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天空のオアシス完全版 完成!! @サンシャイン水族館 [水族館インプレッション]

サンシャイン水族館の屋外エリアのリニューアルが終了し、「天空のオアシス」が完全な姿となって公開された。

手渡された資料には、新しくなった屋上庭園は空・光・水・緑に満ちた展示エリアと書かれていた。
公開された日、オレが行った日はサンシャインの名に違わぬ晴天。
そんな中、新生・天空のオアシスへと案内されると、すぐに眩しいほどの緑が目に飛びこんできた。
振り返れば、新しい屋外エリアの目玉とも言える「天空のペンギン」水槽や、ほぼ中央に設置された水槽が、それぞれ水の青さをアピールしていた。
空の青さ、眩しいほどの光り、光り輝く水と緑の青さ…… 確かに、文字通りだった。

新しい屋上庭園は、“これを展示したい”“こういう展示をしたい”というさまざまなプランの中から、選び抜かれたものなのだそうだ。
中でも、ペンギンには力が込められていて、中心的な展示となっている。
TVなどでも盛んに紹介されているイメージリーダー的水槽「天空のペンギン」は、来場者が比較的少ないはずのプレスデーでも、予想通り多くのカメラが集結し、眺めることもままならない人気ぶりだったので、まずはケープペンギンの生息地をイメージした「草原のペンギン」へ。
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手前の芝生の小山も含めた小さな草原は、丸山館長が南アフリカで見たという、草地で暮らすペンギンの様子をイメージしたもの。
ペンギンの展示といえば氷に岩場、というイメージを覆す、イメージに反して? リアルにこだわった展示なのだ!!
日射しが降り注ぐ暑い中だったが、風に揺れる草が思いの外涼しげで、さらに草原の奥には流れる滝の影響もあってか、見た目にはとても涼しげな展示だった。
草の奥には、それこそ手を伸ばせば届きそうな位置をペンギンが歩いている。
見やすいのはもちろんだが、これだけ至近距離で見られるというと、それだけで満足感が得られるというものだ。

もちろん、メイン水槽たる「天空のペンギン」水槽も主役はペンギンだ。

都会の空を背景にした新水槽は、観客の頭上に覆い被さるようにオーバーハングした作りになっていて、そこに立つだけで、床に反射した水紋、そして水の青さに包まれているようで、強い水中感に浸ることができる。
周囲を水の青で囲まれ、さらに床に写る水紋が水を意識させるので、視覚的にはとても涼しげで気持ちがいい。屋外なので暑いのだけど、それをひととき忘れさせてくれるような清涼感があった。

水槽の奥に見えるのは、空…… だけではなく、マンションも見えてしまうのが何とも残念だが、ビルの屋上だからこそ可能になった水景だ。
リニューアル前より広く、深くなったプールで気持ちよさそうに泳ぐペンギンの姿は、まさしく青空を飛ぶ鳥そのものの姿だった。
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そしてこれら2つのペンギン展示に共通しているのが、写真が撮りやすいこと。
どちらも屋外なので大変明るく、撮影環境として有利なだけでなく、草地のペンギンは、手を伸ばせば届きそうな位置をペンギンが歩いているし、天空のペンギン水槽では、まさに目の前をペンギンが泳いでいく。
ここなら誰でも綺麗にペンギンの姿を写真に収めるられるはず。サンシャインで撮影された綺麗なペンギン写真が、世の中に溢れることになるだろうと思う。

水の青さといえば、庭園のほぼ中央に置かれた「きらめきの泉」水槽も、文字通り、水のきらめきを感じられる水槽だった。
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中を泳ぐのはドラドとシルバーアロワナ。最初はドラドのジャンプ給餌を見せてくれるとのことだったので、どんなものを見せてくれるんだろうと期待していた水槽だった。
ドラドだけでなく、確実にジャンプ給餌が見られるシルバーアロワナがいたことはちょっとガッカリ、というか“やっぱり……”と思わされるところではあったけれど、この水槽はパフォーマンスよりも、水槽自体の綺麗さや、水の青さ、を見る水槽なのかも、と思ったり。
中を泳ぐ魚たちも、不思議とキラキラして見えるような気がしたし。

意外というか、新鮮な驚きだったのは、本物の草が植栽されたカワウソの新水槽、「カワウソたちの水辺」。
リニューアル前と比べて、カワウソが走り回る位置が高くされているので、とても見やすく、水槽の前を通りがかるだけで、その動きや可愛さが目に入ってくる。
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そしてそこで目に入るのが、草の上で転げ回ったり、身体をスリスリしたりしてるカワウソたちの姿。
正直、カワウソってほとんど興味のないオレなのだけど、それでも可愛いと思って、フラフラと引き寄せられるように見に行ってしまう効果があった。
悪戯ばかりするカワウソと、この本物の植栽はきわめて相性が悪いそうで、それを実現するにはかなり大変らしいのだけど、カワウソたちは本物の草が気持ちいいのか、その上で可愛い姿を見せてくれる。
とりあえず、オープン後は間違いなく、人だかりが絶えない水槽になることは間違いなさそうだ。

他にも、天空パスと名付けられた、空中の回廊にはペリカンが暮らしているのだけど、それが頭上を泳ぐ様を見上げることができる。

水中から水面を泳ぐ鳥を見上げたことがある人は多くないと思うが、頭上を泳ぐペリカンは、見たことがない光景だけに、それだけで意外なほど大きなインパクトと新鮮な驚きがあった。
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行くまでは大きな期待をしていなかった、というのは先にも書いた通りだけれど、いざ行ってみると、以前より格段に魅力的に見えるようになったペンギンやペリカンの姿に、目が離せなくなり、水や草の青や緑に涼しさを見た。
雨の日や、夜がどう見えるのかは未経験だが、それも含めて、この先もそんな見え方の変化を楽しみたいと思う。
場所柄、オレがとやかく言うまでもなく、多くの人が詰めかけるのだろうし、恐らくは大混雑するのだろうと思うのだけど、新しい屋上庭園、なかなか素敵です!!
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