ラブカ・フィーバー@あわしまマリンパーク [サメ]
3月21日の夜のこと。
あわしまマリンパークに“ラブカ搬入 しかも3匹!!”というニュースを知った。
タイミングがいいことに、オレがその時いたのは、神奈川の西端あたり。
あわしまマリンパークまでは1時間少々で行ける距離だ。
そんなタイミングでのラブカのニュースには、ちょっとした“運命的なもの”を感じたけれど、世は3連休である。オレの大嫌いな混雑、渋滞が行く手を阻むはずだ。
そう考えると、何とも気が重い。正直、あまり気は進まなかった。
翌朝、あわしまマリンパークのHPをチェック。
1匹は死亡、とのこと。念のため、開園直後に連絡してみると、まだ生きているという。
これはもう運命だから仕方がない!!(笑) 腹を決めて、渋滞の中へと突入。
いつもの倍の時間をかけて淡島まで辿り着くと、ラブカの影響なのか、そこにも予想以上の大混雑が。
館内の人波を掻き分けつつ、目的の水槽へと直行すると…
いた!! でも…
ある意味、“予想通り”の姿だった。
いつぞやのように、沈んでしまってはいなかったが、微動だにしない。
でも、まだ生きているという。
暗い水槽を前に、写真に撮ろうと格闘していると、微かに動いた。
ダランとしなだれた尾ビレがゆらりゆらりとゆっくり動き、ホンのわずかながら泳いでいる姿(と言っていいのかは分からないけれど)を見ることができた。
これで何とか、生ラブカは達成かな!?
水槽の中の個体より、その当日に死んでしまった個体が水槽の前に“鮮魚状態で”置かれていたんだけど、水槽内のものよりもむしろ、間近で細部まで観察するという意味では、そちらの方が適していたように思う。
そんなまたとない機会に、顔、口、歯、エラ等々… ビー玉みたいなグリーンの眼は綺麗だけれど、正直、不気味…
そこで目線を前にやると、水槽の個体の顔が正面に。
大きく裂けた口、生気のない眼、鰓孔からはみ出した鰓弁… やっぱり不気味。
正直、オレの好みではないのだけど、反面、海の中ではどんな生活をしているのか。
生気を感じないのは瀕死の状態だからなのか、はたまた、海の中でもそんなものなのか。
見れば見るほど興味をそそられる。
あわしまマリンパークの今回のラブカが凄かったのは…
まず、1度に3匹もが搬入されたこと。
同じ水槽にいた別の個体。
これはある意味、昨年の八景島のミツクリフィーバーに近いインパクトだと思う。
そして、搬入されたものの中に、少ないとされるオス個体がいたこと。
さらに、死んでしまった個体も、前述したように展示され、触れることもできたこと。
標本でも剥製でもなく、冷凍もされていない、文字通り“生”のラブカだ。
先にも書いたように、真っ暗な水槽にいる生体とは違い、目の前でじっくり観察することができたので、生きた状態を見られたことも嬉しかったけれど、大いに価値ある経験をさせてもらった。
ただ、残念ながら、23日には全個体が死んでしまったとのこと。
種類を問わず、深海ザメの飼育はきわめて困難なものだが、とりわけ、ラブカは弱いらしい。捕獲された際の状態も良くはなかったようだ。
昨日25日までは、オレが見たのと同じような状態で展示がなされていたようだが、今日以降は未定らしい。
もしかすると、引き続き、氷の上で展示されているかも知れないから、気になる人は要確認。
しかし、深海魚シーズン終盤が近づきつつあるこの時期に、まさかこれほどの大ネタと遭遇できるとは思ってなかった。
同じような機会は、今後再び訪れるかも知れない。
今回見られなかった人も、まだまだ諦めることなく、しっかりアンテナを張り巡らせて、その“機会”に備えておくといいと思う。
それにしても、昨今の深海ブームは凄い!!
あわしまマリンパークの水族館2Fは、すっかり深海フロア。
深海生物のみが入ったタッチプールには、ダイオウグソクムシまでいたりする力の入れよう。
この深海展示は通年行われるのか、シーズン中だけのものなのかは分からないけれど、深海生物好きには、要チェックな水族館が増えたってことだ。
あわしまマリンパークもそうだけど、こんなにあちこちで生きた深海生物が見られるなんて、日本の水族館って本当に凄いなぁ、とあらためて思わされた。
あわしまマリンパークに“ラブカ搬入 しかも3匹!!”というニュースを知った。
タイミングがいいことに、オレがその時いたのは、神奈川の西端あたり。
あわしまマリンパークまでは1時間少々で行ける距離だ。
そんなタイミングでのラブカのニュースには、ちょっとした“運命的なもの”を感じたけれど、世は3連休である。オレの大嫌いな混雑、渋滞が行く手を阻むはずだ。
そう考えると、何とも気が重い。正直、あまり気は進まなかった。
翌朝、あわしまマリンパークのHPをチェック。
1匹は死亡、とのこと。念のため、開園直後に連絡してみると、まだ生きているという。
これはもう運命だから仕方がない!!(笑) 腹を決めて、渋滞の中へと突入。
いつもの倍の時間をかけて淡島まで辿り着くと、ラブカの影響なのか、そこにも予想以上の大混雑が。
館内の人波を掻き分けつつ、目的の水槽へと直行すると…
いた!! でも…
ある意味、“予想通り”の姿だった。
いつぞやのように、沈んでしまってはいなかったが、微動だにしない。
でも、まだ生きているという。
暗い水槽を前に、写真に撮ろうと格闘していると、微かに動いた。
ダランとしなだれた尾ビレがゆらりゆらりとゆっくり動き、ホンのわずかながら泳いでいる姿(と言っていいのかは分からないけれど)を見ることができた。
これで何とか、生ラブカは達成かな!?
