では、この船旅はアトラクションのひとつ、みたいな感じだろうか。
なお、淡島までの渡り賃は入館料に含まれている。

広島の「宮島水族館」も船に乗らなければ行けない。
宮島口からクルマも載せられる大きめのフェリーに乗船し、10分くらい。
船内でウトウトし始めても、寝る間もなく着いてしまうくらいの時間。
穏やかな瀬戸内海だからか、船の大きさがある程度大きいからか、揺れらしい揺れもなく、乗船時間も短いことからこちらも船酔いの心配はあまりしなくて大丈夫だと思う。
日中の天気がいい日なら、厳島神社の鳥居を海上から眺めることができるし、短いながらそれなりに楽しい船旅と言えるのではないだろうか?
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水族館の入場料と宮島に渡る船賃は別。宮島水族館を見学するには、水族館の入館料+宮島往復の船賃が必要ということになる。
余談ながら、宮島からはマリホ水族館へも船で行ける。

あわしま、宮島の次に乗船時間が短いのは、八重山諸島、黒島にある「黒島研究所」。
東京基準で日本でもっとも遠い水族館施設だが、石垣港離島ターミナルからは30分ほどの船旅だ。
石垣港離島ターミナルにいる時点で、オレの場合だと、家から羽田までの電車、羽田からの飛行機、石垣空港からバスを乗り継いできたことになる。
目の前の船に乗れば、ようやくゴール、みたいなうんざり感とワクワク感が入り混じったような気分になっているはずだ。
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黒島まで行く高速船は、船足がかなり速い。石垣港湾を出るや否や、エンジンは轟音を上げ、思った以上のスピードで水色の海を突っ走っていく。
波がある日だと多少揺れるが、波が高い日はそもそも船が欠航になるので、船が出る程度のコンディションなら、そんなに船酔いも心配しなくても大丈夫なような気がする。
でも、大きな船ではないし、酔いやすい人は酔い止めを飲んでおくと安心だろう。

船でしか行けない施設、4つめ。
佐渡の「あげしま水族館」だ。
こちらは直江津港、新潟港から船が出ていて、その船が着く港もいくつかあるが、オレが行った時は新潟港から佐渡の両津港に着く航路。
新潟→両津も、ジェットフォイルとフェリーがあって、値段は高いが早く着けるジェットフォイルを選択した。
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なお、ジェットフォイルだと約1時間。フェリーだとその3倍ほど掛かるらしい。
日本海は荒れているイメージがあるが、オレが行った6月はとても穏やかで、6月はいつも穏やかなのか、オレが行った日がたまたまよかったのかは分からないが、そんなコンディションの影響も大いにあったのだろうけれど、ジェットフォイルはほとんど揺れず、きわめて快適な船旅だった。
船体を水上から浮かせて航行するジェットフォイルは、揺れにくい。
着水航行時は多少揺れたが、それでも山手線くらいの揺れ。電車で酔わない人なら恐らく酔わないだろうと思う。

5分、15分、35分、1時間と来て、その大トリを飾るのは24時間!!
もうお分かりだろう。
小笠原、父島の「小笠原水産センター 小さな水族館」である。
1万1000tと、他の施設へ行く船と比べて格段に巨大な貨客船であるおがさわら丸。
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船は船体の大きさが大きいほど揺れにくくなるらしく、さらにおがさわら丸には揺れを打ち消すスタビライザーなどの装備も備え、揺れにくい船になっているそうだ。
そのため、東京湾内など波が穏やかな場所では、船速がゆっくりなこともあり、揺れはない。
しかし、小笠原までの航路はほぼ外洋。流れの速い黒潮を横切ったりと、潮の速いところも進んでいく。

つまり、揺れる。

オレは11月に1度行っただけだが、行きも帰りも大きく揺れた。
幸い、オレは酔わずに済んだが、船内では船酔いに苦しんでいる人を何人も見掛けた。
酔い止めは必須だ。

しかし、この航海を経験しておくと、上記4施設くらいの航海時間なら、多少揺れても屁でもない!! と思えるようになる。
実際、小笠原以降に行った黒島では、帰りの船が多少揺れたが「おがさわら丸に比べれば、こんなの揺れた内に入らない!!」と余裕で居眠りをかますことができたし、船ではないが、台風上空を飛ぶ飛行機に乗った時も「多少揺れてるけど、おがさわら丸に比べりゃ大したことないな」と思えるようになった。

