ニザダイ・マニアックス [海の魚]
実を言うと、最近、ネタ切れ気味だ。
水族館に行っていないワケではないのだけど、とは言えそれも仕事の帰りに簡単に寄れるエプソン品川アクアスタジアムばかり。
いつも見ているエプソン品川の水槽で、目の前を泳ぐクロハギを見てふと思った。
「この類はよく見掛ける割に、ちゃんと見分けることができないなぁ」って。
しかも、結構見掛ける機会も多いせいか、ちゃんと写真を撮ったこともなく、写真もあるようでないような…
特にクロハギ、ニセカンランハギ、ヒラニザの3種類はどれも、体型、体色がよく似ていて、それぞれの特徴をオレがきちんと把握していないこともあるんだけど、正直、どれも同じに見えてしまっていた。
という訳で、これらの仲間をちゃんと撮るため、葛西臨海水族園に行ってきた。
何故、葛西? 見分けが付きにくい3種類が同じ水槽に泳いでいるからだ。
それをわざわざブログにしているのは、自分でも見分け方を整理したかったから。
ちなみに、以下に書いた判別法は、あくまでオレの見分け方なので、魚類学的には正しくないかも知れないので、参考程度に、ってことで。
ニザダイの仲間には、○○ハギという名前が付いていることが多いけれど、同じくハギの名が付くものが多いフグ目のカワハギの仲間とは縁もゆかりもない。ちなみに、ニザダイの仲間はスズキ目だ。
それでは撮影開始。
まずは個体数の多いニセカンランハギから。
体色はやや青みを帯びていて、背ビレ、尻ビレは鮮やかな黄色。
尾ビレは青く、黒い細かいスポット模様が入る。
ニザダイ類の特徴でもある尾柄部の棘は、白いのが特徴。
葛西にいるのは、搬入されて日が浅いのか、さほど大きくないものが中心。
仲間内で追いかけ合いをしていて、写真を撮るにはちょっと厄介。
ニセカンランハギとそっくりなのがクロハギ。
クロハギなのに黒くないじゃーん!! というツッコミはひとまず(笑)
黄色いヒレ、ゴーグル状の目の周りの模様など、ニセカンランハギやヒラニザとそっくりだけど、尾ビレが体色と同様の色をしているので、まず、ここでニセカンランハギと見分けることができる。
ただし、クロハギでも尾ビレは青いものがいるようなので、それだけでは見分け方としては不完全。でも、ニセカンランハギに見られる尾ビレの黒いスポット模様はクロハギにはない。
また、尾柄部の棘は黒いので、そこは見分けるポイントになるだろうと思う。
水族館で見られるこれらそっくり3種の内、もっともよく見られるのがこのクロハギではないかと思う。
葛西では、個体数は少ないものの、大きく立派な個体(写真のもの)がいる。
そのクロハギによく似ているのがヒラニザだ。
各種を見分けるポイントでもある尾柄部の棘は黒く、目の周りも黄色い。
しかし、このヒラニザ、背ビレや尻ビレの黄色がクロハギやニセカンランハギほど鮮やかではなく、ほとんど黄色に見えない。
また、頭から尾までライン状の模様が全身に入っており、そこがもっとも見分けやすいポイントと言える。
見比べていると、その他の種類よりも幾分体高も低いようで、細長い感じに見える。
余談ながら、食味はこのヒラニザが一番だそうだ。
葛西では、クロハギ同様、個体数は少ないが、比較的大きい個体がいること。それが見えやすい位置をゆったり泳ぐことなどで、しっかり観察できる。
これら3種類の写真を撮るのを頑張っていたら、見たことのないニザダイ類の姿が。
トサカハギに角を生やしたみたいなこの魚は、オニテングハギ。
大きなタマカイやメガネモチノウオが泳ぐ水槽内でも、そこそこ存在感のある大きさ。
でも、さらに大きくなるらしい。
角があるのはオスだけだそうで、葛西にいる1匹はオスということ。
ニザダイ類が目的で出掛けただけに、予期せぬ珍魚が見られたことはラッキーだったなぁ、と。
大型ヒラアジ類、フエダイ類、ブダイ、ベラに続き、今度はニザダイ類。
マニアックに楽しめるのはいいのだけど、種類の多さにそれを覚えるのも大変だ。
水族館の水槽にいる魚しか対象にしてないというのにね…
でも、それらが順調に貯まっていけば、いつの日か、水族館魚類図鑑なんていうのができちゃう… かもね!?
