So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

行かなきゃ始まらない全国巡りの道 [雑談]

全国の水族館巡りをするにあたって必要なもの。

まずは時間と費用だ。

どちらも工面するのが難しいが、この2つを何とかしならければ話にならない。
これまで水族館に行くためにいくら使ったかなんて考えたくもないけれど、それなりの額になってことは多分、間違いない。

日本中に点在する水族館を駆けずり回っているというと、“金あるね”とよく言われるが、残念ながら金はない。自分でも驚くくらいに。
それでもあちこち行けているのは、意外と安く行く方法があるのと、行ってしまっている、からだ。

例えば、オレが住む東京から距離が一番遠い沖縄の美ら海水族館。
IMG_0241.jpg
沖縄まで行ったことがない人ほど“行きたいけど、沖縄なんてとてもじゃないけど行けないよ”なんて言ってるのをよく聞く。
オレも、行く前は同じように思ってた。沖縄なんてお金が掛かるから……
でも、ある時、何気なく航空券の値段を調べてみると、片道4~5万は掛かるのだろうと思っていたものが、オフシーズンだったこともあり、1万2000円ほどで買えることがその時分かった。
エッ!? こんな値段で行けるの!? と思わぬ驚きと同時に、これなら行ける!! と。
今ならその当時はなかったLCCもあるから、さらに安く行ける。実際、過去もっとも安く買えた航空券は、沖縄まで片道5800円だった。
LY5A9669.jpg
2泊3日程度の沖縄(美ら海水族館)なら、宿泊や食事も含め総額5万円も掛からずに済ませられる。安く済ますことだけが目的なら、さらに圧縮することも可能だと思う。もちろん、沖縄まで泳いで行く、とかではなくても。
ただし、これは目的を美ら海水族館に限定しての話。あそこも行きたい、ここも行きたいとか言い始めると、その分だけ余計にお金が掛かることになる。
また、オレが住んでいるのが東京だから、という部分も有利に働いている。各地へ向かう新幹線もあるし、飛行機だってどこに行くにも直行便が出ていたりと利便性が高い。
もし、オレが住んでいるのが、飛行機の便数が少ない地方だったりして、羽田で乗り継がなくては行けない場所が多い、とかだったら、きっと全国水族館巡りにはチャレンジしていなかったと思う。
余談になるが、沖縄とか札幌(千歳)など便数の多い場所は安く行ける方法も見つかりやすい。

安く行ける方法を知っていても、その5万が用意できない時も何度もあった。
でも、見たい何かがそこにはあって、そのチャンスを逃せば一生見る機会はないかも知れない。
金はないが諦めることもできない。となれば、どうやって行けるのかを考えるしかない。

手っ取り早いのは、すべてクレジットカードで支払ってしまう方法。
金がない中でクレジットカードでいろいろ使ってしまうのは危険だが、ひとまず支払いまでの時間的猶予と、目の前の目的は達せられる。
無い袖を振ってしまえば、後で必ず大変な思いをすることになるけれど、見たい何かが見られたなら、その大変さにも納得できるのではないだろうか。
貯金するなり、ボーナスまで待つ、あるいは、高い稼ぎが得られる仕事に転職するなどするのがきっと正しい方法だが、水族館に突如訪れる“究極のチャンス”はそんな時間を与えてはくれない。すべては“あの時行っていれば”という後悔をしないためだ。
LY5A5218.jpg

オレに限らず、人はやってしまった後悔より、やらなかった後悔の方が後に響くもの。
行きたい水族館に無理して行ってしまった後悔なんて、決して悪い後悔じゃない。
また、無理をしたり、借金して水族館に行ったとしても、それはひとつの成功体験。そんな経験を何度かすれば、何とかなる、と思えるようになる。

もっともらしい言い訳をして、自分のダメ人間ぶりを正当化している、と言えなくもないけれど……

“行ける”ことが分かってしまうと、それまでいろいろな意味で遠く感じていた場所でも気持ち的なハードルが下がり、抵抗なく行けてしまうようになる。
とは言え、あまりにその抵抗が小さくなるのも問題なような気もするけれど、そんなことを繰り返していると、気付く頃には日本中の水族館を巡り終えていたりするだろう。

今年のコロナ禍で、突如、予期せぬ不運に見舞われることがあることを知った。
命を落とすまではいかなくても、水族館巡りなんてできなくなることだってあるかも知れない。

だからこそ、やりたいこと(見たいもの、行きたい場所)があるのなら、できる時に迷わずやる!!
何が大事かはその人次第だが、オレは無い袖を振ることよりも、あの時…… と後悔する方がイヤなのでそうしている。

そんな人はいないと思うけど、もし、これを読んで、無理をしたくなった人がいたなら、ひと言だけ。

無理をするにしても、死なない程度に!!

でも、その無理をして失うのがお金だけなら、リカバリーはいずれできるはずだ。
タグ:水族館
nice!(0)  コメント(1) 

全国水族館巡りの話 [雑談]

非常事態宣言が緩和され、そろそろ開館する施設も出てきてはいるけれど、それでも好きな時に好きな水族館に行くとはいかない今。
自由に行けるようになる日も近づきつつあると信じたいけれど、以前みたいに全国を好きなように周れるようになるのはもう少し先の話になるかも知れない。
そこで行けない水族館の話をするのも何なので、過去の話。

昨年、日本全国の水族館を制覇した。
IMG_2281.jpg
最後はここ、だったかな!?

“全国の水族館を回ろう!!”と決意したのが06年のことなので、13年も掛かった。
全国制覇を決意したその瞬間をスタートとしたので、それまで行ったことがあった施設はその時点ではノーカウントというルール。
最初から全国制覇だけを目的にしていればもっと早く終わったのかも知れない。実際、たった3週間ほどで100施設くらい回ってしまった知人がいるし、また別の例では2年ほどで全国制覇を終えてしまったという知人もいる。
オレの水族館巡りが13年も掛かってしまったのは、未知の施設に行ったことで、お気に入りの水族館が増えてしまったことや、〇〇で△△が展示された!! みたいなニュースに駆け付けたり、みたいなことばかりしてたから。また、訪問施設数が90を超えたあたりから、全国制覇に対する情熱みたいなものも薄れ、もういいかな…… みたいに思っていたところもあった。
だけど、水族館巡りのイベントをやらせてもらって、自分たちでゴールを設定させてもらった手前、後に引けなくなり、残りを片付けて何とか制覇できた、みたいな感じ。