小笠原航路でも揺れない時もあるようだが、基本、揺れると思っておいて間違いない。
タグ:水族館
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最強の!? 無料族館 Ⅱ [雑談]

やはり“無料”の力はスゴイ!?
夏休み前ということもあったかも知れないが、思った以上の反響があった。
ある程度はあるだろうと思っていたけど、それ以上だったので続きを。
とは言え、お盆休みシーズンに突入してしまったので、今さら感もあるような気もするけれど……

今年は梅雨明けまでが涼しかったのに、開けた途端に連日の35℃級。
涼しいところに行きたい!! と思っている人は例年以上に多いことだろう。
涼しそうなイメージがある場所、と言えばやはり、北海道だろう。
実際には暑いところも多く、避暑に行ったはずが… となることも少なくないが、そんな北海道にも無料水族館施設はある!!

オレが行ったことがあるのは4施設。探せばもっと見つかると思うけれど、この時期、涼しさを求めていくなら厚岸の「厚岸グルメパーク水族館プティ」がいいと思う。
涼しいとは思うけれど、水族館としてはかなり小規模。自ら“プティ”と名乗っているくらいで、熱帯魚マニアな人の家ならありそうなサイズの水槽が4つだけ。
ただ、グルメパークでもあるので、美味しいものにありつける場所でもあるから、それも併せて行けば、満足感は得られるはずだ。

北海道と言えばサケ!! 実際、千歳や標津にはサケがテーマの水族館もあるけれど、そこは北海道である。無料のサケ施設もある。しかも2つも!!

ひとつめは札幌の真駒内にある「豊平川さけ科学館」。
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サケの博物館と、豊平川に住まう魚を生体展示した建物とがあり、イトウなどのサケ科魚類も多く展示されている。
北海道では一番オススメの無料施設だと思う。

もうひとつは千歳にある「千歳さけますの森」。
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千歳市街から支笏湖に向かう途中みたいな場所にあって少々行きにくいのが難点だが、こちらもサケ博物館と生体展示の構成。
こちらの方が展示が資料館的な内容で、生体展示もそのひとつな感じだが、時期になるとベニザケが展示されていたり、遡上サケや孵化仔魚がいたりと、季節ごとのサケ類が見られる。だが、サケ類の生体が目的で出掛けるなら、夏場はオススメの時期ではないけれど……
この2館は1日でハシゴもできるので、どうせ行くならサケの遡上シーズンにオススメしたい。遡上サケがいるのといないのとでは、特別館が違うように思うからだ。

北海道のお次は、九州エリア。
オレが行ったことがあるのは3か所だけだが、九州の無料施設、レベル高いです!!
とりわけ、北九州の「水環境館」と宮崎の「大淀川学習館」がかなりオススメだ。
水環境館は今年4月、リニューアルオープンして以降まだ行っていないのだけど、以前(リニューアル前)も水槽数も多く、小さいながら作りこまれた水槽で展示された地元の生き物は、想像以上に素敵に見えた記憶がある。

そして大淀川学習館。ここも小規模博物館的施設だが、1Fはミニ水族館的なつくり。
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無料施設にしてはかなり大きな水槽もあって、水族館に行った感も得られるし、何より、宮崎産のアカメが見られる(オレが行ったのは結構前なのだけど、今でもいれば)のは魚好きからしても魅力に感じる点ではないだろうか。まぁ、見た目には高知産と変わるところもないんだけど……
無料施設としては、全国的に見ても規模、内容ともにかなりハイレベルでオススメだ。

最後になったけれど関西~中国エリア。
探していないからか、それとも数が少ないのか、オレが行ったことがあって、今でもあるのは4か所だけ。
オレが知らないだけ、の可能性も高いけれど……

東京と同様、大阪や神戸などの大都市圏に無料施設はない(知らない)が、唯一、京都にはある。
映画村の太秦からも近い花園にある「花園教会水族館」がそれ。
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最近はガイドブックなどにも紹介されているらしい、主に観賞魚の水族館だ。
名前通り、教会に併設された水族館で、地域の子どものための施設として運営されている。
ただし、いつ何時でも開館している訳ではなく、見学予約が必要なのが少しハードルが高いか!?
でも、関西では数少ない都市圏の無料施設である。

