沖縄美ら海水族館の気になるサメ・その1 [サメ]
せっかく夏休みシーズンが終わったというのに、少し前に1ヶ月半ぶりにエノスイに行ったくらいで、なかなか水族館に行けてない。
行きたい気持ちもあるし、行く時間もあるのだけど、残念ながらものすごくお金がない。
なかなかうまいこといかないなぁ。
というワケで、今回も沖縄の話。9月に入って週1の更新ペースに戻そうと思っていたのだけど、来週は更新できなさそうだから、ここでひとつアップしておく。
このブログにはあまり登場しないけれど（笑）、美ら海水族館といえばジンベエザメ!! というイメージが広く、深く浸透している。
そこでしか見られないワケではないのに、美ら海水族館の代名詞的存在となっていることは間違いない。とは言え、3匹も泳いでいるのはここだけだけどね。
その3匹のウチの1匹が、メスの個体に交換されたことをご存じだろうか？
以前は3匹すべてがオスだったが、水槽内繁殖を視野に入れた個体交換とのこと。
新しいメス個体は小さく見えるが、それでも5.8mもあるとのこと。額面通りの大きさに感じられないのも、あの水槽の凄さってことなんだろう。
余談だが、海遊館の2匹、かごしま水族館の個体もすべてオスなので、現在、水族館で見られるメスのジンベエザメはこの個体のみ（以布利センターで飼育中のものを除く）なので、そういう意味では貴重かも知れない。
ちなみに、8/11のブログに登場させた写真の個体も、この新入りのメス個体なのだ!!
新入りを見つけるのはものすごく簡単で、コバンザメなどの取り巻きがいない、もしくは少ないのがそれ。
後の2匹はお腹が真っ白なのに、新入りは汚れのような模様があるのも特徴だ。
以前、海遊館に2匹目が搬入された直後に見た時もそうだったんだけど、新入りは人（魚）望？ がないのか、コバンザメとか、周りに群れるアジ類などがつかないようなのだ。
もちろん、しばらくすれば集まってくるのだろうけど、魚の世界でも“何か”があるんだろうね。
黒潮大水槽のサメをもう1匹紹介しよう。それもこのブログらしいヤツをね（笑）
それがこのカマストガリザメだ。
水族館に到着し、ナンヨウマンタの観察を始めた時、ふと、1匹のメジロザメの姿が目に入った。小さい（水槽が大きすぎる）のですぐに見失ってしまったが、黒潮大水槽にはメジロザメなどの積極的な捕食性のサメは入っていないはずなのだ。
再びその姿を見つけた。顔は小さく尖っていて、それでいて体つきはマッチョ。ちょっと寸詰まったようにも見える。
ツマグロか？ いや、ツマグロにしては頭が尖っているし、マッチョすぎる。ヤジブカのようにも見えるけれど、あの巨大な背ビレがない。
黒潮探検のガイドツアーに参加した時、前日にナンヨウマンタのことを聞いたスタッフさんがガイドにいたので、種類はもちろん、どうしてこの水槽に入っているのかなど、気になることを質問してみた。
「メジロザメ？ よく見つけましたね。あれはカマストガリザメです」
カマストガリザメ。もちろん、見るのは初めて。外見での種類同定が困難とされるメジロザメだけに（同じような姿形のものが多いから）、初めてなのに感動も薄い（笑）
予備水槽で飼育されていたものだそうだが、成長に伴い体にスレ傷が目立つようになったため（水槽が狭く、壁面に擦ってしまうため）、暫定的に黒潮大水槽に移されたものなのだとか。
メジロザメ類はやはり混泳魚を襲う率が高いようなので、大水槽での生活はあくまで暫定措置らしい。その先は未定とのことなので、興味がある方は早めに見に行った方がいいのかも!?
たった1匹で、1m程度？ の大きさなので少々見つけにくいが、水槽の向かって右側、水槽の上の方を泳いでいることが多かったので、その辺りを集中的に探せば見つけられると思う。
本来はバックヤードツアーのはずなのに、2名いるガイドスタッフのひとりをオレが独占するみたいな形になってしまったけど、そのお陰でいろいろ聞きたいことも聞くことができた。まぁ、あの水槽やサメ、エイを前にすると、聞きたいことは次々と湧き出てくるから、一応、遠慮はしてたのだけど…（笑）
オレの質問にいろいろ答えてくれたスタッフさんは、とても感じよく丁寧に教えてくれたので、そんな部分でも美ら海水族館、好印象です!! ありがとうございました。
行きたい気持ちもあるし、行く時間もあるのだけど、残念ながらものすごくお金がない。
なかなかうまいこといかないなぁ。
というワケで、今回も沖縄の話。9月に入って週1の更新ペースに戻そうと思っていたのだけど、来週は更新できなさそうだから、ここでひとつアップしておく。
このブログにはあまり登場しないけれど（笑）、美ら海水族館といえばジンベエザメ!! というイメージが広く、深く浸透している。
そこでしか見られないワケではないのに、美ら海水族館の代名詞的存在となっていることは間違いない。とは言え、3匹も泳いでいるのはここだけだけどね。
その3匹のウチの1匹が、メスの個体に交換されたことをご存じだろうか？
以前は3匹すべてがオスだったが、水槽内繁殖を視野に入れた個体交換とのこと。
新しいメス個体は小さく見えるが、それでも5.8mもあるとのこと。額面通りの大きさに感じられないのも、あの水槽の凄さってことなんだろう。
余談だが、海遊館の2匹、かごしま水族館の個体もすべてオスなので、現在、水族館で見られるメスのジンベエザメはこの個体のみ（以布利センターで飼育中のものを除く）なので、そういう意味では貴重かも知れない。
ちなみに、8/11のブログに登場させた写真の個体も、この新入りのメス個体なのだ!!
