前の10件 | -
魚好き目線で楽しむシンガポール動物園 [その他]
リバーワンダーの隣にはシンガポール動物園が隣接している。
行くまでは1日をリバーワンダーで過ごすことも考えたが、いざ入口まで行くと、すぐ目の前になかなか来られない動物園がある現実に計画を変更。
リバーワンダーを4時間ほどで切り上げ、ランチを諦め、閉園までの3時間、シンガポール動物園に行くことにした。
実は、シンガポール動物園に来るのは初めてではなく、27年前にも来たことがあった。その時の記憶は薄く、覚えていることは少ないのだけれど……
記憶の中に微かに残る動物園と現在の動物園は結構変わっていたようなのだけど、変わっていなかったのが動物と観客を仕切るモートに魚がいること。
27年前にもそれに驚き、喜んだ記憶があるが、そこは今回も同じだった。
それを思い出したのが、トラの展示スペース前まで行った時のこと。

オスフロじゃん!! アロワナもいる!!

観客と動物を仕切る、場合によってはトラが水遊びをする水の入ったモートは、沢山の魚が泳ぐ池みたいになっていて、しかもそこにいるのはコイなどではない、日本では水族館や熱帯魚店で見るような魚たち。
暖かい地域だからこそできる展示? だが、同じことをやるのが大変な国から来た者からすると、感動的な光景だ。そういえば、27年前にもこうした光景に心底羨ましさを感じたことを思い出した。
モートに魚がいると、ついついそこに展示された本来の主よりも、魚にばかり注目してしまうのは魚好きの性だろうか(笑)
モートごとに入っている魚に差があるようで、透明な水槽に入っているのと比べると自然に近い環境のせいか、思わぬ綺麗な個体に仕上がっていたりするものもおり、また、そういう個体に遭遇するのは偶然の産物だから、そういう個体を見つけたりすると、気持ちも上がるというもの。
ただ、この時は入園直後から降り始めた大雨と疲労で、しっかり見切れていないようなところもあり、叶うなら再チャレンジしたいところ。
ごくわずかだが水槽展示もあって、もっともそれらしいのが爬虫類館「レプトピア」にあったアクアテラリウム。
カイマントカゲやグリーンバシリスクが主役の展示スペースだが、その水中部分に体型、大きさ、色、柄のどれもが申し分ないパラクロミス・マナグエンシスが。

かつて(中学生くらいの頃)、大好きだったシクリッド。
珍しいものではないけれど、人気の高い魚でないせいか、日本ではあまり見掛けなくなった魚。それもこんなにいい個体となれば、そうそう見られないだろう。
シンガポールだと、その辺の池なんかで外来種として定着していそうだけど……
同じ水槽には何故か1匹のポルカドットスティングレイも入っていたが、何故? 陸上のトカゲたちと産地も被っていないし……
そのトカゲたちは寝ていて動いていなかったけれど、水中のハイレベルなシクリッドたちがオレを大いに楽しませてくれた。
雨とカメラバッグの重さに心折れそうになりつつ、ひとまず屋根のあるところに行こうと、屋根付きの場所へ行ってみると、そこにはこんな光景が広がっていた。

青い水を称えた池。その中をふわりと泳ぐ大きなカラグールたち。
大きなカメなのに、浮遊感とでも言おうか、重力を感じさせないゆったりとした泳ぎっぷり。周りに群れるレッドチークバルブを引き連れ、水中を行き交うその姿に、思わず「あぁ、いい!!」 それまでの疲れがひととき癒えるみたいな感覚だった。

どうした訳か、オレにとって大型の淡水カメはやけに魅力的に見えるのだけど、それがこれだけいて、ゆったり気持ちよさそうに? 泳いでいる光景はまさに夢のよう。
シンガポール動物園でもっとも感動したのは、多分、ここ。
でも、この水槽(本当は窓付きの池)の主はワニ。それも珍しいインドガビアル!! なのだけど、結局、1度も動く瞬間を見なかった。
まぁ、ワニって動かないものだからね。
魚好き目線とか言いつつ、最後はカメ(笑)
でも、水族館好きな人なら、この水槽で感動する気持ち、分かってもらえると思う。
行くまでは1日をリバーワンダーで過ごすことも考えたが、いざ入口まで行くと、すぐ目の前になかなか来られない動物園がある現実に計画を変更。
リバーワンダーを4時間ほどで切り上げ、ランチを諦め、閉園までの3時間、シンガポール動物園に行くことにした。
実は、シンガポール動物園に来るのは初めてではなく、27年前にも来たことがあった。その時の記憶は薄く、覚えていることは少ないのだけれど……
記憶の中に微かに残る動物園と現在の動物園は結構変わっていたようなのだけど、変わっていなかったのが動物と観客を仕切るモートに魚がいること。
27年前にもそれに驚き、喜んだ記憶があるが、そこは今回も同じだった。
それを思い出したのが、トラの展示スペース前まで行った時のこと。

オスフロじゃん!! アロワナもいる!!

観客と動物を仕切る、場合によってはトラが水遊びをする水の入ったモートは、沢山の魚が泳ぐ池みたいになっていて、しかもそこにいるのはコイなどではない、日本では水族館や熱帯魚店で見るような魚たち。
暖かい地域だからこそできる展示? だが、同じことをやるのが大変な国から来た者からすると、感動的な光景だ。そういえば、27年前にもこうした光景に心底羨ましさを感じたことを思い出した。
モートに魚がいると、ついついそこに展示された本来の主よりも、魚にばかり注目してしまうのは魚好きの性だろうか(笑)
モートごとに入っている魚に差があるようで、透明な水槽に入っているのと比べると自然に近い環境のせいか、思わぬ綺麗な個体に仕上がっていたりするものもおり、また、そういう個体に遭遇するのは偶然の産物だから、そういう個体を見つけたりすると、気持ちも上がるというもの。
ただ、この時は入園直後から降り始めた大雨と疲労で、しっかり見切れていないようなところもあり、叶うなら再チャレンジしたいところ。
ごくわずかだが水槽展示もあって、もっともそれらしいのが爬虫類館「レプトピア」にあったアクアテラリウム。
カイマントカゲやグリーンバシリスクが主役の展示スペースだが、その水中部分に体型、大きさ、色、柄のどれもが申し分ないパラクロミス・マナグエンシスが。

かつて(中学生くらいの頃)、大好きだったシクリッド。
珍しいものではないけれど、人気の高い魚でないせいか、日本ではあまり見掛けなくなった魚。それもこんなにいい個体となれば、そうそう見られないだろう。
シンガポールだと、その辺の池なんかで外来種として定着していそうだけど……
同じ水槽には何故か1匹のポルカドットスティングレイも入っていたが、何故? 陸上のトカゲたちと産地も被っていないし……
そのトカゲたちは寝ていて動いていなかったけれど、水中のハイレベルなシクリッドたちがオレを大いに楽しませてくれた。
雨とカメラバッグの重さに心折れそうになりつつ、ひとまず屋根のあるところに行こうと、屋根付きの場所へ行ってみると、そこにはこんな光景が広がっていた。

青い水を称えた池。その中をふわりと泳ぐ大きなカラグールたち。
大きなカメなのに、浮遊感とでも言おうか、重力を感じさせないゆったりとした泳ぎっぷり。周りに群れるレッドチークバルブを引き連れ、水中を行き交うその姿に、思わず「あぁ、いい!!」 それまでの疲れがひととき癒えるみたいな感覚だった。

どうした訳か、オレにとって大型の淡水カメはやけに魅力的に見えるのだけど、それがこれだけいて、ゆったり気持ちよさそうに? 泳いでいる光景はまさに夢のよう。
シンガポール動物園でもっとも感動したのは、多分、ここ。
でも、この水槽(本当は窓付きの池)の主はワニ。それも珍しいインドガビアル!! なのだけど、結局、1度も動く瞬間を見なかった。
まぁ、ワニって動かないものだからね。
魚好き目線とか言いつつ、最後はカメ(笑)
でも、水族館好きな人なら、この水槽で感動する気持ち、分かってもらえると思う。
リバーワンダーで一番のお気に入り メコン川水槽 [水槽]
リバーワンダーでは実際に見られるのを特に楽しみにしていた水槽がいくつかあった。
その内訳は、アリゲーターガーの水槽、メコン川の水槽、長江の水槽の3つ。
アリゲーターガーの水槽はアフリカエリアに展示変更されていて見ることができず、長江の水槽は思っていたよりも小さく、暗く、周囲の映り込みも強烈だったので、期待していたほどではなかった…… のだけど、メコン川水槽は思った通り。期待を裏切らない素晴らしさだった。
まず、何よりデカい!!

その大きさは見た感じ、800tほどと推定しているのだけど、1000tくらいあるかも!? な大きさ。アクアワールド大洗のシロワニ水槽よりはずっと大きく、美ら海水族館の危険ザメ水槽くらいのサイズ感だろうか。まぁ、とにかくデカい。
そんな水槽を泳ぐのは、メコンオオナマズやパールムなどのパンガシウス、パーカーホなどのコイ科など。アクアトトぎふのメコンオオナマズ水槽に似たラインナップ。そこにアロワナやチャオプラヤ淡水エイを追加したような構成だ。
日本の水族館で見られない魚はほぼいないが、何せこんなに大きな水槽で展示されているから、その見え方は全然違う。
例えば、メコンオオナマズ。

日本ではアクアトトぎふでの展示が有名だが、あの水槽のメコンオオナマズは水槽の底の方でおとなしくしていて、活発に動き回っているような印象はない。アクアトトでの印象から、メコンオオナマズは物静かな魚、ずっとそんな風に思っていたのだが、リバーワンダーでは水槽の中層付近を泳ぎ続けていて、一か所でジッとしている、みたいなことはなかった。あの体型を見れば想像できそうなものだが、実はよく泳ぎ回る魚だったらしい。
そしてチャオプラヤ淡水エイ。

こちらも日本、板橋熱帯環境植物館で見られるが、エイの大きさに対して遊泳スペースが限られるためか、その動きはパターン化しているように見える。
リバーワンダーには少なくとも3匹がいたが(奥に退避スペースがあるらしく、定期的にそこに出入りしてしまうので、それ以上いる可能性もあり)、それらはいずれも、底砂の上をエイらしく這いずるだけでなく、やはり中層から上層を思っていた以上によく泳ぎ回る。水族館の大水槽にいる海のエイとほとんど変わらないくらいに。
このエイも見慣れているつもりでいたが、オレが見ていたのはこの種本来の動きではなかったのかも知れない。
泳ぎ回るパンガシウスたちもこれだけ広ければ、どこかに体をぶつけたり、擦ったりすることがないのだろう。どの個体も綺麗で、ヒレ先や顔周辺などにありがちなキズや瘤などがある個体は見られなかった。
当たり前の話なのだけど、水槽はやっぱり広ければ広いほどいい!! あらためて強く実感させられた。
反面、容量の限られた水槽でこれらの魚を飼っている日本の水族館スタッフの人たちの技術や努力を思い知らされるようで、日本の水族館(の人たち)凄いなぁ、とも。
こんな水槽があれば、今より楽になる部分もあるだろうに……
水槽の大きさは魚の大きさにも如実に影響を及ぼし…… という訳でもないようで、メコンオオナマズやチャオプラヤ淡水エイなどは日本で見られるものと変わらないか、ちょっと小さい? くらい。パールムやタイガーバルブも大きさに驚くことはなかった。
水槽の大きさで、魚の大きさを実感しにくいから、という可能性もあるけれど……
でも、大きさで驚いたものもいて、それがこれ。

最初は他の魚に目を奪われ、コイが泳いでる、くらいにしか思っていなかったんだけど、ふと、そのコイに目をやると… これ、ブルーフィンカープじゃない?
ブルーフィンカープはNeolissochilus stracheyiのことを指すのが一般的で、この水槽にいたものはそれとは別種、Tor属の何か? みたいな気がするが、いずれにしてもこんなに大きな個体を見たことがないし、違う種類だったとしても目を引く脇役として存在感を放っていた。
この水槽、意外と多くの魚種が入っていたのだけど、水槽の大きさ故、奥の方に行かれると簡単にその姿を見失う。
だから、しばらく眺めていると、こんなのもいたの!! という魚が姿を現したりする。
そんな驚きをもたらしてくれたのが、ドルフィンカープ(Bangana behri)。

初めて見る魚ではないけれど、デカい!! このサイズは初めて見た。
水槽内には1匹しかいなかったのか、写真の個体以外は見かけなかったが、なかなかの大きさ。この種のフルサイズ級だろうか。
現在、日本の水族館では展示されていないと思うが、これもいるのか!! と、デカいな!! という2つの驚きから、一生懸命その姿を追いかけてしまった。
アクリルパネルの近くには来てくれなかったが、この水槽を楽しませてくれた1匹だった。
この規模の淡水魚水槽、日本では難しい、というか、無理だと思うけど、欲しいよなぁ。
知ってる魚でも全然違って見えるし、その違って見えた姿こそ、その魚本来の動き、姿なのかも知れないのだからね。
その内訳は、アリゲーターガーの水槽、メコン川の水槽、長江の水槽の3つ。
アリゲーターガーの水槽はアフリカエリアに展示変更されていて見ることができず、長江の水槽は思っていたよりも小さく、暗く、周囲の映り込みも強烈だったので、期待していたほどではなかった…… のだけど、メコン川水槽は思った通り。期待を裏切らない素晴らしさだった。
まず、何よりデカい!!