それ以外のオススメは、少々(かなり)遠いが三重の「紀宝町ウミガメ公園」。
ここも道の駅に隣接している施設で、ウミガメを展示する施設ということもあり、無料施設としてはかなり大きな水槽がある。
ただ、三重とは言ってもかなり南。あと少しで和歌山な場所なので、名古屋から太地に向かって行く途中に寄りやすい。
そもそも三重は関西か!? と言われそうだが、Twitterで指摘されるまで紀宝町は和歌山だと勘違いしていたから。というワケでそこはご容赦を(汗)
名古屋から太地にクルマで行く人は休憩ついでに寄ってみるのが行きやすい。

最後は無料施設としては、国内最大級の施設である「福山大学マリンバイオセンター水族館」で締めたいと思う。
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福山からしまなみ海道を通って、途中の因島にある施設なので、ここに行くためにはわざわざ行く必要があるが、無料施設では珍しい100t超の大水槽もあって、暗い館内の雰囲気はしっかり水族館を感じられる。
ワンフロアに整然と並んだ水槽には、地元瀬戸内海の魚を中心とした生き物が展示されている。
何かのついでになりにくそうな場所だが、クルマで行くならそれほど大変ではないので、近くまで行く機会があるなら寄ってみるといいだろう、何せ無料だし。
タグ:水族館
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最強の!? 無料族館 [雑談]

長かった梅雨も明け、世間は夏休みシーズン真っ只中。
水族館は人が溢れる書き入れ時。何かと注目が集まる時期である。
個人的には水族館オフシーズンなのだけど、いつも以上に伸びるこのブログのPVが、水族館の賑わいぶりを間接的に感じさせてくれている。

夏休みだから、家にいる子供をどこかに連れて行かなきゃいけない、とか、帰省してくる孫をどこかに連れて行ってあげたい、とか、そんなニーズも色々と発生する季節だろう。
しかし、出掛ければこれまたいろいろと出費も嵩む。
そんな時、ありがたいのが無料の施設だ。

無料!?

何をするにも金ばかり掛かる世の中で、誰もが心をときめかす? パワーワード。
そんな水族館があるのか!! と思うだろう。それが意外とあるのだ。オレが行ったことある施設だけでも19施設。その内、“水族館”としての基準を満たした施設が9施設。
小規模施設に行くことが少ないのでこの程度だが、探せばもっともっと出てくるはず。
というワケで、日本各地の無料施設から、いくつかオススメ施設を紹介しよう。
なお、そこまでの交通費、現地での滞在費などは考慮しない。

水族館に行ったなら、イルカショーが見たい!! でも、お金は使いたくない。
そんな無茶な要望さえも叶えてくれる施設もある。
美ら海水族館がある沖縄海洋博公園のイルカショープール、“オキちゃん劇場”だ。
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ネットなどでよく見る水族館の満足度ランキングなどには、美ら海水族館とは別に登場することも多いエリアで、そういうのを見る度に、そこは美ら海水族館の一部だろ!! と思っていたのだけど、無料施設の話をするなら、やはり避けては通れない。
だって、無料でイルカショーが見られるのは日本でここだけだから。
それだけじゃない。日本でここだけのユメゴンドウを始め、マダライルカ、イルカ以外にもヒメウミガメ、クロウミガメ、マナティなど、珍しい生き物も無料で見られて、イルカショーは全回を見ても無料。
さらに、様々な標本などが展示されている美ら海プラザも無料で見られる。
水族館は流石にタダでは見られないが、それさえ諦めれば、無料でかなり楽しめる。正直、これらだけでもかなりの満足感が得られるはず。実際、地元の人は水族館には入館せず、こちらのエリアだけで楽しむという人も少なくないらしい。
とは言え、県外から行く人は、水族館に入館しないで帰る人はいないだろうけど……

無料とか言って、いきなり沖縄かよ!! と怒られそうなので、東京近郊も。
地価の高さのせいか、残念ながら23区内には無料施設はない。
近くで言うと、千葉の「こみなと水族館」「渚の駅たてやま」、神奈川の「鶴見川流域センター」「まかどシーマリンパーク」などがある。
中でも、道の駅にある「渚の駅たてやま」は、博物館が併設されていたり、道の駅なので地元の土産ものや食事もできるなど、この中ではもっとも“家族でお出掛け”向き。
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近所の人なら、「鶴見川流域センター」も悪くない。
駐車場もあるし、駅からも近いけれど、いわゆる水族館的な大型水槽はなく、ホームセンターの金魚売り場くらいのスケール感。その規模の小ささが近所の人向けな理由。
水道や下水などの関連施設などには、こうしたミニ水族館が併設されていることがあるので、近くにそういう施設がある人は、調べてみるといいかも知れない。