実際にスタートすると、住んでいるのが東京ということもあって、30施設くらいまではすぐに終わった。
そこから50施設くらいまでは、特に最初の頃は、見たいものがある施設を中心に足を運んでいたので、どこに行っても新鮮な驚きがあり、とにかく楽しい。
しかし、訪問施設数が50を過ぎる頃から、数字が伸びない感が強くなり、80くらいまでがやけに長かった。
でも、100を超えた辺りから、終わらせることにシフト。行った先で満足感の大小に関わらず、ただただゴールを目指す、みたいな感じ。
未訪問の施設を淡々と巡る遠征は、もはや作業の領域。ゴールはもう目の前だというのに、次々と見つかり続ける未知の水族館施設に辟易した部分も大いにあったけれど、最後の方は“これを片付ければ、後はもう好きな水族館だけ行けばよくなる”みたいな訳の分からないモチベーションでやり切った。
とは言え、鳥取の賀露かにっこ館に行ってないので、厳密に言えば、まだ全国制覇は終わってないことになるが、まぁ、そこはいずれ。

いざ終わってみると、これからは好きな施設だけ、と思っていたはずなのに、水族館に行きたいという気持ち自体が低調なものとなってしまった。ある種の燃えつき症候群だろうか?
まぁ、別のきっかけで、今はまた水族館に行きたくて仕方がなくなっているけれど。

“全国制覇”と言うのに必要な施設数は約120。
同じく全国水族館巡りを目指す水族館ブロガーと一緒に設定したゴールだ。それはイベントで発表させてもらったので、憶えていてくれている人もいるかも知れない。
基準上の“水族館”は約120ほどだが、行く先々には相当施設も多くあって、それらもまた魅力的だったりするから、回る数は増え、北は北海道の稚内から南は八重山。さらに24時間の船旅を経て小笠原まで。結局13年で160施設に足を運んだ。
IMG_2422.jpg
人によっては、水族館だけに飽き足らず、水槽展示を片っ端から回る、みたいな人もいるし、果ては全国の? ドンキホーテの水槽まで回ろうと目論んでいる人もいる!? やり出すと発展してしまう場合もあるようでヤバいのだ(笑)

我ながらまぁ、あちこちよく行ったものだと思うけれど、それこそがまさに、全国水族館巡りをする最大のメリットだと言っていい。
全国制覇を目指すとなると、奈良と佐賀以外、45都道府県に行くことになるが、オレ自身、水族館がなければ来る機会はなかっただろうと思うところも沢山あった。
個人的には、遠くまで行っても、目的はあくまで水族館。観光とかはほとんどしないのだけど、それでも物珍しい何かとか、美味しいものに遭遇する機会も少なくなかった。
そういう“知らなかった何か”は、行った水族館と同じく、オレの人生を豊かにしてくれたと思っていて、それらもまた全国を駆けずり回ったお陰で得られた収穫だ。
IMG_2148.jpg
また、全国に行くとなると、当然、自分の家から目的地までの旅程を費用を含め計画する訳だけど、遠征を続けていると、そのスキルがどんどん高まっていく。
行き始めた頃に比べれば、今ならより少ない予算で、より効率的に回れる自信がある!!
全国水族館巡りをやると、自ずと高い旅行スキルが身に付きます!!

本題の水族館にしても、色々な水族館を見て回ることで、水族館の見方の幅は広がるように思う。
比較対象が増えるんだから、当たり前の話ではあるんだけど、この先に行く水族館の見方、見え方に影響するし、自分がよく行くホーム的水族館の見え方が違ってきたり、それまで気付いていなかった魅力に気付く、なんてこともあるかも知れない。
IMG_5964.jpg
でも、そんなことのために、金と時間を掛けて全国回る?
というのはひとまず置いといて、次回はそのお金の話。多分……
nice!(0)  コメント(2) 

オープンはまだ先だけれど…… [雑談]

終わりが見えないコロナ禍に世界中が恐怖し、そんな日々に疲弊する昨今。

日本は今、もうすぐゴールデンウィーク!! な時期だ。
水族館には多くの人が集中する書き入れ時。そのための準備が進められている頃、だったはずだ。

IMG_3243.jpg
コロナ禍に苛まされてさえいなければ、3月20日に四国水族館、4月21日にはDMMかりゆし水族館がオープンしていたはずで、この他にも、サンシャイン水族館やすみだ水族館、京都水族館でそれぞれ新しいクラゲ展示がオープンし、今頃は、それらの水族館が混んでる!! とか、新しい展示がよかった、とか、そんな話題で溢れていたはずなのだ。

四国水族館こそ、四国在住者を対象に一部限定公開され、見ることができた人もいるが、それ以外の施設は、現状どうなっているのかさえ伝わってこない。
恐らく、どこも完成はしていて、いつでも見せられる状態になっているのだろうと思う。
予定通り開業できなかったそれらの施設だけの話ではないけれど、ゴールデンウィークという、商売上、1年でもっとも重要な数日間を棒に振らなきゃならなくなったことは、本当に気の毒としか言いようがない。
予測、予定されていた年間入館者数の実現はほぼ不可能になったのだろうし、当然、そこで得られるはずだった売り上げも立たなくなり、その施設の行く末が心配になるような事態にさえつながるかもしれない。
売り上げがあってもなくても、膨大な施設維持費が掛かるのが水族館であるからして、1日も早い事態の収束を願わずにはいられない。

収束した時には、できる限り、各地の施設に足を運びたいと思っているし、オレ以外の水族館好きにもそうして欲しいと思う。
とは言え、個人的には、3月以降の仕事は総じて低調で、4月の2週目以降からは収入ゼロ。水族館よりも自分の心配をすべきかも知れないけれど……

でも、新生水族館(水槽)のオープン延期には、残念なことだけではない!!(と思いたい)

3月、4月にオープンを予定していた水族館や水槽は、ことごとくそれができずにいるが、オープン日に間に合うよう準備は進められていたはずで、オープン日にはひとまずの形で出来上がった状態が公開されていたはずだ。

しかしながら、できたばかりの水族館というのは、必ずしも最高ではないこともある。
例えば、水槽の魚が少なかったり、ショーに登場するイルカのできることが少なかったり。また、水が濁っていたり、水槽の魚に病気が出ていたり、なんてこともよくある。
もちろんそれらは、時間の経過によって解決していくから、オープン直後に見た展示を1年後に見ると、見違えるほどよくなってることもよくあることだ。

でも、この時期にオープンを予定していた施設や水槽は、不本意な形とは言え、“熟成期間”が手に入った。
そんな時間は、イルカたちのトレーニングを進め、水槽の水をクリアにするろ過槽の状態を高めていく。
当然、水槽の生き物たちのコンディションはもとより、水の状態だって予定されていたオープン日に見るよりもよくなっているはずだ。
また、準備が間に合わなかった部分や、水槽完成後に発生した問題点にもしっかり対処できたりなど、いつか展示が公開される頃にはいい状態に仕上がっているだろうと思うのだ。