その大きさは見た感じ、800tほどと推定しているのだけど、1000tくらいあるかも!? な大きさ。アクアワールド大洗のシロワニ水槽よりはずっと大きく、美ら海水族館の危険ザメ水槽くらいのサイズ感だろうか。まぁ、とにかくデカい。
そんな水槽を泳ぐのは、メコンオオナマズやパールムなどのパンガシウス、パーカーホなどのコイ科など。アクアトトぎふのメコンオオナマズ水槽に似たラインナップ。そこにアロワナやチャオプラヤ淡水エイを追加したような構成だ。
日本の水族館で見られない魚はほぼいないが、何せこんなに大きな水槽で展示されているから、その見え方は全然違う。
例えば、メコンオオナマズ。

日本ではアクアトトぎふでの展示が有名だが、あの水槽のメコンオオナマズは水槽の底の方でおとなしくしていて、活発に動き回っているような印象はない。アクアトトでの印象から、メコンオオナマズは物静かな魚、ずっとそんな風に思っていたのだが、リバーワンダーでは水槽の中層付近を泳ぎ続けていて、一か所でジッとしている、みたいなことはなかった。あの体型を見れば想像できそうなものだが、実はよく泳ぎ回る魚だったらしい。
そしてチャオプラヤ淡水エイ。

こちらも日本、板橋熱帯環境植物館で見られるが、エイの大きさに対して遊泳スペースが限られるためか、その動きはパターン化しているように見える。
リバーワンダーには少なくとも3匹がいたが(奥に退避スペースがあるらしく、定期的にそこに出入りしてしまうので、それ以上いる可能性もあり)、それらはいずれも、底砂の上をエイらしく這いずるだけでなく、やはり中層から上層を思っていた以上によく泳ぎ回る。水族館の大水槽にいる海のエイとほとんど変わらないくらいに。
このエイも見慣れているつもりでいたが、オレが見ていたのはこの種本来の動きではなかったのかも知れない。
泳ぎ回るパンガシウスたちもこれだけ広ければ、どこかに体をぶつけたり、擦ったりすることがないのだろう。どの個体も綺麗で、ヒレ先や顔周辺などにありがちなキズや瘤などがある個体は見られなかった。
当たり前の話なのだけど、水槽はやっぱり広ければ広いほどいい!! あらためて強く実感させられた。
反面、容量の限られた水槽でこれらの魚を飼っている日本の水族館スタッフの人たちの技術や努力を思い知らされるようで、日本の水族館(の人たち)凄いなぁ、とも。
こんな水槽があれば、今より楽になる部分もあるだろうに……
水槽の大きさは魚の大きさにも如実に影響を及ぼし…… という訳でもないようで、メコンオオナマズやチャオプラヤ淡水エイなどは日本で見られるものと変わらないか、ちょっと小さい? くらい。パールムやタイガーバルブも大きさに驚くことはなかった。
水槽の大きさで、魚の大きさを実感しにくいから、という可能性もあるけれど……
でも、大きさで驚いたものもいて、それがこれ。

最初は他の魚に目を奪われ、コイが泳いでる、くらいにしか思っていなかったんだけど、ふと、そのコイに目をやると… これ、ブルーフィンカープじゃない?
ブルーフィンカープはNeolissochilus stracheyiのことを指すのが一般的で、この水槽にいたものはそれとは別種、Tor属の何か? みたいな気がするが、いずれにしてもこんなに大きな個体を見たことがないし、違う種類だったとしても目を引く脇役として存在感を放っていた。
この水槽、意外と多くの魚種が入っていたのだけど、水槽の大きさ故、奥の方に行かれると簡単にその姿を見失う。
だから、しばらく眺めていると、こんなのもいたの!! という魚が姿を現したりする。
そんな驚きをもたらしてくれたのが、ドルフィンカープ(Bangana behri)。

初めて見る魚ではないけれど、デカい!! このサイズは初めて見た。
水槽内には1匹しかいなかったのか、写真の個体以外は見かけなかったが、なかなかの大きさ。この種のフルサイズ級だろうか。
現在、日本の水族館では展示されていないと思うが、これもいるのか!! と、デカいな!! という2つの驚きから、一生懸命その姿を追いかけてしまった。
アクリルパネルの近くには来てくれなかったが、この水槽を楽しませてくれた1匹だった。
この規模の淡水魚水槽、日本では難しい、というか、無理だと思うけど、欲しいよなぁ。
知ってる魚でも全然違って見えるし、その違って見えた姿こそ、その魚本来の動き、姿なのかも知れないのだからね。
リバーワンダーの気になる魚 [淡水魚]
観賞魚として日本に輸入されてくる魚種は多く、また、それらを展示する水族館も多い。そうした魚たちを普段から目にする機会の多いオレからすると、リバーワンダーで展示されていた魚に見たことがないものはほとんどいなかった、となる。
しかし、ひとつ前のブログにも書いた通り、リバーワンダーの展示規模は日本ではありえないほどのもの。その差は当然、魚の仕上がり具合にも強く表れる。
入館間もなく驚かされることになったファハカ(テトラオドン・リネアトゥス)も、まさにそんな1匹だった。

こんなに大きな個体を見たことがなかったから。40cmくらいはあっただろうか。
ファハカはアフリカ産の淡水フグとしてはメジャー種で、日本の水族館でも展示しているところはあるが、日本で見られるものはせいぜい20~30cmがいいところで、それほど大きい種類だというイメージはなかった。
しかし、リバーワンダーにいたものは大きくて、フグ料理店の店先にいそうな(笑)立派なサイズ感!!
しかも、魚食性が強く、性質も荒い種類だというのに、他の魚と混泳していることにも驚いた。混泳魚が食われるのも織り込み済みなのだろうか?
このファハカ、リバーワンダーでは最初に登場する大きな水草水槽にもいたことを後になって気付いたが、大きな水槽でなら混泳も可能なのか!? どちらの水槽でも周りの魚を噛んだり、追いかけたりはしていなかったけれど…… とは言え、見たのはひと時でしかないから、見ていない時に狂暴ぶりを発揮しているのかも知れないけれど。
リバーワンダーという川がテーマの施設だからか、湖の展示はごく控えめ。
アフリカと言えば、マラウィやタンガニイカなどの大湖の展示は避けて通れないような気がするが、ここではそれもごく小規模な展示に止まっている。
事前に知り得た情報から、それらは大したものではないと思っていたのだけど、実際に見てみると、まったくバカにしたものでもなくて、タンガニイカ湖展示は小規模ながらもなかなかのものだった。
とりわけ印象的だったのが、トロフェウス・モーリーの美しさ。

サイズはそれほどではなかったが、とにかく体型、色彩が美しく、しかも、何タイプかがかなりの数でいるので、思った以上に見応えのある水槽になっていた。
同じ水槽のフロントーサなど他の魚たちも綺麗で、照明の関係なのか、それとも水や飼い方がいいのか、期待に反して? 気に入った水槽のひとつとなった。
水槽の大きさが売りのリバーワンダーで小さい水槽を気に入るのも何だけど(笑)
アジアのエリアを抜けると、水槽ひとつ分だけのオセアニアエリアがある。
そこは外光の影響で、残念ながらここでもっとも見にくい水槽のひとつとなっており、水槽を泳いでいるのもネオケラとレインボーフィッシュというよくある組み合わせ。鉄砲魚もいたけれど、レインボーフィッシュの数もまばらで、しっかり見るほどの水槽ではないかな、なんて軽く見て終わらそうと思っていたら……
凄く綺麗に発色したレインボーフィッシュがいるのを見つけた。

メラノタエニア・パーキンソニィだ。
名前は知ってる。写真でも見たことある。でも、生きた個体を見たのは初めて。
レインボーフィッシュは観賞魚趣味の世界では一部の種類を除いて少数派だから、見かける機会は少ないのだけど、こんなにド派手に仕上がる魚なのか!!
飼いたい欲求が高まるくらいの綺麗さに感動したが、さほど大きくない水槽とは言え、小さい魚にとっては十分に広い。この後、この水槽の前を何度か通ったけれど、パーキンソニィの姿を見たのはこの時の1回だけ。
レインボーを探しながら、映り込みでやけに見にくい水槽を奥まで見ようと、アクリルに近づいて奥を覗き込むと、何やら深い色の大きな魚がいる模様。
何だあれは? と思っていると、近くまでやってきた。
ジェイドパーチだった。

成長するとこんな色になるのね!! しかもこんな大きさ、体型に。
オーストラリアでは食用に養殖もされているらしいが、確かに食べ応えがありそうな感じ。
小さいものが観賞魚として日本にも輸入されてくるので見たことはあるが、小さいものだけ。こんな風に仕上がることは知らなかった。
飼うと悪いと聞くが、この水槽ではおとなしくしていそうで、その他の魚を追いまわしたりするようなところは見られなかった。実際のところはどうなんだろう。
最後の1匹は、マナティ水槽にいた正体不明のナマズ。

水槽を眺めていた時、全身スポット模様のナマズがいることに気が付いた。
何だあれ? ジャウー? 何かのハイブリッド? もしや、スタインダックネリディオンか!? と、見たことのない種類の可能性にときめいたが、何せ見えづらく、今ひとつ弾け切れない。
性質はやや強めで、レッドテールキャットやピライーバを寄せ付けない、全身にスポット模様、比較的よく動き回る、などの行動や特徴は見られたが……
果たして、このナマズの正体は何だったんだろう? もう少し近くでじっくり見たかったのだけど……
ひとつ前のブログに書いた通り、このナマズがいるマナティ水槽は濁りが強いので、遠くにいる魚が見えにくい。
しかも、アクリル面からさらに下に深くなっているので、底の方にいる魚はさらに見えにくい。おまけにあの巨大さだから、1mあるかないか、くらいのサイズ感の魚はすぐに見失ってしまうのだ。
魚が見たい人には不満が募る水槽、という印象が残ったが、もし、このナマズがしっかり見えていれば、その印象も大きく違っていた? かも知れない。
しかし、ひとつ前のブログにも書いた通り、リバーワンダーの展示規模は日本ではありえないほどのもの。その差は当然、魚の仕上がり具合にも強く表れる。
入館間もなく驚かされることになったファハカ(テトラオドン・リネアトゥス)も、まさにそんな1匹だった。