でも都内には、規模、水族館らしさ、見られる種類数など無料水族館としては国内最強と言っていい施設が実はある。ただし、小笠原だけど。
「小笠原水産センター 小さな水族館」は、場所が場所だけに、珍しいものも見られる。
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ショーはないけれど、アカバの歯みがきみたいなふれあい体験はできるし、そこから10分ほど歩くと、ウミガメを展示したこれまた無料施設“小笠原海洋センター”がある。
高い満足度が得られる施設だが、ネックはそれがあるのが小笠原だということ。

お次は範囲を一気に広げて、北陸~中部エリア
探せば結構ありそうだが、オレは真剣に探してないから、知っている施設はごくわずか。
子どもを連れて出掛けるなら、愛知県豊川市の「赤塚山公園ぎょぎょランド」、福井県の「福井県海浜自然センター」がオススメ。

ぎょぎょランドは大きな公園の中にある施設で、展示されているのは地元豊川の物を中心とした淡水魚だけだが、規模、水槽ともに立派に水族館だ。
暑い今時期はそれが魅力にはならないかもだが、ミニ牧場(動物園)も併設されていたりするから、季節のいい時期なら半日は十分に楽しめる。
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福井の海浜自然センターは、水族館というより博物館と言うのにふさわしい展示内容だが、水槽は多く、それなりに大きな水槽もあるので、水族館に行った感も得られるだろう。
三方五湖にまつわる充実した展示は自由研究の題材にもピッタリな感じだし、今の時期は裏手の海でシュノーケリング体験などもできるらしい。
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何より、無料で楽しめる施設としては、展示はかなり充実しているから、今の時期というのを差し置いても、高い満足度が得られる施設だと思う。

関西、中国、九州、そして北海道……
その話をまったくしていないけれど、今回はこの辺りで。
反響次第では続けたいと思います!!
タグ:水族館
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水族館を楽しむためのコツ!? [雑談]

「この前、初めて美ら海水族館に行ったんですけど、思ったほどじゃなかった……」

意外や意外、初めて美ら海水族館に行ったという人から、しばしば聞かれる感想だ。
実を言うと、オレも初めての時はそう思った。今じゃもっとも好きな水族館のひとつだっていうのにね。

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沖縄旅行に行った人(水族館好きじゃなくても大抵は水族館に行く)に聞くと、「すごくよかった~!!」とか「あれは感動したな」とか、想定通り? の感想が聞かれる。

美ら海水族館と言えば、国内最大の水槽があり、そこでしか見られないものも多い大規模施設であり、国内では毎年ぶっちぎりの集客数を誇る超人気水族館である。
今ひとつな感想なんてあり得るのだろうか? 普通はそう思う。後者の感想こそが正しいはずだと。

初訪問時の感想を今ひとつなものにしてしまうのは、間違いなく期待値の高さだ。
わざわざ沖縄まで行って、さらに那覇空港から2時間前後の時間を掛けて行った先にある、きわめて高い評判と集客力のある、国内最大級の施設である。
期待するなと言われたって無理な話。誰だってものすごく期待して入館するものだ。
しかも、水族館好きの人なら、見られるものや、水族館のことをあらかじめ調べてしまうので、美ら海水族館のような情報がたっぷりあるような施設だと、行って見たものの多くに既視感があったりして、なおさら“あれっ!?”となってしまうのだ。

「すごくよかった~」な人の多くは、普段水族館に行かない人たち。
水族館は規模に関わらず、楽しいところである、ということは、このブログを見てくれているような水族館好きの人ならよ~く知っていることだろう。
普段から行っていて、その楽しさを日常的に体験している人と、沖縄旅行がきっかけで久しぶりの水族館に行った人とでは、感じ方が違うのも当然だ。

長々と書き連ねてきたけれど、ここまでは前置き。

結局のところ何が言いたいかというと、水族館を楽しむコツは

“期待しないこと”

これに尽きる。

美ら海水族館だけの話じゃない。初めて行く施設で、評価が高い施設だったりすればするほど、期待しないなんてとても難しいけれど、期待値が低ければ低いほど、行った先の水族館は楽しく、魅力的になる!!
例えば、満足度100の施設があったとしよう。そこに期待値200で行けば、当然、思ったより…… となってしまうが、反面、期待値が50なら、考えていたより魅力的!! となるから、期待値はできる限り低い方がいい!!

