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沖縄美ら海水族館 黒潮大水槽で楽しむ“隠れキャラ”探し [海の魚]

週2回ずつ更新していたこのブログだけど、7月に入ってからすっかりサボってしまって、気づけばもう7月後半。
出版業界は大変な夏だ。
節電の影響(を言い訳)で、締め切りが48時間前倒しされた上、7月半ばの3連休が重なり、いつもより5日も早いスケジュール。
ヒマだった時間は、沖縄に行っていたので、沖縄からそのままバタバタの数週間。
ようやく終わったので、久しぶりの更新というワケ。もうホント、イヤになる!!

夏休みに突入した今時期は、オレにとってはオフシーズンなんだけど、今年は別。
15日に復活オープンしたアクアマリンふくしまに行ってくる予定。また、8月にはリニューアルオープンするサンシャイン水族館に行く予定なので、いつもの夏よりは水族館に行くことになりそう。

でも、今回のブログは沖縄美ら海水族館から。

美ら海水族館といえば、ジンベエザメが泳ぐ国内最大の大水槽を始めとするスケールの大きな水槽が売りであり、魅力でもある。
それらの水槽の中には当然、沢山の魚たちがいるのだけど、すべての種類を網羅するネームプレートが出ていたりするワケではないし、いったいどれくらいの魚が入っているのだろうか?
特に順路の最初に現れる熱帯魚の海水槽なんて、あまりの魚種の多さにそのすべてを追い切ることなんて絶対に無理!!
普通の水族館なら、メインの大水槽になるくらいの大きさがある中に、入り組んだ岩やサンゴでレイアウト。中の魚も3mのオオテンジクザメから数㎝のイシモチやスズメダイまで入っていて、あの水槽だけでも1日は見ていられそうな気がするくらいだ。
まぁ、実際には混雑していて、なかなかそんな気分にはならないのだけど。

一方、美ら海水族館のメインの大水槽、黒潮の海水槽はと言うと、これまた無数の魚が入っているけれど、種類に関しては、何とか追えるような気がしてる。というワケで今回は、黒潮水槽のレア魚。と言っても、珍しいとかそういうことではなくて、たまたまあの水槽に少ししか入っていないという意味ね。

1匹だけしかいない可能性が高いのひとつめがアオチビキ。
IMG_0347.jpg
もともと水族館では見かける機会が少ない(気がする?)魚だが、個人的には箱根園水族館の大水槽にいる個体の印象が強い。
箱根園では水槽の中を、主のような顔して泳いでいるけれど、6倍の容量のある大水槽では、箱根で感じるような威圧感やカッコよさも希薄で、むしろ地味な印象すらある。
大きく力強い魚に見える箱根とは違い、美ら海水族館では小さな普通っぽい魚。
超スーパースターが山ほど泳ぐ水槽では、どうしても存在感が薄くなってしまうようだ。
だから、オレが1匹しかいないと思ってるだけで、実は何匹かいるのかも?
ただ、その数が少ないことだけは間違いない。

どこの水族館でも、大水槽といえば、ハタの仲間がいるのが定番だ。
美ら海水族館でも、やはりどこよりも巨大なタマカイが以前より何匹か入っていたんだけど、今年はそこにカスリハタが何匹か追加されてた。
巨大なカスリハタも、あの水槽では小さく見えるので、個人的には熱帯魚の海水槽にいる個体の方が存在感があって好き。
でも、ここで登場してもらうのは、そのカスリハタではない。
大水槽にはタマカイ、カスリハタ以外にもう1種、クエもいる。
IMG_0898.jpg
こちらは1匹だけしかいないようで、水槽正面の左端と、アクアルーム右端の間あたりにいることが多い。
大型ハタ類は、いかにも南の海の住人な感じがするけれど、クエはサンゴの海というより、本州の黒っぽい岩の周辺に潜んでるというのがオレのイメージ。
だから、南の海の住人が群れ泳ぐ黒潮大水槽にいるのを見ていると、何となく違和感を憶えてしまうのだけど、美ら海水族館にいるということは、沖縄の海にもいるってことなんだろうね。

