SSブログ

沖縄美ら海水族館の気になるエイ [エイ]

1月の美ら海水族館は、行く直前に知ったトラカマスとヨコシマサワラ、さらも行ってからはそこにミナミギンガメが追加され、頭の中がそれらでいっぱいになってしまっていたけれど、そもそも沖縄行きが決まった頃に楽しみにしていたのはシノノメサカタザメのベビーと新しく入ったイトマキエイだった。
それに、予備のプールから大水槽に引っ越した水族館産まれのイバラエイがどうしてるのかも見たかったし。

まずはシノノメサカタザメだ。
サンゴ系の個水槽に2匹が展示されていたんだけど、まぁ、可愛い!!
50㎝くらいの小ささ。眼がクリっとしてて、動きもおもちゃみたい。
2X9A3291.JPG
小さいシノノメを見るのは初めてではないし、以前見た時にも“抱きしめたい”とか“連れて帰りたい”とかおかしなことを思ったものだけど、今回もやっぱり思った(笑)
動物の、それも自分が好きなもののベビーってどうしてあんなに可愛く見えるんだろう?
並びの水槽に、これまた好きな魚であるツチホゼリの幼魚がいたものだから、行って早々しばらくキュンキュンした気持ちになってた。
2X9A3292.JPG
ひとつ残念なことがあるとしたら、この可愛さは期間限定だということ。大きなシノノメも好きなんだけど、このまま大きくならなければいいのに…… と思ってしまうね。


ここの画像や動画を撮ったのはもう2か月くらい前のことなので、少し大きくなってると思うのだけど……

大水槽上、黒潮探検のところから見える予備槽にも兄弟と思しき個体がいるのが見えたが、このベビーたち、水族館生まれとのことだが、ここ数年、水族館でのシノノメの展示はされていなかったから、恐らくは生け簀にいたものなのだろう。
日本の飼育下での繁殖は初? いずれにしてもかなり貴重な例であることは間違いない。
この10匹がこの先、どうなる予定なのかはもちろん知らないが、もう少し大きくなったら、他所の水族館で再開、なんてこともあるかもしれない。

大水槽へと移動し、新入りのイトマキエイを探す。
2X9A3851.JPG
美ら海水族館でイトマキエイは5年ぶりだそうで、そんなになるの? という感じだが、今回の展示によって、日本周辺で確認されているイトマキエイ(Mobula)属5種の内、4種類が同一水槽で展示されているという、とびきりレアかつ贅沢な展示となった。
こうなったら、何としてもタイワンイトマキエイの展示を成功させてもらって、フルコンプリートを目指してもらいたい。見たことがないタイワンイトマキエイは、個人的に“引っ掛かってる”種類でもあるし、美ら海水族館の大水槽に搬入された実績もある。
いつの日か、それが叶う日を期待しつつ心待ちにしたい。

新入りのイトマキエイだが、先住のヒメイトマキエイとほとんど変わらない大きさで、見た目もよく似ているので、一見すると、どっち? と見紛うが、泳ぎ方が違うのですぐに分かる。
イトマキエイは両ヒレを上にあげて“バンザイ”していることが多いのだが、ヒメイトマキエイはそれをしない。
だから、バンザイしてたら、それがイトマキエイ。
2X9A3895.JPG
同じ水槽で見比べると、結構違いがあるもので、体色が違うのはもちろん、上記にあげた泳ぎ方、餌の食べ方も全然違っている。
それを実際に見比べられるのが今の美ら海水族館なのだ。スゴイよねぇ。まったく。

水族館産まれのイバラエイ仔は、すっかり大水槽にも馴染んでいるようなのだけど、水槽の真ん中あたりでいることが多く、アクリルの近くまでは来てくれない。
という訳でその姿は見られたけれど、写真はなし。

マンタについても常連さんから事実ならドキドキせずにはいられない興味深い噂? を聞いたし、エイについてもこの先しばらく楽しめそうな予感。
他の魚ばかりにうつつを抜かしていたからなのか、ミナミギンガメアジを教えてくれた解説員の兄さんに、
「エイにも注目してみてください」

と言われてしまった。

スイマセン、精進します。
nice!(0)  コメント(0)