とは言え、期待って、しようと思ってするものでもないし、期待値を任意で下げる、なんて機械みたいなことはできないのだけれど……

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オレ個人の話をすると、昨年行った「アクアテラス錦ケ丘」がまさにそれ。
期待値が低すぎたお陰で、実際に行ってみるとすごく印象が良かったし、イベントでものすごくネガティブな評価を聞いていたA水族館も、実際に行ってみると“そこまで酷くないじゃん!! 嫌いじゃないよ”みたいな印象になったりした。
また、同じくイベントで寄ってたかってdisられてた(笑)、M水族館も、その直後くらいにめnちが行ったようだけど、思いのほかその印象が悪くなかったようなのも、期待値が大幅に下げられたことによる効果なのだろうと。(笑)

ただ、初めて行った施設が、期待していたほど楽しくなかったとしても、こんなもんか、と思わずに、もう1度足を運んでみて欲しいのだ。

初めての時とは、違った印象を受けるはずだからだ。
そしてその印象は、初めての時よりも、好転していることが多い、というのがオレが経験から得た結論だ。
生き物を展示している水族館は、時間の経過とともに同じ水槽でも見え方が違ってきたりするものだし、新しい展示も増えていたりすることもある。
また、最初の印象がイマイチだったなら、2回目訪問時は期待値も下がり、「あれ、ここ、もっとイケてないと思ってたのに、楽しいぞ」となるかも知れない。

むしろ、その後、好きになる施設は、最初の印象がイマイチだったところの方が多いような……!?

結論。

初めての水族館に行くときは期待しないこと。

趣味や好みが違うのが当たり前なので、他人の評価、それもいい方は当てにしないこと。
でも、悪い評判はしっかり聞いておいてもいい。行く前の印象が悪いと、実際に行くといい印象につながりやすい。

行ってみた水族館の印象が今ひとつだったとしても、もう1度行ってみると、そんな印象が覆ることがよくあること。

世間は10連休である。
水族館に行くという人もいるだろう。(混んでいると思うけれど)
そんな人は是非、上記2点を意識しつつ、どこの水族館に行くか決めてみて欲しい!!
タグ:水族館
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最強訪問難易度 小笠原水産センターへの道 [雑談]

日本各地にある水族館、基準を満たした施設に限れば115施設。
その中には簡単に行けないところも少なくないのだけど、東京を出発してその日中に辿り着けない、なんてところは1つしかない、という話を5月のイベントで発表させてもらった。

その最強の訪問難易度を誇るのは、実は都内。
日本で一番交通網が発達していると言っていいはずの東京都内、それも品川ナンバー管内。いかにも簡単に行けそうな風を装いながら、その日中に辿り着けない施設があるのだ!!

そもそも、東京ってそんなに広くないだろ!?

その広くない東京に、片道24時間超!?

もうお分かりだろう。
その水族館「小笠原水産センター 小さな水族館」があるのは、小笠原諸島の父島である。
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でもね、距離だけで言えば約1000㎞と、絶望的な遠さではない。
東京→博多間くらいの距離。飛行機なら1時間半くらい、新幹線でも6時間もあれば到着できる。
しかし、その1000㎞は24時間掛かる。その理由は交通手段が船しかないから。
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それでも現在航行している3代目のおがさわら丸は速くなったそうで、24時間に短縮されたのだという。
もちろん、行けば行ったで、また24時間掛けて帰ってこなくちゃならない。
しかも、船のスケジュールは決まっているから、それに合わせて予定を立てる必要があるのに加え、1度行くと6日間は帰ってこれないスケジュール。
水族館巡ラーの間で“ラスボス”とされる、訪問難易度最強の水族館だ。

そんな小笠原の水族館が、認定条件を満たしていたから困った。その超強力な難関に挑まなければならないからだ。

覚悟を決めて、申し込みをしてみた……

そこで返ってきた返答は「予約でいっぱいです」!!!
夏休みとかのハイシーズンではなく、しかも出港日の1カ月ほど前というタイミング。
意外、と言っては失礼かも知れないが、その人気ぶりに驚かされた。
同時に、もう無かったことにしようかとも思ったけれど、ここを片付けなければ終わりは来ない。
数か月後、再度、チャレンジ。
最初の申し込み時から5カ月後、無事? 小笠原行きのチケットを手にした。

