SSブログ

足摺海洋館SATOUMIの気になる魚 [海の魚]

足摺海洋館と言えば、シノノメサカタザメなのである!!
LY5A1273.jpg
個人的にはそんなイメージを持ってた訳ではないのだけど、旧施設の開館から間もない77年から飼育を開始し、今日まで“館の目玉”として飼育を続けてきているのだそうだ。

そのシノノメサカタザメだが、長生きしない印象がある。
実際、どのくらい生きるものなのかは知らないが、シノノメを展示している水族館で、同じ個体に再会することが意外と少ないような気がするからだ。
定期的に行く年パス保有とか近くなどの施設はともかく、次の訪問まで年単位の時間が空くと、“前来た時はいたんだけどなぁ”みたいな経験を何度もしている。
2006年以降にシノノメサカタザメを展示していたことのある施設では、恐らく、そのすべてを見ていると思うのだけど、その施設に再訪した時、同じ個体がいない、あるいはシノノメサカタザメ自体がいなくなっていた、なんてことがよくあった。

だから、シノノメサカタザメはあまり長生きしない魚なのではないか、という結論に至ったのだけど、中には長く生きている個体もいて、新・足摺海洋館の竜串湾大水槽にいる個体もそんな1匹。
06年に搬入された個体だそうで、今年で14年め。オレが旧・足摺海洋館に行ったのは10年なので、10年ぶりの再会。
IMG_5324.jpg
10年前の時。

10年もの時間を経て、シノノメの同じ個体に遭遇できることなんてなかなかなさそうなこと。
これはやはり、シノノメの飼育、展示に力を注いできたという足摺海洋館ならでは、なのかな?

新しい水族館最大の水槽の主役として、元気そうな姿を見せてくれていた。
また会う機会が来るかな!?


竜串湾大水槽では、大きさもあって圧倒的にシノノメサカタザメの主役感が強いのだけど、そんな中でも強い存在感でオレの目を引き付けたのがサザナミヤッコ。
LY5A1264.jpg
サザナミヤッコ自体は珍しい魚ではないし、水族館でもよく見掛けるけど、こんなに大きな個体は初めて見た!! とにかく立派だった。
しかも、その仕上がり具合も素晴らしく、今さらながら、こんなに綺麗な魚だったのか!! と、大きさだけでなく綺麗さでも驚かされることに。
このクオリティなら、同じ水槽にマクロスとかフレンチなどの海外産大型ヤッコがいたとしても見劣りすることがなさそう。
サザナミヤッコを大いに見直した!!

新生・足摺海洋館最大の水槽が竜串湾大水槽なのだけど、旧施設の大水槽にいた魚たちがそこに引き継がれていないということは、以前のブログに書いた通り。
大水槽とは別に、沖合という水槽あるので、旧大水槽の魚たちはそこにいるのだろう。そう思ってた。
しかし、残念ながら、沖合の水槽にもそれらの姿はなく……

代わりにいた魚のひとつがゴマサバ。
LY5A1319.jpg
新生・足摺海洋館では食にまつわる展示も行われていたけれど、土佐清水のゴマサバといえば、“清水サバ”というブランド食材として売り出し中の地元の名産品だ。
鮮度を維持するため1匹ずつ丁寧に漁獲されているそうだが、展示されている群れはどの個体もキズひとつない綺麗な魚体で、そんな仕事ぶりを連想させてくれる。
頭上のオーバーハングした部分でグルグルと泳いでいるので、腹側しか見えないのだけど、とりあえず美味しそう(笑)
そもそも、水族館でサバというと、見掛けるのはマサバが多く、ゴマサバは少数派。
綺麗なゴマサバという点でも、価値ある展示と言える!? かも。

最後の1匹は、同じく沖合の水槽にいたセンネンダイ。
LY5A1193.jpg
そこそこのサイズだけど、フルサイズ級ではなく、まだ若い個体。
色も形も綺麗だったけど、だからと言って特別な1匹、というほどではない。
では何故?
沖合の水槽の中心、見えやすい位置をゆっくり、左右往来。
まるで、オレを見ろ!! 撮れ!! と言わんばかりに。
あまりに存在感が強いので、水槽の前を通り掛かる度にパチリ。
おかげで、この個体1匹しかいないというのに、やたらとセンネンダイの写真が(笑)
という訳でここに。
足摺海洋館 SATOUMIに行くと、こやつの強い存在感にやられて、あなたも写真を撮ってしまうはず!?
nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

Kazu

魚に関して言えば、10年ぶりの再会ってすごいですね。大型のシノノメだからこそ分かるところもあるのでしょうか。サザナミヤッコもよく見かけますが、どこよりも立派となると、やはり撮らずにはいられなくなるところですよね。
by Kazu (2020-08-24 21:28) 

ミストラル

>kazuさん

見て、同一個体だと分かった訳ではなく、同じ個体だという資料があったから分かったことでした。
いつも見ていれば分かるかも知れませんが、さすがに10年前に1度みただけの個体を見て、前に見た、とはなかなか言えませんよ(笑)

この大水槽にはシノノメ以外、大きな魚がおらず、大きいだけで目に付きやすいのもあるかも知れませんが、立派なサザナミヤッコでした。
by ミストラル (2020-08-31 17:57) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。