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シーライフシドニー(オーストラリア・シドニー) [海外水族館インプレ]
「シドニー」「水族館」で検索すると出てくるのがこのシーライフシドニー。
シドニーを代表する、というか、シドニーで唯一の水族館だ。
「シーライフ」は日本の水族館好きにも聞き覚えのあるはずの名称だが、名古屋にあるそれと同じく世界中に展開しているシーライフのひとつ。言うなればシドニー支店みたいな感じ?
シドニーの中心街からほど近い港湾エリアにあって、周辺には駅も多く分かりやすい。初めてでも迷うことなくすんなり行くことができた。
水族館は同じ会社が運営するワイルドライフシドニーという動物園と蝋人形館と同じ建物に入っている。建物の大半を占めるのは水族館なのだろうけど、どういう組み合わせになっていたんだろうか?
水族館の入館料は51オーストラリアドル(5100円くらい)。ワイルドライフシドニーとのセット券もある。
水族館がある港湾地区は東京でいえば銀座や大手町のような街がすぐ近くにある。そのせいか、人が多い。近くには博物館もあったりして、観光客も多いのだろう。
オレが行ったのは月曜日だったが、水族館は思った以上に混雑していた。
外から見る建物は大きいように見えたが、中は通路が狭く、小さな水槽も多いので、混雑していて見えない水槽も多かったが、同じシーライフということもあるのだろう。水槽の雰囲気や並び方などに、名古屋にも通じるものを感じた。
展示はオーストラリアに寄せたものになっているようだったが、正直言うと、この水族館、あんまりちゃんと見ていないのだ。
混雑してる水槽を後回しにしながら、再入館して、みたいに考えていたのだけど、ランチを済ませて水族館に戻ったら「再入館はできないよ」とのこと。
今から思えば、もう1度入館すればよかったのだけど、前日までの疲れもあって、入館料の高さを言い訳に、早々に退散。
遠くて簡単に行けない施設なのだから、行っておけばよかった、と今更ながらに強めに後悔している。
オーストラリア肺魚がいる淡水魚水槽。水槽周辺がこの水族館では一番シーライフらしい? 雰囲気。
そのため、しっかり記憶に残っているのは、オーストラリア肺魚を中心とした淡水魚の水槽と、2つの大水槽、出口手前にあったペンギンの水槽くらいという何とも残念なもの。
だが、大水槽、とりわけ2つめの「SharkValley」と名付けられた大水槽のことはとても印象深く記憶に残っている。
これまで行った海外水族館の大水槽でも個人的ランキング上位に来る魅力的な水槽だったから。
2つある大水槽はひとつめがジュゴンがいる暖海系、ふたつめが温帯系のシャークバレー。いずれも2本のトンネルがあって、1本めのトンネルで奥まで行って、2本めのトンネルで引き返してくるという作り。
どちらの大水槽も何度も折り返したやけに長いスロープを降りていき、2本めのトンネルを出ると、そのスロープを上がっていくというアクセスの面倒くささ、トンネルの径が小さく、渋滞しやすいなどの難点があって、その場で長時間留まりにくいのだけど、それでもシャークバレーでは立ち止まらずにはいられず、混雑の合間を縫ってそこにいる魚たちの姿を必死に眺めたくなる水槽だった。
何がそんなに良かったかって?
地元の魚たちがひしめくオレ好みな水槽だったから。
シャークバレーという名前の水槽だけに、シロワニなどのサメがいて、それらもまぁ、地元の魚ではあるのだけど、日本でも見られることもありそこはプラス要因にはならない。でも、沢山いるその他の魚たち、まさにタイやアジなど、日本にもいそうな魚たちにはときめかずにはいられなかった。
それらは、知っているようで知らない魚。当然、日本の水族館では見られないもの。
オーストラリアもシドニーくらい南まで来ると、気候も日本と似たようなものとなるためか、海で見られる魚も似たようなものになる。だけど、よく知っているようなそれらの魚も、よく見ると違う。そこが重要!!
また、それらの中には、時折、見るからに見たことないものなどもいることから、久しぶりの気持ちの昂ぶりを味わえた。
こんなの書いてたら、あらためて再入館しなかったのが悔やまれるなぁ……
シーライフと言えば、変わった? 水槽内の装飾が話題になっていたが、シドニーでもそんな装飾が一部見られた。
でも、意外と少なかった印象で、視覚的なインパクトという意味では名古屋の方が強烈かも知れない。
再入場するつもりでいたから、写真も少なく、やっぱり不完全燃焼気味。
これはもう、もう1度行くしかないか!?
シドニーを代表する、というか、シドニーで唯一の水族館だ。
「シーライフ」は日本の水族館好きにも聞き覚えのあるはずの名称だが、名古屋にあるそれと同じく世界中に展開しているシーライフのひとつ。言うなればシドニー支店みたいな感じ?
シドニーの中心街からほど近い港湾エリアにあって、周辺には駅も多く分かりやすい。初めてでも迷うことなくすんなり行くことができた。
水族館は同じ会社が運営するワイルドライフシドニーという動物園と蝋人形館と同じ建物に入っている。建物の大半を占めるのは水族館なのだろうけど、どういう組み合わせになっていたんだろうか?
水族館の入館料は51オーストラリアドル(5100円くらい)。ワイルドライフシドニーとのセット券もある。
水族館がある港湾地区は東京でいえば銀座や大手町のような街がすぐ近くにある。そのせいか、人が多い。近くには博物館もあったりして、観光客も多いのだろう。
オレが行ったのは月曜日だったが、水族館は思った以上に混雑していた。
外から見る建物は大きいように見えたが、中は通路が狭く、小さな水槽も多いので、混雑していて見えない水槽も多かったが、同じシーライフということもあるのだろう。水槽の雰囲気や並び方などに、名古屋にも通じるものを感じた。
展示はオーストラリアに寄せたものになっているようだったが、正直言うと、この水族館、あんまりちゃんと見ていないのだ。
混雑してる水槽を後回しにしながら、再入館して、みたいに考えていたのだけど、ランチを済ませて水族館に戻ったら「再入館はできないよ」とのこと。
今から思えば、もう1度入館すればよかったのだけど、前日までの疲れもあって、入館料の高さを言い訳に、早々に退散。
遠くて簡単に行けない施設なのだから、行っておけばよかった、と今更ながらに強めに後悔している。
オーストラリア肺魚がいる淡水魚水槽。水槽周辺がこの水族館では一番シーライフらしい? 雰囲気。
そのため、しっかり記憶に残っているのは、オーストラリア肺魚を中心とした淡水魚の水槽と、2つの大水槽、出口手前にあったペンギンの水槽くらいという何とも残念なもの。
だが、大水槽、とりわけ2つめの「SharkValley」と名付けられた大水槽のことはとても印象深く記憶に残っている。
これまで行った海外水族館の大水槽でも個人的ランキング上位に来る魅力的な水槽だったから。
2つある大水槽はひとつめがジュゴンがいる暖海系、ふたつめが温帯系のシャークバレー。いずれも2本のトンネルがあって、1本めのトンネルで奥まで行って、2本めのトンネルで引き返してくるという作り。
どちらの大水槽も何度も折り返したやけに長いスロープを降りていき、2本めのトンネルを出ると、そのスロープを上がっていくというアクセスの面倒くささ、トンネルの径が小さく、渋滞しやすいなどの難点があって、その場で長時間留まりにくいのだけど、それでもシャークバレーでは立ち止まらずにはいられず、混雑の合間を縫ってそこにいる魚たちの姿を必死に眺めたくなる水槽だった。
何がそんなに良かったかって?
地元の魚たちがひしめくオレ好みな水槽だったから。
シャークバレーという名前の水槽だけに、シロワニなどのサメがいて、それらもまぁ、地元の魚ではあるのだけど、日本でも見られることもありそこはプラス要因にはならない。でも、沢山いるその他の魚たち、まさにタイやアジなど、日本にもいそうな魚たちにはときめかずにはいられなかった。
それらは、知っているようで知らない魚。当然、日本の水族館では見られないもの。
オーストラリアもシドニーくらい南まで来ると、気候も日本と似たようなものとなるためか、海で見られる魚も似たようなものになる。だけど、よく知っているようなそれらの魚も、よく見ると違う。そこが重要!!
また、それらの中には、時折、見るからに見たことないものなどもいることから、久しぶりの気持ちの昂ぶりを味わえた。
こんなの書いてたら、あらためて再入館しなかったのが悔やまれるなぁ……
シーライフと言えば、変わった? 水槽内の装飾が話題になっていたが、シドニーでもそんな装飾が一部見られた。
でも、意外と少なかった印象で、視覚的なインパクトという意味では名古屋の方が強烈かも知れない。
再入場するつもりでいたから、写真も少なく、やっぱり不完全燃焼気味。
これはもう、もう1度行くしかないか!?
シドニー動物園の(水族館の)気になる魚 [淡水魚]
オーストラリアの魚、それも淡水魚は多くの日本人にとってあまり馴染みのない存在だ。
それほど多くの種類がいないことは知っていても、どんなものがいるのかまでは知らない、魚を飼う趣味がある人でもそんな人が多いのではないだろうか。
でも、知ってる魚とも近いものは多いらしく、シドニーズーでもそんなことを感じさせる魚がいくつか見られた。
そのひとつがこれ。アガシジィズグラスフィッシュ(Ambassis agassizii)
グラスフィッシュがいるなぁ、と思いつつ、ふと目に入った魚名板で、よく知った種類でないことに気付かされた。
グラスフィッシュであるからして、特徴的だったり、強く印象に残るような色はない。
よくよく見てみれば、よく知るグラスフィッシュより白っぽい?
でもまぁ、オーストラリア、それも地元産の見たことない淡水魚である。ありがたがっておかなくては!!