出発の日、船が出る竹芝桟橋へ向かう横断歩道で信号待ちをしていると、偶然、隣に知った顔が!!
3月のイベントに来てくれた人だった。
彼もまた、オレと同じく、水族館のために小笠原まで行くのだという。何でも、115施設最後の1つなのだとか。

水族館のために、わざわざ小笠原まで行くバカ(笑)を2人乗せて、おがさわら丸は出航。父島へ向けて24時間の航海が始まった。
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竹芝桟橋を出て、東京湾を出るまでに3時間ほど掛かる。
湾内ということもあり波もなく、船の速度もゆっくりなので、揺れもほとんどないが、東京湾を出てしばらく、時刻が夕方になるくらいの頃、外洋に出た船は揺れ始めた。
それでもその頃はまだ「揺れてきたな」なんて思うくらいで大したことはなかったのだけど、時間が進み、8時(20時)頃、揺れは大きくなり、船内の廊下をまっすぐ歩くことも難しくなってきた。
そして10時(22時)を過ぎる頃、海況はますます凶悪さを増し、容赦なく船を揺さぶってくる。
その頃には携帯も圏外となり、読書でもするか、寝るくらいしかすることもなくなる。
だが、寝台で横になっていても、強い揺れが体を上下左右させ、定期的に船首に波が打ち付けるドーンという音が響いてくるのが聞こえる。
冬の海は荒れるものだし、11月の小笠原航路はかなり揺れるもののようだけど、そればっかりは時の運。
揺れないことを祈るしかないのだけど、願い空しく帰りも盛大に揺れた。
オレはというと、そんな中でも酔うこともなく、普通に食事をし、ちゃんと眠れた。本格的な船旅は初めてだったのだけど、どうやら、あまり船酔いしない体質らしい。

24時間の船旅、思っていたほど大変ではなかった。
飛行機の長時間フライト、エコノミークラスの12時間とかに比べれば、横になって寝られるし、シャワーも浴びられる。デッキやラウンジ、レストランなど船内をウロウロできるし、オレの乗った2等寝台はカプセルホテルみたいな寝台だったけれど、カーテンを閉め切ってしまえば、意外と個室感もあり、思いの他、快適だった。
こんなことを言えるのも酔わなかったから、なのだろうけど。
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とは言えやはり、船酔いする人には厳しいのかなぁ? 聞くところによると、6月がもっとも海況が穏やからしいのだけど……

だが、乗船中は酔わなかったものの、下船後、目が回ったみたいに頭の中がグルグル回り続けていたのはきつかった。
小笠原到着の翌日には収まったのに、帰りは、下船から2日半ほど頭グルグルが収まらず、じっと椅子に座っていても酔いそうになるほどで、オレにはそちらの方がはるかにしんどかった。

それから、11月の小笠原は意外と寒い。
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湿度が低いのもあるけれど、短パンは結局、出番がなく、半袖シャツの上に上着を羽織る、みたいな感じ。
特に夜は温度が下がるので、風が吹くと結構寒かった。

全然水族館の話をしていないけれど、これから小笠原に挑もうという人の参考になる!? かな?

続く
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東京タワー水族館の話 むかしがたり [雑談]

東京タワー水族館が閉館した。

都内ではサンシャイン水族館と並ぶ老舗だが、開館40年めの節目の年にその歴史に幕を下ろすことになった。
個人的には評価の高くない施設だったから、このブログに登場する東京タワー水族館は、大抵、あまりいいことは書いていない。

しかし、思い出はある。それも膨大に。
今でこそ評価の低い東京タワー水族館だが、昔のオレにとっては、日本で一番好きな水族館だったと言っても間違いないくらい、好きで仕方がない時代があった。
30年くらい前の話だけれど、当時のオレにはひたすら“夢の国”だった。