こんなに大きな個体を見たことがなかったから。40cmくらいはあっただろうか。
ファハカはアフリカ産の淡水フグとしてはメジャー種で、日本の水族館でも展示しているところはあるが、日本で見られるものはせいぜい20~30cmがいいところで、それほど大きい種類だというイメージはなかった。
しかし、リバーワンダーにいたものは大きくて、フグ料理店の店先にいそうな(笑)立派なサイズ感!!
しかも、魚食性が強く、性質も荒い種類だというのに、他の魚と混泳していることにも驚いた。混泳魚が食われるのも織り込み済みなのだろうか?
このファハカ、リバーワンダーでは最初に登場する大きな水草水槽にもいたことを後になって気付いたが、大きな水槽でなら混泳も可能なのか!? どちらの水槽でも周りの魚を噛んだり、追いかけたりはしていなかったけれど…… とは言え、見たのはひと時でしかないから、見ていない時に狂暴ぶりを発揮しているのかも知れないけれど。
リバーワンダーという川がテーマの施設だからか、湖の展示はごく控えめ。
アフリカと言えば、マラウィやタンガニイカなどの大湖の展示は避けて通れないような気がするが、ここではそれもごく小規模な展示に止まっている。
事前に知り得た情報から、それらは大したものではないと思っていたのだけど、実際に見てみると、まったくバカにしたものでもなくて、タンガニイカ湖展示は小規模ながらもなかなかのものだった。
とりわけ印象的だったのが、トロフェウス・モーリーの美しさ。

サイズはそれほどではなかったが、とにかく体型、色彩が美しく、しかも、何タイプかがかなりの数でいるので、思った以上に見応えのある水槽になっていた。
同じ水槽のフロントーサなど他の魚たちも綺麗で、照明の関係なのか、それとも水や飼い方がいいのか、期待に反して? 気に入った水槽のひとつとなった。
水槽の大きさが売りのリバーワンダーで小さい水槽を気に入るのも何だけど(笑)
アジアのエリアを抜けると、水槽ひとつ分だけのオセアニアエリアがある。
そこは外光の影響で、残念ながらここでもっとも見にくい水槽のひとつとなっており、水槽を泳いでいるのもネオケラとレインボーフィッシュというよくある組み合わせ。鉄砲魚もいたけれど、レインボーフィッシュの数もまばらで、しっかり見るほどの水槽ではないかな、なんて軽く見て終わらそうと思っていたら……
凄く綺麗に発色したレインボーフィッシュがいるのを見つけた。

メラノタエニア・パーキンソニィだ。
名前は知ってる。写真でも見たことある。でも、生きた個体を見たのは初めて。
レインボーフィッシュは観賞魚趣味の世界では一部の種類を除いて少数派だから、見かける機会は少ないのだけど、こんなにド派手に仕上がる魚なのか!!
飼いたい欲求が高まるくらいの綺麗さに感動したが、さほど大きくない水槽とは言え、小さい魚にとっては十分に広い。この後、この水槽の前を何度か通ったけれど、パーキンソニィの姿を見たのはこの時の1回だけ。
レインボーを探しながら、映り込みでやけに見にくい水槽を奥まで見ようと、アクリルに近づいて奥を覗き込むと、何やら深い色の大きな魚がいる模様。
何だあれは? と思っていると、近くまでやってきた。
ジェイドパーチだった。

成長するとこんな色になるのね!! しかもこんな大きさ、体型に。
オーストラリアでは食用に養殖もされているらしいが、確かに食べ応えがありそうな感じ。
小さいものが観賞魚として日本にも輸入されてくるので見たことはあるが、小さいものだけ。こんな風に仕上がることは知らなかった。
飼うと悪いと聞くが、この水槽ではおとなしくしていそうで、その他の魚を追いまわしたりするようなところは見られなかった。実際のところはどうなんだろう。
最後の1匹は、マナティ水槽にいた正体不明のナマズ。

水槽を眺めていた時、全身スポット模様のナマズがいることに気が付いた。
何だあれ? ジャウー? 何かのハイブリッド? もしや、スタインダックネリディオンか!? と、見たことのない種類の可能性にときめいたが、何せ見えづらく、今ひとつ弾け切れない。
性質はやや強めで、レッドテールキャットやピライーバを寄せ付けない、全身にスポット模様、比較的よく動き回る、などの行動や特徴は見られたが……
果たして、このナマズの正体は何だったんだろう? もう少し近くでじっくり見たかったのだけど……
ひとつ前のブログに書いた通り、このナマズがいるマナティ水槽は濁りが強いので、遠くにいる魚が見えにくい。
しかも、アクリル面からさらに下に深くなっているので、底の方にいる魚はさらに見えにくい。おまけにあの巨大さだから、1mあるかないか、くらいのサイズ感の魚はすぐに見失ってしまうのだ。
魚が見たい人には不満が募る水槽、という印象が残ったが、もし、このナマズがしっかり見えていれば、その印象も大きく違っていた? かも知れない。
リバーワンダー(シンガポール) [海外水族館インプレ]
「水族館目当てにシンガポール行くなら、2泊3日で十分ですよ!!」
シンガポールに精通した友人の言葉。
その言葉に力強く背中を押され、本当に2泊3日で弾丸シンガポールしてきた。
世界中がコロナ禍に翻弄される直前に行ったドバイの水族館で、見知った日本の施設とは異なる規模や見せ方、何より見たことのない魚たちの姿に大いに感動し、その瞬間から“海外施設に行きたい!!”と強く思うようになって3年。行きたい施設ばかりが見つかる中、悶々とした日々を過ごしてきたが、ようやくシンガポールが誇る2つの水族館、リバーワンダーとS.E.A.アクアリウムに行けた。
最初に向かったのは、前々から行ってみたいと強く思っていたリバーワンダー。少し前までリバーサファリと呼ばれていたシンガポール動物園の併設施設だ。

実際に行ってみた感想はと言うと…… ちょっと期待しすぎていたかも。
つまらなかった訳じゃないけれど、伝わる情報も多く、どんな水槽にどんな魚がいる、ということもある程度知っていたので、多くの水槽に既視感があったことが驚きが少なかった理由かも知れない。
とは言え、知っていても実際に見てみると驚くことや勉強になることも多く、とりわけ水槽の大きさには「すげぇなぁ!!」と声を上げたのも1度や2度じゃなかった。
リバーワンダーは淡水魚の水族館だが、その規模は淡水魚水族館としては、恐らく世界最大級だろう。日本にある淡水魚水族館がとんでもなくショボく思えてきてしまうほどに超巨大水槽が並ぶ。
でも、これは巨大な水槽を満たす水を常温で管理できる暖かいシンガポールだからこその強み。水の保温にコストが掛かる日本ではここまではできにくい。
と、分かってはいても、日本の水族館の水槽って小さいよなぁ…… と、羨望を交えつつ溜息ひとつ。日本にもこんな水槽があったなら…… そう思わずにはいられない。
この施設では、一般の水族館のように建物の中に水槽がまとまっているのではなく、アフリカ→アジア→中国→アマゾンの順になった順路を進んでいくと水槽が登場する、といった動物園のような作り。敷地もかなり広大だ。
展示は水に関係するものばかりではなく、陸上動物もおり、その中には何故かパンダも含まれている。
ただ、そのパンダ展示はものすごくて、正直、リバーワンダーでオレが一番驚いた、というか圧倒されたのはパンダ館だったような気がしている。

先にも書いたように、大抵の水槽がものすごく大きい。
その中を泳ぐ魚たちは、ほとんどは日本の水族館でも見られるものだが、水槽の大きさがあれだけ違うと、それが動きや行動の違いとなって現れる。

この施設でもっとも見たいと思っていたメコン川水槽では、まさにそんな発見がもっとも多く得られ、日本の水族館で見る限りあまり泳ぎ回らない印象のメコンオオナマズが水槽の中層を“こんなに泳ぐんだ!!”と思うほどよく泳いでいたことや、同様にチャオプラヤ淡水エイも立体的に泳ぎ回る魚だったことなど、日本では知り得ない発見が得られたのは大きな収穫だった。
ただ、入っている個体はそれほど大きなものばかりではなくて、チャオプラヤ淡水エイは日本で見られる板橋の個体の方がちょっと大きいと思う。超巨大水槽だから中身もそれに見合った超巨大個体、という訳ではないようだ。
でも、魚がまだまだ大きくなれる空間的余地はたっぷりある。そこから先をまだまだ期待することができるのは日本の施設との大きな違いだ。
園は大きな池(湖)を挟んで左右に分かれていて、右側はすべてアマゾンにまつわる展示になっている。この施設最大の水槽であるマナティ水槽もそのひとつだ。

この水槽、もうとにかくデカくて、これより大きな水槽は、日本には美ら海水族館と海遊館の大水槽だけなんじゃないか!? ってくらいの巨大水槽だ。
そこには10頭以上のマナティがいるらしいのだが、水槽が大き過ぎるのに加え、薄暗いこと、さらに水の濁りも結構強く、水槽の奥の方はほとんど見えず、マナティがどれだけいるのか把握することはできなかった。だが、時々正面のアクリルパネル前までやってくるマナティの中に、日本では見られないような大きな個体がいたのは確認できた。
水槽にはマナティの他に、ターポンやピラルクー、大型ナマズなども入っているのだが、水槽に対して個体数が少ないので閑散とした感じ。超巨大で立派な水槽は、その規模に相反して、魚を見たいオレには少々物足りない感のあるものだった。
ここもまた情報の多い水槽だから、その大きさや、閑散とした感じなど、行く前から分かっていたことも多かったので、やっぱり感動もそれなり。予想した通りな感じ。
リバーワンダーの水槽は、周辺に壁や屋根があるところがほとんどだが、基本、屋外にある。外光の影響で映り込みや反射も多く、見にくい水槽が少なくない反面、しっかり明るい。
なのに、このマナティ水槽は完全に屋内。シンガポールの気候なら、屋外でもマナティは元気に暮らせるはずだと思うのだが、ここは外光が入る水槽であって欲しかったなぁ。
アマゾンエリアにはこのマナティ水槽とオオカワウソ水槽の2つの大きな柱があるせいか、その他の水槽は添え物的な印象を受けてしまう。
アロワナがいる池や、マナティ水槽の向かいにある淡水エイがいる池なんかは横から見られたらもっと楽しかっただろうに。