それは、閉館している他の水族館にも同じようなことが言えると思う。
お客がいてはできにくい作業も思いのまま。どこもきっと、メンテナンスに精を出していることだろう。

つまり、いつか訪れる開館のタイミングには、よりよいものが見られることは間違いない、ということ。
それが現状、唯一かも知れないポジティブ要素だ。

これまた残念ながら、すぐにはオープン日は来ないかも知れない。でも、いつ開いても大丈夫なよう、入館料や交通費を用意して、その日に備えておいて欲しい!!
タグ:水族館
nice!(0)  コメント(4) 

ドバイ水族館(アンダーウォーターズー)の気になる魚 [海の魚]

ドバイ水族館で見たものの中で一番驚いたのは、アンダーウォーターズーの入り口の水槽にいたイトマキエイだ。
LY5A9242.jpg
それがいたこと自体ももちろん、8匹以上はいた個体数の多さ、そしてそれらがそれほど大きくない水槽にいたことにも驚いた。
こんな水槽で飼えるんだ!! って。
水槽はハーフトンネル状になっていて、幅は10mくらい。奥行は5mくらいありそうだが、トンネルがあるので遊泳面積は実質、その半分くらい。一番広い水槽中腹あたりで3mくらいだろうか。トンネルの上は人の膝くらいの水深。
体盤幅1m少々と、大きな個体ではないけれど、各ヒレには擦った傷も見られ、やはり水槽の広さが足りないことが見て取れたが、そんな中で当のエイたちはグルグル回っていたり、個体同士で追いかけあったりしていた。
イトマキエイというと、これまで見てきた種類はいずれも、通常時はゆったりと泳いでいるような印象だが、ここにいたものはせわしなく泳ぎ回っていて、その大きさも相まって、ウシバナトビエイを見ているかのようだった。



この水槽が見えた瞬間、イトマキエイがいる!! と驚いたのだけど、2017年にここに来たという知人が“イトマキエイがいた”とSNSにあげていたのを思い出した。少なくとも3年はここで展示されているらしい。

そこで気になるのはその種類。とりあえずヒメイトマキエイではないことは分かった。
3年前に知人が見たものがそのまま展示されているとしたら、見たことないけど大型化するらしいM.mobularではないのだろうし、イトマキエイ(M.japanica)でもなさそうだ。
サイズと生息地からM.kuhliiかな!? なんて思っているのだけど、果たして…… !?
見た目で分かる特徴は、顔の横、目の後ろが銀色に光っていたくらい。餌の食べ方はマンタなどと同じ、その場でグルグル回転しながらだった。

このイトマキエイの正体は…!?

イトマキエイが泳ぐトンネル水槽には、イトマキエイ以外にもこれまた日本では珍しいウチワシュモクザメがかなりの数いて、他にもイヌザメがいたりと、小型板鰓類がメイン。
しかし、そんな中をウロチョロしているアジみたいな魚の群れ。
LY5A9273.jpg
パッと見、アジかと思ったのだけど、あらためて見てみるとアジじゃない。それどころか、見たことのない魚。しかも、何の仲間なのかすぐに分からない。
でも、その正体は案外簡単に分かった。ボーグ(Boops boops)というらしい。
こんな形しているのに、タイ科!! 飼われ魚なのでふっくらしていてアジみたいだが、本当はもっとほっそりしていて、写真で見る限り、タカサゴみたいな感じ。
地中海とか大西洋とか、日本人には馴染みの薄いエリアに生息しているそうだが、オレがこの魚の正体が分かったのも、葛西臨海水族園の地中海水槽に似た魚がいたのを思い出したから。
ヒントとなったサレマもタイ科。タイの仲間も奥が深そう。ドバイ遠征でより興味が深まった気がしている。

無料で見られる水槽は、大水槽とイトマキエイとボーグのいる水槽、そしてアンダーウォーターズーのお土産ショップを取り囲むように配置された出口の水槽の3つ。
出口の水槽は奥行きがない薄い作り。まさに壁として機能しているのだけど、そこにもちゃんと? 魚がいる。
そこにいたのはアジ1種。でも、見たことがない種類。
LY5A9436.jpg
さて、種類は何だろうか?
マブタシマアジ属の何かかと思ったが、体の途中で湾曲する稜鱗を見ると違いそう。
テルメアジ? それともマテアジ? これまたどちらも見たことがないので何ともだが……

大きさは12~13㎝ほど。15㎝はないくらい。幼魚と言っていいサイズ感。
薄暗い水槽だから、色らしい色はなく、銀色1色。肩口に黒いスポット。
このアジの正体、分かる人、いるかな?

賑やかなところで、ひと際地味な水槽のせいか、目を止める人は少なかったが、最後の最後に、こんな意外な魚が置いてあるとは!! 油断できないな(笑)

アンダーウォーターズーの(入館しないと見られない)水槽からも、見たことない魚をいくつか。
先週も書いたように、アンダーウォーターズーでは世界の海の水槽展示があって、その中にはカリブ海の水槽もある。
ペルシャ湾の近くでカリブ海? カリブ海産の魚は、日本でもUAEでも外国の魚。外国で、さらに外国から来た魚を見るというのは何だか変な感じだが、見たことない魚に遭遇できた。
ところで、UAEと日本なら、どちらがカリブ海に近いんだろうか?

お初のカリブ海産魚、その1、ロングスパインスクレイルフィッシュ(Holocentrus rufus)。
LY5A9426.jpg
一部が長く伸長した背ビレを持ったイットウダイ科の1種。
日本の水族館では見たことがないと思うのだけど、特徴的なヒレを持っていたこともあり、すぐに正体が判明した。
カリブ海では普通種らしい。
1匹しかいなかったが、カリブ海地域の水族館に行けば、それこそ普通に見られるんだろうな。

同じ水槽にいたミッドナイトパロットも確実に初めましてな1種だったけれど、それ以上にショックだったのが、どうやらイタヤラ(ゴリアテグルーパー)を見ていたらしいこと。
このブログを書くのに、あらためて撮った写真を漁っていたら、あれ!?、これは……
LY5A9385.jpg
長らく見てみたかった憧れの魚のひとつでもあり、ようやく遭遇できたはずなのに…… 不覚にも“ちゃんと”見てなかった(涙)

イタヤラは大西洋におけるタマカイのニッチを占めるカウンターパート種。同じく巨大化し、姿形もよく似ている。
水槽にいたのはあまり大きくない個体だった。そのため、“あぁ、ここにもハムールがいるのね”と真面目に見なかったのだ。
ちなみにハムールとは、現地で人気(食用で)のチャイロマルハタのことで、ここに来る前、シャルジャ水族館で山ほど見たので、そのくらいのサイズのハタ=チャイロマルハタだと思い込んでた。今改めて(写真を)見ると、ハムールにしてはデカいのに、何で気付かなかったんだろう、と。