この先、低評価が覆ることも、新しい記憶も作ることはできなくなったので、東京タワー水族館にまつわる個人的な昔話を書こうと思う。

東京タワー水族館がオレの「夢の国」だったのは、オレがまだ中学生だった頃。
開館して8年めくらいの時代。
館内のレイアウトとかは、閉館直前の頃と大きく違っていなかったけれど、当時はレッドテールキャットが泳ぐ水槽がもっと小さなものだったり、アマゾンエリアのフロア中央の水槽がなかったり、アジアゾーンのバガリウスがいた水槽もなかった。
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また、しばしば話題となった多くの種類のピラニアたちも、当時はほとんどいなかった。その頃はまだ、そんなピラニアを始め、日本未輸入の種類も多く、閉館が近づいた頃にいた魚も、見られないものが多かった。
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でも、外国産の魚、いわゆる“熱帯魚”を飼うようになって日が浅かったオレには、そこにいるすべてが眩しく、文字通り、死ぬほど感動できた。
とりわけ、当時、こんな大きな個体はここでしか見られない、みたいな個体がいたエンドリケリィやオルナティピンニスなどのポリプテルスは、その頃のオレの強烈な憧れの対象だったことも手伝って、水槽前から離れられなくなったことも1度や2度じゃなかった。
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他にも、CITES(ワシントン条約)加盟以前に輸入されたアジアアロワナや、1匹飼いされた大きなフラミンゴシクリッド、ポリプテルスと一緒な水槽にいたこれまた大きなシノドンティス・アカンソミアスとか、超強力に記憶に焼き付けられたそれらの魚たちのことは、思い出フィルターの効果もあって、死ぬまで色褪せないだろうと思う。
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そこまでオレを熱狂させたのは、東京タワー水族館にいた魚が、熱帯魚店でも見掛けるような魚で、お金さえ出せば手に入れられる実現可能な“夢”だったことがひとつ。
当時は今と違って、P.エンドリも安くても数万円はしていたから、中学生になったばかりの小僧には夢の魚。そんな憧れの存在の、カッコよく仕上がった姿には、やはり熱狂せずにはいられなかった。
加えて、かつての東京タワー水族館には、バックヤードに販売コーナーがあり、当時、そこでの販売価格が、そのほかの熱帯魚店よりやや安かったことも夢をより現実的なものとして見せてくれていた。

当時の熱帯魚店は値段だけでなく、敷居も高く、客になれない小僧のオレには大いに入りにくかった。
勇気を出して入ってみても、店主のオッサンが何も言わずギロリとこちらをにらみ、威圧してくる。
威圧してくるだけならいい方で、「ガキは帰れ」と言ってくるオッサンも少なくなかった。
今はもうそんな店はないのだろうけど、それが当たり前の熱帯魚店とは違い、入館料こそ必要だが、追い返されることなく、好きなだけ魚が見られた東京タワー水族館はまさしく天国だった。

憧れは、水槽の中を泳ぐ魚だけでなく、水槽そのものもその対象だった。
葛西臨海水族園も海遊館も美ら海水族館もない当時、水族館に行っても今日のような巨大水槽はなかなかなく、一般家庭で魚を飼育する水槽というと、90㎝水槽でも大型と言ってもらえた時代だ。
実際、当時は専門誌にも“90㎝水槽ではアロワナの終生飼育はできません”なんて、今なら誰もそんなことは考えないような文言が当たり前に載っていたりしたような時代だったから、東京タワーにある奥行き90㎝の展示水槽は、当時、何を飼っても許されるレベルの巨大水槽だったのだ。
“オレもこんな大きな水槽が持てたら……”と溜息を洩らしたものだった。
今日の基準では、狭くて窮屈そうに見える東京タワー水族館の水槽も、その頃はピラルクーが泳いでいたって、おかしなことではなかった。
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その当時は、日本に輸入されてくる魚の種類数も少なく、東京タワー水族館で見られる魚の種類も少なかったはずだが、その頃の日本はまさにバブルの突入するバブル前夜の頃。
その後、空前の好景気に合わせて、日本に様々な魚が入ってくるようになるのだが、そのことが、東京タワー水族館に求められる役割に変化をもたらすきっかけになったのかも、と、オレは考えている。

そんな話は次回…… 続く…… かも!?
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DIVE@城崎マリンワールド [雑談]

「水族館以上であること」

そうテーマに掲げる城崎マリンワールドの、“水族館以上”の部分を象徴しているのが、DIVE(ダイブ)という施設だ。

360°シアターの中央にドーナツ型の水槽が配置され、その中央に人が乗れるフロートが浮かんだアトラクション的施設。
かつて、そこで行われていた「ダイブアドベンチャー」というアトラクションでは沈んだフロートの周りをイルカが泳いでいたらしい。
今は「フィッシュダンス」となり、フロートの周りを魚たちが泳ぐ、というものになっている。
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※画像は公式HPから拝借しました。

ダイブアドベンチャー時代は「ビミョー」という評価も聞いたことがあったけれど、どう感じるかはその人次第。
せっかく城崎まで来たのだからと、オレもフロートに乗ってみることにした。

