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なかがわ水遊園のナマズたち [淡水魚]

なかがわ水遊園のアマゾン水槽、アクアコリドールが魅力的なのは、“アマゾン基本5種”だけでなく、主役を引き立てる大小様々な魚が入っているから。
そこまでは前のブログにも書いた通り。
だが、魚好きとしては、その魅力的な水槽を構成している1匹1匹のメンバーの素晴らしさにも注目したい。

アマゾン水槽に限らず、水族館ではどんな魚でも、比較的脂肪分の高いアジなどの切り身、冷凍魚などが餌として用いられていることが普通だ。しかも、混泳水槽では、すべての魚に行き渡らせるため、また、水槽内での食い合いを抑えるために、多めに給餌される。
魚たちは餌を必然的に食べ過ぎてしまうことになり、醜いメタボ体型になってしまうのだ。アマゾン水槽の魚たちは特にその傾向が強く、水族館で見るものは体型が不格好に崩れてしまっているものが少なくない。

同じ種類を他の水族館で見かけると、パンパンに太ってはち切れんばかりで、カッコよさを感じられることは少ない。
でも、なかがわ水遊園(アクアコリドール)の魚たちは、比較的綺麗な体型を維持している。
特に8種類(プレコを除く)いる大型ナマズたちの体型は驚異的だ。

特に、この水槽のナマズのボスと思しき1.5mほどのピライーバ。
もともと、メチャクチャカッコいい魚のひとつだが、ここにいる個体は飛び切りだ。
あまりのカッコよさにドキドキしてしまって、我を忘れてしまったほど。
どうしたらいいか分からなくなって、カメラを持ったまま、チューブトンネルの中をウロウロしてしまった。
IMG_0218.jpg

それからオキシドラスにも注目だ。
あまり動かないくせに、餌だけはメチャクチャ食べるので、すぐに太ってしまう魚なのだが、ここにいる2匹はどちらもスマート。
しかも、結構よく動く。
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カメラを構えていたら、こんな姿を見せてくれたので、思わずシャッターを切った。

ナマズたちの体型を維持するのは、餌の量をコントロールしさえすれば、難しくない。
だが、その他の魚がいる混泳水槽では、そんなことはできっこない。
しかも、ナマズたちはとにかくいつも腹を減らしている。
餌の量をコントロールする=飢えさせると、すぐに他の魚を食べようとしだす。
もともと、ナマズ類同士は仲が悪い場合が多く、その他の魚とならうまくやれても、ナマズ同士になると、同種他種問わず小競り合いや喧嘩を始めてしまうことが多いのだ。

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それが、この水槽では、ビックリするくらい平和な共存が実現している。
ずっと見ていても、ボスであるピライーバが、他のナマズを追い散らしたりすることも多少はあったけれど、その程度。
何より、協調性のないレッドテールキャットが、おとなしいゼブラキャットやバンデッド・ピラムターバを殺さずに混泳している光景なんて、信じられないとしか言いようがない。まぁ、それ以前に、ひと口で食べられてしまいそうな大きさのセベラムやレポリナスがあれだけいるのに、それが食べられていないワケだから、みんな満足しているのだろうけど。
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駐車場みたいに並ぶナマズたち。左からピライーバ、プラニケプス、オキシドラス、イエローセルフィン。ピライーバの下にゼブラもいる。
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驚きの光景。レッドテールのテリトリーでおとなしいバンデッド・ピラムターバ(岩の前)が!!

残念ながら、給餌風景を見たことはないのだけど、何をどのくらい、どうやって与えているのか、次に行く時には是非とも見てみたいものだ。
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