新入りを見つけるのはものすごく簡単で、コバンザメなどの取り巻きがいない、もしくは少ないのがそれ。
後の2匹はお腹が真っ白なのに、新入りは汚れのような模様があるのも特徴だ。
以前、海遊館に2匹目が搬入された直後に見た時もそうだったんだけど、新入りは人（魚）望？ がないのか、コバンザメとか、周りに群れるアジ類などがつかないようなのだ。
もちろん、しばらくすれば集まってくるのだろうけど、魚の世界でも“何か”があるんだろうね。
黒潮大水槽のサメをもう1匹紹介しよう。それもこのブログらしいヤツをね（笑）
それがこのカマストガリザメだ。
水族館に到着し、ナンヨウマンタの観察を始めた時、ふと、1匹のメジロザメの姿が目に入った。小さい（水槽が大きすぎる）のですぐに見失ってしまったが、黒潮大水槽にはメジロザメなどの積極的な捕食性のサメは入っていないはずなのだ。
再びその姿を見つけた。顔は小さく尖っていて、それでいて体つきはマッチョ。ちょっと寸詰まったようにも見える。
ツマグロか？ いや、ツマグロにしては頭が尖っているし、マッチョすぎる。ヤジブカのようにも見えるけれど、あの巨大な背ビレがない。
黒潮探検のガイドツアーに参加した時、前日にナンヨウマンタのことを聞いたスタッフさんがガイドにいたので、種類はもちろん、どうしてこの水槽に入っているのかなど、気になることを質問してみた。
「メジロザメ？ よく見つけましたね。あれはカマストガリザメです」
カマストガリザメ。もちろん、見るのは初めて。外見での種類同定が困難とされるメジロザメだけに（同じような姿形のものが多いから）、初めてなのに感動も薄い（笑）
予備水槽で飼育されていたものだそうだが、成長に伴い体にスレ傷が目立つようになったため（水槽が狭く、壁面に擦ってしまうため）、暫定的に黒潮大水槽に移されたものなのだとか。
メジロザメ類はやはり混泳魚を襲う率が高いようなので、大水槽での生活はあくまで暫定措置らしい。その先は未定とのことなので、興味がある方は早めに見に行った方がいいのかも!?
たった1匹で、1m程度？ の大きさなので少々見つけにくいが、水槽の向かって右側、水槽の上の方を泳いでいることが多かったので、その辺りを集中的に探せば見つけられると思う。
本来はバックヤードツアーのはずなのに、2名いるガイドスタッフのひとりをオレが独占するみたいな形になってしまったけど、そのお陰でいろいろ聞きたいことも聞くことができた。まぁ、あの水槽やサメ、エイを前にすると、聞きたいことは次々と湧き出てくるから、一応、遠慮はしてたのだけど…（笑）
オレの質問にいろいろ答えてくれたスタッフさんは、とても感じよく丁寧に教えてくれたので、そんな部分でも美ら海水族館、好印象です!! ありがとうございました。
2010-09-18 00:04
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コメント(2)
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そういえば「美ら海といえばジンベエとマンタ！ ジンベエとマンタといえば美ら海！」というイメージが強いです
海遊館なんかでも見られるのに、すっかり刷り込まれてしまいました(笑)
カマストガリザメ……初めて聞く名前です
「カマス」で「トガリ」 もう尖りまくりな感じですね
スタッフさんのお一人を占有してしまわれましたか
「申しわけないなぁ」と思いつつ、いろいろな話を聞かせてもらえると嬉しいですよねー！
by pomu. (2010-09-18 21:58)
>pomuさん
不思議ですよね。
ジンベエザメなんて、今や美ら海水族館以外でも3カ所も見られる水族館があるというのに、圧倒的に美ら海水族館を象徴する生き物になってますよね。
美ら海水族館ができる前から、沖縄海洋博公園で飼われていたのに、当時はそれほど有名じゃなかったことも不思議です。
カマストガリザメはご覧の通り、顔は尖っているんですが、
カマスのイメージは…？ です。
水族館のスタッフ氏を占有してしまうことはよくあるんですが…（汗）
確かに、得した気分になります（笑）
そこで得られた話は、このブログの元ネタになってたりします。
by ミストラル (2010-09-19 16:32)