600円を支払い、案内された前室へ。
そこで案内してくれる係の人が、

「この回、おひとりだけの参加です」

ラッキー♪

バックヤードツアーでも何でも、参加者ひとりというと、得した気分になるものだ。
ちょっとしたラッキーを喜んだのも束の間、その1~2分後、それがラッキーでもなんでもなかったことを思い知らされることになる。

前室のドアが開き、フロートへと案内された時、

「エッ!? 何で人がいるの?」

円形の水槽を取り囲むように、何人かの人が立っていた。
そして、入り口からは、まだ何人かの人が入ってきているのが見えた。
場所柄、カップル率高め。
フィッシュダンスは600円を支払わなければ見られないものだと思っていたが、見るだけはタダ。600円はフロートに乗るための料金だったのだ。
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オレは案内されるがまま、円形水槽の真ん中のフロートへ。
その瞬間、円形の水槽を取り囲む人たちのど真ん中に、オッサンがたったひとり。

「さっ、晒し者じゃないか……(汗)」

ここで断言しよう。
「フィッシュダンス」のひとり参加は、ラッキーでもなんでもないことを!!

カップルの興味が、オレになんかないことはよ~く分かってる。
でも、円の中心にいるオレは、どこからでもその人たちの目にイヤでも入ってしまうのだ。

しかもオレはというと、カメラも何も持たない丸腰状態。
フロートから何かを落とすと回収できないからだと思うのだけど、ここでは撮影禁止。というより、フロートには何も持って行けない。
この時の画像が一切ないのはそういう事情。
だから、そこでできることと言ったら、目線を伏せ、水槽を泳ぐ魚を眺めるだけ。
もちろん、そうしたよ。結構必死にね。

水槽を泳いでいるのはブリのみ。
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ブリ@標津サーモン科学館

いかにもカップル率が高そうなこの場所で、何でブリ? と思わなくもないけれど、オレはそんなブリをとにかく必死に見た。
特別な思い入れがある訳でもないブリを、こんなに一生懸命見たのは、きっと初めてだ。
でも、あんなに必死に見たはずのブリのことは、何故だかあまり覚えていないのだけど。

室内が暗くなり、フロートは水槽の下の方へと沈んでいく。
そこでオレは、円形の水槽を取り囲んだ人たちから、見降ろされるような恰好になった。
フロートが沈むと、壁を取り囲むようなスクリーンに、“フィッシュダンス”らしい映像が流れていく。
普段なら、本物がいることに意味がある水族館で映像を見せるなんていうのは、あまり好きではないのだけど、この時ばかりは、そんなことよりも、この時間が早く過ぎ去ってくれることばかりが頭の大半を占めていた。

再び室内が明るくなり、今度は水槽の魚たちが“ダンスの主役”となるべく、餌が投入される。
その餌を投げ入れるのは、フロートに乗った参加者。つまり、オレだ。

定員分が用意された餌も、投げ入れるのはオレひとり。
案内係の人にわんこそばよろしく、次々と餌が手渡され、それを助手のように、水槽へと投げ入れていく。
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※画像は公式HPから拝借しました。

本来ならそこで、上の画像のようにバシャバシャっと、勢いよくブリたちが餌に群がる…… はずが、沈む餌の近くを通りがかった個体がぱくりとやるだけで、至って静か。
餌が水面に落ちる「ポチャン」という音さえ聞こえそうな静けさ。
何このまったく盛り上がらない感じ? 魚にまでバカにされてる?
「まだ水温が低いので、活性が悪いですね~」と、案内係の人。
オレのDIVE体験は、ことごとく“スペシャル”だった。逆の方向に。

一連の流れが終了し、再び浮き上がったフロートから降り、荷物を持ってDIVEを出た時、何故だか、こそこそとその場を立ち去りたいような気分だった。

600円。
最近大人気の竹島水族館より100円高く、東京最大の葛西臨海水族園より100円安い金額。
フロートが浮上を始めた時、それが頭をよぎった。

その価値があったかって?
そりゃ、こんなブログが書けるくらいの、スペシャル体験ができたのだから、価値はあったのだろうと思う。
同じ体験は狙ってできるものではないからね。

でも、もう1度乗りたいか、と言われれば………
とりあえず、こんな事態になってしまう可能性もあるので、オッサンのひとり利用はオススメしませんよ!!
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