写真が残っていたのはせめてもの幸いだが、憧れの魚を初めて見たというのに、何の記憶もない。
畜生!! これもドバイの水族館に魚名板がないせいだ!! と他人のせいにしつつ(汗)、もし、次にどこかでイタヤラに遭遇できたらなら、今この瞬間の悔しさも込めて、しっかり見てきたいと決意を新たにしたのでありました……

という訳で、ドバイ10部作、これにて終了!! 長い間お付き合い、ありがとうございました。
nice!(0)  コメント(2) 

アンダーウォーターズー(UAEドバイ) [海外水族館インプレッション]

ドバイ水族館ではさまざまな体験プランがメニュー化されていて、入館料も幅広い設定がなされているが、その中で、水族館の見学だけのチケット(一番ベーシックなプラン)は、ドバイ水族館&アンダーウォーターズーというものになる。
ちなみにお値段210AED(約6400円)!! 日本の標準から考えると高額だ。

ドバイ水族館は有名な大水槽。じゃあアンダーウォーターズーって何? という話だが、大水槽の水中トンネルを通り、エスカレーターへ。上階へ上がり、案内通りに進むと再び水槽が現れる。
そこがアンダーウォーターズー。つまり、大水槽とセットになった施設だ。
ハーフトンネル状になったその水槽も入館しなくても(無料で)見られるが、驚いたことに小さなイトマキエイ!! が何匹も泳いでいる。アンダーウォーターズーも含め、ドバイ水族館で一番驚いたのはこの水槽を最初に見たこの時だった。
IMG_3096.jpg
入場ゲートはモニターに囲まれていて、CGのサメが泳ぎ回っている。ちょっとしたケージダイビング体験? な感じになっている。そこを抜けたところが、入館前に見た水槽だ。
巨大と言うほどには大きくない水槽なのに、小型イトマキエイの他、ウチワシュモクザメが何匹も泳いでいることにあらためて驚かされるが、水槽の前に人が沢山座っているので、魚を見るだけなら入館しない方が見やすい。
LY5A9299.jpg
イトマキエイ以外にも見たことない魚がいたりと、大水槽(ドバイ水族館)も含め、この水槽が一番興味深かったような印象だ。

そのハーフトンネルの先を曲がったところが、まさしくアンダーウォーターズー。
そこは、所狭しと水槽が並んだ、水と緑の空間。
LY5A9415.jpg
展示されているのは世界各地の淡水魚。直訳すれば水中動物園たるアンダーウォーターズーだけに、カワウソとかヌートリアもいたりするが、魚も含め、日本の水族館で見られないものはおらず、とりわけ驚くようなものはなかった。ただし、アクリルや水はドバイ水族館(大水槽)より綺麗。
強いて言うなら、チョウザメの胸鰭が反っていないことや、決して大きな水槽でもないのに、ヘラチョウザメが綺麗なフォルムを保っていたことは印象に残った。

床から立ち上がった水槽は人の胸あたりが水面になっていて、魚を見ようとするとしゃがむ必要がある高さ。
普通に歩いているだけだと、魚は見えなくはないけれど見やすくはない。反面、水(水面)はよく見える。

でも、それは水が貴重な砂漠の国、ドバイだからなのかも、とも思ったり。
シャルジャ水族館でも思ったが、砂漠の国であるUAEでは水や湿度を身近に感じたいという思いが強いのかも知れない。
とりわけ、アンダーウォーターズーの最初のフロアにある水槽は淡水、つまり飲める水。
それが、小さな水槽から溢れ出して、ジャバジャバと音を立てながらより大きな水槽に流れ込んでる様は、真水が貴重な国の人たちからすると、それだけで豊かさを感じられるものなのかも知れない。
しかも、水槽内は青々と水草が生い茂っており、砂漠にはない光景に目と心を潤す地元の人は多いのだろうなぁ、と。
LY5A9329.jpg
水槽を満たした淡水は、海水を改質して作られたコストの高いものであることを考えれば、淡水魚は海の魚よりも“特別感のある”展示。
真水が特別なものではない国から行ってるオレには想像しかできないが、水そのものをやけに感じさせる水槽群に、そんなことを思った。

アンダーウォーターズーは2フロア構成で、淡水生物が展示されたフロアの上にも施設は続いていて、上階は海水がメイン。
水槽の作りは下階の淡水ゾーンと同じだが、そこにいるのは地元産のものではなく、サンゴ礁とかカリブ海とか、タカアシガニなどがいる深海? など、外国産の海の生物たち。
何故か唐突に、砂漠(地元)の生き物コーナーがあって、砂漠に暮らす小動物やトカゲ、サソリなどがいたり、出口に近いところにあるこの施設最大の水槽に驚くほど巨大なワニがいたりなど、必ずしも“海”に特化した展示という訳ではないようだ。
LY5A9402.jpg
下階の淡水エリアもそうなのだけど、水槽数はそこそこ多いのだけど、その分、通路が狭く、そこに多くの人がひしめいていて、混雑している感がとても強い。
シャルジャ水族館とハシゴしてるのもあってか、上階の展示を見て回る頃には疲れてしまい、“ここでしか見られない”が少なかったことも手伝って、必死に見る、という感じではなくなっていた。
ドバイの中心的な観光地でもあり、また、オレが行ったのがUAEの休日である土曜日(日本の日曜日に相当)だったせいもあるかも知れないけれど、とにかく混雑していてそれに疲れたという印象ばかりが残っている。
恐らく、いつでも混雑しているのは間違いなさそうなので、行く時は覚悟のほど!!

ドバイ水族館の感想は先週、入館料を支払ってまでは……、と書いた。
セットのアンダーウォーターズーを含めても、その印象は覆らなかった。
日本の水族館を見慣れた目には、展示に物珍しさが少なく、日本の感覚からすれば高額な入館料に見合う満足感が得られなかったように感じたからだ。

だけど、高額な入場料の反面、ドバイ水族館の大水槽とイトマキエイのいる水槽、出口(お土産ショップの壁になってる)水槽など、メイン級の水槽は入館しなくても見ることができて、とりわけ個人的には一番印象的だった水槽がタダで見られるなんて、太っ腹というか……
金満ドバイらしいところ、なのかな!?
nice!(0)  コメント(2) 

ドバイ水族館(UAEドバイ) [海外水族館インプレッション]

ドバイの水族館と言えばここ。ドバイ水族館。
ドバイの超メジャー観光地のひとつでもあり、世界一高いビル、ブルジュ・カリファとかドバイモールとも近く、というか、ドバイモール内にあるので、ドバイを検索すれば必ずヒットする、世界的にも有名な水族館のひとつだ。
LY5A9133.jpg
大水槽のアクリルパネルは、それまで美ら海水族館が保持していた世界最大の水槽パネルのギネス記録を更新したことでも知られており、水槽容量は1万tと、美ら海水族館のものよりも大きい。
余談だが、この水槽が完成したのは08年。同じく08年には先に紹介したロストチェンバー水族館もオープンしている。
UAEには政府系の不動産デベロッパーが2つあり、このドバイ水族館はエマール・プロパティーズによる施設。一方、ロストチェンバー水族館はそのライバルと言われるナキールによるもの。ロストチェンバー水族館の大水槽の方が1000t大きいが、両者のライバル関係が水槽サイズに影響したのかも、みたいに勘ぐってる。
まぁ、容量だけでなく、内容でもロストチェンバー水族館の勝ちだと思うけれど……