でも、そんな見知らぬグラスフィッシュよりもずっと驚いたのが、ジャイアントグラスパーチだ。
こちらも同じくグラスフィッシュの仲間で、日本にも輸入されていたりするが、グラスフィッシュなのに透明感のない中途半端な印象の魚、みたいなイメージの魚だった。
しかし、オレはここシドニーで、この魚の真の姿を見たような気がした。
まず、デカい!! 日本で見るものはどれも7~8㎝くらいのサイズ感だが、ここにいたものはそのプラス10㎝くらいな感じ。「こんなデカくなるの!!」思わず声が出た。
しかも、ヒレが黄色味を帯び、派手でこそないものの、日本で見る色味のない地味な魚というイメージではない。
当然、印象は大きく変わる。自分の中のイメージを大きく覆された1匹だった。
イメージが覆ったと言えば、マレーリバーレインボー(Melanotaenia fluviatilis)も。
オーストラリアの淡水魚と言えば、レインボーフィッシュ!! というイメージがあるから、それが見られることも楽しみにしていた。
3種類くらい? がいたが、どれもデカい!! でも、どれも驚くほど色がない。
マレーリバーレインボーはそれこそ地元の魚だが、レインボーフィッシュの魅力がまるで見えない個体ばかり。
でも、デカい。オスで10㎝と言われるが、ここにいたものは15cmくらいありそうなものばかり。
名古屋港水族館でも思ったことだけど、レインボーフィッシュは巨大化させると色が飛ぶのかも知れない。
動かないマーレーコッドを待っている間、色のないレインボーフィッシュなど同じ水槽の魚たちを眺めていたんだけど、水槽中央の流木にオオウナギがいるのを見つけた。
オオウナギもいるんだなぁ、くらいに思っていたら、違う種類だった。
スペックルドロングフィンイール(Anguilla reinhardtii)という種類らしい。
オーストラリアウナギに対する、南半球版オオウナギに相当する種類なのだろう。
体の長さもさることながら、顔や太さなんかもオオウナギに似てる、というかその場ではそのものに見えた。
赤道を挟んでその北と南に同じような魚が存在しているという事実は、進化とか環境への適応とか、生き物の奥深さみたいなことを束の間ながら、大いに意識させられた。
シドニーズーの水族館で、いや、シドニーズー自体で見られたものの中で、もっとも衝撃的で、かつ嬉しかったのは、多分、マーレーコッドだ。
シドニーズーにマーレーコッドがいることはHPで見て知っていたので、見られるのを楽しみにしていたのだけど、展示された個体を見た時、非常に見にくい位置にいて頭だけしか見えなかった。でも、たったそれだけでも、正直、ブッ飛んだ。
ひとつ前のブログにも書いたが、とてつもなくデカかったからだ。
ここまで大きな個体を見たのは初めてだったのもあるが、本当にこんなに大きくなるとは思っていなかったからだ。
各種資料等々には、マーレーコッドは最大1.8mになると書かれているが、アベレージサイズは50~60㎝くらいなんじゃないの? と思っていた。
オレが日本で見聞きしたことがあるものはそのくらいのものが多く、それ以上大きくなりにくい、みたいな話も聞いていたからだ。
ここにいたものは1.2mほど。最大とされる1.8mには全然及ばないのだけど、それでも体の分厚さとか、口の大きさとか、もはやオレの知ってるマーレーコッドとは違う魚のようで、大袈裟でなくタマカイなどの大型ハタみたいな存在感。
これなら1.8mくらいになるのかも。そんな説得力もあった大型個体だった。
大型ハタと言えば、まったくと言っていいほど動かない点もそれらしいところ。もともとビュンビュン泳ぎ回るような魚ではないが、大型化するとより一層、動きが少なくなるらしい。
全然動かないのかと諦めかけていたら、同居の魚たちが水槽の端の方を気にして、そちらの方に集まりだした。
どうやら、中の人がバックヤードを通って行ったようだったが、他の魚の動きにつられて、水槽の逆の端にいたマーレーコッドも姿を現したという訳だ。
全身がちゃんと見られたのはとてもラッキーだった。簡単に行けない場所だけにね。
それほど多くの種類がいないことは知っていても、どんなものがいるのかまでは知らない、魚を飼う趣味がある人でもそんな人が多いのではないだろうか。
でも、知ってる魚とも近いものは多いらしく、シドニーズーでもそんなことを感じさせる魚がいくつか見られた。
そのひとつがこれ。アガシジィズグラスフィッシュ(Ambassis agassizii)
グラスフィッシュがいるなぁ、と思いつつ、ふと目に入った魚名板で、よく知った種類でないことに気付かされた。
グラスフィッシュであるからして、特徴的だったり、強く印象に残るような色はない。
よくよく見てみれば、よく知るグラスフィッシュより白っぽい?
でもまぁ、オーストラリア、それも地元産の見たことない淡水魚である。ありがたがっておかなくては!!
でも、そんな見知らぬグラスフィッシュよりもずっと驚いたのが、ジャイアントグラスパーチだ。
こちらも同じくグラスフィッシュの仲間で、日本にも輸入されていたりするが、グラスフィッシュなのに透明感のない中途半端な印象の魚、みたいなイメージの魚だった。
しかし、オレはここシドニーで、この魚の真の姿を見たような気がした。
まず、デカい!! 日本で見るものはどれも7~8㎝くらいのサイズ感だが、ここにいたものはそのプラス10㎝くらいな感じ。「こんなデカくなるの!!」思わず声が出た。
しかも、ヒレが黄色味を帯び、派手でこそないものの、日本で見る色味のない地味な魚というイメージではない。
当然、印象は大きく変わる。自分の中のイメージを大きく覆された1匹だった。
イメージが覆ったと言えば、マレーリバーレインボー(Melanotaenia fluviatilis)も。
オーストラリアの淡水魚と言えば、レインボーフィッシュ!! というイメージがあるから、それが見られることも楽しみにしていた。
3種類くらい? がいたが、どれもデカい!! でも、どれも驚くほど色がない。
マレーリバーレインボーはそれこそ地元の魚だが、レインボーフィッシュの魅力がまるで見えない個体ばかり。
でも、デカい。オスで10㎝と言われるが、ここにいたものは15cmくらいありそうなものばかり。
名古屋港水族館でも思ったことだけど、レインボーフィッシュは巨大化させると色が飛ぶのかも知れない。
動かないマーレーコッドを待っている間、色のないレインボーフィッシュなど同じ水槽の魚たちを眺めていたんだけど、水槽中央の流木にオオウナギがいるのを見つけた。
オオウナギもいるんだなぁ、くらいに思っていたら、違う種類だった。
スペックルドロングフィンイール(Anguilla reinhardtii)という種類らしい。
オーストラリアウナギに対する、南半球版オオウナギに相当する種類なのだろう。
体の長さもさることながら、顔や太さなんかもオオウナギに似てる、というかその場ではそのものに見えた。
赤道を挟んでその北と南に同じような魚が存在しているという事実は、進化とか環境への適応とか、生き物の奥深さみたいなことを束の間ながら、大いに意識させられた。
シドニーズーの水族館で、いや、シドニーズー自体で見られたものの中で、もっとも衝撃的で、かつ嬉しかったのは、多分、マーレーコッドだ。
シドニーズーにマーレーコッドがいることはHPで見て知っていたので、見られるのを楽しみにしていたのだけど、展示された個体を見た時、非常に見にくい位置にいて頭だけしか見えなかった。でも、たったそれだけでも、正直、ブッ飛んだ。
ひとつ前のブログにも書いたが、とてつもなくデカかったからだ。
ここまで大きな個体を見たのは初めてだったのもあるが、本当にこんなに大きくなるとは思っていなかったからだ。
各種資料等々には、マーレーコッドは最大1.8mになると書かれているが、アベレージサイズは50~60㎝くらいなんじゃないの? と思っていた。
オレが日本で見聞きしたことがあるものはそのくらいのものが多く、それ以上大きくなりにくい、みたいな話も聞いていたからだ。
ここにいたものは1.2mほど。最大とされる1.8mには全然及ばないのだけど、それでも体の分厚さとか、口の大きさとか、もはやオレの知ってるマーレーコッドとは違う魚のようで、大袈裟でなくタマカイなどの大型ハタみたいな存在感。
これなら1.8mくらいになるのかも。そんな説得力もあった大型個体だった。
大型ハタと言えば、まったくと言っていいほど動かない点もそれらしいところ。もともとビュンビュン泳ぎ回るような魚ではないが、大型化するとより一層、動きが少なくなるらしい。
全然動かないのかと諦めかけていたら、同居の魚たちが水槽の端の方を気にして、そちらの方に集まりだした。
どうやら、中の人がバックヤードを通って行ったようだったが、他の魚の動きにつられて、水槽の逆の端にいたマーレーコッドも姿を現したという訳だ。
全身がちゃんと見られたのはとてもラッキーだった。簡単に行けない場所だけにね。
シドニー動物園(オーストラリア・シドニー) [海外水族館インプレ]
水族館ブログなのに動物園?
いやいや、シドニー動物園には水族館があるのだ。
もちろん、水族館と言っても、そこに至るまで続いているオーストラリア産の動物を紹介する流れで、同じくオーストラリアの魚などを紹介した展示館だ。動物園によくある爬虫類館みたいな感じ。
動物園の展示のひとつだから、水族館自体の規模はそれほどではないんだけど、それでもサメが泳ぐかなり大きな水槽など全部で11の水槽が備わり、かなり見応えがあった。
行くまではもっと小規模なものを想像していたので、逆の意味で期待を裏切られることになり、思ったよりもはるかに大きな満足感を得ることができた。
動物園もとてもよかったので、シドニーに行く機会のある人には是非ともオススメだ。
シドニーの中心街からは電車とバスで1時間少々。
ブラックタウンという駅からバスに乗るのだけど、そのバスが曲者で、バス停の案内が一切ない。車内アナウンスも電光掲示板もなく、初めて乗る外国人にはとてつもなく難易度の高い。
初めての知らない場所でドキドキしながらスマートフォンの地図を見ながら「次のバス停辺りだろう」と降りようとしたら、運転手のオッチャンが「動物園行くの? だったら次の方がいいよ」と、降りかけたのに次のバス停まで乗せて行ってくれた。
案内はないけれど、運転手は親切なシドニーのバスでした(笑)
入園し、順路を右手に進むと、オーストラリア産の動物が展示されたゾーン。
新しくできた動物園だけあって、動物との距離感が絶妙に近く、非常に見やすい。
初めて見るものも多かったし、コアラなんて比較的近い距離で一生分くらい見たかも、と思えるくらいしっかり見られた。
その先にあるのが水族館で、最大の水槽(というか池)は入館直前から見えるので、これが見られるのか!! と大いにテンションが上がる。
入館するとすぐに入館直前に見た池の水中が見られる。上から見て分かった通り、かなり巨大。水深はそれほどないようで3mくらい? でも、少なくとも500tくらいはありそうなサイズ感だ。
そこを泳ぐのは2匹のオオメジロザメとバラムンディ、ジェイドパーチ。
水は濁りが強く、見えにくい上、日よけだろうか。観覧窓の真上付近の水面に大きなシートが浮かべられており、そこだけ暗い。
おまけに、アクリルが水中側、観覧側のいずれもが綺麗でなく、水中は正直、見にくい。
でも、2mはありそうなオオメジロザメと、沢山いる巨大バラムンディにはかなりときめいた。
この水槽を満たす水は、淡水のようではあったけれど、塩が入っているのか、また、屋外の池ではあったけれど、水温はどのくらいなんだろう?
オオメジロザメもバラムンディも、比較的温かい水温を好みそうだけど……
気になったことをすぐに聞けないもどかしさは、語学力という個人的な事情だが、海外水族館ならではだ。
基本的にオーストラリア産の、淡水の生き物が展示されているが、2つの海水の水槽、何故かシクリッドが沢山いる水槽の3つはこの水族館では異色の存在。
とりわけシクリッドの水槽は何故? 日本では見るのも簡単ではない種類が、なかなか綺麗な状態で展示されていたが、それらはいずれもオーストラリアにはいないもの。彼の地では人気が高い? 個人的にはシクリッドも好きだし、何よりいい個体揃いだったので楽しい水槽だったけれど……
そこからフェアリーペンギンの展示水槽を経て、オーストラリアの淡水魚の水槽へ。
ここには水上部分にメルテンスモニターがいる半水面になった水槽、レインボーフィッシュやマーレーコッドなどが入った水槽、汽水? ボラやスキャットなどが入った比較的大きめの3つ。
どの水槽も魅力的だったけれど、特に気に入ったのはメルテンスモニターがいた水槽。
水上のモニターを見せるためか、水位が低く、水中はしゃがまなくては見えず、さらにしゃがんでも見にくかったりもするのだけど、水中には大きなテッポウウオやイセゴイ、サラトガ(日本風に言うならノーザンバラムンディ)、さらにカメなどいろいろ泳いでいて楽しい。
ここも水の濁りが強かったのだけど、こっちではそんなものなの?
前述のサメ水槽然り、もっと見やすければもっとよかったのに……
また、サメの水槽と同じく気になったのが、水温と塩分濃度。
水槽の上部は網になっていて、すなわち外気温。水温は常温? 加温しているのか。また、テッポウウオやイセゴイもいるけれど、水に塩は入っているのか。
水槽の近くを、担当飼育員と思しき人が通りがかったので、普段なら声をかけるところだが…… 何か方法を考えなくちゃだな。
でも、ここの水族館で一番感動したのは、巨大なマーレーコッドに会えたことだ。
ウチにもいて毎日見ているので、個人的には珍しい魚ではないのだけど、ここにいたのはとにかくデカかったから。
ここにいたものは1mオーバー!!
