赤塚山公園ぎょぎょランド

現在進行形で進めている全国水族館めぐり。関東近県と静岡はひと通り終了し、愛知県もあと1件を残すのみとなっていた。
竹島水族館のリニューアルに合わせて、そのひとつ残していた赤塚山公園ぎょぎょランドに行ってきた。
これで愛知県は終了。だけど、4年前に行った南知多ビーチランドの写真をパソコンのトラブルですべて失ってしまったから、そこだけはもう1度行く必要があるんだけどね。

ぎょぎょランドはその名の通り、赤塚山公園という大きな公園の付属施設で、近くを流れる豊川の魚を中心にした展示を行っている。
主に地元の市民を対象にした施設のようで、最寄りの豊川駅からも遠く、クルマ以外の交通手段で行くのは少々面倒くさい。豊川駅からはバスで20分くらいで行けるのだけど、そのバスがビックリするほど本数が少なく、仕方なくタクシーに乗ってしまった。ちなみに、豊川からは2000円くらいだった。

目的の水族館は公園事務所の建物の中にあった。隣にはうさぎやヤギなどと遊べるアニアニまあるというミニ動物園まであって、散歩のついでに魚を見に行ったり、子供を連れて出掛けるにはピッタリな感じ。しかも、驚いたことに入園は無料!!
規模は大きくないとは言え、そこそこ大きな水槽もあり、無料で見られる展示にしては十分以上のボリュームがある。

先にも書いたように、展示されているのは地元の豊川（川の名前の場合はとよがわと読むらしい）に生息するもの。
そのため、別段珍しいものがいるワケではないのだけど、地元の子供が見に来る施設だと考えれば、むしろ馴染みのある生き物の方が楽しいはず。
最初の大きな水槽にいるのが、カメやスッポン、コイやフナなどのありふれたものとされているのも、そういう事情からなのだろう。でも、少し意外だったのは、それらの中にオオウナギやナイルティラピアなど、温かい水温を好むものがいたこと。温排水などの影響がある川なのかも知れない。

その先は、2Fに至るスロープに沿って、中流、上流の魚たちが展示されているのだけど、ここの水槽がなかなか立派なのだ。
中を泳いでいるのは、やはり馴染み深い日本の淡水魚なのだけど、幅も高さもゆったりとられた水槽は、小さな子供からすれば見上げるような大水槽だ。その中を、淡水魚たちがのびのびと泳いでいる様は、眺めていても気持ちがいい。

2Fには外国産の淡水魚を展示した小部屋もあって、小さめな水槽にこれまた一般的な熱帯魚が並んでいる。
1水槽1種類が基本になっているようで、加えて、水槽が整然と並んでいることもあって、熱帯魚店のような雰囲気に感じた。
外国産の魚は、ここの他に、入館してすぐの所にもレッドテールキャットやコロソマなどが泳ぐ円柱形の水槽がある。

淡水魚の水族館だが、マニアックな所はないし、その他の淡水魚水族館と比べると見劣りがする部分もあるけれど、市外、県外の人間でも無料で楽しめる施設であることを考えれば、非常に充実した展示と言っていい。
公共交通機関を使って行くにはちょっと不便だが、何かのついでに近くまで行った時には、立ち寄ってみて欲しい施設だ。特に、今時期は隣接する公園もとても気持ちが良さそうだし、のんびりするついでに魚を見学する、なんていう週末もいいんじゃないかと思う。

タグ：水族館 赤塚山公園ぎょぎょランド

コメント 2

何度か行ったことがありますが、無料なのが嬉しいです
ぎょぎょランドを見て、動物たちを見て
噴水のところで遊ぶ小さな生き物（ヒト）を見て
散歩道をぐる～っと回って……自然や動物の観察を堪能できますね

また行ってみなければ＾＾
by pomu. (2011-05-18 09:14) 

>pomuさん
無料はビックリですよね。
チケット売り場を何度も探してしまいましたもん（笑）
中に入ってからも、「お金払え～」って言われるんじゃないかって、
しばらくどきどきしてました。

噴水は水も流れてなかったし、誰も遊んでませんでしたけど、
隣の動物園にいた子豚がすごく可愛かったです!!
ああいう公園が近くにあるといいですよね。
by ミストラル (2011-05-19 10:09)