SSブログ

南知多ビーチランド(愛知) [水族館インプレッション]

先日行った赤塚山公園ぎょぎょランドで、愛知県の水族館はすべて回り終えたことになるんだけど、以前使っていたパソコンのトラブルで4年前に行った南知多ビーチランドの写真を消失。そのお陰で、実際は回り終えているのに、どこか達成できていない気がしてた。
最後にひとつ残したぎょぎょランドにも行ったことだし、仕事で愛知に、それも南知多ビーチランドのすぐ近くまで行く機会もあったので、久しぶりに行ってきた。

以前行った時は2月頃だったんだけど、緑眩しい5月の知多半島はとても素敵な場所だった。
例によって天候には恵まれず、雨が降っていたけれど、緑と水に溢れた周辺の景色は、生命感に溢れているようで、どこを見てもとても綺麗。住むには少々(かなり?)不便そうだけど、ちょっと住みたいと思ったくらい。
人口の多い大都市の名古屋から電車で1時間程度来ただけで、こんなに綺麗な場所があるなんて、愛知県を見る目が変わったかも?
IMG_0702.jpg
話は戻って、久しぶりの南知多ビーチランドは、ある部分では以前と変わらず、そしてまたある部分はオレの記憶とは大きく変わっていて、その両面で楽しませてもらった。

以前と変わっていなかった部分。
それは入り口横にある池にいる3羽のペリカンたち。
IMG_0698.jpg
餌をもらおうと寄ってくるだけなんだけど、歓迎してくれてるみたいな気分にさせてくれる。今回は傘とカメラで両手がふさがっていたので、餌を与えることはしなかったけど。あっ、そういえば、以前は2匹で100円だった餌の値段が1匹単位の値段に変更されてて、3羽に与えやすくなってた。

そのまま正面にそびえる水族館棟に入るのだけど、以前来た時は工事中だった部分に、お土産もの店と、沈船をかたどった小部屋ができていて、その中にサンゴ礁の魚たちを展示した水槽が並んでいた。
IMG_9124.jpg
サンゴ礁の水槽にしては、ちょっと暗めなものが多いんだけど、ネームプレートを自分で引き出すような作りになっていたり、水槽も横からだけでなく、上から眺めるものがあったりなど、なかなか面白い作り。小さい子なんかには中の魚よりも、そんな部分の方がより楽しめるのだろう。
また、その奥にはいくつか観察窓が並んでいて、ショープールが下から見られるようになっている。ショーに登場するイルカたちを水中から眺めることができるのだ。ここも前に来た時は工事中だったので、初めて見る場所だった。
一方、その反対側にある大水槽は以前来たときと変わっていなかった。
大型アジ類とゴマフエダイ、スギなど暖かい海の大型魚が群れ泳ぐ1000tの水槽には、魚をかき分けて泳ぎ回る2頭のスナメリがいるのがここならでは。
ここにいるスナメリはどちらも結構大きめだが、それでも大きなロウニンアジやスギなどとそれほど変わらない大きさ。
まわりが賑やかなこともあってか、いつも忙しそうに泳ぎ回っていて、スナメリをじっくり観察したい人は残念に思うかも知れない。まぁ、見ていて楽しそうではあるんだけど。

水族館棟を出ると、オウサマ、ジェンツーの亜南極ペンギンが暮らすペンギン館があり、そこを抜けると広い中庭へ出る。
その中庭こそ南知多ビーチランドの真骨頂。
中庭を取り囲むようにイルカ、セイウチ、アザラシ、トドのプールがあり、中央にはフンボルトペンギン、ウミガメ、イルカのプールが並ぶ。
ここでは動物たちに餌を与えたり、触ったりすることができる。ふれあいNo.1と謳うだけあって、ほとんどの動物に触れることができるのもこの水族館ならではだ。
もちろん、触れる時間は決まっているのだけど、
IMG_9225.jpg
動物との距離が近い。特にペンギンやウミガメはプールの縁が低く、また、お客が餌を与えられることもあって、積極的にこちらに近寄ってくる。流石にウミガメはプールの縁に沿って金網が巡らされているが、ペンギンは手をちょっと伸ばせば、いや、伸ばすまでもないくらいの距離にいて、顔のドアップ写真なんかも簡単に撮れてしまう。手を出せばペンギンに届くことは間違いないが、実際にそれをすると間違いなく噛まれたり、つつかれたりするのでご注意を(笑)