こんな個体に出会えただけでも、シドニーまで来た甲斐があったというもの。マーレーの話は追ってまた。
帰ってきてまだ日が浅いが、シドニーはいろいろ印象がよかったので、また行きたいなぁ、みたいに思っていたりするのだけど、そんな機会があったなら、ここにもまた行かなくちゃだな。
いやいや、シドニー動物園には水族館があるのだ。
もちろん、水族館と言っても、そこに至るまで続いているオーストラリア産の動物を紹介する流れで、同じくオーストラリアの魚などを紹介した展示館だ。動物園によくある爬虫類館みたいな感じ。
動物園の展示のひとつだから、水族館自体の規模はそれほどではないんだけど、それでもサメが泳ぐかなり大きな水槽など全部で11の水槽が備わり、かなり見応えがあった。
行くまではもっと小規模なものを想像していたので、逆の意味で期待を裏切られることになり、思ったよりもはるかに大きな満足感を得ることができた。
動物園もとてもよかったので、シドニーに行く機会のある人には是非ともオススメだ。
シドニーの中心街からは電車とバスで1時間少々。
ブラックタウンという駅からバスに乗るのだけど、そのバスが曲者で、バス停の案内が一切ない。車内アナウンスも電光掲示板もなく、初めて乗る外国人にはとてつもなく難易度の高い。
初めての知らない場所でドキドキしながらスマートフォンの地図を見ながら「次のバス停辺りだろう」と降りようとしたら、運転手のオッチャンが「動物園行くの? だったら次の方がいいよ」と、降りかけたのに次のバス停まで乗せて行ってくれた。
案内はないけれど、運転手は親切なシドニーのバスでした(笑)
入園し、順路を右手に進むと、オーストラリア産の動物が展示されたゾーン。
新しくできた動物園だけあって、動物との距離感が絶妙に近く、非常に見やすい。
初めて見るものも多かったし、コアラなんて比較的近い距離で一生分くらい見たかも、と思えるくらいしっかり見られた。
その先にあるのが水族館で、最大の水槽(というか池)は入館直前から見えるので、これが見られるのか!! と大いにテンションが上がる。
入館するとすぐに入館直前に見た池の水中が見られる。上から見て分かった通り、かなり巨大。水深はそれほどないようで3mくらい? でも、少なくとも500tくらいはありそうなサイズ感だ。
そこを泳ぐのは2匹のオオメジロザメとバラムンディ、ジェイドパーチ。
水は濁りが強く、見えにくい上、日よけだろうか。観覧窓の真上付近の水面に大きなシートが浮かべられており、そこだけ暗い。
おまけに、アクリルが水中側、観覧側のいずれもが綺麗でなく、水中は正直、見にくい。
でも、2mはありそうなオオメジロザメと、沢山いる巨大バラムンディにはかなりときめいた。
この水槽を満たす水は、淡水のようではあったけれど、塩が入っているのか、また、屋外の池ではあったけれど、水温はどのくらいなんだろう?
オオメジロザメもバラムンディも、比較的温かい水温を好みそうだけど……
気になったことをすぐに聞けないもどかしさは、語学力という個人的な事情だが、海外水族館ならではだ。
基本的にオーストラリア産の、淡水の生き物が展示されているが、2つの海水の水槽、何故かシクリッドが沢山いる水槽の3つはこの水族館では異色の存在。
とりわけシクリッドの水槽は何故? 日本では見るのも簡単ではない種類が、なかなか綺麗な状態で展示されていたが、それらはいずれもオーストラリアにはいないもの。彼の地では人気が高い? 個人的にはシクリッドも好きだし、何よりいい個体揃いだったので楽しい水槽だったけれど……
そこからフェアリーペンギンの展示水槽を経て、オーストラリアの淡水魚の水槽へ。
ここには水上部分にメルテンスモニターがいる半水面になった水槽、レインボーフィッシュやマーレーコッドなどが入った水槽、汽水? ボラやスキャットなどが入った比較的大きめの3つ。
どの水槽も魅力的だったけれど、特に気に入ったのはメルテンスモニターがいた水槽。
水上のモニターを見せるためか、水位が低く、水中はしゃがまなくては見えず、さらにしゃがんでも見にくかったりもするのだけど、水中には大きなテッポウウオやイセゴイ、サラトガ(日本風に言うならノーザンバラムンディ)、さらにカメなどいろいろ泳いでいて楽しい。
ここも水の濁りが強かったのだけど、こっちではそんなものなの?
前述のサメ水槽然り、もっと見やすければもっとよかったのに……
また、サメの水槽と同じく気になったのが、水温と塩分濃度。
水槽の上部は網になっていて、すなわち外気温。水温は常温? 加温しているのか。また、テッポウウオやイセゴイもいるけれど、水に塩は入っているのか。
水槽の近くを、担当飼育員と思しき人が通りがかったので、普段なら声をかけるところだが…… 何か方法を考えなくちゃだな。
でも、ここの水族館で一番感動したのは、巨大なマーレーコッドに会えたことだ。
ウチにもいて毎日見ているので、個人的には珍しい魚ではないのだけど、ここにいたのはとにかくデカかったから。
ここにいたものは1mオーバー!!
こんな個体に出会えただけでも、シドニーまで来た甲斐があったというもの。マーレーの話は追ってまた。
帰ってきてまだ日が浅いが、シドニーはいろいろ印象がよかったので、また行きたいなぁ、みたいに思っていたりするのだけど、そんな機会があったなら、ここにもまた行かなくちゃだな。
沖縄美ら海水族館の気になる魚 Vol.14 [海の魚]
最後に美ら海水族館に行ったのは2ヵ月前の7月1日。
その時の話を今頃になって? ではあるのだけど、個人的な備忘録として。
移動制限がなくなって以降、美ら海水族館には以前のように大勢のお客が押し寄せるようになった。恐らく、経済的困窮も脱することができたのだろう。
中の人たちも採集に出向いたりできるようになったようで、以前、ブログに登場させたカマスやヨコシマサワラなど、これまで見たことなかった魚を見せてもらうことができた。
傍で見ていると、抑圧されてる期間があったからだろうか。より勢いが増してる? みたいな気すらするくらいだ。
今年の3月くらいだっただろうか。美ら海水族館のHPを眺めていたら「セダカタカサゴを展示しました」という案内が出ていた。
HPには、複数の個体の写真が掲載されていが、同属のチカメタカサゴと同様、日本では数例の捕獲例しかない希種のはず。
それが数匹まとまって展示されたのは、沖縄のどこかに生息地がある、ということ。
見たことがない魚だから、まずは見てみたい。しかし、HPにはゴールデンウィークが明ける頃までの限定展示とある。
1月に行ったばかりなのに…… と恨めしく思いつつ、見たことのない珍魚のことを忘れつつあった7月。
入館し、3つめの熱帯魚の海の水槽に行くと…… あれ!! いるじゃん!!
もう見られないのだと思っていたセダカタカサゴを見ることができた。
比較的深いところから採集されたもののはずだが、水槽では水面付近にいることが多く、そういう意味では少し見にくかったが、時々、近くまで泳いできてくれたタイミングで必死に観察すると、色は鮮やかなピンクで、尾柄部に黒い模様があるのが特徴らしい。全体的なフォルムはチカメタカサゴに似ているが、色や顔つき(主に目つき)が柔らかい印象のあるものだったせいか、より可愛らしい印象。オレ基準だけど。
予期せぬ出会いに喜びつつも、この時の目的は別にあった。
それが大水槽にいるらしいというイトウオニヒラアジ。
HPの図鑑ページにも掲載されていて、この種類が入ったことで大水槽には日本産のCaranx(ギンガメアジ)属のすべてが揃ったことになるらしい。
写真ではオニヒラアジにそっくりなのだけど、見分けられるだろうか? まずはそれらしき魚を探す。
これ? オニヒラアジらしき魚の姿は見つかるものの、どれが「イトウ」なのかがちっとも分からない。画像の個体がそれなのかも知れないけれど……
こういう時に限って、前回ミナミギンガメを教えてもらった解説員の兄さんも見つからず、次回訪問時の課題だ。
大水槽で珍しいと言えば、中層を泳ぐシイラがいたこと。
あの水槽でシイラは特別珍しいものではないが、水面付近にいるため、アクリルパネルの死角となり、その姿は水上以外からはほとんど見られない。
それが珍しく中層付近を泳いでいる。それだけでも“珍しいな”となるのに、この個体、2m近くありそうな超巨体。
常連さんによれば、ずいぶん前からいる個体らしいのだけど、それにしては目立つ傷もなく、とても綺麗に大きくなってる。
水族館でも珍しくはないシイラだけど、綺麗な大型個体、それも見やすい位置にいるとなると、かなり珍しいのではないだろうか。
一見の価値ありな個体です!!
この時の大水槽で驚いたのが、黒マンタのお腹がずいぶん大きくなっていたこと。
どう見ても妊娠してる。しかも、そう遠くない内に産まれることが分かるくらい。
近くにいた飼育スタッフの人に聞いてみると、妊娠してることは教えてくれたが、それ以外の詳細は教えてもらえなかったので、モヤモヤしつつ眺めていたのだけど……
オレが行った1ヵ月後くらいの8月5日、無事、出産したらしい。
黒マンタは搬入前後の頃から見てきた個体で、搬入の頃はまだ小さかったので、それが出産なんて実に感慨深い。
でも、今回は出産シーンはおろか、妊娠していたことすら知らなかった個人的な完全敗北。出産はとても喜ばしいニュースなのに、悔しいやら情けないやらと大喜びできなかったことも悔やまれる。
次があるなら次こそは!! 出産した個体とは別の黒マンタも入っているらしいしね。
水族館産まれのエイと言えば、シノノメサカタザメの仔魚たちが少し大きくなってサメ水槽へと引っ越ししてた。
サメ水槽でのシノノメサカタザメ展示は久しぶりだ。
思ったほど大きくなっていないな、と思ったけれど、以前に見た水槽よりもはるかに大きな水槽にいるからそう感じただけかもしれない。
でも、小さいのに自分より大きなサメに怯むことなく、餌もしっかり食べていた。
次に行く時にはもっと大きくなった姿を見せてもらえそうだ。
さて、次はいつ行けるかなぁ……
その時の話を今頃になって? ではあるのだけど、個人的な備忘録として。
移動制限がなくなって以降、美ら海水族館には以前のように大勢のお客が押し寄せるようになった。恐らく、経済的困窮も脱することができたのだろう。
中の人たちも採集に出向いたりできるようになったようで、以前、ブログに登場させたカマスやヨコシマサワラなど、これまで見たことなかった魚を見せてもらうことができた。
傍で見ていると、抑圧されてる期間があったからだろうか。より勢いが増してる? みたいな気すらするくらいだ。
今年の3月くらいだっただろうか。美ら海水族館のHPを眺めていたら「セダカタカサゴを展示しました」という案内が出ていた。
HPには、複数の個体の写真が掲載されていが、同属のチカメタカサゴと同様、日本では数例の捕獲例しかない希種のはず。
それが数匹まとまって展示されたのは、沖縄のどこかに生息地がある、ということ。
見たことがない魚だから、まずは見てみたい。しかし、HPにはゴールデンウィークが明ける頃までの限定展示とある。
1月に行ったばかりなのに…… と恨めしく思いつつ、見たことのない珍魚のことを忘れつつあった7月。
入館し、3つめの熱帯魚の海の水槽に行くと…… あれ!! いるじゃん!!
