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足立区生物園のピラルクー水槽 [ピラルクー]

かつてはどこの水族館でも見ることのできたピラルクー。
リニューアルをきっかけに、海水専門の水族館に生まれ変わるところが多く、今では東京やその近郊でピラルクーを見られる水族館は数館のみ。
東京に限ると、サンシャイン水族館としながわ水族館の2館だけ。
意外と会うのが簡単ではない魚なのである。

という話をしていたら、知人から有益な情報がもたらされた。
足立区にある「足立区生物園」でも展示されている、と。
その話を聞いて早速、というワケでもなかったのだけど、先日、行ってきた。

竹の塚駅から約1.2㎞ほどの公園内にある足立区生物園。
その名の通り、水族館というワケではなく、昆虫や小動物なども展示されている。
近隣の生物のみではなく、外国産の生き物も多数。特別珍しいものはいないが、オレが小学生の頃に、こんな施設が近所にあってくれたなら、間違いなく入り浸っていただろう、なかなかに魅力的な面白い施設だった。

魚を展示した水槽もいくつかあるのだけど、目的のピラルクーは蝶の温室の中にある池にいる。
中にいたのは1匹のピラルクーとシルバーアロワナ、コロソマ、レッドテールキャット、タイガーショベルのアマゾン基本5種とモトロの南米勢に加え、パールム、レッドフィンオスフロ、ダトニオ、グリーンアロワナのアジア勢、アリゲーターガーといったラインナップ。池は大きいようだが、実際はそれほどでもないようで、比較的密度は高い印象。
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残念ながら、ピラルクーに関してはそれほど綺麗な個体ではなかったので、その点ではビックリしなかったのだけど、数匹いるレッドフィンオスフロの発色のよさと、ダトニオの発育ぶりには驚かされた。
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数匹いたレッドフィンオスフロは“こんなに綺麗になるんだ!!”と本当に驚かされた。好きな魚ではないため、これまでちゃんと見てこなかったことも原因かも知れないが、ヒレだけでなく、体にもうっすらと赤を発色しており、この水槽の中では目を引く存在となっていた。
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赤銅色という言葉がしっくりきそうなレッドフィンオスフロ。

そしてもうひとつの驚きがダトニオだ。審美的な目で見れば、評価の高い個体ではないのだけど、この水槽でここまでムチムチと成長している点に注目したいのだ。
というのも、ダトニオは生き餌以外には餌付きにくい、水槽内のわがまま姫だ。
しかし、こうした施設で生き餌が与えられることはまずなく、他の魚と同じく、冷凍魚や切り身などを与えられているはずなのだ。
そうした餌に餌付いていることがまずひとつ。そしてそれを食べて、ここまで成長(ダトニオとしては結構大きめサイズの50㎝オーバー)しているという点が驚きであり、評価ポイントなのだ。
他の魚に萎縮してる風でもないのに、何かオドオドした感じはダトニオらしいが、2匹いた2匹のどちらもがしっかりした体つきをしていたので、どちらの個体もその他の魚に負けず、頑張って餌を食べているらしい。
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バンド模様は不明瞭だけど、大きくてブリブリ。

温室内なので、天然の太陽光が降り注ぐ気持ちのいい水槽だ。
もう少し大きければもっと気持ちがいいのだろうけど、都内にあるピラルクー水槽の中ではもっとも魅力的じゃないかとオレは思う。

入館料はたったの300円だし、それ以外の展示も含めればかなりの満足感が得られるはず。何より、レッドフィンオスフロとダトニオは一見の価値があると思う。
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