ドバイ水族館というのは、この大水槽のことを言うらしいのだ。
というのも、チケットを買うと、ドバイアクアリウム&アンダーウォーターズーとあり、アンダーウォーターズーがあるのは別フロアで、入り口も異なっている。
IMG_3100.jpg
ドバイ水族館たるこの大水槽だが、水槽横から入場し、大水槽正面を通り、その端まで行くと、水槽中ほどを突っ切る水中トンネルで再び水槽の端まで。
そこでさらに折り返して専用エスカレーターで上階へ行くという作り。
入館料を支払わなければ、トンネルを通ることはできず、アクリルパネルの真ん前にも行けないが、水槽前(入場者通路を隔てた柵がある)までは誰でも行くことができ、上階、水槽後ろ側からも見られる窓があるため、トンネルを通らなくていい人なら、無料でこの水槽のほぼすべてを楽しむことができる。
LY5A9199.jpg
なお、水槽の裏手まで行ってエスカレーターに乗ってしまうと、トンネルに戻ることができないので、上階へ行く前にしっかり見ておくことをオススメする。
と言っても、見られなくなるのはトンネルだけだけどね。

この施設、体験プランのメニューが多く、チケットカウンターに列を作るお客はそれらの説明をカウンターで聞くらしく、なかなか列が進まない。
行列の導線も分かりにくいし、長い列に対してカウンターは3つだけと、チケットを買うまで少し時間が掛かる。オレも15分くらい掛かった。
しかも、その値段はなかなかに高額で、210AED(6400円くらい)と、日本では考えられないくらいの入館料だ。

この大水槽、1万tもの容量を持つこともあり、確かにデカい!!
様々な角度から見られることもあって、デカいなぁ、とその大きさを実感できるのだけど、反面、数字から想像するほどの大きさがなく感じるというか、よく見れば見るほどに、狭く感じてしまうような気がした。書いてること矛盾してるけどね。

水槽の正面に立つと、目の前に壁のように擬岩がそびえたっていて、水槽の奥が見えなくなっている。
これはその奥にあるトンネルから、アクリルパネル前の人を見えにくくするためと思われるが、大きな擬岩の山、そしてその奥にトンネルが見えるせいで、水槽の奥行が全然ないみたいに見えてしまうのだ。
トンネル側から見ても同じで、トンネルが水槽の中央付近を通っていることもあって、どちらを向いても視界が抜けておらず、何だか狭いなぁ、と。
実際、美ら海水族館の大水槽と比べると、間口(幅)はドバイ水族館の方が大きいが、奥行きは美ら海水族館ほどはないようで、形としては薄い横長。
おまけに、水槽の一部分がシートなどで仕切られていたりすることも、水槽の狭さを意識させる要因となっていて、囲いの中にいる魚も、もっと違った展示方法なかったの? みたいな気がした。

上階からは、水面に浮かんだグラスボートとか、体験ダイブ用のケージとか、いろいろなものが浮かんでいるのが目に入って、大きな人工物ばかりが目に入るので、水面付近は混雑している印象で、大きなものをあれだけ浮かべておける大水槽という見方もできるけれど、それらは見ていて美しいものではないし、見ている人には水槽を狭く感じさせる要素でしかない。そのあたりも、この水槽に好印象を抱かなかった要因だ。

また、ショッピングモール内にある大水槽ということで、水槽の周囲にはレストランやら何かしらの店やらがある。
それらショップのロゴなど色とりどりの映り込みは凶悪レベル。写真を撮りたい人には超強力な難敵となる。
LY5A9140.jpg
水槽内のメインはシロワニ。日本の水族館にいるすべてのシロワニよりも多くの個体がいそうな感じ。オープンした頃に50匹を導入という話を聞いた記憶があったが、50はいなさそうだったが、それでも30匹近くはいそう。
LY5A9156.jpg
他に1匹だけ大きなノコギリエイがいて、メジロザメ類が3種類。マダラトビエイやヒョウモンオトメエイなどのエイがいて、あとは無数にいるロウニンアジとコガネシマアジ。それ以外の魚もいるが、あまり目立たない。
とにかく、ロウニンアジとコガネシマアジばっかり、みたいな印象。
近隣施設の大水槽と比べると、日本の水族館では見られないものはおらず、魚種バラエティの少なさも今ひとつ気分が燃え上がらなかった理由かも知れない。
また、水槽自体の綺麗さも、ロストチェンバー水族館やシャルジャ水族館に劣り、コケ汚れやキズも目立つ。

もし、またドバイに行く機会があったとしても、入館料を支払ってまでは見に行かない気がする。
さほど期待していたつもりではなかったけれど、この水槽のためだけなら、ドバイまで行く必要は感じない、というのが水族館を出た後の正直な感想だ。
nice!(0)  コメント(2) 

シャルジャ水族館の気になる魚 [海の魚]

シャルジャ水族館で展示されている魚は、目の前に広がるペルシャ湾産のものが中心。
ロストチェンバー水族館にいた魚も地元率が高かったけれど、ここのものはほぼすべてが地元産ではないかと思われる。
そのため、日本では見ない魚も多く、初めて見る魚も少なくなかった。
ひとつ前のブログにも書いた通り、大水槽が全体の8割を占めるような水族館だったが、大水槽以外の水槽にも“おっ!?”と思わせてくれるような魚がおり、満足な魚名板もないことから、遠くから行ってる身としては、油断できない水族館だった(笑)

シャルジャ水族館でもっとも会いたかった魚が、大水槽にいたオオフエフキだ。
LY5A8983.jpg
ネット検索して得られた少ない情報の中で、いるのが分かっていた魚。
画像で見ていた時には「キツネフエフキもいるのね」くらいに思っていたが、顔がいくぶん短いような気が。でも、それは気のせいではなく、別の種類だったというワケ。
キツネフエフキによく似ているので、初めて見たのに“初めて見た感”は薄かったけれど、日本の水族館では展示されていないし、実際に見てみると、キツネフエフキというより、ハマフエフキを引き延ばした、みたいな感じで、両者の見分け方である目の下のラインを見るまでもなく、ちゃんと違う魚であることが分かる。

見にくい部分も多い大水槽の中でも、見えやすい位置にいてくれて、かつビュンビュン動き回ることをしないので、じっくり見られてありがたかった。
地元の魚ということでシャルジャ水族館には結構沢山いたが、何故かロストチェンバー水族館ではその姿を見なかった。

