ケアンズ水族館(オーストラリア・ケアンズ) [海外水族館インプレ]
コロナ禍の“行けない日々”の中、国境が開いたら真っ先に行こう!! と思っていたのがケアンズ水族館だった。
結果的に真っ先にではなかったけれど、数年間、悶々とした思いを募らせていた施設にようやく行くことができた。
日本を夜に出発し、翌朝早朝にはケアンズ市街を歩いてた。移動時間は6時間少し。
おまけに、ケアンズ水族館があるのは市街のほぼ中心。市街のほとんどのホテルから徒歩で行けるという行きやすさ。
この近さと利便性は海外水族館巡りの最初の1館としても最適なのでは!?
巡る、という点でも、ケアンズから南へ約350㎞ほど行ったタウンズビルという街にも水族館があるらしいのと、ケアンズから船で行くグリーン島のワニ園にも小さな水族館がある。どちらも行ってないけど、グリーン島は行けばよかったと今更になってちょっと(結構)後悔している。
展示内容は地元特化型。クイーンズランド州、それもケアンズ周辺の淡水と海とその周辺といった感じ。その地でどんな魚や生き物がいるのか知りたい、見たいという、例えばオレみたいな人からすれば、まさしくピッタリ。個人的には好みな水族館だった。
規模感としては、新江ノ島水族館とか浅虫水族館くらいな感じ。オーストラリアの水族館はひとつしか行ったことがないので、彼の国で規模が大きい方なのか、小さい方なのかは分からないけど、大き過ぎず、小さすぎずな規模感だと思う。ただし、イルカや海獣のショーはない。オーストラリアだしね。
入館料は52ドル(約5000円)と高価に感じるが、ケアンズ(オーストラリア)の物価は日本の約2倍だから、そういう意味では日本の水族館と同水準といったところなのだろう。
入口で申し出る必要はあるけれど、再入場も可能だ。チケットカウンターのお姉さんがとてもにこやかに対応してくれる。
なお、1度出る必要はあるが、館内にものすごくちゃんとしたレストランもあるし、そもそも閉館時間は15時までなので、途中で飲み食いしなくても何とかなる? かもしれない。
順路は淡水→両性、爬虫類→海という流れで続いていくので、入館して最初に出迎えてくれるのは淡水魚たち。
これがよかった!! オーストラリアの淡水魚の多くは日本人にはほとんど馴染みがない。
とりわけ多くを占めるシマイサキ科の魚たちは観賞魚として日本に入ってくることも少ないから、ほぼ見たことのないものばかり。
淡水エリアの最後には大水槽もあって、バラムンディなど地元産の大型魚が泳いでいる。ここには以前、ノコギリエイもいたらしい。本場だけに見られることを期待していたが、それがいなかったのは少々残念だったけれど、エリアの主たるバラムンディなど見たことがあるものを含めても、その見せ方など“見慣れない”感があってとてもよかった!!
個人的にはここでかなりの満足感が得られたが、このエリアはこの水族館ではまだまだ序盤。順路はそこからエスカレーターで2Fへ。そこで待っているのは地域の両爬たち。
淡水魚とは違い、オーストラリアはこれらの種類数、多様性は圧倒的だ。
とりわけケアンズのある北部は熱帯であるからして、多くの種類が暮らしている。
2Fの半分くらいはこの両爬展示なのだけど、さほど大きな種類はいない反面、展示スペースは展示生物のサイズに対して大きめ。ものによっては展示された生き物を探し出すのが大変だったものもあった。
両性爬虫ゾーンを抜けると、いよいよ海の展示。
ケアンズは世界最大のサンゴ礁たるグレートバリアリーフの入口みたいな街である。
当然、水族館の展示もそれにちなんだものになっているのだけど……
意外にも海の展示はあっさりというか、ちょっと物足りなさがあった。というか、日本にもっといい展示がある。
水槽サイズに対し、生き物の数が少なく、閑散としたように見えてしまうのに加え、綺麗じゃなく見える水槽もいくつか。
同じような水槽が並んでいて、さらに、展示されているものも日本で見られるものが多いこともあって、海の展示ゾーンではそれほど大きな感動が得られなかったというのが正直なところだ。期待が高すぎたか!?
水槽(展示スペース)に対して生き物の数が少ないのは両爬展示でも感じたことだが、もしかするとこれは、日本の水族館が多く入れ過ぎていて、それを見慣れているからこそ、みたいな可能性もあるけれど、順路最後の海の大水槽にしてももうちょっと魚を…… と思ってしまうほどすっきりしている。
あれもいる、これもいる、な日本の大水槽を見慣れた身には、やっぱり少し物足りない。
基本的にはオレ好みな水族館ではあるのだけど、遠く日本から行ってる分、どうしても求めるものが大きくなってしまうというもの。
ここまで読むと、何だか残念な水族館のように感じるかもしれないが、そんなことはなくて、わざわざ行く価値はあるかと聞かれても、ある!! と答えられるいい水族館でした。
結果的に真っ先にではなかったけれど、数年間、悶々とした思いを募らせていた施設にようやく行くことができた。
日本を夜に出発し、翌朝早朝にはケアンズ市街を歩いてた。移動時間は6時間少し。
おまけに、ケアンズ水族館があるのは市街のほぼ中心。市街のほとんどのホテルから徒歩で行けるという行きやすさ。
この近さと利便性は海外水族館巡りの最初の1館としても最適なのでは!?
