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超水族館ナイトと「おたる水族館のいきものたち」 [雑談]

先週の土曜日(6/11)にお台場で開催された、「超水族館ナイト」というイベントに行ってきた。以前、このブログでも紹介したことがあったけれど、水族館プロデューサー中村元氏によるトークショーで、今回で9回めになるらしい。
イベントはそこで話される中村氏による話ももちろんながら、オレにとっては情報収集の場でもあるので、いろいろ得るものがあり楽しいのだけど、今回はそれに加えて、会場で販売されていた「おたる水族館のいきものたち」という写真集を買うことも大きな目的だった。
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この写真集は当日の話し手でもあった、おたる水族館スタッフ、神前さんの作品。
神前さんは、トドやアザラシの飼育やトレーニングを担当するスタッフでありながら、プロ級のウデを持つカメラマンでもある。いや、写真集という形で社会的に認められたのだから、もうプロと言うべきかも知れない。
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作者の神前さん。オレの買った写真集にサイン中(笑) プレミア物になるかな?

写真集は700円という手の出しやすい価格で、判型(本のサイズ)も縦横180㎜前後と小ぶり。中のレイアウトや構成も含めて、小さい子供でも見やすいものとして企画、製作されたのだろう。
個人的には、ひとつひとつの写真をもっと大きなサイズで見られる、大きな判型の写真集が欲しかったなぁ、と。
その分、価格は高くなってしまうかも知れないけれど、オレとしては子供によりも、普段の生活に忙殺されてる大人にこそ見て欲しい写真だと思うから。

でも、これって本当に凄いことだと思う。
出版までの経緯は、趣味で撮った写真をブログで公開していたら、出版社から声がかかったというものらしいんだけど、それだけの説得力が写真にあったということ。
そもそも、写真集なんて、アイドルとかヌードとかでもない限り、なかなか企画が通りにくいのだ。
市場規模も小さく、広告収入も入らない。しかも、動物の写真集なんて、それこそ失敗作が山ほどある中で、この写真を世に出したいと編集者なり出版社に思わせたってことなんだからね。
そんな部分に関しては、オレもものすごく刺激を受けたし、専業ライター歴11年にして、未だ著名著書を持たないオレからすると、ちょっとジェラシーを抱いたくらい(笑)

でもね、そんな風に思わせてしまう神前さんの写真はやっぱりいいんだよね。
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技術的な部分はもちろんだけど、ものすごいセンスを感じさせる。
何がいいって、神前さんの撮る写真には、ストーリーがある。
たった1カットの写真の中に、その前後に起きることが見て取れたり、そこに映った被写体が何かを語りかけてくるような、そんな作品ばかりなのだ。
写真集の中の写真はもちろん、ブログに並ぶ写真も同じようなものを感じさせてくれる。
ブログ
http://sensuibaka.exblog.jp/
それこそが神前さんならではのセンスだったり、感性の賜物だったりするんだろうけど、もしオレが、同じだけのテクニックと機材を持っていたとしても、絶対に真似することはできない。
加えて驚きなのは、神前さんが本格的に写真を始めたのは、ホンの数年前のことらしい。
やっぱりこれは、才能がモノを言ってるんだろうね。

ちなみに、神前さんの写真集はおたる水族館、紀伊國屋書店小樽店、小樽市総合博物館本館(手宮)ミュージアムショップ、雑貨ショップvivre sa vie + mi-yyuなどで買える他、http://otarusanpo.exblog.jp/13393489/(版元のブログ)
でも買えるようです。

ものすごく宣伝してるようですが、1円ももらってないですよ(笑)写真集もちゃんと買ったし。
でももし、このブログの影響で写真集が売れたら、ジュースくらいおごってくれるかも?