これだけの規模がありながら、もうちょっとここをこうしたい、ああしたい、みたいな思いが出てきたのは意外だったが、それもまぁ、来てみたからこそ、と言ったところかな?
シンガポールに精通した友人の言葉。
その言葉に力強く背中を押され、本当に2泊3日で弾丸シンガポールしてきた。
世界中がコロナ禍に翻弄される直前に行ったドバイの水族館で、見知った日本の施設とは異なる規模や見せ方、何より見たことのない魚たちの姿に大いに感動し、その瞬間から“海外施設に行きたい!!”と強く思うようになって3年。行きたい施設ばかりが見つかる中、悶々とした日々を過ごしてきたが、ようやくシンガポールが誇る2つの水族館、リバーワンダーとS.E.A.アクアリウムに行けた。
最初に向かったのは、前々から行ってみたいと強く思っていたリバーワンダー。少し前までリバーサファリと呼ばれていたシンガポール動物園の併設施設だ。
実際に行ってみた感想はと言うと…… ちょっと期待しすぎていたかも。
つまらなかった訳じゃないけれど、伝わる情報も多く、どんな水槽にどんな魚がいる、ということもある程度知っていたので、多くの水槽に既視感があったことが驚きが少なかった理由かも知れない。
とは言え、知っていても実際に見てみると驚くことや勉強になることも多く、とりわけ水槽の大きさには「すげぇなぁ!!」と声を上げたのも1度や2度じゃなかった。
リバーワンダーは淡水魚の水族館だが、その規模は淡水魚水族館としては、恐らく世界最大級だろう。日本にある淡水魚水族館がとんでもなくショボく思えてきてしまうほどに超巨大水槽が並ぶ。
でも、これは巨大な水槽を満たす水を常温で管理できる暖かいシンガポールだからこその強み。水の保温にコストが掛かる日本ではここまではできにくい。
と、分かってはいても、日本の水族館の水槽って小さいよなぁ…… と、羨望を交えつつ溜息ひとつ。日本にもこんな水槽があったなら…… そう思わずにはいられない。
この施設では、一般の水族館のように建物の中に水槽がまとまっているのではなく、アフリカ→アジア→中国→アマゾンの順になった順路を進んでいくと水槽が登場する、といった動物園のような作り。敷地もかなり広大だ。
展示は水に関係するものばかりではなく、陸上動物もおり、その中には何故かパンダも含まれている。
ただ、そのパンダ展示はものすごくて、正直、リバーワンダーでオレが一番驚いた、というか圧倒されたのはパンダ館だったような気がしている。
先にも書いたように、大抵の水槽がものすごく大きい。
その中を泳ぐ魚たちは、ほとんどは日本の水族館でも見られるものだが、水槽の大きさがあれだけ違うと、それが動きや行動の違いとなって現れる。
この施設でもっとも見たいと思っていたメコン川水槽では、まさにそんな発見がもっとも多く得られ、日本の水族館で見る限りあまり泳ぎ回らない印象のメコンオオナマズが水槽の中層を“こんなに泳ぐんだ!!”と思うほどよく泳いでいたことや、同様にチャオプラヤ淡水エイも立体的に泳ぎ回る魚だったことなど、日本では知り得ない発見が得られたのは大きな収穫だった。
ただ、入っている個体はそれほど大きなものばかりではなくて、チャオプラヤ淡水エイは日本で見られる板橋の個体の方がちょっと大きいと思う。超巨大水槽だから中身もそれに見合った超巨大個体、という訳ではないようだ。
でも、魚がまだまだ大きくなれる空間的余地はたっぷりある。そこから先をまだまだ期待することができるのは日本の施設との大きな違いだ。
園は大きな池(湖)を挟んで左右に分かれていて、右側はすべてアマゾンにまつわる展示になっている。この施設最大の水槽であるマナティ水槽もそのひとつだ。
この水槽、もうとにかくデカくて、これより大きな水槽は、日本には美ら海水族館と海遊館の大水槽だけなんじゃないか!? ってくらいの巨大水槽だ。
そこには10頭以上のマナティがいるらしいのだが、水槽が大き過ぎるのに加え、薄暗いこと、さらに水の濁りも結構強く、水槽の奥の方はほとんど見えず、マナティがどれだけいるのか把握することはできなかった。だが、時々正面のアクリルパネル前までやってくるマナティの中に、日本では見られないような大きな個体がいたのは確認できた。
水槽にはマナティの他に、ターポンやピラルクー、大型ナマズなども入っているのだが、水槽に対して個体数が少ないので閑散とした感じ。超巨大で立派な水槽は、その規模に相反して、魚を見たいオレには少々物足りない感のあるものだった。
ここもまた情報の多い水槽だから、その大きさや、閑散とした感じなど、行く前から分かっていたことも多かったので、やっぱり感動もそれなり。予想した通りな感じ。
リバーワンダーの水槽は、周辺に壁や屋根があるところがほとんどだが、基本、屋外にある。外光の影響で映り込みや反射も多く、見にくい水槽が少なくない反面、しっかり明るい。
なのに、このマナティ水槽は完全に屋内。シンガポールの気候なら、屋外でもマナティは元気に暮らせるはずだと思うのだが、ここは外光が入る水槽であって欲しかったなぁ。
アマゾンエリアにはこのマナティ水槽とオオカワウソ水槽の2つの大きな柱があるせいか、その他の水槽は添え物的な印象を受けてしまう。
アロワナがいる池や、マナティ水槽の向かいにある淡水エイがいる池なんかは横から見られたらもっと楽しかっただろうに。
これだけの規模がありながら、もうちょっとここをこうしたい、ああしたい、みたいな思いが出てきたのは意外だったが、それもまぁ、来てみたからこそ、と言ったところかな?
よみうりランド水族館って知ってますか? [雑談]
2026年によみうりランドに水族館がオープンするらしい。
規模の大きなものではなさそうだが、人工海水を使った海水の水槽があることなどが公表されているが、今回ここでするのはその水族館の話じゃない。
2000年まで営業していた“よみうりランド海水水族館マリンドーム”という別の水族館のことだ。
その名の通り、お碗をひっくり返したみたいな半球形のドーム型の水族館で、よみうりランドの中央付近で存在感を放っていた。
営業を終了したのは2000年だったが、その後もマナティやラッコの展示が細々と続けられていたようで、完全に閉館したのは2002年頃だったらしい。
昔から別建てだったアシカショーはその後も継続され、今も続いている。
わざわざ“海水水族館”と名乗っているあたり、海に面していない場所で海の魚を展示しているというのが売りになっていたのだろう。wikiによれば、稲村ケ崎あたりから海水を運んでいたとのことだが、それなりに大変なことだったのだろうと思う。
昔は人工海水の質が良くなかったので、それを前提とした海の生き物の展示は難しかったのだ。
入館すると、円の縁を沿うようにスロープを上がっていき、頂上まで行ったら、今度は出口方面へと向かうスロープで下りながら出口方面へ、という作り。
海水の調達が困難だったせいか大きな水槽はなく、もっとも大きな水槽は順路の最後にあったマナティがいた淡水の水槽。
当時はかなり大きな水槽に見えていたが、どのくらいだったんだろう? 少なくとも300tくらいはあったのではないかと思うのだけど……
メインのはずの海水の水槽は大きいものがなかったので、サメなど海の大型魚はほとんどおらず、サメはスロープを上がり始めてすぐくらいのところにあった上から覗き込む小さなプールにドチザメがいたくらい。
スロープを上がりきった頂上には、現在、海響館にあるシーラカンスの標本が展示されていて、そこから出口へ向かう下りのスロープにどの程度、どんな水槽があったかは覚えていない。

スロープを下りきると、そこに淡水の水槽があって、先にも書いたがピラルクーとマナティが入ったこの水族館最大の水槽があった。できた当初はそれで終わりだったのだろうと思うのだけど、その先に後付けされたと思しきラッコ展示館で順路は終了。出口となる。
オレは閉館までの間に行ったのは、3~4回くらい。
初めて行ったのは87~88年。まだ中学生だった頃。
その頃開館から20年以上が経過していたため、古さを感じさせるようなところもあったが、それでも、閉館間際の頃からすればまだマシで、最後はもう本当にボロボロだった。
その当時はまだデジタルカメラが普及しておらず、携帯にカメラも付いていなかった時代だったので、当時のことを記録したものは残っておらず、不確かな記憶だけ。
でも、順路最後の淡水展示のことは比較的しっかりと覚えている。オレの心をとらえ続けたのはやはりここだったから。
淡水の水槽はピラルクー水槽の斜め向かいに上が開いた作りの水槽があって、そこにはレポリナスやオスカーなどが泳いでおり、仕切られた一角にピラニアがいるという定番的? なアマゾン水槽だった。
アマゾンの水槽なのに、レポリナスなどの区画に大きなワニガメが入っていて、動いているところは見たことがなかったものの、同じ水槽の魚たちを食べてしまわないのかと心配したことを覚えている。
とは言え、この水槽でワニガメやアマゾンの中~大型魚を見たのは1度だけ。この後、小型魚主体の水草水槽へと改修されたからだ。
どんな水草水槽だったかはあまり覚えていないのだけど、その水槽の中にいたカージナルテトラを見て「こんなに大きくなるの!!」と驚いたことだけはよく覚えている。

もちろん、ピラルクーの水槽のことも忘れられない。
この水族館唯一、水面を見上げられる水槽で、間口が広く、奥行きのある作り。サンシャインラグーン水槽みたいな形だったのだろうと思う。
中にいたマナティがそこで休めるようにするためなのか、水槽奥の左右にキノコの傘みたいな突き出た部分があり、それが水槽の奥を見にくくしていて、もともとの薄暗さも手伝って、余計に水槽を大きく見せる要因になっていたのだろう。

水槽内にはピラルクー、ブラックコロソマ、マナティが各2匹ずつ。後になって調べると、マナティは3頭いたような話もあったのだけど、2頭だったような記憶が。
その内の1頭はアマゾンマナティだったらしく、その頃はそれが珍しいものだとも知らず、マナティがいたという記憶しかないのはちょっと残念なところ。
一方、2匹いたピラルクーは2.4mあったとかで、当時日本最大と言われていた。

確かに、飛び抜けて巨大で、当時、ピラルクーを見上げられる水槽はほとんどなかったから、目線の上を泳ぐ巨大なピラルクーに圧倒された。
また、コロソマも巨大で、1mを優に超えていただろうと思う。シンプルな構成だが、大きく存在感のある魚たちのお陰で、見応えのある水槽になっていた。
その後、都内某水族館から移籍してきたサーモンキャットなどが追加されていたこともあったが、基本的な魚種構成は閉館間際の2000年も大きくは変わっていなかった。
古い時代の施設だからか飼育環境はあまりいいものではなかったらしく、例えばマナティの水槽では、水上部分が寒くマナティが冷たい空気を吸い込むことでよく肺炎を起こしていたと他所の水族館の人から聞いたことがあった。
そのマナティ以外にもラッコがいたり、シーラカンスの標本があったりと、この水族館ができた頃はかなり経済力に余裕があったのだろうと思う。
しかし、閉館前に行った時には、どこもかしこもボロボロで、閉館に向かう水族館のもの悲しさみたいなものが強く漂っていたから、無くなるべくして無くなったのかなぁ、みたいに思っていたのだけど……
水族館があったことを忘れ去った頃になってまた新たな計画? 今度はどんな水族館になるのやら……
規模の大きなものではなさそうだが、人工海水を使った海水の水槽があることなどが公表されているが、今回ここでするのはその水族館の話じゃない。
2000年まで営業していた“よみうりランド海水水族館マリンドーム”という別の水族館のことだ。
その名の通り、お碗をひっくり返したみたいな半球形のドーム型の水族館で、よみうりランドの中央付近で存在感を放っていた。
営業を終了したのは2000年だったが、その後もマナティやラッコの展示が細々と続けられていたようで、完全に閉館したのは2002年頃だったらしい。
昔から別建てだったアシカショーはその後も継続され、今も続いている。
わざわざ“海水水族館”と名乗っているあたり、海に面していない場所で海の魚を展示しているというのが売りになっていたのだろう。wikiによれば、稲村ケ崎あたりから海水を運んでいたとのことだが、それなりに大変なことだったのだろうと思う。
昔は人工海水の質が良くなかったので、それを前提とした海の生き物の展示は難しかったのだ。
入館すると、円の縁を沿うようにスロープを上がっていき、頂上まで行ったら、今度は出口方面へと向かうスロープで下りながら出口方面へ、という作り。
海水の調達が困難だったせいか大きな水槽はなく、もっとも大きな水槽は順路の最後にあったマナティがいた淡水の水槽。
当時はかなり大きな水槽に見えていたが、どのくらいだったんだろう? 少なくとも300tくらいはあったのではないかと思うのだけど……
メインのはずの海水の水槽は大きいものがなかったので、サメなど海の大型魚はほとんどおらず、サメはスロープを上がり始めてすぐくらいのところにあった上から覗き込む小さなプールにドチザメがいたくらい。
スロープを上がりきった頂上には、現在、海響館にあるシーラカンスの標本が展示されていて、そこから出口へ向かう下りのスロープにどの程度、どんな水槽があったかは覚えていない。