もう見られないのだと思っていたセダカタカサゴを見ることができた。
比較的深いところから採集されたもののはずだが、水槽では水面付近にいることが多く、そういう意味では少し見にくかったが、時々、近くまで泳いできてくれたタイミングで必死に観察すると、色は鮮やかなピンクで、尾柄部に黒い模様があるのが特徴らしい。全体的なフォルムはチカメタカサゴに似ているが、色や顔つき(主に目つき)が柔らかい印象のあるものだったせいか、より可愛らしい印象。オレ基準だけど。
予期せぬ出会いに喜びつつも、この時の目的は別にあった。
それが大水槽にいるらしいというイトウオニヒラアジ。
HPの図鑑ページにも掲載されていて、この種類が入ったことで大水槽には日本産のCaranx(ギンガメアジ)属のすべてが揃ったことになるらしい。
写真ではオニヒラアジにそっくりなのだけど、見分けられるだろうか? まずはそれらしき魚を探す。
これ? オニヒラアジらしき魚の姿は見つかるものの、どれが「イトウ」なのかがちっとも分からない。画像の個体がそれなのかも知れないけれど……
こういう時に限って、前回ミナミギンガメを教えてもらった解説員の兄さんも見つからず、次回訪問時の課題だ。
大水槽で珍しいと言えば、中層を泳ぐシイラがいたこと。
あの水槽でシイラは特別珍しいものではないが、水面付近にいるため、アクリルパネルの死角となり、その姿は水上以外からはほとんど見られない。
それが珍しく中層付近を泳いでいる。それだけでも“珍しいな”となるのに、この個体、2m近くありそうな超巨体。
常連さんによれば、ずいぶん前からいる個体らしいのだけど、それにしては目立つ傷もなく、とても綺麗に大きくなってる。
水族館でも珍しくはないシイラだけど、綺麗な大型個体、それも見やすい位置にいるとなると、かなり珍しいのではないだろうか。
一見の価値ありな個体です!!
この時の大水槽で驚いたのが、黒マンタのお腹がずいぶん大きくなっていたこと。
どう見ても妊娠してる。しかも、そう遠くない内に産まれることが分かるくらい。
近くにいた飼育スタッフの人に聞いてみると、妊娠してることは教えてくれたが、それ以外の詳細は教えてもらえなかったので、モヤモヤしつつ眺めていたのだけど……
オレが行った1ヵ月後くらいの8月5日、無事、出産したらしい。
黒マンタは搬入前後の頃から見てきた個体で、搬入の頃はまだ小さかったので、それが出産なんて実に感慨深い。
でも、今回は出産シーンはおろか、妊娠していたことすら知らなかった個人的な完全敗北。出産はとても喜ばしいニュースなのに、悔しいやら情けないやらと大喜びできなかったことも悔やまれる。
次があるなら次こそは!! 出産した個体とは別の黒マンタも入っているらしいしね。
水族館産まれのエイと言えば、シノノメサカタザメの仔魚たちが少し大きくなってサメ水槽へと引っ越ししてた。
サメ水槽でのシノノメサカタザメ展示は久しぶりだ。
思ったほど大きくなっていないな、と思ったけれど、以前に見た水槽よりもはるかに大きな水槽にいるからそう感じただけかもしれない。
でも、小さいのに自分より大きなサメに怯むことなく、餌もしっかり食べていた。
次に行く時にはもっと大きくなった姿を見せてもらえそうだ。
さて、次はいつ行けるかなぁ……
シーライフパークの気になるいろいろ [海獣全般]
シーライフパークには魚もいるのだけど、水槽の数は少なく、種類も多くはない。
総じて存在感が薄い印象。
おまけに、ニザダイ類を中心に頭部の穴あきを激しく発症している個体が多く、というか発症していない個体がいないくらいで、それが気になってすっきり楽しめなかったりする。
穴あきを発症したニザダイ類はワイキキ水族館でも多く見られたが、どちらの施設も沿岸立地で海水は新水垂れ流しで使えるのではないかと思うのだけど、餌の問題?
それもあって、シーライフパークで気になる存在は海獣が中心。まぁ、それがメインの施設ではあるのだろうし。
でも、シーライフパークの海獣の話をする時、真っ先にあげなきゃいけないのはやっぱりハワイアンモンクシールだろう。
ハワイの水族館に行くと決まって以降、見られるのを楽しみにしていたのがこのアザラシ。
ワイキキ水族館に2頭がいるらしいとどこかで見ていたのだけど、実際に行くとそこにその姿はなく、見られるか見られないかは翌日のシーライフパーク次第。
見られないかも…… と思っていたら、見ることができた。
運が良ければワイキキビーチ周辺でも見られることがあるようだが、そこは野生動物。時間も限られている中、運に頼っている訳にもいかない。
ここにいてくれたお陰で見ることができた。本当によかった。
アザラシと言えば、寒い所に住む動物だが、ハワイモンクアザラシは暖かいハワイの固有種。
そのせいなのか、体型はややスレンダーな感じで細長い印象。顔つきもどことなくアシカ類を彷彿とさせる。
写真などでは見たことがあったものの、それらからアゴヒゲアザラシみたいなものを想像していたが、実物はやはり違っていた。とは言え、オレが見たのはこの1頭だけなので、すべてがそういうものなのかは何とも言えないけれど……
展示されていた個体はオスで、繁殖の予定もないようなので、この個体がいなくなるとまた生態展示は途絶えてしまうのだろう。
生きた姿が見てみたいという人は、この個体が生きている内にシーライフパークに行っておくことをオススメしておきたい。
初めてと言えば、グンカンドリを見たのも初めてだった。
喉に赤い風船みたいな喉袋がある大型の海鳥、くらいのことは知っていたけれど、実物の意外なほどの大きさに驚かされた。
当然、飛んでいた訳ではなく、地面でうずくまるようにジッとしていただけだが、それでもシチメンチョウくらいはありそうな大きさで、羽でも広げてくれればさらに驚くことになったのだろう。
海鳥なのに泳げず、超絶級の飛翔能力で他の海鳥を翻弄し、餌を奪うという生活をしている鳥だが、飼われていて、餌をもらえるグンカンドリはただそこでジッとしているだけ。
グンカンドリが餌を奪う相手にはカツオドリも含まれているが、小笠原航路で見たカツオドリの圧倒的な飛翔能力に驚かされた身としては、あれを手玉に取るほどの飛翔能力がしまい込まれていることが少々不憫に思えてきてしまった。
もっとも、当のグンカンドリが飛びたいと思っているかは分からないけれど……
アザラシや海鳥は見たことがないものが見られたが、それ以外には見たことないものはいなかった。
強いて上げれば、イルカの中に1頭いるハイブリッドイルカは初めて見るもの、になるだろうか。
オキゴンドウとバンドウイルカのハイブリッドで、ここでは“ウォルフィン(Wolphin)”なんて呼んでたりして、いち推し? の個体となっているようだ。正直どうかと思うけれど。
ハイブリッド個体の是非はともかくとして、水族館で時々見かけるバンドウイルカと他種のハイブリッド個体を見るといつも思うのだけど、バンドウイルカの血の強さ。
片親の形質よりも、強く発現しているのは大抵、バンドウイルカの特徴だ。
ここにいるオキゴンドウクロスにしても、どこかで見たハナゴンドウクロスにしても、顔の丸さや吻の短さなどの特徴はあるものの、片親が何の種類なのかは聞かなければすぐには分からないかも知れない反面、もう片方の親であるバンドウイルカについては、それがベースにあることはすぐに分かる。
交雑個体に繁殖能力があるのかは分からないけれど、通常個体と子をなせば、普通のバンドウイルカに戻ってしまうんじゃないか? と思えてくるほどだ。
余談ながら、この個体、“ケカイマル”という名前が付けられているそうなのだけど、それを最初に聞いた時、頭の中には“ハワイ出身なんとか部屋~”みたいな相撲の呼び出しが思い浮かんだ。
そういえば最近、ハワイ出身力士って聞かないなぁ…… と、相撲ファンでもないのに、まるで関係ないことを思ったのでした(笑)
最後の1種はハワイでホヌと呼ばれてるアオウミガメ。
これ自体はまったく珍しいものでも何でもないのだけど、ウミガメの給餌時間のこと。
野菜類や人工飼料とともに、アオサみたいな海藻が多く与えられていた。
カメたちは野菜や人工飼料よりも、海藻を優先的に選んで食べていたようで、やっぱり本来食べていたものの方が好きなのかな、と思いつつ見ていたのだけど、ふと思った。
こうした海藻、陽の光が入る水槽や屋外のプールなどでは生えまくって掃除する中の人を困らせることが多いようだが、アオウミガメを入れておけば勢いよく食べてくれるんじゃない? と。
とは言え、実際にコケ掃除係としてアオウミガメが活躍しているという話は聞かないから、入れたとしても掃除の必要がなくなる、なんてことはないんだろうなぁ、きっと。
総じて存在感が薄い印象。
おまけに、ニザダイ類を中心に頭部の穴あきを激しく発症している個体が多く、というか発症していない個体がいないくらいで、それが気になってすっきり楽しめなかったりする。
穴あきを発症したニザダイ類はワイキキ水族館でも多く見られたが、どちらの施設も沿岸立地で海水は新水垂れ流しで使えるのではないかと思うのだけど、餌の問題?
