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2020年を振り返って [雑談]

2020年は良くも悪くも記憶に残る1年だったと言っていいと思う。
水族館好きにとっても、実に印象深い年だったのではないだろうか。

まず、何と言っても四国水族館、DMMかりゆし水族館、カワスイと、新しい水族館が3つもできたし、新しい水族館へと生まれ変わった足摺海洋館も含めれば4施設のオープンがあった。
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さらに、クラゲの新展示が4つもオープンしたこともトピックスだった。
2020年の日本の水族館は、その歴史におけるヴィンテージイヤーだったことは間違いない。ただ、コロナ禍が大いに災いしたことで記念すべき年を大いに満喫できなかったことは残念だった。
今年オープンの水族館や水槽にとっては、十分に話題にできなかったり、予測していた集客(≒収入)を得られなかったりしたことは、本当に気の毒に思う。
今年こそ、昨年の分も取り返して欲しいところだが、明けて2021年、いきなり非常事態宣言が発出されたりと、何とも暗雲垂れこめたような出だし。
どうなることやら……
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個人的には色々な意味で“勉強になった”年だった。
水族館の関係者でも、水族館を作る訳でもないのに勉強になったというのも変な話だが、新しくできた水族館がそれぞれの方法や見せ方で“新しさ”や“それまでなかったもの”を生み出そうとしたチャレンジやその結果を見ることができたことで、多くの“なるほど~!!”という発見? 驚き? 感心? を得ることができたからだ。
そして、新しい水族館以上に勉強になったのが、サンシャイン、すみだ、京都、大洗の4つのクラゲ新展示。
例えるなら、4人の料理人が同じ素材を使って同じものを作ったはずなのに、まるで違ったものができあがった、みたいな感じだろうか。
それぞれの違いは、同じミズクラゲの大水槽ながら、こうも違うものができあがるのか!! と単純に面白かったし、これまた“なるほど~!!”と感心させられることも多く得られた。
好みもあるかも知れないが、個人的にはサンシャインが1番だと思う。次点は京都かな?
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ところで今年は水族館にこうしたニュースは何かあるんだろうか?
こんな世の中になってしまったこともあるけれど、新しい水族館とかリニューアルのニュースなど、そういう話はひとまず聞こえてきてはいないけれど……

生き物のニュースとしては、アクアマリンふくしまで11年ぶりに展示されたバショウカジキがやはりトップだろうか?
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身震いするほど、みたいなものはあまりなかったような気がするけれど(カジキに関しては11年前にそれを済ませているから)、コロナに翻弄され続けた割に、初めて見るようなものにも何度か遭遇できたり、水族館の関係者の皆さんには頭の下がる思い。

ただ、2011年以降、毎年続けていたサケ遡上遠征を自粛してしまったり、2010年以降、毎年1回以上は必ず行っていた竹島水族館についぞ足を運ぶことができなかったりなど、結果的に行けなかった水族館もいくつかあった。
とは言え、コロナ禍の中にあって、35もの施設に行けたことはラッキーだった。

ラッキーと言えば、世界中でコロナが猛威を振るいだす直前にドバイの水族館に行けたことも大きい。
比較的新しい海外の水族館を見られたことは、これまた色々な意味で大きな収穫だった。
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日本にはない規模の大きな水槽を泳ぐ魚たちの多くが、これまで見たことのないものだったことも手伝って、久しぶりに心の底から水族館を楽しんだような気がしたし、それらの見せ方に、その国の嗜好性みたいなものを感じられたりと、大きな満足感が得られた。

これを契機に、他の国々の水族館も見てみたい!! そう強く思うようになったものの、その後のコロナ禍で、海外何て行けるようになるのがいつのことになるのか分からない世の中になってしまい、この先、行ける日が来た時に、オレ自身が行ける状態にあるのか? とか、気になることも多々あるが、まずは気兼ねなくどこにでも行ける世の中に早く戻ってくれることを願うばかり。

ホント、今年はどんな年になるんだろう? ひとまず今以上に酷くなりませんように……
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