中庭はとても楽しい気分にさせてくれるが、それと同じくらい、それ以上に楽しい気分になれるのがイルカショーだ。
イルカショーは屋外のショースタジアムで行われるものと、屋内観覧席で見学する との2つがあるが、オススメはやはりスタジアムの方だ!!

イルカショーはアシカショーと2部構成になっていて、アシカ→イルカの順番で登場する。そこで披露される技については、驚くようなものはないんだけど、このショーがものすごく楽しいものに感じる理由はふたつ。
ひとつは、プール。
このショープールは縁が浅瀬のような作りになっていて、観客席との間には柵など隔てるものがない。実際の広さ以上に広々と感じさせてくれるだけでなく、動物との距離感も近く感じる。たかが柵やアクリルパネルがないだけなんだけど、効果はそれ以上なようで、余所の水族館のショープールにはない感覚なのだ。
また、その浅瀬にはイルカやアシカもやってくる。文字通り、手を伸ばせば届いてしまいそうな距離までだ。それがふたつめの理由でもある。
イルカたちは流石に浅瀬までしかやってこないが、アシカたちは観客席の中までやってくる。初めて行った時、自分の目の前をアシカが横切っていった時、ものすごくビックリしたことを憶えている。
鳥羽や二見のセイウチショーなど、動物がすぐ目の前までやってくるショーは珍しくはないけれど、ステージからプールを泳いでスタジアムの客席までやってくるというのは、やっぱりすごいんじゃないかと思うのだ。
IMG_9417.jpg
イルカは観客席までは来てくれないが、浅瀬までには何度かやって来て、その前後やジャンプした時などに盛大に水を飛ばしてくる。イルカたちもそれを積極的にやってくる。でも、それすらも楽しんでしまいたくなるような雰囲気なのだ。

イルカショープールの周りは綺麗に整備され直していて、オレが以前行った時とは変わっていた。きっと、ショープールの浅瀬も、オレが以前行った時よりも後に作られたものだろう。でも、客席との間仕切りのないプールは、想像以上に素敵!! 水をかぶるかも知れないけれど、できるだけ前の方の席で見て欲しいショーだと思った。

明るくて(オレが行った日は雨で暗かったけど)、楽しい場所。南知多ビーチランドはそんな印象の水族館だ。
動物を触りたい人はもちろんだが、水族館を楽しみたい、楽しい水族館に行きたい、なんていう人にはとてもオススメだ。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

pomu.

生き物が歓迎してくれるかのように寄ってきてくれると嬉しいですよね~
たとえそれが「エサくれ」ってだけでも
「かわいいやつめ♪」って思ってしまいます

ネームプレートを自分で引き出す作りっていいですね
引き出しを開けるのが大好きなわたし……
あらがえない魅力を感じてしまいます

ショーもすごく楽しそうですねぇ
今月いっぱい使える割引券を知人からもらっているので
できれば行きたいです^^
by pomu. (2011-06-19 16:14) 

ミストラル

>pomuさん

寄ってきてくれるのは嬉しいんですが、餌をくれないと分かった瞬間、
急激によそよそしくなるヤツらの現金さも笑えます。

レッグダイブ(沈船の熱帯魚展示コーナー)は朝一だとすべてのパネルが閉じているので、開け放題ですよ(笑)
普通の時間帯なら、1度、閉じる所から楽しめますよ!?

ショーとかペンギンとか、海獣類が楽しい水族館です。
割引券があるなら、是非!!
by ミストラル (2011-06-20 19:48) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0