それもあって、シーライフパークで気になる存在は海獣が中心。まぁ、それがメインの施設ではあるのだろうし。
でも、シーライフパークの海獣の話をする時、真っ先にあげなきゃいけないのはやっぱりハワイアンモンクシールだろう。
ハワイの水族館に行くと決まって以降、見られるのを楽しみにしていたのがこのアザラシ。
ワイキキ水族館に2頭がいるらしいとどこかで見ていたのだけど、実際に行くとそこにその姿はなく、見られるか見られないかは翌日のシーライフパーク次第。
見られないかも…… と思っていたら、見ることができた。
運が良ければワイキキビーチ周辺でも見られることがあるようだが、そこは野生動物。時間も限られている中、運に頼っている訳にもいかない。
ここにいてくれたお陰で見ることができた。本当によかった。
アザラシと言えば、寒い所に住む動物だが、ハワイモンクアザラシは暖かいハワイの固有種。
そのせいなのか、体型はややスレンダーな感じで細長い印象。顔つきもどことなくアシカ類を彷彿とさせる。
写真などでは見たことがあったものの、それらからアゴヒゲアザラシみたいなものを想像していたが、実物はやはり違っていた。とは言え、オレが見たのはこの1頭だけなので、すべてがそういうものなのかは何とも言えないけれど……
展示されていた個体はオスで、繁殖の予定もないようなので、この個体がいなくなるとまた生態展示は途絶えてしまうのだろう。
生きた姿が見てみたいという人は、この個体が生きている内にシーライフパークに行っておくことをオススメしておきたい。
初めてと言えば、グンカンドリを見たのも初めてだった。
喉に赤い風船みたいな喉袋がある大型の海鳥、くらいのことは知っていたけれど、実物の意外なほどの大きさに驚かされた。
当然、飛んでいた訳ではなく、地面でうずくまるようにジッとしていただけだが、それでもシチメンチョウくらいはありそうな大きさで、羽でも広げてくれればさらに驚くことになったのだろう。
海鳥なのに泳げず、超絶級の飛翔能力で他の海鳥を翻弄し、餌を奪うという生活をしている鳥だが、飼われていて、餌をもらえるグンカンドリはただそこでジッとしているだけ。
グンカンドリが餌を奪う相手にはカツオドリも含まれているが、小笠原航路で見たカツオドリの圧倒的な飛翔能力に驚かされた身としては、あれを手玉に取るほどの飛翔能力がしまい込まれていることが少々不憫に思えてきてしまった。
もっとも、当のグンカンドリが飛びたいと思っているかは分からないけれど……
アザラシや海鳥は見たことがないものが見られたが、それ以外には見たことないものはいなかった。
強いて上げれば、イルカの中に1頭いるハイブリッドイルカは初めて見るもの、になるだろうか。
オキゴンドウとバンドウイルカのハイブリッドで、ここでは“ウォルフィン(Wolphin)”なんて呼んでたりして、いち推し? の個体となっているようだ。正直どうかと思うけれど。
ハイブリッド個体の是非はともかくとして、水族館で時々見かけるバンドウイルカと他種のハイブリッド個体を見るといつも思うのだけど、バンドウイルカの血の強さ。
片親の形質よりも、強く発現しているのは大抵、バンドウイルカの特徴だ。
ここにいるオキゴンドウクロスにしても、どこかで見たハナゴンドウクロスにしても、顔の丸さや吻の短さなどの特徴はあるものの、片親が何の種類なのかは聞かなければすぐには分からないかも知れない反面、もう片方の親であるバンドウイルカについては、それがベースにあることはすぐに分かる。
交雑個体に繁殖能力があるのかは分からないけれど、通常個体と子をなせば、普通のバンドウイルカに戻ってしまうんじゃないか? と思えてくるほどだ。
余談ながら、この個体、“ケカイマル”という名前が付けられているそうなのだけど、それを最初に聞いた時、頭の中には“ハワイ出身なんとか部屋~”みたいな相撲の呼び出しが思い浮かんだ。
そういえば最近、ハワイ出身力士って聞かないなぁ…… と、相撲ファンでもないのに、まるで関係ないことを思ったのでした(笑)
最後の1種はハワイでホヌと呼ばれてるアオウミガメ。
これ自体はまったく珍しいものでも何でもないのだけど、ウミガメの給餌時間のこと。
野菜類や人工飼料とともに、アオサみたいな海藻が多く与えられていた。
カメたちは野菜や人工飼料よりも、海藻を優先的に選んで食べていたようで、やっぱり本来食べていたものの方が好きなのかな、と思いつつ見ていたのだけど、ふと思った。
こうした海藻、陽の光が入る水槽や屋外のプールなどでは生えまくって掃除する中の人を困らせることが多いようだが、アオウミガメを入れておけば勢いよく食べてくれるんじゃない? と。
とは言え、実際にコケ掃除係としてアオウミガメが活躍しているという話は聞かないから、入れたとしても掃除の必要がなくなる、なんてことはないんだろうなぁ、きっと。
40年ぶりのシーライフパークハワイ [海外水族館インプレ]
ハワイ(オアフ島)の水族館施設と言えばもうひとつ、シーライフパークがある。
もちろん、行ってきた。
ここに来るのも今回が2度目。だけど、その前は何と40年前!!
その時の記憶は結構残っていて、昔懐かしさに浸る? 記憶の上書き? いずれにしても超久しぶりの訪問を楽しみにしていた。
入口ゲートを通過するとすぐ左手に「The Shark Cave」という看板を掲げたゲートが目に入る。それを潜ったところに出てくるのが順路最初の水槽だ。
円形の大きな水槽で、水槽をぐるりと周るような順路を歩きながら、深いところに潜っていくような作りになっていて、40年前に見た時は、海に潜っていくような感覚と、当時の日本にはなかなかない大きさの水槽にいたく感動したことを憶えている。
細部こそ記憶と違っている部分もあったけれど、どうやら、水槽は以前から変わっていない? ようで、アクリルパネルが歪んでいたり、あちこちかなり年季が入っている模様。
記憶にあったこの水槽は、もっと海中世界が再現されていたように思っていたのだけど、今のこの水槽は比較的シンプルで、プール然とした背景の部分も結構ある。こんな感じだったっけな?
泳いでいるのは、クロハギとキイロハギ、ヤジブカとツマグロが1匹ずつ。
結構大きな水槽なのに、少々寂しいラインナップ。
シャークケーブなのに、サメ2匹だけじゃなぁ…… なんて思っていたら、そんなオレの気持ちを察したのか? 岩場から一斉にネムリブカが泳ぎ出てきた。
6匹くらいいただろうか? それらが泳ぎ出すと、水槽は賑やかな感じになり、サメが主役の水槽らしくなった。
でも、水槽を泳ぐ魚は数も種類も少なかったけれど、年代物の水槽だとこんなもんなのかな?
水槽の一番下まで来ると、目の前にはアオウミガメがいる池がある。
この光景も40年前と変わってなさそうだ。
もしかしたら、ここにいるカメの中には40年前に見た個体がいたりしたのかも。
そこから向かって左に行くと、アシカの池。こんなに浅い池だったか? とは思ったものの、記憶にあったものとそれほど大きな違いはなかった。
40年前はもっと沢山のアシカがいて、そこで売られてた餌の魚をアシカたちにあげることができた。
飼われていたものなのか、どこかから飛んできたものだったのかは分からないが、アシカプールの柵の杭にカツオドリがいて、そのカツオドリに魚をあげてる人が結構いたことを憶えている。
餌は3匹。その餌を買ってもらったオレは、2匹をアシカにやり、残りの1匹を持ってその先にあるイルカプールへ。
もちろん、当時もイルカに餌を与えていい訳ではなかったはずだが、不意に降ってきた餌にそこにいた2頭は水面から顔を上げ、こちらに向かって口を開けて見上げてきたのが嬉しかったことをよく憶えてる。
ちなみに、そのイルカプールも記憶にあったものと大きく変わっていないようだった。
仕切られたところにいたイルカの記憶はあったものの、ショープールやショーについての記憶はない。40年前に見ていなかったからだ。
イルカ飼育に否定的で、かつうるさそうな人が多そうなアメリカの水族館でのイルカショーがどんなものなのかは、以前から大いに興味があったところ。
その内容はというと、日本の水族館で見られるものと比べると、地味な印象。
アメリカ本土の水族館で同様のショーを見たことがないので何とも言えないが、アメリカだとこんなもんなの? という感じ。
これは“見せ物(ショー)”ではなく“イルカという動物の紹介”である、という大義名分なのだろう。まぁ、それは日本の水族館でも同じだが、解説が多く、ショーの時間の中で、イルカの活躍は半分くらい。話の内容をほとんど聞き取れないこともあって、長く感じてしまう。
おまけに、ショープール手前側に植栽による生垣があって、アシカ池の周辺でも思ったが、それが思いの外、邪魔に感じた。お客がプールに近づかないようにするため? だろうか。
アシカのショー(給餌解説?)はアシカ池で行われていたが、40年前はそことは別のショースタジアムで行われていて、そのスタジアム自体は綺麗に残っていたが、オレが行った日はたまたまなのか、それとも現在はもう使われていないのかは分からないが、そこでのショーは行われていなかった。
40年も経ってるんだから当たり前なんだけど、オレの記憶にない水槽や施設もあった。でも、それらを足しても、大規模施設というほどではなく、伊豆三津シーパラダイスくらいな規模感だろうか。
基本的に屋外施設であること、常春と言うのがピッタリなハワイの気候、パーク周辺の景色などの要素も手伝って、のんびりした気分にさせてくれる。
また、ハワイモンクアザラシが見られることは特筆すべき点だ。ワイキキ水族館で見られない今、飼育下にある唯一の個体? それが見られただけでも6000円の価値はあったと言えるかも知れない。
個人的には昔懐かしさに浸れたことでも満足感につながったが、それでも、日本円で6000円を超える入館料は割高感があるように思った。もちろん、円安の影響も大きいし、今の日本人にとっては意味不明レベルなハワイの物価の高さもあるだろう。
とは言え、水族館を目的にハワイまで行くような人なら、きっと足を運ぶことと思うが、この先もし、ハワイ行きを考えている人は、モンクアザラシが生きてる内に行っておくことは強くオススメしておきたい。
もちろん、行ってきた。
ここに来るのも今回が2度目。だけど、その前は何と40年前!!
その時の記憶は結構残っていて、昔懐かしさに浸る? 記憶の上書き? いずれにしても超久しぶりの訪問を楽しみにしていた。
入口ゲートを通過するとすぐ左手に「The Shark Cave」という看板を掲げたゲートが目に入る。それを潜ったところに出てくるのが順路最初の水槽だ。
円形の大きな水槽で、水槽をぐるりと周るような順路を歩きながら、深いところに潜っていくような作りになっていて、40年前に見た時は、海に潜っていくような感覚と、当時の日本にはなかなかない大きさの水槽にいたく感動したことを憶えている。
細部こそ記憶と違っている部分もあったけれど、どうやら、水槽は以前から変わっていない? ようで、アクリルパネルが歪んでいたり、あちこちかなり年季が入っている模様。
記憶にあったこの水槽は、もっと海中世界が再現されていたように思っていたのだけど、今のこの水槽は比較的シンプルで、プール然とした背景の部分も結構ある。こんな感じだったっけな?
泳いでいるのは、クロハギとキイロハギ、ヤジブカとツマグロが1匹ずつ。
結構大きな水槽なのに、少々寂しいラインナップ。
シャークケーブなのに、サメ2匹だけじゃなぁ…… なんて思っていたら、そんなオレの気持ちを察したのか? 岩場から一斉にネムリブカが泳ぎ出てきた。
6匹くらいいただろうか? それらが泳ぎ出すと、水槽は賑やかな感じになり、サメが主役の水槽らしくなった。
でも、水槽を泳ぐ魚は数も種類も少なかったけれど、年代物の水槽だとこんなもんなのかな?