水槽の中の個体より、その当日に死んでしまった個体が水槽の前に“鮮魚状態で”置かれていたんだけど、水槽内のものよりもむしろ、間近で細部まで観察するという意味では、そちらの方が適していたように思う。
そんなまたとない機会に、顔、口、歯、エラ等々… ビー玉みたいなグリーンの眼は綺麗だけれど、正直、不気味…
そこで目線を前にやると、水槽の個体の顔が正面に。
大きく裂けた口、生気のない眼、鰓孔からはみ出した鰓弁… やっぱり不気味。
正直、オレの好みではないのだけど、反面、海の中ではどんな生活をしているのか。
生気を感じないのは瀕死の状態だからなのか、はたまた、海の中でもそんなものなのか。
見れば見るほど興味をそそられる。
あわしまマリンパークの今回のラブカが凄かったのは…
まず、1度に3匹もが搬入されたこと。
同じ水槽にいた別の個体。
これはある意味、昨年の八景島のミツクリフィーバーに近いインパクトだと思う。
そして、搬入されたものの中に、少ないとされるオス個体がいたこと。
さらに、死んでしまった個体も、前述したように展示され、触れることもできたこと。
標本でも剥製でもなく、冷凍もされていない、文字通り“生”のラブカだ。
先にも書いたように、真っ暗な水槽にいる生体とは違い、目の前でじっくり観察することができたので、生きた状態を見られたことも嬉しかったけれど、大いに価値ある経験をさせてもらった。
ただ、残念ながら、23日には全個体が死んでしまったとのこと。
種類を問わず、深海ザメの飼育はきわめて困難なものだが、とりわけ、ラブカは弱いらしい。捕獲された際の状態も良くはなかったようだ。
昨日25日までは、オレが見たのと同じような状態で展示がなされていたようだが、今日以降は未定らしい。
もしかすると、引き続き、氷の上で展示されているかも知れないから、気になる人は要確認。
しかし、深海魚シーズン終盤が近づきつつあるこの時期に、まさかこれほどの大ネタと遭遇できるとは思ってなかった。
同じような機会は、今後再び訪れるかも知れない。
今回見られなかった人も、まだまだ諦めることなく、しっかりアンテナを張り巡らせて、その“機会”に備えておくといいと思う。
それにしても、昨今の深海ブームは凄い!!
あわしまマリンパークの水族館2Fは、すっかり深海フロア。
深海生物のみが入ったタッチプールには、ダイオウグソクムシまでいたりする力の入れよう。
この深海展示は通年行われるのか、シーズン中だけのものなのかは分からないけれど、深海生物好きには、要チェックな水族館が増えたってことだ。
あわしまマリンパークもそうだけど、こんなにあちこちで生きた深海生物が見られるなんて、日本の水族館って本当に凄いなぁ、とあらためて思わされた。
2014-03-26 00:03
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コメント(2)
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こんばんは。
生ラブカは貴重な体験ですね。
私はまだ生きてる姿を見た事がありません(涙)
それにしてもグロテスクです。
深海生物全般にグロテスク・・・と言うか
私たちの生活圏とは別の住人ですね。
異形の魚です。
いつも疑問に思うのですが深海魚の歯はどうして針みたいなのが多いのでしょう!?
アンコウしかりフウセンウナギしかり・・・。
カショーロみたいと思ってしまいます。
日本の水族館は世界に誇れると思います。
どれ程、日本人が魚に関わったかが分かりますね。
by タカ (2014-03-26 23:59)
>タカさん
こんにちは。
生きたラブカを見るのは、なかなか難しいですよ。
搬入されたとしても、ホント、すぐに死んでしまいますから。
でも、仰るように、気持ち悪い(笑)
サメにも見えず、どことなくヘビのようでもあり…
深海の魚たちの歯が強烈なのは、遭遇した獲物を絶対に逃がさないため、のものでしょう。
餌に遭遇する機会も少ないでしょうからね。
日本人は魚が好きなんでしょうね。
漁業が盛んなだけでなく、金魚や錦鯉が発展してきたように、魚を飼うのも好きだったのかも知れませんね。
by ミストラル (2014-03-27 09:29)