スロープを下りきると、そこに淡水の水槽があって、先にも書いたがピラルクーとマナティが入ったこの水族館最大の水槽があった。できた当初はそれで終わりだったのだろうと思うのだけど、その先に後付けされたと思しきラッコ展示館で順路は終了。出口となる。
オレは閉館までの間に行ったのは、3~4回くらい。
初めて行ったのは87~88年。まだ中学生だった頃。
その頃開館から20年以上が経過していたため、古さを感じさせるようなところもあったが、それでも、閉館間際の頃からすればまだマシで、最後はもう本当にボロボロだった。
その当時はまだデジタルカメラが普及しておらず、携帯にカメラも付いていなかった時代だったので、当時のことを記録したものは残っておらず、不確かな記憶だけ。
でも、順路最後の淡水展示のことは比較的しっかりと覚えている。オレの心をとらえ続けたのはやはりここだったから。
淡水の水槽はピラルクー水槽の斜め向かいに上が開いた作りの水槽があって、そこにはレポリナスやオスカーなどが泳いでおり、仕切られた一角にピラニアがいるという定番的? なアマゾン水槽だった。
アマゾンの水槽なのに、レポリナスなどの区画に大きなワニガメが入っていて、動いているところは見たことがなかったものの、同じ水槽の魚たちを食べてしまわないのかと心配したことを覚えている。
とは言え、この水槽でワニガメやアマゾンの中~大型魚を見たのは1度だけ。この後、小型魚主体の水草水槽へと改修されたからだ。
どんな水草水槽だったかはあまり覚えていないのだけど、その水槽の中にいたカージナルテトラを見て「こんなに大きくなるの!!」と驚いたことだけはよく覚えている。

もちろん、ピラルクーの水槽のことも忘れられない。
この水族館唯一、水面を見上げられる水槽で、間口が広く、奥行きのある作り。サンシャインラグーン水槽みたいな形だったのだろうと思う。
中にいたマナティがそこで休めるようにするためなのか、水槽奥の左右にキノコの傘みたいな突き出た部分があり、それが水槽の奥を見にくくしていて、もともとの薄暗さも手伝って、余計に水槽を大きく見せる要因になっていたのだろう。

水槽内にはピラルクー、ブラックコロソマ、マナティが各2匹ずつ。後になって調べると、マナティは3頭いたような話もあったのだけど、2頭だったような記憶が。
その内の1頭はアマゾンマナティだったらしく、その頃はそれが珍しいものだとも知らず、マナティがいたという記憶しかないのはちょっと残念なところ。
一方、2匹いたピラルクーは2.4mあったとかで、当時日本最大と言われていた。

確かに、飛び抜けて巨大で、当時、ピラルクーを見上げられる水槽はほとんどなかったから、目線の上を泳ぐ巨大なピラルクーに圧倒された。
また、コロソマも巨大で、1mを優に超えていただろうと思う。シンプルな構成だが、大きく存在感のある魚たちのお陰で、見応えのある水槽になっていた。
その後、都内某水族館から移籍してきたサーモンキャットなどが追加されていたこともあったが、基本的な魚種構成は閉館間際の2000年も大きくは変わっていなかった。
古い時代の施設だからか飼育環境はあまりいいものではなかったらしく、例えばマナティの水槽では、水上部分が寒くマナティが冷たい空気を吸い込むことでよく肺炎を起こしていたと他所の水族館の人から聞いたことがあった。
そのマナティ以外にもラッコがいたり、シーラカンスの標本があったりと、この水族館ができた頃はかなり経済力に余裕があったのだろうと思う。
しかし、閉館前に行った時には、どこもかしこもボロボロで、閉館に向かう水族館のもの悲しさみたいなものが強く漂っていたから、無くなるべくして無くなったのかなぁ、みたいに思っていたのだけど……
水族館があったことを忘れ去った頃になってまた新たな計画? 今度はどんな水族館になるのやら……
サンシャイン水族館の気になる魚 Vol.2 [海/淡水・魚全般]
水族館の貸し切り。
そんな妄想をしたことがあるという水族館好きもいるだろう。
宝くじが当たったら、とか、何人かでお金を出し合えば、とか、話のネタになることはあっても、所詮は与太話。実際に貸切ったという話を身近で聞いたことはなかったし、もちろんオレもそれが現実的なものとして考えたことは1度もなかった。
しかし驚いたことに、それを実際にやってしまった人がいた。
主催者はアルさん。https://ra-aquarium.com/(アルさんのブログ)
1月14日の話だ。その日とその翌日はTwitterのトレンド入りしていたりと、少なからず話題になっていた模様。(#サンシャイン水族館を貸し切ってみた)
開催の話を聞いて本当に驚いたが、やればできるものらしい。
お誘いをいただいたこともあり、そこに参加させてもらってきた。
当日、貸切られた水族館に来ていたのは、オレを含め、85人ほどだったと聞いた。
考えていたよりも少ないことにも驚いたが、水族館好きばかりで、それも写真を撮りたい人が多く集まるらしいと聞いていたので、館内は混雑して水槽を見ることはできないかも、と思っていた。館内の85人がどのくらいの混雑になるのか、想像できなかったからだ。
しかし、いざ蓋を開けてみると、館内は意外なくらい混雑しておらず、それぞれがそれぞれのペースで水槽を楽しむことができるような感じ。
サンシャイン水族館はいつも混雑しているから、それからすればものすごく空いてるレベル。こんなに空いてるサンシャインは経験がない。
いつもなら人垣で見られない水槽も、しっかり見ることができた。
そこで気付いたのが見られない水槽=見ない水槽になっていたこと。普段は見ない水槽には、それまで見たことがなかった魚の姿があり「こんなのいたんだ!!」と度々驚かされた。
よく行く施設で、馴染み深い水族館でもあるサンシャイン水族館だから、よく知ってると思っていたが、どうやらそれは“つもり”になっていただけらしい。
例えば、入館して最初のサンゴの水槽。
最初の水槽ということもあり、いつも多くの人で賑わっている水槽だ。
いつもならその人垣を避けるように、柱の後ろを通って行ったり、場合によってはまっすぐ2Fへ行ってしまうこともあって、横目でチラ見するくらいしかしてなかった。
この日は違う。久しぶりに水槽の前まで行って魚たちを眺めることに。
すぐに目に飛び込んできたのはアカネハナゴイの鮮やかさ。

「こんな綺麗なアカネハナゴイがいたなんて知らなかった!!」と初っ端から驚くことに。
そこからラグーン水槽までの間にある水槽はいずれも小さく、人垣で覆われて見られないことが多いが、それらの水槽もちゃんと見ることができて、「こんなのいたんだ!!」という驚きが続いた。
まずい。よく知ってるつもりの水族館なのに、あんまり知らないじゃないか。ちょっとした焦りと、未知の個体との遭遇を楽しみながらオーバーハングした洞窟の水槽まで進む。
すると、そこにあった魚名板に“オーストラリアマツカサウオ”とあるのが目に入った。

同じ水槽にいる“普通の”マツカサウオとは確かに違う。奥の物陰に隠れがちだったので、じっくり見られるタイミングだったのに、それでも満足に見られたとは言い難いが、普段は近づかない水槽にこんな見知らぬ魚がいて、その存在に気付けただけでもありがたいというもの。できればもう1度、しっかり見たいんだけど、難しそうだなぁ……
2Fの水槽も同様で、見る(≒見られる)水槽が決まっているため、そうした水槽にいる“チラ見では気付かない”魚たちのことは当然、知らない。
それでもアジアアロワナの水槽は比較的見ている水槽のつもりだったから、そこにいる魚のことは知っているはずだった。
なのに、である。貸し切りの時間の終了が迫るころ、ふと人が少なくなったこの水槽の前を通りがかると、それまで見たことがなかったスポッテッドナイフの姿を見つけた。

奥の方に隠れていたのだろうか。人が少なかったから姿を現したのか、この水槽では初めて見る魚だ。
今はまだ小さな個体だが、成長に伴い、水槽内の和を乱しそうな心配? があるけれど、それはそれとして、この先の成長を楽しみたい1匹だ。
そしてその隣、グーラミィがいる水槽にも見知らぬ魚の姿を見つけた。
そもそもこの時、見知らぬ魚探しを始めたのは、普段は見られないこの水槽に、ハーフビークがいることに気が付いたことがきっかけだった。

こんなのいたの!!
と言っても、そこまで特別な魚という訳ではない。水族館では見掛ける機会の少ない魚で、サンシャインでは初めて見たので驚いたのだ。
全部の水槽をしっかり見てる人なら、これまでも見ていたのだろうけど……
最後の1匹は初めて見た訳でも、いるのを知らなかった訳でもないのだけど、いつ見ても驚く1匹。
順路最後の日本の川の水槽にいるアユ。

こんなデカくなるの!! と驚かずにはいられない大きさ。まさに尺アユ級の大きさだ。
アユだけに、いつまで見られるかは分からないけれど、1度は見ておくことをオススメしておきたい。
こんな巨大なアユ、そう頻繁に見られるものではないだろうから。
そんな妄想をしたことがあるという水族館好きもいるだろう。
宝くじが当たったら、とか、何人かでお金を出し合えば、とか、話のネタになることはあっても、所詮は与太話。実際に貸切ったという話を身近で聞いたことはなかったし、もちろんオレもそれが現実的なものとして考えたことは1度もなかった。
しかし驚いたことに、それを実際にやってしまった人がいた。
主催者はアルさん。https://ra-aquarium.com/(アルさんのブログ)
1月14日の話だ。その日とその翌日はTwitterのトレンド入りしていたりと、少なからず話題になっていた模様。(#サンシャイン水族館を貸し切ってみた)
開催の話を聞いて本当に驚いたが、やればできるものらしい。
お誘いをいただいたこともあり、そこに参加させてもらってきた。
当日、貸切られた水族館に来ていたのは、オレを含め、85人ほどだったと聞いた。
考えていたよりも少ないことにも驚いたが、水族館好きばかりで、それも写真を撮りたい人が多く集まるらしいと聞いていたので、館内は混雑して水槽を見ることはできないかも、と思っていた。館内の85人がどのくらいの混雑になるのか、想像できなかったからだ。
しかし、いざ蓋を開けてみると、館内は意外なくらい混雑しておらず、それぞれがそれぞれのペースで水槽を楽しむことができるような感じ。
サンシャイン水族館はいつも混雑しているから、それからすればものすごく空いてるレベル。こんなに空いてるサンシャインは経験がない。
いつもなら人垣で見られない水槽も、しっかり見ることができた。
そこで気付いたのが見られない水槽=見ない水槽になっていたこと。普段は見ない水槽には、それまで見たことがなかった魚の姿があり「こんなのいたんだ!!」と度々驚かされた。
よく行く施設で、馴染み深い水族館でもあるサンシャイン水族館だから、よく知ってると思っていたが、どうやらそれは“つもり”になっていただけらしい。
例えば、入館して最初のサンゴの水槽。
最初の水槽ということもあり、いつも多くの人で賑わっている水槽だ。
いつもならその人垣を避けるように、柱の後ろを通って行ったり、場合によってはまっすぐ2Fへ行ってしまうこともあって、横目でチラ見するくらいしかしてなかった。
この日は違う。久しぶりに水槽の前まで行って魚たちを眺めることに。
すぐに目に飛び込んできたのはアカネハナゴイの鮮やかさ。

「こんな綺麗なアカネハナゴイがいたなんて知らなかった!!」と初っ端から驚くことに。
そこからラグーン水槽までの間にある水槽はいずれも小さく、人垣で覆われて見られないことが多いが、それらの水槽もちゃんと見ることができて、「こんなのいたんだ!!」という驚きが続いた。
まずい。よく知ってるつもりの水族館なのに、あんまり知らないじゃないか。ちょっとした焦りと、未知の個体との遭遇を楽しみながらオーバーハングした洞窟の水槽まで進む。
すると、そこにあった魚名板に“オーストラリアマツカサウオ”とあるのが目に入った。

