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新生・竹島水族館(愛知) [水族館インプレッション]

昨年、初めて足を運んだ蒲郡の竹島水族館。
想像以上の密度と、あまりに綺麗な水槽や中の魚に驚き、大きな満足度を得ることができたという話は、昨年、このブログでもレポートした通り。
歴史ある水族館だけに、見えない部分の老朽化はかなり進行していたらしく、特に老朽化が著しかった円柱形の水槽を中心に、リニューアルが図られた。
リニューアルの内容などについては、同館スタッフのK学芸員がブログや、水族館ナイトなどで発信しており、オープンするより前から期待を高めてくれていた。

3月10日のオープンには間に合わなかったものの、3月の末に行ってきた。
オレが行った2日前にオオワニザメが搬入(4/9のブログを参照)されており、個人的にはそれが何よりのトピックスになってしまったが、ちょうど春休みシーズンと重なっていたこともあって、館内はビックリするほど混雑していた。
きっと、それこそがリニューアル効果なのだろう。

リニューアルされたのは、かつて円柱形の水槽があった周辺が中心。
撤去された円柱形水槽に代わって、比較的大きめのタッチングプール“さわりんプール”と、小さな生き物を展示するための水槽群“竹水の小窓”が新設されたのが最大の変更点。それ以外にも柱の色が塗り代わっていたり、ウミガメがいたプールが磯の小魚に変更されていたり、既存の水槽でもメンバーチェンジや展示換えがなされた様子だった。
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磯水槽になった、元ウミガメプール

竹島水族館といえば、深海生物なのだけど、新しいさわりんプールも、深海の生き物に触れるタッチングプールとされている点こそが最大のトピックス。一部深くなった部分には、何と!! 大きめのタカアシガニまで入ってる。
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もちろん、それも触ることができる。
それ以外にも、トゲトゲのイガグリガニやオオグソクムシ、ナヌカザメなんかも入っていて、そのすべてに触ることができるのだ。
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いかにタカアシガニやナヌカザメと言っても、目をつぶって触れば普通のカニやサメと大して違わないが、水温の冷たさによってそれらが暮らす深海をよりリアルにイメージできるというところが、一般的なタッチングプールでは味わえないこのプールならではポイントだと思う。それに、上がオープンになったプールで水を冷やし続けるのは、それなりに費用もかかっているゴージャスさ? にも注目なのだ。
オレ自身は生き物を触りたいという欲求が低いので問題はなかったけど、子供たちにはやはりたまらないものだったようで、プールは常に大勢のガキンチョたちに取り囲まれ、触りたかったとしても、ほとんど近づけなかったほどだ。

また、さわりんプールの脇に設置された小窓水槽の中にいるのも、珍しい深海生物ばかり。エビやカニなど小さな甲殻類が中心なので、それらに関する知識がまるでないオレは、目の前に並んだものがどれほど貴重でスゴイものなのか見当もつかないのだけど、その筋のマニアが見れば、きっと鳥肌ものの展示なんだと思う。
この小窓水槽、結露防止のために正面のガラスが2重になっていたりと、ちゃんと見せるべきものをどう見せるかがちゃんと考えられてる。IMG_7368.jpg
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こんな生き物たちが展示されている。これらがどれほど凄いものなのかはオレには分からない(笑)

でも、水槽正面に明るいアシカショープールの出入り口があるため、明るい外光が映り込んでしまうので、写真撮影はかなりキビしい。加えて、2重ガラスのため、手前はどうにかできたとしても、奥はどうしようもなく、オレやカメラが写り込んだ写真ばかりだった。写真を撮りたい人は服装や小道具など要工夫!! 幸い、小さい水槽なので、それほど大袈裟な装備でなくても、映り込みを何とかすることが可能なはずだ。

ちなみに、さわりんプールや小窓水槽は、深海の漁期を過ぎる夏場には、地元、三河湾の生き物にとって代わられる予定らしい。つまり、タカアシガニなどの深海生物を触れるのは期間限定。もちろん、冬場になればまた復活するはずだが、今まさに旬の水槽だけに、早めに行って楽しんでくることをオススメする。

竹島水族館では、リニューアルに伴い、今年度の入場者数を大幅に上方修正することを公約として発表している(達成されないと男性スタッフが全員、頭を丸めるそうです!!)が、あの盛況ぶりを見る限り、クリアは堅いのでは、みたいに思った。

オレとしても気になる点があったので、その確認の意味でもまた行きたいなぁ、と。
できれば、さわりんプールが深海仕様の間に、と思っていたんだけど、これを書いている翌日、タイミングよく竹島水族館の近くで仕事が。でも、間に合うかなぁ?
行けたら行けたで、16万人の達成に貢献してこようと思います!!
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