大水槽にはオオフエフキの他にも、現地でハムールと呼ばれ、もっとも美味しい魚として人気があるらしいチャイロマルハタとか、大きなシノノメサカタザメとか、1m超の魚も結構な数がいる。
しかし、ここで餌食べられるの? みたいな心配をしたくなる小さな魚もいる。
そんな心配? したくなるもののひとつがチョウチョウウオの仲間。
トンネルの頭上から、ひらひらと花びらが落ちてくるように目の前に現れたコーヒー色のチョウチョウウオ。
LY5A8951.jpg
黄色とか鮮やかな体色のものが多いチョウチョウウオの中にあって、何とも渋い色合い。
地元産のブラックスポッテッドバタフライ(Chaetodon nigropunctatus)だ。
チョウチョウウオなので、日本へも観賞魚として入ってくることもあるのかも知れないが、日本にもいるのだろうか? オレは見た記憶がないのだけれど……
これも、オレにとっては初めましての魚だったかも知れず、今頃になってありがたみを感じてる(笑)

大水槽で見た“初めまして”な魚の中で、見られてもっとも嬉しかったのはコガネアジだったかも知れない。
LY5A9111.jpg
名前はもちろん、どんな色、形の魚なのか、ということまでは知っていたのに、実物を見たことがなかった魚にようやく会えた。
実物は真っ黄色というより、黄色を帯びた体に、黄色いスポットがまばらに並ぶ、みたいな体色。
だけど…… 見えない!!
大きくて見えにくい場所が多い水槽の中で、死角を選んで泳いでる? みたいな位置ばかりを泳ぐ。
水槽の上からだといくらかその姿を見つけやすかったものの、大きな水槽の中に2匹しかおらず、すぐに見失ってしまう。
下の方に行ったと思えば、慌ててトンネルまで戻るものの、戻った頃に姿はなく、仕方なく下で待っても姿を見せず……
という訳で苦労した割に撮れた写真は証拠写真レベル。
大水槽で感じたもどかしさは、ほぼこの魚のせい。どこかで再会できると良いのだけれど……

大水槽以外の魚もいくつか。
入館後、横から見える最初の水槽にいるヨスジシマイサキ。
LY5A8916.jpg
シマイサキであることはすぐに分かった。でも、体高がやや低く、縦縞模様の間に細かな柄が入っていて、日本で見るものと違うことも分かった。同時に、初めて見た魚であることも。
それにしても不思議なのが、地味な印象もあるこれらの魚だけの水槽を最初に? 何故?地元では馴染み深い魚なのだろうか。ドバイのスーパーの鮮魚コーナーでは、これらの魚の姿は見掛けなかったけれど……
ちなみにこのヨスジシマイサキ、この水族館では数少ない魚名板による掲示があった魚でもあった。
同じ水槽にはコトヒキもいたが、“日本にいるものとは違うかも!?”と、頑張って撮影したが、帰ってから落ち着いて写真を確認してみると、こちらはどうやら日本にいるものと変わらなかったようだ(笑)

最後の1匹はサンゴ礁? 風水槽にいたタイワンタマガシラ。
LY5A9023.jpg
この水槽にはオトメベラがいたり、クマノミがいたり、ダブルバーシーブリームの小さな個体がいたりと、色々な魚が泳いでいるのだけど、そんなダブルバーに混じって、ちょっとカラーパターンの異なる魚が。
手のひらくらいの大きさで、最初は「ダブルバーもこのくらいの大きさだとこんな色をしてるのか?」なんて思った。一緒に泳いでるし。
しかし、よく見てみると顔が全然違う。もちろん、形も違う。
別の魚であることは分かったが、さて、こいつは誰だ? と思いつつ、UAEで撮った魚の正体を調べていた時のこと。
ロストチェンバー水族館で撮ったアラビアンモノクルブリームの正体を調べるべく、タマガシラの仲間を色々漁っていたら、「あっ!!」
和名にタイワンとあるように、日本近海にもいるようなのだけど、数は少ないらしい。
見た記憶もなかったし……
nice!(0)  コメント(2) 

シャルジャ水族館(UAEシャルジャ) [海外水族館インプレッション]

ドバイのあるUAE(アラブ首長国連邦)は7つの首長国からなる連邦国家。
その構成国でもドバイとアブダビはよく知られているが、その他の首長国の知名度はあまり高くない(気がする)。
ドバイの西側にはシャルジャ首長国があるが、そんな未知なる? シャルジャには水族館があるのだ!!
その水族館があるのはかなりドバイ寄り。ドバイ空港を起点にすれば、タクシーで10分ほどで行ける距離感。
IMG_3046.jpg
そんなシャルジャはUAEの中で、もっとも信仰に敬虔で厳格なのだそうだ。
そう聞くと、ちょっと身構えてしまいそうになるが、水族館に行くだけのオレが教義に反することをしでかしてしまうこともないだろうと、特に気にすることなく行ってきた。
だが、女性はアバヤ? ヒジャブ? で頭を覆い、顔だけ出しているファッションに身を包んでいる率が高かった印象で、チケットカウンターにいた女性も、見学に来ていたファミリーの女性もそんな格好の人が多く、ムスリムの国にいることを実感させてくれた。

水族館の印象としては、ロストチェンバー水族館やドバイ水族館と比べると、静かで落ち着いている。
海運の歴史など、自国の海にまつわる展示がされた博物館が隣接していたり、水族館にもゴミ問題など教育的な展示もあったりする反面、水槽には魚名板はほとんどついておらず、電光パネルで数種類が紹介されている程度だったりと、伝えたいのかそうでもないのか分からない、みたいな部分も。積極的に何かを発信している、みたいな印象は受けなかった。
LY5A9127.jpg
もっとも、魚名板に関してはUAEの水族館はどこも同じような感じで、すでに展示されていない種類がそのままになっていたり、泳いでいる魚のほとんどは魚名板がなかったりと、細やかな配慮はない。

行く前に日本でネット検索してみたが、知名度の高い施設ではないせいか、行ったという人の話は少なく、あっても、こじんまりしている、みたいな感じの評価が多い。
とは言え、規模や水量で言えば、そこそこの規模感。大水槽なんてかなりの大きさだ。
しかし、全体の水槽数が少なく(全部で15本)、また、水槽と水槽の間隔が広いというか、次の水槽が出てくるまでが長い作りなのも、水槽が少なさを意識させられる理由のように感じた。