水族館に行っていないワケではないのだけど、とは言えそれも仕事の帰りに簡単に寄れるエプソン品川アクアスタジアムばかり。
いつも見ているエプソン品川の水槽で、目の前を泳ぐクロハギを見てふと思った。
「この類はよく見掛ける割に、ちゃんと見分けることができないなぁ」って。
しかも、結構見掛ける機会も多いせいか、ちゃんと写真を撮ったこともなく、写真もあるようでないような…
特にクロハギ、ニセカンランハギ、ヒラニザの3種類はどれも、体型、体色がよく似ていて、それぞれの特徴をオレがきちんと把握していないこともあるんだけど、正直、どれも同じに見えてしまっていた。
という訳で、これらの仲間をちゃんと撮るため、葛西臨海水族園に行ってきた。
何故、葛西? 見分けが付きにくい3種類が同じ水槽に泳いでいるからだ。
それをわざわざブログにしているのは、自分でも見分け方を整理したかったから。
ちなみに、以下に書いた判別法は、あくまでオレの見分け方なので、魚類学的には正しくないかも知れないので、参考程度に、ってことで。
ニザダイの仲間には、○○ハギという名前が付いていることが多いけれど、同じくハギの名が付くものが多いフグ目のカワハギの仲間とは縁もゆかりもない。ちなみに、ニザダイの仲間はスズキ目だ。
それでは撮影開始。
まずは個体数の多いニセカンランハギから。
体色はやや青みを帯びていて、背ビレ、尻ビレは鮮やかな黄色。
尾ビレは青く、黒い細かいスポット模様が入る。
ニザダイ類の特徴でもある尾柄部の棘は、白いのが特徴。
葛西にいるのは、搬入されて日が浅いのか、さほど大きくないものが中心。
仲間内で追いかけ合いをしていて、写真を撮るにはちょっと厄介。
ニセカンランハギとそっくりなのがクロハギ。
クロハギなのに黒くないじゃーん!! というツッコミはひとまず(笑)
黄色いヒレ、ゴーグル状の目の周りの模様など、ニセカンランハギやヒラニザとそっくりだけど、尾ビレが体色と同様の色をしているので、まず、ここでニセカンランハギと見分けることができる。
ただし、クロハギでも尾ビレは青いものがいるようなので、それだけでは見分け方としては不完全。でも、ニセカンランハギに見られる尾ビレの黒いスポット模様はクロハギにはない。
また、尾柄部の棘は黒いので、そこは見分けるポイントになるだろうと思う。
水族館で見られるこれらそっくり3種の内、もっともよく見られるのがこのクロハギではないかと思う。
葛西では、個体数は少ないものの、大きく立派な個体(写真のもの)がいる。
そのクロハギによく似ているのがヒラニザだ。
各種を見分けるポイントでもある尾柄部の棘は黒く、目の周りも黄色い。
しかし、このヒラニザ、背ビレや尻ビレの黄色がクロハギやニセカンランハギほど鮮やかではなく、ほとんど黄色に見えない。
また、頭から尾までライン状の模様が全身に入っており、そこがもっとも見分けやすいポイントと言える。
見比べていると、その他の種類よりも幾分体高も低いようで、細長い感じに見える。
余談ながら、食味はこのヒラニザが一番だそうだ。
葛西では、クロハギ同様、個体数は少ないが、比較的大きい個体がいること。それが見えやすい位置をゆったり泳ぐことなどで、しっかり観察できる。
これら3種類の写真を撮るのを頑張っていたら、見たことのないニザダイ類の姿が。
トサカハギに角を生やしたみたいなこの魚は、オニテングハギ。
大きなタマカイやメガネモチノウオが泳ぐ水槽内でも、そこそこ存在感のある大きさ。
でも、さらに大きくなるらしい。
角があるのはオスだけだそうで、葛西にいる1匹はオスということ。
ニザダイ類が目的で出掛けただけに、予期せぬ珍魚が見られたことはラッキーだったなぁ、と。
大型ヒラアジ類、フエダイ類、ブダイ、ベラに続き、今度はニザダイ類。
マニアックに楽しめるのはいいのだけど、種類の多さにそれを覚えるのも大変だ。
水族館の水槽にいる魚しか対象にしてないというのにね…
でも、それらが順調に貯まっていけば、いつの日か、水族館魚類図鑑なんていうのができちゃう… かもね!?
2013-07-10 00:04
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