同じ水槽にいる“普通の”マツカサウオとは確かに違う。奥の物陰に隠れがちだったので、じっくり見られるタイミングだったのに、それでも満足に見られたとは言い難いが、普段は近づかない水槽にこんな見知らぬ魚がいて、その存在に気付けただけでもありがたいというもの。できればもう1度、しっかり見たいんだけど、難しそうだなぁ……
2Fの水槽も同様で、見る(≒見られる)水槽が決まっているため、そうした水槽にいる“チラ見では気付かない”魚たちのことは当然、知らない。
それでもアジアアロワナの水槽は比較的見ている水槽のつもりだったから、そこにいる魚のことは知っているはずだった。
なのに、である。貸し切りの時間の終了が迫るころ、ふと人が少なくなったこの水槽の前を通りがかると、それまで見たことがなかったスポッテッドナイフの姿を見つけた。

奥の方に隠れていたのだろうか。人が少なかったから姿を現したのか、この水槽では初めて見る魚だ。
今はまだ小さな個体だが、成長に伴い、水槽内の和を乱しそうな心配? があるけれど、それはそれとして、この先の成長を楽しみたい1匹だ。
そしてその隣、グーラミィがいる水槽にも見知らぬ魚の姿を見つけた。
そもそもこの時、見知らぬ魚探しを始めたのは、普段は見られないこの水槽に、ハーフビークがいることに気が付いたことがきっかけだった。
こんなのいたの!!
と言っても、そこまで特別な魚という訳ではない。水族館では見掛ける機会の少ない魚で、サンシャインでは初めて見たので驚いたのだ。
全部の水槽をしっかり見てる人なら、これまでも見ていたのだろうけど……
最後の1匹は初めて見た訳でも、いるのを知らなかった訳でもないのだけど、いつ見ても驚く1匹。
順路最後の日本の川の水槽にいるアユ。

こんなデカくなるの!! と驚かずにはいられない大きさ。まさに尺アユ級の大きさだ。
アユだけに、いつまで見られるかは分からないけれど、1度は見ておくことをオススメしておきたい。
こんな巨大なアユ、そう頻繁に見られるものではないだろうから。
神話の海の大水槽 2022 [サメ]
アクアスで楽しみにしていたのが、サメの大水槽「神話の海の大水槽」だ。
沢山のサメ、大きなドタブカがいたことをよく覚えていて、11年前もこの水槽の周辺で長い時間を過ごした記憶がある。
水槽の前までやってくると…… あれ!? 暗くなってる?
記憶では普通に明るい水槽だったような覚えがあるのだけど、薄暗い感じになっていた。
また、以前はサメ以外の脇役、コショウダイやイサキ、スギなどが多く泳いでいたが、それらの姿はほとんどなく、サメ以外の魚種のバリエーションは大きく減っていた。その代わりなのか、豆アジサイズの小さなマアジが沢山入っていたけれど。
このあたりは個人的にはちょっぴり残念な変化だったのだけど、気を取り直して、お目当てのサメたちを眺めようじゃないか。
サメは相変わらず沢山泳いでいたが、それらを眺めていても「この個体は11年前にもいた!!」とはならなかったけれど、その頃から健在の個体はいるのだろうか?
ただ、このレモンザメは11年前にもいたような気がする。何となく、だけど。

サメの顔ぶれも少し変わったようで、以前はドチザメやシロザメなどドチザメ科の種類もかなり多く入っていたような覚えがあるが、ドチザメはいたけれどシロザメやエイラクブカの姿はなく、魚名板にその名を残すのみ。
その一方、メジロザメ類は以前よりも数が増えているような印象で、アクアスのサメ水槽の看板的存在? のドタブカに加え、ヤジブカなどが多数。

11年前に見た個体はまだ残っていたのだろうか?
魚名板にはなかったけれど、こんなサメの姿も。

これ、カマストガリザメだよね!?
11年前にはいなかったはずの種類だ。個体数は少ないようで(1匹だけ?)、それが残念なことに、水槽の上のばかりを泳ぐので、目の前まで来てくれることはなかったけれど、某水族館の人に輸送が難しいらしいことを聞いていたので、それがいることにありがたみを感じてしまう。
メジロザメというと、似ているものが多く外見で種類が分かりにくい。そのため、その仲間が多く泳いでいる水槽では、このカマストガリザメと思しき個体のように、ドタブカ、ヤジブカ以外の種類もいるような気がしてくる。
実際に何度も見たことがあるカマストガリザメはちょっと自信があるものの、それ以外の種類だと自信がない。正直言うと、ドタブカさえも怪しいところ。
この水槽にこれまで見たことのない種類はいないはずだが、もっと“サメを見る目”は鍛えたいところ。
東京近郊にはメジロザメが多くいる、それが可能な施設は意外にもなく、アクアスがもっと近ければ…… とあらためて思わされる
そしてこちら。これは自信を持って言える!! ポートジャクソンシャーク。

水中トンネルの上にポツンと1匹。下から見上げていただけでは沢山いるネコザメの1匹にしか思っていなかったが、その下を通り抜けること数度、ふと柄が違っていることに気付いた。
もしかしたら数匹いるかも知れないカマストガリザメとは違い、こちらは1匹だけしかいない模様。オレが行った時はトンネル入り口周辺の水槽の端あたりにいることが多いようだったので、探したい人はそのあたりに注目してみて欲しい。
11年ぶりの訪問で時間が足りない~!! とか言ってた訳だけど、結局、この水槽で時間を取られてしまうので、どうしても他を見る時間に影響を及ぼしてしまうらしい。
このブログを書いていて、あらためてメジロザメ類がちゃんと見たくなってきた。
仕方ない。それが沢山いそうな施設への訪問計画でも練るとしよう。
沢山のサメ、大きなドタブカがいたことをよく覚えていて、11年前もこの水槽の周辺で長い時間を過ごした記憶がある。
水槽の前までやってくると…… あれ!? 暗くなってる?
記憶では普通に明るい水槽だったような覚えがあるのだけど、薄暗い感じになっていた。
また、以前はサメ以外の脇役、コショウダイやイサキ、スギなどが多く泳いでいたが、それらの姿はほとんどなく、サメ以外の魚種のバリエーションは大きく減っていた。その代わりなのか、豆アジサイズの小さなマアジが沢山入っていたけれど。
このあたりは個人的にはちょっぴり残念な変化だったのだけど、気を取り直して、お目当てのサメたちを眺めようじゃないか。
サメは相変わらず沢山泳いでいたが、それらを眺めていても「この個体は11年前にもいた!!」とはならなかったけれど、その頃から健在の個体はいるのだろうか?
ただ、このレモンザメは11年前にもいたような気がする。何となく、だけど。

サメの顔ぶれも少し変わったようで、以前はドチザメやシロザメなどドチザメ科の種類もかなり多く入っていたような覚えがあるが、ドチザメはいたけれどシロザメやエイラクブカの姿はなく、魚名板にその名を残すのみ。
その一方、メジロザメ類は以前よりも数が増えているような印象で、アクアスのサメ水槽の看板的存在? のドタブカに加え、ヤジブカなどが多数。

11年前に見た個体はまだ残っていたのだろうか?
魚名板にはなかったけれど、こんなサメの姿も。

これ、カマストガリザメだよね!?
11年前にはいなかったはずの種類だ。個体数は少ないようで(1匹だけ?)、それが残念なことに、水槽の上のばかりを泳ぐので、目の前まで来てくれることはなかったけれど、某水族館の人に輸送が難しいらしいことを聞いていたので、それがいることにありがたみを感じてしまう。
メジロザメというと、似ているものが多く外見で種類が分かりにくい。そのため、その仲間が多く泳いでいる水槽では、このカマストガリザメと思しき個体のように、ドタブカ、ヤジブカ以外の種類もいるような気がしてくる。
実際に何度も見たことがあるカマストガリザメはちょっと自信があるものの、それ以外の種類だと自信がない。正直言うと、ドタブカさえも怪しいところ。
この水槽にこれまで見たことのない種類はいないはずだが、もっと“サメを見る目”は鍛えたいところ。
東京近郊にはメジロザメが多くいる、それが可能な施設は意外にもなく、アクアスがもっと近ければ…… とあらためて思わされる
そしてこちら。これは自信を持って言える!! ポートジャクソンシャーク。

水中トンネルの上にポツンと1匹。下から見上げていただけでは沢山いるネコザメの1匹にしか思っていなかったが、その下を通り抜けること数度、ふと柄が違っていることに気付いた。
もしかしたら数匹いるかも知れないカマストガリザメとは違い、こちらは1匹だけしかいない模様。オレが行った時はトンネル入り口周辺の水槽の端あたりにいることが多いようだったので、探したい人はそのあたりに注目してみて欲しい。
11年ぶりの訪問で時間が足りない~!! とか言ってた訳だけど、結局、この水槽で時間を取られてしまうので、どうしても他を見る時間に影響を及ぼしてしまうらしい。
このブログを書いていて、あらためてメジロザメ類がちゃんと見たくなってきた。
仕方ない。それが沢山いそうな施設への訪問計画でも練るとしよう。
アクアスの気になる魚 Vol.2 [海/淡水・魚全般]
入館するとすぐに出迎えてくれる順路最初の磯の水槽。アクアスでお気に入りの水槽だ。
目の前を行き交う魚たちを眺めていると、その中にたまん(ハマフエフキ)がいるのが目に入った。
「あっ、たまんがいる!!」なんて思いながら、その姿を目で追っていると、それを追うように小ぶりな個体が何匹か。

小さいたまんだと思った個体たちは、ハマフエフキではなくフエフキダイだった。
水族館でフエフキダイ科の魚を見ると、反射的に“たまんがいる!!”と思ってしまう変なクセ? がある。
それが本当にハマフエフキの時もあるけれど、今回のように違う種類であることも少なくなくて、撮った写真を見ながら帰って調べてみると、同じ魚? と思うくらいに印象が違ってたりする。今回もこの画像を見ながら、ハマフエフキには見えないよなぁ、と。
どうやら、フエフキダイ科を見る目を養う努力をする必要があるようだ。ひとまず今年の目標かな!?
磯水槽から順路通りに水槽を見始めると、ごく最初の水槽にいたタカベも印象的な1匹だった。

群れてる小魚、みたいなイメージのタカベだが、アクアスのものはそれがいる水槽も大きくないため、個体数は数匹。群れというほどではない。
サイズはそこそこの大きさがあったが、印象に残ったのはそんな大きさよりも、色の鮮やかさ。
まるでウメイロみたいだったのだ。
綺麗な魚ではあるけれど、同じような色合いのウメイロやウメイロモドキに比べると、そこまでの鮮やかさはない。でも、アクアスにいたものはそこに近い。
タカベの綺麗さを再認識、という訳でここに並べてみた。
さらに順路を進み、サンゴ礁の水槽へ。
そこにいたモンツキベラの行動がかなり印象的だった。

観客の目線あたりに、ホンソメワケベラのクリーニングスポットがあったようで、いろいろな魚たちが入れ替わり立ち代わりやってきてはクリーニングをねだる。
しかし、ホンソメワケベラも個体数が少ないので、すべてのニーズには応えられていないようだった。
そんなところに、ホンソメワケベラよろしく、他の魚をツンツン。モンツキベラがクリーニングみたいな行動を見せていたのだ。
ホンソメワケベラほど丁寧ではないようだったし、スキル的にもそれほど上手そうには見えなかったが、クリーニングされてる個体はまんざらでもない様子で、おとなしく身を委ねていたように見えた。攻撃や体表を食ったり、みたいなことではなさそう。
たまたまその個体だけなのか、モンツキベラにそういう習性があるのかは分からないけれど、なかなか興味深い行動を見られたようで、動画で撮っておけばよかったと今頃になってちょっと反省。
11年前の記憶がほとんど残っていない世界の海の水槽ゾーン。
そこにいたテンツキチョウチョウウオも強く印象に残った1匹となった。