水槽の一番下まで来ると、目の前にはアオウミガメがいる池がある。
この光景も40年前と変わってなさそうだ。
もしかしたら、ここにいるカメの中には40年前に見た個体がいたりしたのかも。
そこから向かって左に行くと、アシカの池。こんなに浅い池だったか? とは思ったものの、記憶にあったものとそれほど大きな違いはなかった。
40年前はもっと沢山のアシカがいて、そこで売られてた餌の魚をアシカたちにあげることができた。
飼われていたものなのか、どこかから飛んできたものだったのかは分からないが、アシカプールの柵の杭にカツオドリがいて、そのカツオドリに魚をあげてる人が結構いたことを憶えている。
餌は3匹。その餌を買ってもらったオレは、2匹をアシカにやり、残りの1匹を持ってその先にあるイルカプールへ。
もちろん、当時もイルカに餌を与えていい訳ではなかったはずだが、不意に降ってきた餌にそこにいた2頭は水面から顔を上げ、こちらに向かって口を開けて見上げてきたのが嬉しかったことをよく憶えてる。
ちなみに、そのイルカプールも記憶にあったものと大きく変わっていないようだった。
仕切られたところにいたイルカの記憶はあったものの、ショープールやショーについての記憶はない。40年前に見ていなかったからだ。
イルカ飼育に否定的で、かつうるさそうな人が多そうなアメリカの水族館でのイルカショーがどんなものなのかは、以前から大いに興味があったところ。
その内容はというと、日本の水族館で見られるものと比べると、地味な印象。
アメリカ本土の水族館で同様のショーを見たことがないので何とも言えないが、アメリカだとこんなもんなの? という感じ。
これは“見せ物(ショー)”ではなく“イルカという動物の紹介”である、という大義名分なのだろう。まぁ、それは日本の水族館でも同じだが、解説が多く、ショーの時間の中で、イルカの活躍は半分くらい。話の内容をほとんど聞き取れないこともあって、長く感じてしまう。
おまけに、ショープール手前側に植栽による生垣があって、アシカ池の周辺でも思ったが、それが思いの外、邪魔に感じた。お客がプールに近づかないようにするため? だろうか。
アシカのショー(給餌解説?)はアシカ池で行われていたが、40年前はそことは別のショースタジアムで行われていて、そのスタジアム自体は綺麗に残っていたが、オレが行った日はたまたまなのか、それとも現在はもう使われていないのかは分からないが、そこでのショーは行われていなかった。
40年も経ってるんだから当たり前なんだけど、オレの記憶にない水槽や施設もあった。でも、それらを足しても、大規模施設というほどではなく、伊豆三津シーパラダイスくらいな規模感だろうか。
基本的に屋外施設であること、常春と言うのがピッタリなハワイの気候、パーク周辺の景色などの要素も手伝って、のんびりした気分にさせてくれる。
また、ハワイモンクアザラシが見られることは特筆すべき点だ。ワイキキ水族館で見られない今、飼育下にある唯一の個体? それが見られただけでも6000円の価値はあったと言えるかも知れない。
個人的には昔懐かしさに浸れたことでも満足感につながったが、それでも、日本円で6000円を超える入館料は割高感があるように思った。もちろん、円安の影響も大きいし、今の日本人にとっては意味不明レベルなハワイの物価の高さもあるだろう。
とは言え、水族館を目的にハワイまで行くような人なら、きっと足を運ぶことと思うが、この先もし、ハワイ行きを考えている人は、モンクアザラシが生きてる内に行っておくことは強くオススメしておきたい。
ワイキキ水族館の気になる魚 Vol.2 [海の魚]
27年ぶりのハワイから戻って1ヵ月と少しが経ったが、今オレはもう1度ワイキキ水族館に行きたいと強く思っている。
ハワイ大好き!! とか、ワイキキ水族館が気に入ったとか、そういう理由じゃない。
撮ってきた写真がガッカリレベルだったこともさることながら、ハワイの魚についての知識が少し備わった今、素通りした魚が実は、みたいなことが度々発覚したからだ。
オレをそんなショックの中に落とした魚のひとつがこれ。ハワイアンサージェント(Abudefduf abdominalis)。
見た目はロクセンスズメダイとかシリテンスズメダイとか、まさしくそういう感じ。
強いて言えば、バンド模様が腹部まで巻いてないなどの特徴があるが、知らなければ色の飛んだスズメダイ、くらいにしか見えない。
何となく写真も撮ったけれど、どこにでもいる魚、みたいなつもりでしっかり見てもいなかった。
家に戻ってからハワイの魚について調べていたら、この魚が載っていて、エッ!? これ、固有種だったの!! と慌てることに。
どこにでもいそうなフリをしていながら、実はハワイに行かなきゃ見られない魚だったのだ。
そんな魚はこのグレイチャブ(Kyphosus sandwicensis)もそう。
イスズミもいるんだな、くらいに思っていたものが、日本では見られない種類だったらしい。ハワイ周辺に沢山いて、現地ではネヌエと呼ばれているとか。
イスズミの仲間は、日本の周辺にいるものでも、テンジクイサキとイスズミ、ノトイスズミがすぐに見分けがつかないくらいよく似ているけれど、日本の周辺にいないものもそれは変わらないらしい。
どこにでもいる魚だと思っていたから、写真もしっかり撮っておらず、ブレた写真しかない。
もしかするとこいつも?
館内のもっとも大きな水槽にいたこれ。どう見てもイシガキダイだが……
調べてみると…… イシガキダイでした。
ただ、現地ではナイフジョー(ナイフ顎)と呼ばれているらしく、イシガキダイはスポッテッドナイフジョー。
日本だと北海道から沖縄までと幅広い地域で見られる魚だが、ハワイにもいるらしい。
同じ水槽にいた黒っぽい大きなニザダイ類にも驚かされた。
何だこのニザダイ!? こんなの見たことないぞ、とカメラで追ったのだけど、見たことがない種類でも知らない種類でもなかった。
ハワイ周辺の固有種ではあったが、シェブロンタン(Ctenochaetus hawaiiensis)という、葛西臨海水族園でも見られる魚だった。葛西ではメイキュウサザナミハギという名前で展示されている。
どこか他の水族館でも見たことがあったような気がするが、こんなに大きくなる魚だとは思っておらず、別の魚だと信じ込んでいたのだ。
よく見る、というか葛西で見られるものは15cmほどの大きさだったと思うのだけど、ワイキキ水族館にいたものは、その倍かそれ以上ありそうな大きさ。
違う種類なのだと思って調べたが、どうやらシェブロンタンで間違いなさそう。
本場じゃこんなに大きくなるんだね!!
最後に固有種をもうひとつ。
素通りしかかった暗く小さな水槽にいたハワイアンライオンフィッシュ(Dendrochirus barberi)。
眼の縁取りのオレンジがよく目立つ小さなミノカサゴ。
あまり大きくならない種類だからか、ミノカサゴなのに隠れがちで、サンゴだか岩の隙間みたいなところでジッとしていた。
日本の水族館で見るミノカサゴは、写真を撮れと言わんばかりに前の方にやってくるイメージだけど、ハワイのイメージとは裏腹に、物静かで暗がりを好む種類なのかも知れない。
こいつに関しては、ジッとしていてくれたので写真は撮れたけれど、やっぱりもう1度行き直したい。
でも、前回が27年前。次の機会がまた27年後だとしたら…… もしかすると生きてないかもしれないなぁ……
ハワイ大好き!! とか、ワイキキ水族館が気に入ったとか、そういう理由じゃない。
撮ってきた写真がガッカリレベルだったこともさることながら、ハワイの魚についての知識が少し備わった今、素通りした魚が実は、みたいなことが度々発覚したからだ。
オレをそんなショックの中に落とした魚のひとつがこれ。ハワイアンサージェント(Abudefduf abdominalis)。
見た目はロクセンスズメダイとかシリテンスズメダイとか、まさしくそういう感じ。
強いて言えば、バンド模様が腹部まで巻いてないなどの特徴があるが、知らなければ色の飛んだスズメダイ、くらいにしか見えない。
何となく写真も撮ったけれど、どこにでもいる魚、みたいなつもりでしっかり見てもいなかった。
家に戻ってからハワイの魚について調べていたら、この魚が載っていて、エッ!? これ、固有種だったの!! と慌てることに。
どこにでもいそうなフリをしていながら、実はハワイに行かなきゃ見られない魚だったのだ。
そんな魚はこのグレイチャブ(Kyphosus sandwicensis)もそう。
イスズミもいるんだな、くらいに思っていたものが、日本では見られない種類だったらしい。ハワイ周辺に沢山いて、現地ではネヌエと呼ばれているとか。
イスズミの仲間は、日本の周辺にいるものでも、テンジクイサキとイスズミ、ノトイスズミがすぐに見分けがつかないくらいよく似ているけれど、日本の周辺にいないものもそれは変わらないらしい。
どこにでもいる魚だと思っていたから、写真もしっかり撮っておらず、ブレた写真しかない。
もしかするとこいつも?
館内のもっとも大きな水槽にいたこれ。どう見てもイシガキダイだが……
調べてみると…… イシガキダイでした。
ただ、現地ではナイフジョー(ナイフ顎)と呼ばれているらしく、イシガキダイはスポッテッドナイフジョー。
日本だと北海道から沖縄までと幅広い地域で見られる魚だが、ハワイにもいるらしい。
同じ水槽にいた黒っぽい大きなニザダイ類にも驚かされた。
何だこのニザダイ!? こんなの見たことないぞ、とカメラで追ったのだけど、見たことがない種類でも知らない種類でもなかった。
ハワイ周辺の固有種ではあったが、シェブロンタン(Ctenochaetus hawaiiensis)という、葛西臨海水族園でも見られる魚だった。葛西ではメイキュウサザナミハギという名前で展示されている。
どこか他の水族館でも見たことがあったような気がするが、こんなに大きくなる魚だとは思っておらず、別の魚だと信じ込んでいたのだ。
よく見る、というか葛西で見られるものは15cmほどの大きさだったと思うのだけど、ワイキキ水族館にいたものは、その倍かそれ以上ありそうな大きさ。
違う種類なのだと思って調べたが、どうやらシェブロンタンで間違いなさそう。
本場じゃこんなに大きくなるんだね!!
最後に固有種をもうひとつ。
素通りしかかった暗く小さな水槽にいたハワイアンライオンフィッシュ(Dendrochirus barberi)。
眼の縁取りのオレンジがよく目立つ小さなミノカサゴ。
あまり大きくならない種類だからか、ミノカサゴなのに隠れがちで、サンゴだか岩の隙間みたいなところでジッとしていた。
日本の水族館で見るミノカサゴは、写真を撮れと言わんばかりに前の方にやってくるイメージだけど、ハワイのイメージとは裏腹に、物静かで暗がりを好む種類なのかも知れない。
こいつに関しては、ジッとしていてくれたので写真は撮れたけれど、やっぱりもう1度行き直したい。
でも、前回が27年前。次の機会がまた27年後だとしたら…… もしかすると生きてないかもしれないなぁ……
ワイキキ水族館の気になる魚 Vol.1 [海の魚]
ワイキキ水族館で楽しみにしていたもの。
ひとつ前のブログにも書いた通り、ハワイ固有種たち。
絶海の孤島であるハワイ周辺にはそこ辺りにしかいない固有種が多く、それらの一部が観賞魚ルートにも乗ることもあるものの、総じて量は少なく、きわめて高価。
そのためか、葛西臨海水族園などハワイ固有種を展示している施設もあるが、日本の水族館で見られるチャンスは多くない。
しかし、ハワイの水族館なら話は別だ。それが地元の魚なんだから。
でも、見てみたいそれらがその辺にいるかというと、いかに地元とは言えそんなことはなくて、ハワイでも簡単には見られないのだ。
そんな魚の代表的存在がマスクドエンゼル(Genicanthus personatus)だろう。
ハワイの固有種であると同時に、やや深場にいるため、採集が難しいという魚だ。
ごく稀に観賞魚として日本に輸入されてくることもあるらしいが、もちろん超高価。
日本の水族館にはおらず、オレは生きた姿を見たのは初めて。
珍しく、希少(おまけに超高価)な魚だというのに、その展示水槽は特別な感じではなく、その他の魚がいろいろと泳ぐ水槽に入っていた。
しかも驚くのは3匹もいたこと。流石は地元と言ったところ?
雌性成熟型の性転換を行う魚で、3匹の内、2匹はメス。
こちらがオス。
その他の固有種も泳ぐ中、しかもそれほど大きくない(15㎝くらい)のに存在感は強く、沢山の魚が泳ぐ水槽だというのについついその姿を目が追ってしまう。
ヤッコの仲間は好きだが、マスクドエンゼルが属するGenicanthus属はそれほどでもないと思っていたのだけど…… 超高価バイアスが掛かってるのか!?
同じ水槽にいたハワイアンモルウォング(Cheilodactylus vittatus)にもマスクドエンゼルと同じくらいに目を引かれた。
目につきやすい位置でよく泳ぎ回っていたせいもあるが、それ以上によく見知った魚と似ているのに、それとは違うものであることがひと目で分かる特徴を持っていたから。
だって、バンド模様が足りないミギマキみたいでしょ?
