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カマス祭りな大水槽で見分けチャレンジ @ 沖縄美ら海水族館 [海の魚]

ある時、何気なく元ツイッターを眺めてたら、カマスの画像とともにこんなコメントが。

「美ら海にトラカマスいるんだ!!」

トラカマス? 
カマスの仲間は水族館で見られる種類が限られることもあり、あまり馴染みがない。トラカマスも名前すら知らなかった。
初めて聞いたカマスを探すべく美ら海水族館HPの図鑑ページを開いてみると、今度はそこにヨコシマサワラが掲載されているのを見つけた。しかもそれが大水槽にいるという。
ラッキーだったのは、これらの情報を発見した1週間ほど後に沖縄行きの予定があったこと。

美ら海水族館にはこれまで何度も足を運んだが、今回はいつも以上に楽しみだった。
だって、知らない、見たことのない魚たちに会えるんだから。
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大水槽で目的のトラカマスを探すと…… 分からない… どれを見ても以前からいるオオカマスにしか見えない。どれがトラカマスなんだろうか!?
顔見知りのベテラン解説員氏に会ったので、トラカマスの見分け方について聞いてみた。
“私はこうやって見分けてます”として、縞模様が、とか、体高が、とか、教えてくれた。
しかし、続けて彼女の口からはそれ以上の恐るべき情報がもたらされた。
「水槽内には今、5種類のカマスがいるんですけど…」

エッ!! 5種類!? すべて同じにしか見えないものの中に、5種類もいるの!!
何でも、沖縄周辺には決まった時期にしか来遊しないこれらのカマスたちを担当飼育員氏が県内の複数の定置網に足繁く通い、集めてきたというこだわり満載の展示とのこと。

いい!! すごくいい。そういうこだわり、ホント、好き!! ぜひともそのこだわりを直接聞いてみたいと思ったものの、その時点ではその5種類を見分けられる気はまったくしていなかった。
ちなみに、5種類の内訳は、オオカマス、トラカマス、タツカマス、オオメカマス、アカカマスとのこと。

大水槽前でひたすらカマスを目で追い続けること数時間。個体差、種類差なのか、何となく個体ごとの差、違いのようなものが分かり始めてきた。
そこで、夕方、別の解説員氏にもどうやって見分けているか聞いてみた。
すると、最初に出てきたのはやはり縞模様という回答。

縞模様、どれもあるじゃーん!!

でも、話を聞いた彼は、“ボクはここを見てます”と、他にも見分けポイントをいくつか話してくれた。
オレが彼の話してくれた見分けポイントをそのまま活用できた訳ではなかったけれど、ヒントになったのは間違いなくて、そのあたりから何となく種類の判別ができるようになってきた。
という訳であらためてトラカマス。
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そしてタツカマス。
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オオカマス。
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実は1番最初の画像はこの3種が一緒に写ってる。どれがどれだか分かるかな?

3種の違いは、まず、縞模様。本数や入り方、模様の形の違いなど。そして尾ビレの形状。画像でも形が違っていることは分かるだろう。また、ヒレの色なども微妙に違っている。
そうした違いに気付き始めると、ちゃんと違うものに見えてくる。
トラカマスに関してはかなり自信を持って見分けられるような気がするが、この水槽にこの3種がいることが分かった上での見分けなので、他所の水族館で同じように見分けられるのかと言われると自信がないけれど……

よく似た3種の見分けは何とかなった。あとの2種類、オオメカマス、アカカマスは? というと…
他種に比べるとサイズも小さいせいか、水槽の端の方で群れていることが多く、少々見にくい。
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水槽横のカフェ、水槽サイドの有料席No.1~No.3あたりの席に行くとよく見えそうだけど、今回はひとまず3種類のみ。
それでも知らない魚を一生懸命見て、違いに気付く、なんてことをしたのは久しぶりだったので、本当に楽しかった。
そのせいで超久しぶりに水族館ブログを書くなんてことをしたんだけど。

とりあえず、今のオレなら、件の飼育員氏のこだわりを聞いたとしても、聞いてるだけにならずに済みそう? かな!?

この先、美ら海水族館に行く予定のある人は、是非、カマスチャレンジしてみてね。
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