この水族館のメインは大水槽だ。というかそれに尽きるといった感じ。
先に書いたように水槽サイズは想像以上に大きいし、深さもある。UAEの人が大好きな(多分)水中トンネルもある。
LY5A8967.jpg
水の透明度も高く、アクリルも(掃除が行き届いていて)綺麗。太陽光は入らず照明だけだが、水槽内は十分に明るい。
中を泳ぐ魚は地元ペルシャ湾産のものなので、日本の水族館では見られない魚もいて楽しい…… のだけど、この水槽、横から見えない部分が多いのが少々残念。
水が貴重な砂漠の国の施設だからなのか、水や湿度を直接感じられる上が開いた(直接水面が見える)水槽がシャルジャ水族館には多く、この大水槽もそんな作り。
LY5A9077.jpg
順路最後には、この大水槽の上を歩くみたいな橋があって、そこから水槽を眺めることができる。橋は水槽に浸かっているみたいになっていて、観覧通路から水面がとても近く、水そのものに囲まれている感がとりわけ強い。

そこから眺めると、下のトンネルやアクリル窓から見えない部分が多いことが分かる。
下から見てもかなり大きな水槽だが、上から見てあらためて“こんなに大きな水槽だったんだ!!”と驚かされることになる。
また、その下から見えない位置には多くの魚がおり、事実上、見えない魚がかなりいるということ。
例えば、この水槽には2匹のシノノメサカタザメがいたが、下から見ていた時には1匹しかいないと思っていたし、ウミガメとかヒョウモンオトメエイがいることさえ気付かなかった。
LY5A9083.jpg
下から見ている時は、それでも十分楽しかったのだけど、見えていなかった魚がこんなに沢山いて、しかもその中に日本では見られない魚も含まれていることが分かると、ホント、もどかしく、悔しさすら感じたほど。
もっとも、上からの大水槽を知らなければ(見えない魚が多くいる事実に気付かなければ)十分楽しめていたから、それがつまらない理由にはならないけれど。

ドバイの他の施設と比べて、ここならではのオススメの理由もある。
通路が広く、ゆったりしていて、しかも比較的空いている(オレが行った時だけかも知れないけれど)ので、落ち着いて水槽を楽しめる。
ただし、それほど広くない水中トンネルだけは混雑している感じがあったけれど……
個人的にロストチェンバー水族館が大ヒットだったので、それに比べるとそこまでではなかったものの、見たことのない魚もいて十分に楽しめた。
しかも、ロストチェンバー水族館もドバイ水族館も3000円以上するのに対して、ここはAED25(850円くらい)と激安!!
ドバイからの往復のタクシー代を含めても、ドバイ水族館より安くつくくらいだ。
コストパフォーマンス面では間違いなくUAEの水族館随一だ。
nice!(0)  コメント(2) 

ロストチェンバー水族館の気になるエイ [エイ]

今週も引き続き、ロストチェンバー水族館の大水槽の話。

ロストチェンバー水族館の大水槽にはエイも沢山泳いでいた。
同じ種類を重複カウントしている可能性もあるけれど、ざっと見た限り、11種類。
オレの見立て通りなら、かなりの多さだ。

マダラトビエイやシノノメサカタザメなど、日本の水族館でもよく見られる種類もいる。でも、シノノメはともかく、マダラトビエイは白い柄が大きくはっきりしていて、その面積も大きい。別種なのか!? みたいに思えてしまうのだけど……
しかし、同じく水槽に沢山いたウシバナトビエイは日本で見るものとは違う種類だと思う。
LY5A8576.jpg
写真では分かりにくいが、とにかくデカいのだ!!
日本で見るウシバナトビエイというと、体の幅が1mくらいの大きさのものが普通で、それほど巨大なエイというイメージはないと思う。
しかし、ここの大水槽を泳いでいるものときたら、どれも1.5mはありそうな大きさ。
こんなデカいウシバナ、見たことない!!
気になるのはその種類。日本の水族館でも見られるRhinoptera javanicaではなさそうだが、FishBaseによると最大165㎝なんて書いてあるから、それならこれもあり得るのか?
泳いでいた個体はどれも、結構年季が入っていそうな雰囲気だったけれど、日本の水族館で10年以上飼われている個体でも、こんなサイズ、雰囲気のものは見たことがない。
サイズ的には最大2mになるというR.marginataが近そうだ。地中海産とのことなので、ドバイからもそう遠くないし……

日本で馴染み深いけれど、ウシバナ同様、見知ったものとは違う!? みたいな感じだったのはヒョウモンオトメエイ。
LY5A8631.jpg
サイズはともかく、明確なヒョウ柄の個体がおらず、どちらかというと細かいスポット状の模様のものが多かった。
ヒョウモンオトメエイというと、派手な印象があるが、ここで泳いでいたものは派手さは控えめ。むしろ、一般的なエイみたいな色合い。
細かいスポット模様のヒョウモンオトメエイというと、シーライフ名古屋にいるHimantura australisを思い浮かべるが、同種なのだろうか? 雰囲気は結構違っているように感じたが…… H.australisは1匹しか見たことがないので何とも……

ヒョウモンオトメエイもいくつかの種類が知られているけれど、これもまた未知の種類なのだろうか。それとも、老成するとこんな感じになるんだろうか?

未知なウシバナトビエイにヒョウモンオトメエイ。まるでシーライフ名古屋のエイ話みたいだが、もうひとつ。
日本ではシーライフ名古屋だけで見られるツカエイもいた。それも沢山!!
LY5A8562.jpg
次から次へと登場する見たことない魚の前に、茶色いエイまで気が回らなかったが、よく見るとヒラヒラした尻尾。ツカエイだった。
数も多く何匹いるのかは分からないくらいで、ここではまるで珍しくないくらいにはいる。
しかも、デカい!!
このツカエイに限らず、日本では珍しいけど、ここには沢山いる、みたいな魚も多く、そういう意味ではホント、気の休まらない(笑)幸せな水槽だった。

日本ではあまり気にしないのに、ここではやけに気になったのがトンガリサカタザメ。
数こそ多くなかったものの、この水槽では最大級の大きさで、かつ水槽内を循環するように泳いでいてくれるので、定期的に目の前に現れる、そんな感じだった。

気になった理由は、日本の水族館で見知ったものとはこれまた違った気がしたから。
2種類(タイプ?)いて、まずはトンガリⅠ。
LY5A8778.jpg
濃い茶色い体に、小さな白いスポットが並ぶ。
ここまでは日本の水族館でも見られるRhynchobatus djiddensisでも普通に見られる特徴だが、この個体はその白いスポットがきちんと2列になっていて、規則正しく並んでいる。
その整然とした模様の並びが気になったのだけど、こんなにきちんとした2列の白点を持つ個体を見た憶えはない。R.djiddensisとは違う種類だろうか?
はたまた個体差の範疇か?