エッ!! 何この魚!? 外国の魚? 初めて見たかも、みたいな感じだったから。
魚名板によると、上記の和名。つまり、日本にもいる種類ということ。
サンゴ礁魚類の2大巨頭と言ってもいいチョウチョウウオの仲間だが、どうした訳か興味が薄く、明確に知ってる種類が少ない。
外国産? と思ったくらいの独特な体型と体色を持った種類を知らなかったのだから、もう少しちゃんと勉強しても良さそうだ。これもまた今年の目標か。
広い水槽に2匹だけしかいなかったけれど、ちょっと珍しいものを見たような満足感を与えてくれた1匹だった。
最後の1匹は淡水魚。
淡水魚の展示は肺魚を除いて、前回訪問時からガラリと内容が変わっていた。変更された中でいるのが分かっていたフェニックスバルブは見るのを楽しみにしていた1匹だった。

中国南部に生息するコイ科魚類だが、アクアスの魚名板では中国名の鳳仙子として紹介されている。
フェニックスバルブは観賞魚としての商品名みたいなものだが、“鳳”だからフェニックスなんだろうなぁ、と納得。
それはともかく、展示されている個体のデカいこと!!
観賞魚として流通する魚種ということもあり、個人的には比較的見掛ける機会もある魚ではあるのだけど、こんなデカいのは見たことがない。60㎝はあろうかというサイズに驚かされた。そんなのが3匹もいるものだから、水槽がちょっと狭く見えてしまうほど。
しかも、しっかり発色していて、展示された3匹が素晴らしい仕上がり具合で見とれてしまうくらいだ。
売られている小さい個体を見て、ウチでもお迎えしようか、みたいなことを考えたこともあったのだけど、素晴らしく綺麗になることはよく分かった反面、ここまで巨大化するとは知らず、そんな気持ちはすっかり失せたのはきっと良かったことだ。
そういう意味でも、いいもの見せてもらった。
目の前を行き交う魚たちを眺めていると、その中にたまん(ハマフエフキ)がいるのが目に入った。
「あっ、たまんがいる!!」なんて思いながら、その姿を目で追っていると、それを追うように小ぶりな個体が何匹か。

小さいたまんだと思った個体たちは、ハマフエフキではなくフエフキダイだった。
水族館でフエフキダイ科の魚を見ると、反射的に“たまんがいる!!”と思ってしまう変なクセ? がある。
それが本当にハマフエフキの時もあるけれど、今回のように違う種類であることも少なくなくて、撮った写真を見ながら帰って調べてみると、同じ魚? と思うくらいに印象が違ってたりする。今回もこの画像を見ながら、ハマフエフキには見えないよなぁ、と。
どうやら、フエフキダイ科を見る目を養う努力をする必要があるようだ。ひとまず今年の目標かな!?
磯水槽から順路通りに水槽を見始めると、ごく最初の水槽にいたタカベも印象的な1匹だった。

群れてる小魚、みたいなイメージのタカベだが、アクアスのものはそれがいる水槽も大きくないため、個体数は数匹。群れというほどではない。
サイズはそこそこの大きさがあったが、印象に残ったのはそんな大きさよりも、色の鮮やかさ。
まるでウメイロみたいだったのだ。
綺麗な魚ではあるけれど、同じような色合いのウメイロやウメイロモドキに比べると、そこまでの鮮やかさはない。でも、アクアスにいたものはそこに近い。
タカベの綺麗さを再認識、という訳でここに並べてみた。
さらに順路を進み、サンゴ礁の水槽へ。
そこにいたモンツキベラの行動がかなり印象的だった。

観客の目線あたりに、ホンソメワケベラのクリーニングスポットがあったようで、いろいろな魚たちが入れ替わり立ち代わりやってきてはクリーニングをねだる。
しかし、ホンソメワケベラも個体数が少ないので、すべてのニーズには応えられていないようだった。
そんなところに、ホンソメワケベラよろしく、他の魚をツンツン。モンツキベラがクリーニングみたいな行動を見せていたのだ。
ホンソメワケベラほど丁寧ではないようだったし、スキル的にもそれほど上手そうには見えなかったが、クリーニングされてる個体はまんざらでもない様子で、おとなしく身を委ねていたように見えた。攻撃や体表を食ったり、みたいなことではなさそう。
たまたまその個体だけなのか、モンツキベラにそういう習性があるのかは分からないけれど、なかなか興味深い行動を見られたようで、動画で撮っておけばよかったと今頃になってちょっと反省。
11年前の記憶がほとんど残っていない世界の海の水槽ゾーン。
そこにいたテンツキチョウチョウウオも強く印象に残った1匹となった。

エッ!! 何この魚!? 外国の魚? 初めて見たかも、みたいな感じだったから。
魚名板によると、上記の和名。つまり、日本にもいる種類ということ。
サンゴ礁魚類の2大巨頭と言ってもいいチョウチョウウオの仲間だが、どうした訳か興味が薄く、明確に知ってる種類が少ない。
外国産? と思ったくらいの独特な体型と体色を持った種類を知らなかったのだから、もう少しちゃんと勉強しても良さそうだ。これもまた今年の目標か。
広い水槽に2匹だけしかいなかったけれど、ちょっと珍しいものを見たような満足感を与えてくれた1匹だった。
最後の1匹は淡水魚。
淡水魚の展示は肺魚を除いて、前回訪問時からガラリと内容が変わっていた。変更された中でいるのが分かっていたフェニックスバルブは見るのを楽しみにしていた1匹だった。

中国南部に生息するコイ科魚類だが、アクアスの魚名板では中国名の鳳仙子として紹介されている。
フェニックスバルブは観賞魚としての商品名みたいなものだが、“鳳”だからフェニックスなんだろうなぁ、と納得。
それはともかく、展示されている個体のデカいこと!!
観賞魚として流通する魚種ということもあり、個人的には比較的見掛ける機会もある魚ではあるのだけど、こんなデカいのは見たことがない。60㎝はあろうかというサイズに驚かされた。そんなのが3匹もいるものだから、水槽がちょっと狭く見えてしまうほど。
しかも、しっかり発色していて、展示された3匹が素晴らしい仕上がり具合で見とれてしまうくらいだ。
売られている小さい個体を見て、ウチでもお迎えしようか、みたいなことを考えたこともあったのだけど、素晴らしく綺麗になることはよく分かった反面、ここまで巨大化するとは知らず、そんな気持ちはすっかり失せたのはきっと良かったことだ。
そういう意味でも、いいもの見せてもらった。
11年ぶりのアクアス [水族館紀行]
昨年3月、未踏のかにっこ館に行くため、鳥取に行ってきた、というのはこのブログにも書いた通り。
その時、せっかく山陰まで行くのだからと、ゴビウスやアクアスなど島根の水族館も周ってこよう!! と目論んでいたのだけど、計画の杜撰さなどもあり、アクアスは行けず終い。後になってみれば、行けたかも、みたいなところもあったのだけど、まぁ、それはそれ。
そんなところに、ウチの連れ合いに山陰ブームが到来したらしく、気が付いたら出雲行きの予定ができあがっていた。
という訳で3月に行けなかったアクアスに行ってきた。奇しくも行った日にちも前回とほぼ同じ。という訳で丸11年ぶりの訪問となった。
前回訪問時と大きく違ったのは当日の気候。寒かった覚えがあったのだけど、今回はその時と打って変わって、ホントに11月末なの? というくらいの暖かさ。天気もすごく良くて気持ちのいい日だった。お陰で外に出ているのが見られると思っていた亜南極ペンギンはまだ屋内から出されていなかった。

1度しか行ったことがなく、しかもそれは11年前のこと。知っているつもりでも実際に行ってみると意外と記憶があやふやなところもあって、目の前の展示を見ながら薄れていた記憶を補完する、みたいな感じ。水槽によってはまったく覚えていないところがあったりして、「来なきゃダメだね」と改めて思わされた次第。
とは言え、立地的にそうそう簡単に来られる場所ではなく、それが11年もご無沙汰だった理由でもあるのだけれど……

この水槽もまったく覚えていなかったもののひとつ。こんなに立派な水槽なのにね(汗)
もちろん、よく覚えている部分もあって、前回訪問時に長い時間貼り付いていた水槽はいずれもしっかり覚えていた。それらの水槽では今回も相変わらず長い時間を過ごしたのだけど。
ただ、そうした水槽も少なからず変化していて、神話の海の大水槽とシロイルカの水槽の2つは照明が暗くなっていたりなど嬉しくない変化もあった。
とりわけシロイルカの水槽は、水槽の奥が見えにくいくらいの暗さ。
明るくならない季節も長い極北地域に住まうシロイルカにとっては、それでも十分に明るいのかも知れないけれど…… おまけに観客席はLEDが仕込まれた光るものに変わっていて、それが暗い水槽のアクリルにはっきりと映り込むから、ショー以外の時間はかなり見にくかった。

最初、光るベンチを見た時、まさかこれでショーやるの!? と心配したが、流石にショーの時間は消灯される。水族館としても見えにくくなるものであることは認識しているのだろう。
イルカが見たければ、もう1か所の方の水槽に行って、ということなのかも知れないけれど……

イルカは近寄ってきてくれるのだけど、映り込みがキビシイ…(泣)
とは言え、ショーはよかった。技のバリエーションも多いし、今さらバブルリングで驚かされるとは思わず、ホント、スゴイ!!
流石はショーの演目にバブルリングを最初に採り入れた元祖的施設、と言ったところだろうか。
何より、トークスキルの高いスタッフ氏がMCを担当していた回では、違ったショーに見えるくらいに素晴らしく、いいもの見た感につながったと思う。
11/28の3回目のショーでMCやってた兄さん、その前のアシカショーもすごく良かった!!

それにしても、アクアスって大きいね!!
開館から閉館くらいまでいたはずだけど、全部しっかり見られていないような気がしたくらい。
綺麗な巨大水族館というイメージは前回訪問時と変わらなかったけれど、それでも開館から22年を迎えたこともあって、時間の経過を感じさせるような部分もちらほら。
次に行くのがまた11年後だとしたら、その頃には老朽化なんてワードが出てくるようになってるかも知れない。
次はそうならない内に、再訪できるといいのだけど……
その時、せっかく山陰まで行くのだからと、ゴビウスやアクアスなど島根の水族館も周ってこよう!! と目論んでいたのだけど、計画の杜撰さなどもあり、アクアスは行けず終い。後になってみれば、行けたかも、みたいなところもあったのだけど、まぁ、それはそれ。
そんなところに、ウチの連れ合いに山陰ブームが到来したらしく、気が付いたら出雲行きの予定ができあがっていた。
という訳で3月に行けなかったアクアスに行ってきた。奇しくも行った日にちも前回とほぼ同じ。という訳で丸11年ぶりの訪問となった。
前回訪問時と大きく違ったのは当日の気候。寒かった覚えがあったのだけど、今回はその時と打って変わって、ホントに11月末なの? というくらいの暖かさ。天気もすごく良くて気持ちのいい日だった。お陰で外に出ているのが見られると思っていた亜南極ペンギンはまだ屋内から出されていなかった。

1度しか行ったことがなく、しかもそれは11年前のこと。知っているつもりでも実際に行ってみると意外と記憶があやふやなところもあって、目の前の展示を見ながら薄れていた記憶を補完する、みたいな感じ。水槽によってはまったく覚えていないところがあったりして、「来なきゃダメだね」と改めて思わされた次第。
とは言え、立地的にそうそう簡単に来られる場所ではなく、それが11年もご無沙汰だった理由でもあるのだけれど……

この水槽もまったく覚えていなかったもののひとつ。こんなに立派な水槽なのにね(汗)
もちろん、よく覚えている部分もあって、前回訪問時に長い時間貼り付いていた水槽はいずれもしっかり覚えていた。それらの水槽では今回も相変わらず長い時間を過ごしたのだけど。
ただ、そうした水槽も少なからず変化していて、神話の海の大水槽とシロイルカの水槽の2つは照明が暗くなっていたりなど嬉しくない変化もあった。
とりわけシロイルカの水槽は、水槽の奥が見えにくいくらいの暗さ。
明るくならない季節も長い極北地域に住まうシロイルカにとっては、それでも十分に明るいのかも知れないけれど…… おまけに観客席はLEDが仕込まれた光るものに変わっていて、それが暗い水槽のアクリルにはっきりと映り込むから、ショー以外の時間はかなり見にくかった。

最初、光るベンチを見た時、まさかこれでショーやるの!? と心配したが、流石にショーの時間は消灯される。水族館としても見えにくくなるものであることは認識しているのだろう。
イルカが見たければ、もう1か所の方の水槽に行って、ということなのかも知れないけれど……

イルカは近寄ってきてくれるのだけど、映り込みがキビシイ…(泣)
とは言え、ショーはよかった。技のバリエーションも多いし、今さらバブルリングで驚かされるとは思わず、ホント、スゴイ!!
流石はショーの演目にバブルリングを最初に採り入れた元祖的施設、と言ったところだろうか。
何より、トークスキルの高いスタッフ氏がMCを担当していた回では、違ったショーに見えるくらいに素晴らしく、いいもの見た感につながったと思う。
11/28の3回目のショーでMCやってた兄さん、その前のアシカショーもすごく良かった!!