勝手にハワイミギマキと呼んでいたのだけど、その現地名からすると、あながち間違いではなかったらしい(笑)
ハワイアンモルウォングに目を引かれたのは事実だけれど、この水槽が目に入った時、何だこの魚は!! とオレを引き付けたのは別の魚。
それがこのブラックアンドホワイトラス(Coris flavovittata)。
直訳すると「黒と白のベラ」だが、ここにいたのは褪せた青といった色。
黒と白なのは幼魚と雌。所謂、イニシャルフェイズ。この水槽にいたのはターミナルフェイズでしかもかなり老成した個体。
体はかなり大きく30㎝を上回るくらいの大きさ。遠目に見ても見たことがないと分かるこの色と大きさで一気に心を掴まれた。知らない魚だったが、カンムリベラ(Coris)属であることもすぐに分かった。
ただ、先にも書いたように老成していたせいなのか、ベラなのにあまり泳ぎ回らず、着底してジッとしていることが多く、体色も恐らく全盛期の頃に比べるとかなり褪せてしまっていたのだろう。
でもまぁ、ベラとかブダイとか、なかなかターミナル個体を見られる機会も多くないものだから、こうして見知らぬ種類の、ターミナル個体を見られたというだけでもラッキーだったんだろうなぁ、と。
最後の1匹もベラ。でも、こちらはイニシャルフェイズ。
薄暗い水槽の中を慌ただしく泳ぐベラ。
ヒレグロベラがいるんだな、と思いつつ、何となくカメラを向ける。
ん!? なんか違うぞ。ヒレグロベラじゃないじゃん、何だこれ? となったのがこのハワイアンホグフィッシュ(Bodianus albotaeniatus)。
イニシャルフェイズ個体はこの通り、ヒレグロベラみたいだが、ターミナルフェイズになるとまるっきり色や形が違うものになるようだ。
見てみたかったなぁ……
これからワイキキ水族館に行く予定のある人に強くオススメしておく。
ハワイの魚をしっかり予習しておくこと。
それをしておくと、他では見られないものを見落とさずに済み、ここでしか見られないものをしっかり見ることができる。
何でこんなことを言うかって? 撮ってきた写真を見ながら種類を調べていると、えっ!? これってハワイの固有種だったの!? みたいなことが度々あったから。
せっかくハワイまで行ったのに、よく見知った魚だと思って写真を撮らなかったものがいくつかあったのだ。
もっと簡単に(安く)行ける場所なら、もう1回やり直しに行きたいなぁ……
ひとつ前のブログにも書いた通り、ハワイ固有種たち。
絶海の孤島であるハワイ周辺にはそこ辺りにしかいない固有種が多く、それらの一部が観賞魚ルートにも乗ることもあるものの、総じて量は少なく、きわめて高価。
そのためか、葛西臨海水族園などハワイ固有種を展示している施設もあるが、日本の水族館で見られるチャンスは多くない。
しかし、ハワイの水族館なら話は別だ。それが地元の魚なんだから。
でも、見てみたいそれらがその辺にいるかというと、いかに地元とは言えそんなことはなくて、ハワイでも簡単には見られないのだ。
そんな魚の代表的存在がマスクドエンゼル(Genicanthus personatus)だろう。
ハワイの固有種であると同時に、やや深場にいるため、採集が難しいという魚だ。
ごく稀に観賞魚として日本に輸入されてくることもあるらしいが、もちろん超高価。
日本の水族館にはおらず、オレは生きた姿を見たのは初めて。
珍しく、希少(おまけに超高価)な魚だというのに、その展示水槽は特別な感じではなく、その他の魚がいろいろと泳ぐ水槽に入っていた。
しかも驚くのは3匹もいたこと。流石は地元と言ったところ?
雌性成熟型の性転換を行う魚で、3匹の内、2匹はメス。
こちらがオス。
その他の固有種も泳ぐ中、しかもそれほど大きくない(15㎝くらい)のに存在感は強く、沢山の魚が泳ぐ水槽だというのについついその姿を目が追ってしまう。
ヤッコの仲間は好きだが、マスクドエンゼルが属するGenicanthus属はそれほどでもないと思っていたのだけど…… 超高価バイアスが掛かってるのか!?
同じ水槽にいたハワイアンモルウォング(Cheilodactylus vittatus)にもマスクドエンゼルと同じくらいに目を引かれた。
目につきやすい位置でよく泳ぎ回っていたせいもあるが、それ以上によく見知った魚と似ているのに、それとは違うものであることがひと目で分かる特徴を持っていたから。
だって、バンド模様が足りないミギマキみたいでしょ?
勝手にハワイミギマキと呼んでいたのだけど、その現地名からすると、あながち間違いではなかったらしい(笑)
ハワイアンモルウォングに目を引かれたのは事実だけれど、この水槽が目に入った時、何だこの魚は!! とオレを引き付けたのは別の魚。
それがこのブラックアンドホワイトラス(Coris flavovittata)。
直訳すると「黒と白のベラ」だが、ここにいたのは褪せた青といった色。
黒と白なのは幼魚と雌。所謂、イニシャルフェイズ。この水槽にいたのはターミナルフェイズでしかもかなり老成した個体。
体はかなり大きく30㎝を上回るくらいの大きさ。遠目に見ても見たことがないと分かるこの色と大きさで一気に心を掴まれた。知らない魚だったが、カンムリベラ(Coris)属であることもすぐに分かった。
ただ、先にも書いたように老成していたせいなのか、ベラなのにあまり泳ぎ回らず、着底してジッとしていることが多く、体色も恐らく全盛期の頃に比べるとかなり褪せてしまっていたのだろう。
でもまぁ、ベラとかブダイとか、なかなかターミナル個体を見られる機会も多くないものだから、こうして見知らぬ種類の、ターミナル個体を見られたというだけでもラッキーだったんだろうなぁ、と。
最後の1匹もベラ。でも、こちらはイニシャルフェイズ。
薄暗い水槽の中を慌ただしく泳ぐベラ。
ヒレグロベラがいるんだな、と思いつつ、何となくカメラを向ける。
ん!? なんか違うぞ。ヒレグロベラじゃないじゃん、何だこれ? となったのがこのハワイアンホグフィッシュ(Bodianus albotaeniatus)。
イニシャルフェイズ個体はこの通り、ヒレグロベラみたいだが、ターミナルフェイズになるとまるっきり色や形が違うものになるようだ。
見てみたかったなぁ……
これからワイキキ水族館に行く予定のある人に強くオススメしておく。
ハワイの魚をしっかり予習しておくこと。
それをしておくと、他では見られないものを見落とさずに済み、ここでしか見られないものをしっかり見ることができる。
何でこんなことを言うかって? 撮ってきた写真を見ながら種類を調べていると、えっ!? これってハワイの固有種だったの!? みたいなことが度々あったから。
せっかくハワイまで行ったのに、よく見知った魚だと思って写真を撮らなかったものがいくつかあったのだ。
もっと簡単に(安く)行ける場所なら、もう1回やり直しに行きたいなぁ……
ワイキキ水族館(ハワイ・ホノルル) [海外水族館インプレ]
海外の水族館に行きたい!! と、行けそうな行先の中から、面白そうな水族館がある所を選んで行ってる海外遠征。
4回めとなる今回の行先はハワイ。こういう超メジャー観光地だと格安ツアーが見つかりやすいのだ。超円安で金銭的にはハードな渡航先ではあったけれど、水族館以外にも行ってみたいところもあり、27年ぶりのハワイへ行ってきた。
真っ先に向かったのはワイキキ水族館。
実はこの水族館、27年前にも行ってるのだけど、その時は動物園とハシゴだったからか、疲れていたこと以外の記憶がない。つまり、初めて行くみたいなもの。
ハワイモンクアザラシが見られるらしいことと、ペパーミントエンゼルがいるとか聞いたこともある。それとその他、ハワイ固有種に出会えることを期待しての訪問だ。
さほど規模の大きな施設ではなかった、という記憶はあったけれど、実際に行ってみると思っていたよりは大きく、東海大の水族館から大水槽を抜いたくらいの規模感。
ワイキキ水族館もハワイ大学の所属だそうで、同じ大学所属施設ということもあってか、雰囲気も何となく似ている。
展示は一部を除き、ハワイの海。地元特化型だ。
絶海の孤島であるハワイの周辺は固有種も多い。つまり、ここでしか見られないものも少なくない、ということ。そういう意味ではオレ好みな施設。実際、結構面白かった。
入館し、まず最初に向かったのは固有種のモンクアザラシがいると思しき屋外のプール。
あれ!?
見たことなくてもここにアザラシがいたことが想像できるプールには水がなく、それも掃除で抜かれたとかではなく、かなり長い期間、水が入っていなかったような雰囲気。
いないのか? プールの周辺をウロウロしていたら、水族館スタッフの人が「nothing」と。
マジで!? これを楽しみに来た部分も大きかったのに……
でもまぁ、いないものは仕方ない。気を取り直して館内へ。入口脇の壁に貼られたペパーミントエンゼルの写真パネルが気分を盛り上げる。こいつを見られれば……
展示の主役はサンゴだ。サンゴが入った水槽はいくつかあって、そのどれもが綺麗で状態もいい。
眩しいくらいの明るさも手伝って、とても綺麗に見えるのだけど、そこに入った魚たちは長く飼われているからなのだろうか、ニザダイ類を中心に穴あきを発症した個体が多く、綺麗でないものが多かったのも少々モヤっとした。
また、サンゴが入っていない水槽は何となく薄暗く、サンゴ水槽との落差もあってか、何とも古臭く見えてしまう。
歴史ある施設だけに仕方ない部分でもあるのだろうけど、水槽のアクリルは白濁していたり、キズが多かったりなど、状態がよくないところが少なくない。
さらに、アクリルの状態のせいなのか、濁って見える水槽もいくつか。
濁りに関しては、水族館前の海の水を注水しているのだろうと思うが、何もせずに直接入れているから、という可能性もあるけれど。
一番大きな水槽の前に解説員の人もいて、質問あったら聞いてね、と声をかけてくれていたので、その辺の事情を聞いてみたかったところだが、乳幼児程度の能力しかないオレの英会話力ではそれも叶わず……
モヤっとしたと言えばもうひとつ、種名板がめちゃくちゃなこと。
水槽前に掲示された種名板は、いないものがそのままだったり、種名板が出ている水槽ではない水槽にその魚がいたりと、あまり役に立たない。
種名板のQRコードを読み込むと日本語での解説もあったようなのだけど、生憎それも使わなかったのでそれを使えばよかったのかは分からないけれど。
細かいところは気にしない。外国の水族館らしいところなのかもしれない。もっとも、オレが普通に英会話ができていれば問題はなかったのだろうけど。
魚類メインの展示は基本、ハワイで見られる魚たち。
絶海の孤島であるハワイ周辺にいる魚には固有種が多く、それらは見た目からして特別感のあるものだけでなく、日本にも同じ種類がいる、と思ったものが実は微妙に違う固有種だったりと油断ができない。
滅多に行けない者からすれば、もっと強めにプッシュしてよ!! と思うところもあるのだけど、日本の水族館とは違い、そういうのはない。
良くも悪くもここはアメリカ。細かいことは気にしないらしい。
だから、現地ならではの魚を見逃したくない!! そういう人はハワイにどんな固有種がいるのか予習してから行くことをオススメしておきたい。
それをしておかなかったことを今になって後悔している。もっと手軽に行ける場所ならもう1度行き直したいくらいだ。
見られることを楽しみにしていたペパーミントエンゼルはというと…… いなかった(泣)
クック諸島産でハワイ固有種という訳ではないから、いなくてもおかしくはないんだけど、いるらしい、と聞いていて、さらに入口周辺の大きな壁面の写真で期待してしまったので、ちょっと(かなり?)残念。
規模の大きな水族館ではないから、すべて見て回っても1時間もあれば事足りる。
でも、魚好きなら結構楽しめる施設なので、3~4時間くらいは見込んでおいた方がいい。
動物園と近いのでハシゴもできるが、それはあまりオススメしない。どちらもそれほど大きな施設ではないが、やはり疲れてしっかり楽しめなくなるからね。
4回めとなる今回の行先はハワイ。こういう超メジャー観光地だと格安ツアーが見つかりやすいのだ。超円安で金銭的にはハードな渡航先ではあったけれど、水族館以外にも行ってみたいところもあり、27年ぶりのハワイへ行ってきた。
真っ先に向かったのはワイキキ水族館。
実はこの水族館、27年前にも行ってるのだけど、その時は動物園とハシゴだったからか、疲れていたこと以外の記憶がない。つまり、初めて行くみたいなもの。
ハワイモンクアザラシが見られるらしいことと、ペパーミントエンゼルがいるとか聞いたこともある。それとその他、ハワイ固有種に出会えることを期待しての訪問だ。
さほど規模の大きな施設ではなかった、という記憶はあったけれど、実際に行ってみると思っていたよりは大きく、東海大の水族館から大水槽を抜いたくらいの規模感。
ワイキキ水族館もハワイ大学の所属だそうで、同じ大学所属施設ということもあってか、雰囲気も何となく似ている。
展示は一部を除き、ハワイの海。地元特化型だ。
絶海の孤島であるハワイの周辺は固有種も多い。つまり、ここでしか見られないものも少なくない、ということ。そういう意味ではオレ好みな施設。実際、結構面白かった。
入館し、まず最初に向かったのは固有種のモンクアザラシがいると思しき屋外のプール。
あれ!?