お次はもう少し南国イメージの魚。しかも、大水槽の中で見つけるのはちょっと大変なミナミイケガツオ。
IMG_0777.jpg
名前にカツオとついているけれど、アジの仲間で銀色の平べったい形をした魚。
尾柄部分にはカツオやマグロにある小離鰭を持っているものの、オレの印象ではナイフフィッシュのような印象のある魚だ。
水族館では印象が薄いのか、あまり見かけないような気がするけど、美ら海水族館以外でも何度か見たことがある。
でも、黒潮大水槽にいるそれは、オレが今まで見てきたものよりも大きい。
とは言え、もともとそれほど巨大な魚ではないようで、それがものすごいインパクトがあるかと言われれば、それほどでもない。
黒潮水槽には以前からいて、何度も見かけてはいるのだけど、水面付近にしかいないため、水槽正面を眺めていても、時々発見できる程度。写真を撮るなんて無理!! という感じ。
個体数もそれほど多くないようで、単独か、他の魚とつるんで泳いでいたりする。
オススメの観察ポイントは、美ら海シアターの観察窓。
ここがもっとも見られる確率が高く、今回の写真もそこで撮ったもの。
しかし、絶対に水面付近を離れないので、ちゃんと撮ることはできなかったけど。

アジと言えば、あの大水槽にはシマアジもいる。
IMG_0910.jpg
大型アジ類は種類、数ともに数多く入っているが、ごく普通のシマアジも少し入っている。
一昨年くらいは、ジンベエザメについている小さい個体を見つけたものだったが、今年は大きなものもいて、それらが育ったものなのかも知れない。
とは言え、カスミアジやロウニンアジと違い、個体数は少ないので探しても見つけにくい。
何せ、あの大水槽だからね。
美ら海水族館で見たとしても、シマアジはシマアジでしかなく、とりわけ大きな感動が得られるということもないのだけど(笑)、クエ同様、南国の海のイメージのないシマアジも探せばいるよ、という話。

最後に大型アジをもうひとつ。
前々からいるだろうなぁ、とは思いつつ、実際にその姿を見たことがなかったのがオニヒラアジだ。
IMG_0905.jpg
ロウニンアジやカスミアジによく似ているので、目の前を通り過ぎても気がつかない可能性が高く、そういう意味ではそれらの種類がいる水族館なら、結構な確率でいたりする“隠れキャラ”なのだ。
今回、あらためて探してみたら、やっぱりいた!!
やはり、余所の水族館で見るよりも大きな個体で、個体数もそこそこの数がいる模様。
オニヒラアジだけの小さな群れも作れるくらいにはいるらしい。
アジマニアの人は是非!!

ひとつ前のブログにも書いた通り、オレの目的はマンタの出産シーンだったため、その目的が潰えてしまうと、もうすることがないワケですよ。
だから、大水槽の中で、“隠れキャラ”探しをしていたんだけど、普通はジンベエザメとかマンタを楽しむための水槽だし、それで十分楽しめるはずなので、それだけで飽き足らない人は、こんな魚もいるよ、ということで、“隠れキャラ”探しを楽しんでみてください。
それにしても、今回のブログ、地味だなぁ~(笑)
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コメント 2

pomu.

締め切りの48時間前倒しってすごいですね!Σ(゚Д゚;)
夏休みの宿題をするのは最後の1週間だったわたしならば
そんなことを言われたら間違いなくアウトになってしまいます

この夏はアクアマリン、サンシャインとふたつの水族館が復活するので
なんだかおめでたい感じがしますねぇ♪
わたしも新サンシャインに行ってみたいです
もうちょっと涼しくなってから……

あれだけ通っている竹島水族館でも魚の名前が分からないわたし
美ら海水族館に行ったら「わぁ 魚がいっぱいおる……」とざっくりした感じになってしまいそうです

オニヒラアジは、「うむ これはロウニンアジ」と思ってしまう自信があります(笑)
by pomu. (2011-07-20 18:16) 

ミストラル

>pomuさん

まったく酷い話です。
昔から感じていたんですが、印刷屋っていうのは何であんなに殿様商売なんだろうなぁ、って。
夏休みの宿題は2学期が始まってから手を付けてたオレですから、ホント、しんどかったです。

ざっくりした感じは、美ら海水族館の正しい楽しみ方だと思います。
竹島水族館だからこそ、1匹ずつの表情まで楽しめるワケで、
目的もなく美ら海水族館に朝から晩まで、しかも4日も通ったワケですから、こんな魚でも探してないと、時間が過ぎないのですよ。
ある意味、贅沢な楽しみ方ですけど(笑)
by ミストラル (2011-07-21 23:55) 

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