それにしても、アクアスって大きいね!!
開館から閉館くらいまでいたはずだけど、全部しっかり見られていないような気がしたくらい。
綺麗な巨大水族館というイメージは前回訪問時と変わらなかったけれど、それでも開館から22年を迎えたこともあって、時間の経過を感じさせるような部分もちらほら。
次に行くのがまた11年後だとしたら、その頃には老朽化なんてワードが出てくるようになってるかも知れない。
次はそうならない内に、再訪できるといいのだけど……
沖縄美ら海水族館20周年 思い出語り [雑談]
11月1日、沖縄美ら海水族館が開館20周年を迎えたそうだ。
比較的新しい水族館だと思っていたのに、もうそんなになるのか!! と驚かされる。
20周年記念で、水族館の公式SNSでは“水族館の思い出を語ってください”というお題が出されていたので、それに乗ってみようかと。
公式SNSでなく、ここに載せても企画の趣旨とは違っているんだけど……
美ら海水族館には結構行ってるとは思うんだけど、それでも開館当初のことは知らなくて、初めて行ったのは開館から7年めの2009年。オレが知っているのはそれ以降の13年間。
美ら海水族館がオープンして以降、“水族館好きなんです”みたいな話をすると、大抵、
「美ら海水族館行ったことある? えっ、水族館好きなのに行ったことないの?」
そんなやり取りが何度かあった。
水族館マニアなんて名乗っていながら、話題の施設に行ったことがないという負い目みたいなものがあったのも確か。
だからという訳ではないけれど、金もないのに、ええい、行ってしまえ!! と沖縄へ。
当時はまだ水族館まで直行できるバスはなく、名護まで行ってそこから路線バスに乗り換え。やけに遠く、長く感じたことを覚えているが、道中の初めて見る景色にワクワクしていたことも同時に思い出す。
その時の話はこちら。https://aquarium-mistral.blog.ss-blog.jp/2009-03-04
期待値が大きすぎたが故に冷めた感じの内容だけど、この時はこの先、何度も行くようになるとは思ってなかった。
水族館のある海洋博公園の綺麗さに驚き、憧れの美ら海水族館へ。
その時、最初に撮った写真がこれ。

この時、一番驚き、感動したのは、多分、入ってすぐにサンゴの水槽。
サンゴが成長し、大きく茂った今と比べれば驚くほどではなかったのかも知れないけれど、初めての時は水のクリアさとその先にある光景の美しさに大いに感動したものだった。
とは言え、オレにとって美ら海水族館と言えば、やっぱりマンタだ。

07年から連続繁殖に成功していたメス個体。13年に死亡。この写真は13年に撮ったものなので、この後しばらくして死んでしまったのだ。
07年に水槽内繁殖に成功して以降、連続して繁殖が続いていたため、その仔が産まれ出る瞬間が見られるかも、と10年以降、出産が見込まれそうな時期に沖縄行きが始まった。
連続繁殖に成功していたペアのメスが13年に死んでしまい、深く深く落ち込んだり、その後、別のペアによる繁殖が実現しそうで、15年には“もう産まれそう”と、水族館スタッフが24時間観察を続けるような状況に居合わし、開館から閉館まで大水槽前でその瞬間を待ち続けたりなど、緊迫した数日間を過ごしたこともいい思い出だ。
結局、出産シーンを見るのはまだ叶っていない夢だが、その後、生きたオニイトマキエイを見せてくれるという別の形でマンタに関するオレの夢を叶えてくれている。

夢の魚と言えば、2016年にホオジロザメが見られたことも素晴らしい思い出だが、個人的にはイタチザメも忘れがたい。
正直言うと、イタチザメはそれほど好きなサメではなかった。しかし、それがオレの中で特別なものとなったのが2015年。
定置網の見学に行った時に目の前で獲れた3.8mの個体が水族館に搬入され、展示されたからだ。その時のイタチザメのことは「オレのイタチ」と呼んでた(笑)

“オレのイタチ”は残念ながらそれほど長くは生きなかったが、その次にやってきたもっと大きな個体は、水槽内で出産するというこれまた大きな驚きを与えてくれた。
その出産に立ち会うことはできていないが、産まれた直後から今年まで、その成長を部分的にでも見続けることができたことは“財産”と言ってもいい経験だ。
マンタの出産を見たい!! そう思って以降、それにつながる情報を集めるため、何か聞けそうな機会があれば、美ら海水族館の関係者ならそれこそ誰にでも話を聞いてまわったのも今ではいい? 思い出だ。
それがきっかけとなり、水族館でも顔見知りの人ができたし、その中には仲良くなった人や、水族館で顔を合わせても、魚や水族館とは関係ない話をするようになった人もいる。
他にも、水族館の近所に住む常連さんと仲良くなったり、それによって水族館や沖縄がより身近に感じられるような気がしていて、その2つをさらに好きになった理由になっているとも感じている。
施設がある場所にまで愛着を感じるような水族館なんて、ほとんどない。
エイやサメの話に終始してしまったが、ずっと見てみたかったが叶った!! は他にも沢山ある。見たことのない魚やイルカを数多く見せてもらったことも、それぞれの初めての時のことはすべてが有難い思い出だ。
2019年頃までの外国人観光客を中心とした大混雑に辟易して、もう行くの止めようかと思ったことも、思い出と言えるかも知れない。
無くなってしまった訳ではないから、今後も新しい思い出はまだまだ作り続けて行ける。
嬉しい変化、そうでない変化も含め、この先も楽しませてもらおうと思っている。
比較的新しい水族館だと思っていたのに、もうそんなになるのか!! と驚かされる。
20周年記念で、水族館の公式SNSでは“水族館の思い出を語ってください”というお題が出されていたので、それに乗ってみようかと。
公式SNSでなく、ここに載せても企画の趣旨とは違っているんだけど……
美ら海水族館には結構行ってるとは思うんだけど、それでも開館当初のことは知らなくて、初めて行ったのは開館から7年めの2009年。オレが知っているのはそれ以降の13年間。
美ら海水族館がオープンして以降、“水族館好きなんです”みたいな話をすると、大抵、
「美ら海水族館行ったことある? えっ、水族館好きなのに行ったことないの?」
そんなやり取りが何度かあった。
水族館マニアなんて名乗っていながら、話題の施設に行ったことがないという負い目みたいなものがあったのも確か。
だからという訳ではないけれど、金もないのに、ええい、行ってしまえ!! と沖縄へ。
当時はまだ水族館まで直行できるバスはなく、名護まで行ってそこから路線バスに乗り換え。やけに遠く、長く感じたことを覚えているが、道中の初めて見る景色にワクワクしていたことも同時に思い出す。
その時の話はこちら。https://aquarium-mistral.blog.ss-blog.jp/2009-03-04
期待値が大きすぎたが故に冷めた感じの内容だけど、この時はこの先、何度も行くようになるとは思ってなかった。
水族館のある海洋博公園の綺麗さに驚き、憧れの美ら海水族館へ。
その時、最初に撮った写真がこれ。

この時、一番驚き、感動したのは、多分、入ってすぐにサンゴの水槽。
サンゴが成長し、大きく茂った今と比べれば驚くほどではなかったのかも知れないけれど、初めての時は水のクリアさとその先にある光景の美しさに大いに感動したものだった。
とは言え、オレにとって美ら海水族館と言えば、やっぱりマンタだ。

07年から連続繁殖に成功していたメス個体。13年に死亡。この写真は13年に撮ったものなので、この後しばらくして死んでしまったのだ。
07年に水槽内繁殖に成功して以降、連続して繁殖が続いていたため、その仔が産まれ出る瞬間が見られるかも、と10年以降、出産が見込まれそうな時期に沖縄行きが始まった。
連続繁殖に成功していたペアのメスが13年に死んでしまい、深く深く落ち込んだり、その後、別のペアによる繁殖が実現しそうで、15年には“もう産まれそう”と、水族館スタッフが24時間観察を続けるような状況に居合わし、開館から閉館まで大水槽前でその瞬間を待ち続けたりなど、緊迫した数日間を過ごしたこともいい思い出だ。
結局、出産シーンを見るのはまだ叶っていない夢だが、その後、生きたオニイトマキエイを見せてくれるという別の形でマンタに関するオレの夢を叶えてくれている。

夢の魚と言えば、2016年にホオジロザメが見られたことも素晴らしい思い出だが、個人的にはイタチザメも忘れがたい。
正直言うと、イタチザメはそれほど好きなサメではなかった。しかし、それがオレの中で特別なものとなったのが2015年。
定置網の見学に行った時に目の前で獲れた3.8mの個体が水族館に搬入され、展示されたからだ。その時のイタチザメのことは「オレのイタチ」と呼んでた(笑)

“オレのイタチ”は残念ながらそれほど長くは生きなかったが、その次にやってきたもっと大きな個体は、水槽内で出産するというこれまた大きな驚きを与えてくれた。
その出産に立ち会うことはできていないが、産まれた直後から今年まで、その成長を部分的にでも見続けることができたことは“財産”と言ってもいい経験だ。
マンタの出産を見たい!! そう思って以降、それにつながる情報を集めるため、何か聞けそうな機会があれば、美ら海水族館の関係者ならそれこそ誰にでも話を聞いてまわったのも今ではいい? 思い出だ。
それがきっかけとなり、水族館でも顔見知りの人ができたし、その中には仲良くなった人や、水族館で顔を合わせても、魚や水族館とは関係ない話をするようになった人もいる。
他にも、水族館の近所に住む常連さんと仲良くなったり、それによって水族館や沖縄がより身近に感じられるような気がしていて、その2つをさらに好きになった理由になっているとも感じている。
施設がある場所にまで愛着を感じるような水族館なんて、ほとんどない。
エイやサメの話に終始してしまったが、ずっと見てみたかったが叶った!! は他にも沢山ある。見たことのない魚やイルカを数多く見せてもらったことも、それぞれの初めての時のことはすべてが有難い思い出だ。
2019年頃までの外国人観光客を中心とした大混雑に辟易して、もう行くの止めようかと思ったことも、思い出と言えるかも知れない。
無くなってしまった訳ではないから、今後も新しい思い出はまだまだ作り続けて行ける。
嬉しい変化、そうでない変化も含め、この先も楽しませてもらおうと思っている。
前の10件 | -