そんな神前さんから聞いた、おたる水族館の情報も少々…
写真集を眺めているだけでも、ものすごく行きたくなってくるのだけど、ちょうどこれからの時期(6月中頃~7月中頃)はトドの出産シーズンなんだとか。
つまり、小さくて可愛いトドの仔を見られる(すでに生まれている仔もいるらしい)ということ。
また、魚類では、おたる水族館でしか見られないホッケの幼魚(通称・青ボッケ)が見られるとのこと。
ホッケの幼魚はスカイブルーの体色をしていて、ものすごく綺麗。
繁殖が難しいので、これが見られるのは5月中頃以降~のおたる水族館だけだそう。

今以外のオススメの季節は、アザラシが目的なら3月中頃~4月初め頃がいいらしい。
その時期は、アザラシの出産シーズン。
白い毛をまとった可愛い仔アザラシが見られるだけでなく、運が良ければ、その出産シーンにすら遭遇できることもあるとか。
仔アザラシもさることながら、おたる水族館には70頭ものアザラシがいるそうで、また、そこでしか見られない種類もいたりするので、それだけでも行ってみたくなるよね!!

9月末から10月初旬頃には、「おたる水族館のいきものたち」の表紙にもいる真っ赤に色づいたベニザケの成魚も見られるそうだ。
これはおたる水族館ならではの展示ではないようだけど、おたる水族館など北海道の水族館でしか見られないものであることは間違いない。
オレ的には、それら北の海の生き物たちに加え、北海道唯一のシノノメサカタザメとか、他にも行きたい理由はいろいろあって、前々からもっとも行きたい水族館のひとつだったのだ。しかも今回は、水族館ナイトから帰る際に、神前さんに向かって「じゃあ、次はおたるで!!」なんて調子に乗ったことを言ってしまったので、行かなくちゃいけないだろうなぁ、と(汗)
今年からは冬期期間も営業するとのことで(ただし、海獣公園は高波の影響などがあることから、冬期期間は入れないそうです)、季節を問わず行けるようになったことだし、今年中のどこかで、おたる水族館まで行ってこようと思います!!

水族館ナイトに関しても、リニューアルオープンしたばかりのサンシャイン水族館(8/4オープン)で8/8~8/10の3夜連続で開催されるとのこと。
こちらは水族館の入館料のみで、トークショーそのものは無料なんだとか。
詳細は
http://blogs.yahoo.co.jp/kapaguy/60686304.htm
このブログの影響で参加者が増えたとしたら、中村さんからもジュースをおごってもらえるかも知れないので、時期的に行けるかどうかは微妙だけど、オレも行こうと思ってます!!(笑) 
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コメント 4

中村 元

ジュースおごりますw。

いつもお越しいただき、ありがとうございます。
サンシャイン、オープンまでドキドキですわ。。。
by 中村 元 (2011-06-15 02:12) 

pomu.

ぉぉ~ 行ってこられたのですね!
サイン入りの写真集、いいですねぇ

神前さんの写真を見ていると、生き物たちが「生きて」「思って」「感じて」いることを再認識します
「ひょっとしたら、頑張ればこのコたちと会話できるんじゃない?」っていう気がしてくるんですよね~
とても魅力的です^^


by pomu. (2011-06-15 13:45) 

ミストラル

>中村さん

マジですか!! それは微力ながらプロモーションのお手伝いしなくちゃ!! ですね(笑)

でも、検索ワードがサンシャイン水族館でこのブログに来てくれる人もかなり多くて、関心や人気が高いことにオレ自身も驚かされています。

それでもやはり、プロデューサーという立場だと、ドキドキするものなんですね!!
オレやオープンを待ち望んでいる人たちをドキドキさせてくれる水族館であることを期待しています!!

by ミストラル (2011-06-15 23:07) 

ミストラル

>pomuさん

おおっ!! ご無沙汰です。お元気でしたか?

4月に発売された時に買うのを我慢して、本人を目の前に購入してきました。
お陰で作者自らのサイン入りになりました!!

水族館でアザラシやトドを見ていても、寝ていたり、スイーッと泳いでいるくらいの印象しかなくて、正直、あまり面白いものだとは思ってないのですが、
神前さんの写真を見てると、ホント、1頭ずつ個性があるんだなぁ、みたいに思わされます。
水族館で生きたの見てるより、楽しいのかも、みたいに思ってしまいます(笑)


by ミストラル (2011-06-15 23:10) 

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