見たことなくてもここにアザラシがいたことが想像できるプールには水がなく、それも掃除で抜かれたとかではなく、かなり長い期間、水が入っていなかったような雰囲気。
いないのか? プールの周辺をウロウロしていたら、水族館スタッフの人が「nothing」と。
マジで!? これを楽しみに来た部分も大きかったのに……
でもまぁ、いないものは仕方ない。気を取り直して館内へ。入口脇の壁に貼られたペパーミントエンゼルの写真パネルが気分を盛り上げる。こいつを見られれば……
展示の主役はサンゴだ。サンゴが入った水槽はいくつかあって、そのどれもが綺麗で状態もいい。
眩しいくらいの明るさも手伝って、とても綺麗に見えるのだけど、そこに入った魚たちは長く飼われているからなのだろうか、ニザダイ類を中心に穴あきを発症した個体が多く、綺麗でないものが多かったのも少々モヤっとした。
また、サンゴが入っていない水槽は何となく薄暗く、サンゴ水槽との落差もあってか、何とも古臭く見えてしまう。
歴史ある施設だけに仕方ない部分でもあるのだろうけど、水槽のアクリルは白濁していたり、キズが多かったりなど、状態がよくないところが少なくない。
さらに、アクリルの状態のせいなのか、濁って見える水槽もいくつか。
濁りに関しては、水族館前の海の水を注水しているのだろうと思うが、何もせずに直接入れているから、という可能性もあるけれど。
一番大きな水槽の前に解説員の人もいて、質問あったら聞いてね、と声をかけてくれていたので、その辺の事情を聞いてみたかったところだが、乳幼児程度の能力しかないオレの英会話力ではそれも叶わず……
モヤっとしたと言えばもうひとつ、種名板がめちゃくちゃなこと。
水槽前に掲示された種名板は、いないものがそのままだったり、種名板が出ている水槽ではない水槽にその魚がいたりと、あまり役に立たない。
種名板のQRコードを読み込むと日本語での解説もあったようなのだけど、生憎それも使わなかったのでそれを使えばよかったのかは分からないけれど。
細かいところは気にしない。外国の水族館らしいところなのかもしれない。もっとも、オレが普通に英会話ができていれば問題はなかったのだろうけど。
魚類メインの展示は基本、ハワイで見られる魚たち。
絶海の孤島であるハワイ周辺にいる魚には固有種が多く、それらは見た目からして特別感のあるものだけでなく、日本にも同じ種類がいる、と思ったものが実は微妙に違う固有種だったりと油断ができない。
滅多に行けない者からすれば、もっと強めにプッシュしてよ!! と思うところもあるのだけど、日本の水族館とは違い、そういうのはない。
良くも悪くもここはアメリカ。細かいことは気にしないらしい。
だから、現地ならではの魚を見逃したくない!! そういう人はハワイにどんな固有種がいるのか予習してから行くことをオススメしておきたい。
それをしておかなかったことを今になって後悔している。もっと手軽に行ける場所ならもう1度行き直したいくらいだ。
見られることを楽しみにしていたペパーミントエンゼルはというと…… いなかった(泣)
クック諸島産でハワイ固有種という訳ではないから、いなくてもおかしくはないんだけど、いるらしい、と聞いていて、さらに入口周辺の大きな壁面の写真で期待してしまったので、ちょっと(かなり?)残念。
規模の大きな水族館ではないから、すべて見て回っても1時間もあれば事足りる。
でも、魚好きなら結構楽しめる施設なので、3~4時間くらいは見込んでおいた方がいい。
動物園と近いのでハシゴもできるが、それはあまりオススメしない。どちらもそれほど大きな施設ではないが、やはり疲れてしっかり楽しめなくなるからね。
日本の水族館で2匹め!? プラークラベーン @アクア・トトぎふ [エイ]
今年の1月のこと。
アクア・トトぎふの元Twitterで「プラークラベーンを展示しました」という投稿が。
マジで!?
プラークラベーンとは世界最大の淡水魚として知られる淡水エイ、Urogymnus polylepisのこと。無効になったHimantura chaophraya の名前がよく知られている。
板橋熱帯環境植物館で展示されている個体が有名で、今年の1月まではそれが日本の水族館で見られる唯一の個体だったが、1月からアクア・トトぎふでも展示が開始され、見られる個体が2匹になった。
なかなか目にすることが難しい種類なので、見られる個体が増えることは素直に嬉しい。
ちなみに、展示名のプラークラベーンはタイでの名前。
日本では無効になった学名が浸透してしまっている感があるが、プラークラベーン呼びはいいと思う。覚えにくくもないだろうし。
でも、主要な生息地であるタイでは、このエイの輸出は規制されており、そこからの入手はほぼ絶望的。
冒頭の“マジで!?”はだからこそ出たひと言。
タイ以外の国から入手したもの? はたまたスペシャルパーミット? 詳細は知らないけれど、よく手に入ったなぁ!! というのが正直な感想だ。
エイをきっかけに久しぶりのアクア・トトに。
1年以上行っておらず、その間、まだ見てない魚たちがいろいろと増えていたのは知っていたけれど、到着早々、まっすぐエイの元へ。
外国から運んでこられるくらいなので分かってはいたことだけど、やっぱり小さい!!
今は巨大な板橋の個体も15年前はこんなくらいのサイズ感だったことを思えば、この個体も順調に育っていけば、あんなサイズ感のエイになっていくはず。
それにしても、動きが少ない(笑)
1月から展示されているので、この水槽でもう4か月くらい(オレが行った時点で)経っていて、水槽や環境にも馴染んでいると思うのだけど、基本的に水槽の奥の定位置にいて、そこから時々、左右に行ったり来たりするくらい。
アクア・トトぎふの元Twitterによれば、朝と夕方は泳いでいることが多いとのことだが、オレが見ていた数時間の間は、行ったり来たりした以外の動きはなく、水槽の前の方にも出てきてくれなかった。
通り掛かったスタッフ氏に聞いてみると、餌にもがっついている訳ではないようで、意外と小食で好き嫌いもするらしい。
そんなんじゃ大きくなれないぞ!! と言いたくなるところだけど、好きなだけ大きくなりにくい事情もあるのかも知れない。
このエイが大きくなったら、隣のメコンオオナマズの水槽へ移動するのだろうと思うが、それが叶えばアジアを代表する大魚が泳ぐ夢のような水槽となる反面、巨大なエイが暮らすには少々狭いよね、と。
メコンオオナマズも大きいものは2m近くあり、新入りの2匹も1mを超えていそう。
そんな状況を考えると、エイも将来を考えて好きなだけ大きくなるのを控えているのかも知れない?(笑)
驚くことに、アクア・トトぎふも20周年を迎えるらしい。
オープンから日が浅い頃、メコンオオナマズたちも小さく、この水槽も閑散とした感じだったのを記憶してる身としては、現在の過密感、そしてそこに大きなエイが加わる未来には感慨深く思うところがあるけれど、同時に、同じ魚たちが泳ぐはるかに広大な水槽があるシンガポールのリバーワンダーが羨ましくなったのも正直なところ。
それはそれとして、この先、行く度に成長した姿が見られるのは大きな楽しみなのは間違いない。
そんな楽しみを与えてくれたことにまずは感謝しつつ、今後のエイの成長を期待したい。
アクア・トトぎふの元Twitterで「プラークラベーンを展示しました」という投稿が。
マジで!?
プラークラベーンとは世界最大の淡水魚として知られる淡水エイ、Urogymnus polylepisのこと。無効になったHimantura chaophraya の名前がよく知られている。
板橋熱帯環境植物館で展示されている個体が有名で、今年の1月まではそれが日本の水族館で見られる唯一の個体だったが、1月からアクア・トトぎふでも展示が開始され、見られる個体が2匹になった。
なかなか目にすることが難しい種類なので、見られる個体が増えることは素直に嬉しい。
ちなみに、展示名のプラークラベーンはタイでの名前。
日本では無効になった学名が浸透してしまっている感があるが、プラークラベーン呼びはいいと思う。覚えにくくもないだろうし。
でも、主要な生息地であるタイでは、このエイの輸出は規制されており、そこからの入手はほぼ絶望的。
冒頭の“マジで!?”はだからこそ出たひと言。
タイ以外の国から入手したもの? はたまたスペシャルパーミット? 詳細は知らないけれど、よく手に入ったなぁ!! というのが正直な感想だ。
エイをきっかけに久しぶりのアクア・トトに。
1年以上行っておらず、その間、まだ見てない魚たちがいろいろと増えていたのは知っていたけれど、到着早々、まっすぐエイの元へ。
外国から運んでこられるくらいなので分かってはいたことだけど、やっぱり小さい!!
今は巨大な板橋の個体も15年前はこんなくらいのサイズ感だったことを思えば、この個体も順調に育っていけば、あんなサイズ感のエイになっていくはず。
それにしても、動きが少ない(笑)
1月から展示されているので、この水槽でもう4か月くらい(オレが行った時点で)経っていて、水槽や環境にも馴染んでいると思うのだけど、基本的に水槽の奥の定位置にいて、そこから時々、左右に行ったり来たりするくらい。
アクア・トトぎふの元Twitterによれば、朝と夕方は泳いでいることが多いとのことだが、オレが見ていた数時間の間は、行ったり来たりした以外の動きはなく、水槽の前の方にも出てきてくれなかった。
通り掛かったスタッフ氏に聞いてみると、餌にもがっついている訳ではないようで、意外と小食で好き嫌いもするらしい。
そんなんじゃ大きくなれないぞ!! と言いたくなるところだけど、好きなだけ大きくなりにくい事情もあるのかも知れない。
このエイが大きくなったら、隣のメコンオオナマズの水槽へ移動するのだろうと思うが、それが叶えばアジアを代表する大魚が泳ぐ夢のような水槽となる反面、巨大なエイが暮らすには少々狭いよね、と。
メコンオオナマズも大きいものは2m近くあり、新入りの2匹も1mを超えていそう。
そんな状況を考えると、エイも将来を考えて好きなだけ大きくなるのを控えているのかも知れない?(笑)
驚くことに、アクア・トトぎふも20周年を迎えるらしい。
オープンから日が浅い頃、メコンオオナマズたちも小さく、この水槽も閑散とした感じだったのを記憶してる身としては、現在の過密感、そしてそこに大きなエイが加わる未来には感慨深く思うところがあるけれど、同時に、同じ魚たちが泳ぐはるかに広大な水槽があるシンガポールのリバーワンダーが羨ましくなったのも正直なところ。
それはそれとして、この先、行く度に成長した姿が見られるのは大きな楽しみなのは間違いない。
そんな楽しみを与えてくれたことにまずは感謝しつつ、今後のエイの成長を期待したい。
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