気になるトンガリサカタザメ(トンガリⅡ)はもう1匹いて、こちらはサイズが上記トンガリⅠよりも大きい。
LY5A8824.jpg
さらに、模様は花びらみたいな柄が密に並んでいるが、規則性はなく、その色も薄い。
また、体色もトンガリⅠよりも薄く、こげ茶に対して黄土色、みたいな感じ。
体色はともかく、柄に関しては、こんな個体はこれまで見たことがなく、これまた見たことない種類? となった訳だが、家に帰って以降、Rhynchobatus属のエイたちをいろいろ画像検索してみるも、外見からはどれも同じようにしか見えず……
もしかするとこの個体も、R.djiddensisのカラーバリエーションのひとつ、なのかも知れない?

サメとかエイとか、外見から種類が分かりづらいものは、正体に辿り着きにくく、想像や妄想に近いのだけど、オレがやってることは研究や分類ではないので、それでもいいと思っている。楽しんでるだけなのでね。
でも、水族館から戻った後にも、これだけ楽しませてもらえたのだから、やっぱりロストチェンバー水族館は楽しかった!! という結論に尽きるのだけどね。
nice!(0)  コメント(2) 

ロストチェンバー水族館の気になる魚 Vol.2 [海の魚]

ロストチェンバー水族館の大水槽では、見てみたかったダブルーバーシーブリームを最初に見つけて喜んでいたのも束の間、続々と現れる見たことのない魚たちに嬉しい悲鳴をあげてた。

ペルシャ湾は、タイやフエダイだけでなく、イサキの仲間も多いらしい。
アヤコショウダイとかムスジコショウダイとか、日本の水族館でも見られる種類も沢山いたが、もっとも数多くいたのはブラックスポッテッドグラント(Plectorhinchus gaterinus)だった。
LY5A8629.jpg
コショウダイの仲間なのはすぐに分かる。でも、こんな鮮やかなヒョウ柄(チーター柄か?)のものは見たことがない!!
こういう分かりやすい見たことない種類の存在は最高!! ダブルバーシーブリームに続いて大喜びさせてくれた魚だ。綺麗だしね。
ペルシャ湾ではとりわけ多い魚なのか、大水槽以外にもサイズの違う個体が沢山いた。

ブラックスポッテッドグラントに喜びながら、その姿を写真に収めようとあたふたしていたら、目の前に違うコショウダイが姿を現した。
LY5A8695.jpg
ブラックスポットとは違い、よく言えば迷彩柄だが、悪く言えば汚らしい柄の魚。
もちろん、見るのは初めてだから、それがコショウダイの仲間であることくらいしか分からない。
これも何匹もいたので、こういう柄の種類がいるんだな、と日本に帰ってからの宿題となった訳だが、どうやらソーディッドラバーリップ(Plectorhinchus sordidus)という種類らしい。
同じような色合いの、柄無し個体もいて、それが同種なのかは定かではないんだけど、柄無しは皆、小さくて、この汚ら… じゃない、迷彩柄の個体は大きいものばかりだったので、成長し、大型化するとこういう柄に変化するのかも。
ブラックスポットほどではないけれど、柄無まで含めると、それなりの個体数がいて、やはり数が多い魚のひとつのようだ。
コショウダイとかコロダイとか、その手の魚は他にもいろいろいたようで、これはあれと同じだろうと見落としたものも多くいそうな雰囲気。やっぱり再訪が必要か!?

暖かい海の魚と言えば、鮮やかな色の魚… とりわけ青や緑の体色を持ったブダイの仲間はイメージにピッタリな存在と言えるだろう。
ペルシャ湾にもそんな南国的雰囲気のブダイがいるらしい。
LY5A9512.jpg
数は多くなかったけれど、見たことないブダイ類。日本にはいない種類らしく、日本に産する種類に同様のカラーパターンを持つものは見当たらなかった。
どうやら、ガルフパロットフィッシュ(Scarus persicus)という紅海やペルシャ湾などに生息する種類のようだ。
葛西で言うところのターミナルフェイズ(雄相)だが、鮮やかさはそれほどでもないような……!? 機嫌でも悪かったのだろうか。
ただ、こやつもそれなりにサイズがあり、巨大な水槽の中でも埋没してしまわないくらいには目立っていた。

ここまで登場させた魚たちは、いずれも水槽内で目立っていた魚。
ガルフパロットはそうでもなかったけど……
ここから先は、偶然見つけた魚。だから写真もとりあえずな証拠写真的なクオリティ。

大水槽の綺麗さと、行き交う魚たちを眺めつつ浸っていたら、遠くにこれまた見たことない魚の姿。そういう意味で、ロストチェンバー水族館の大水槽はぼんやり眺める暇を与えてくれない。
何だありゃ? 〇×タマガシラ? でも、あんな柄のやつは見たことないぞ。というのがコレ。
LY5A9548.jpg
調べてみると、アラビアンモノクルブリーム(Scolopsis ghanam)らしい。
タマガシラの仲間にしてはそれなりのサイズだったが、この個体も20~25㎝くらいだっただろうか。
そこそこの時間を待ってみたけれど、アクリルの近くまで来てくれることはなく、透明度の高い水槽でもこの程度しか撮れなかった。
タマガシラらしく、狭い範囲で少し泳いでは止まり、みたいな動き方をしていたが、性質は強くないのか、自分より小さいニザダイ類に追い散らされて結局どこかに消えてしまった。
しっかり撮りたいけれど、ドバイまでもう1度行ったとしても、こいつはよほど運がないと難しそう。

最後の1種類も同じく不鮮明な画像した残せなかったオオクチイケガツオ。
LY5A8861.jpg
遠く水面付近にイケガツオの姿を発見し、イケガツオもいるんだなぁ、なんて思っていたら、体側のスポット模様が大きく、数が少ない。
ん!? あんな柄のイケガツオ、いるのか!? と思いつつ気にしていたら、次に見掛けた時、ようやくその顔が見えた。
何あれ!! オレの知ってるイケガツオじゃない!!

短く、より凶悪な? 感じ。見たことない種類であることが分かった。
しかし、あの大きな水槽の中に2匹しかおらず、しかも常に水面付近にいて、下の方へは降りてこない。
それどころか、すぐにその姿を見失ってしまう。水槽が大きいだけに探すと見つからず、上階の窓のところに行こうとしたら、宿泊者のみとのこと。
諦めかけた頃、ダイバーが入ってきて、魚に餌を与え始めた。
魚の数が多いので、ダイバーの周辺は黒い竜巻のような状態になるのだけど、その竜巻の外周部分に目的のイケガツオが!!
この日、もっとも下まで来た瞬間だった。慌ててカメラを構えるも、これまた証拠写真レベル。
とは言え、こいつも写真に収めるのはかなり難しそう。アトランティスに宿泊すれば何とかなるのかなぁ?
でも、高いんだよなぁ……

それでも、そんなことを真面目に考えたくなるくらい、魚好きのオレには楽しい水族館だった。
こんなの書いてると、また行きたくなってきちゃうなぁ……
nice!(0)  コメント(2) 
前の10件 | -