巡る、という点でも、ケアンズから南へ約350㎞ほど行ったタウンズビルという街にも水族館があるらしいのと、ケアンズから船で行くグリーン島のワニ園にも小さな水族館がある。どちらも行ってないけど、グリーン島は行けばよかったと今更になってちょっと(結構)後悔している。
展示内容は地元特化型。クイーンズランド州、それもケアンズ周辺の淡水と海とその周辺といった感じ。その地でどんな魚や生き物がいるのか知りたい、見たいという、例えばオレみたいな人からすれば、まさしくピッタリ。個人的には好みな水族館だった。
規模感としては、新江ノ島水族館とか浅虫水族館くらいな感じ。オーストラリアの水族館はひとつしか行ったことがないので、彼の国で規模が大きい方なのか、小さい方なのかは分からないけど、大き過ぎず、小さすぎずな規模感だと思う。ただし、イルカや海獣のショーはない。オーストラリアだしね。
入館料は52ドル(約5000円)と高価に感じるが、ケアンズ(オーストラリア)の物価は日本の約2倍だから、そういう意味では日本の水族館と同水準といったところなのだろう。
入口で申し出る必要はあるけれど、再入場も可能だ。チケットカウンターのお姉さんがとてもにこやかに対応してくれる。
なお、1度出る必要はあるが、館内にものすごくちゃんとしたレストランもあるし、そもそも閉館時間は15時までなので、途中で飲み食いしなくても何とかなる? かもしれない。
順路は淡水→両性、爬虫類→海という流れで続いていくので、入館して最初に出迎えてくれるのは淡水魚たち。
これがよかった!! オーストラリアの淡水魚の多くは日本人にはほとんど馴染みがない。
とりわけ多くを占めるシマイサキ科の魚たちは観賞魚として日本に入ってくることも少ないから、ほぼ見たことのないものばかり。
淡水エリアの最後には大水槽もあって、バラムンディなど地元産の大型魚が泳いでいる。ここには以前、ノコギリエイもいたらしい。本場だけに見られることを期待していたが、それがいなかったのは少々残念だったけれど、エリアの主たるバラムンディなど見たことがあるものを含めても、その見せ方など“見慣れない”感があってとてもよかった!!
個人的にはここでかなりの満足感が得られたが、このエリアはこの水族館ではまだまだ序盤。順路はそこからエスカレーターで2Fへ。そこで待っているのは地域の両爬たち。
淡水魚とは違い、オーストラリアはこれらの種類数、多様性は圧倒的だ。
とりわけケアンズのある北部は熱帯であるからして、多くの種類が暮らしている。
2Fの半分くらいはこの両爬展示なのだけど、さほど大きな種類はいない反面、展示スペースは展示生物のサイズに対して大きめ。ものによっては展示された生き物を探し出すのが大変だったものもあった。
両性爬虫ゾーンを抜けると、いよいよ海の展示。
ケアンズは世界最大のサンゴ礁たるグレートバリアリーフの入口みたいな街である。
当然、水族館の展示もそれにちなんだものになっているのだけど……
意外にも海の展示はあっさりというか、ちょっと物足りなさがあった。というか、日本にもっといい展示がある。
水槽サイズに対し、生き物の数が少なく、閑散としたように見えてしまうのに加え、綺麗じゃなく見える水槽もいくつか。
同じような水槽が並んでいて、さらに、展示されているものも日本で見られるものが多いこともあって、海の展示ゾーンではそれほど大きな感動が得られなかったというのが正直なところだ。期待が高すぎたか!?
水槽(展示スペース)に対して生き物の数が少ないのは両爬展示でも感じたことだが、もしかするとこれは、日本の水族館が多く入れ過ぎていて、それを見慣れているからこそ、みたいな可能性もあるけれど、順路最後の海の大水槽にしてももうちょっと魚を…… と思ってしまうほどすっきりしている。
あれもいる、これもいる、な日本の大水槽を見慣れた身には、やっぱり少し物足りない。
基本的にはオレ好みな水族館ではあるのだけど、遠く日本から行ってる分、どうしても求めるものが大きくなってしまうというもの。
ここまで読むと、何だか残念な水族館のように感じるかもしれないが、そんなことはなくて、わざわざ行く価値はあるかと聞かれても、ある!! と答えられるいい水族館でした。
2024-02-03 00:17
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