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葛西臨海水族園の気になる魚 Vol.5 [海の魚]

降って沸いたアオザメの登場に盛り上がった葛西臨海水族園だけど、普段のオレにとっては、気が向いた時? などにふらりと足を運ぶ施設だったりする
ちょうど、カメラが修理から戻ってきたこともあって、その様子見も兼ねて、ふらりと。
そういえば、カメラがらみの新機材を最初に試すのも葛西であることが多い。

葛西臨海水族園で、お気に入りの水槽がジャイアントケルプの水槽だ。
特別に好きな何かがいる訳ではないけれど、自然光が入り、魚の色が綺麗に見えること、そしてその背景に本物の海藻が茂り、それらりい雰囲気なのがお気に入りの理由だ。

最近の葛西で気になっているのは、そこを泳ぐ1匹であるカリフォルニアシープヘッド。
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この水槽には2匹がいて、いずれもまだ若い個体。
なのに、写真の個体は雄相化、葛西風に言うなら、ターミナルフェイズ化している。
しかも、ご覧の通り、それが綺麗!!
このシープヘッド、コブダイと同属なので、成長したオスはコブダイの成熟雄のような姿になるのだけど、そんな状態にはほど遠いサイズながら、しっかり雄化している。
2匹のみの環境で、力関係がはっきりすれば、若くても性転換するのだろうか? とか、いつからいて、いつ体色が変化し始めたのか知らないとか、色々と気になっているのだけど、とりあえず綺麗なので葛西に行くと何カットか撮るお気に入りの1匹だ。
コブダイ的姿の大型オスはかつて、海遊館で見たことがあったけれど、色は葛西のものが断然綺麗!! あとはこのまま成長して、それらしい姿になってくれる日を楽しみにしている。

ケルプの水槽で気になるのはもう1種いて、ジャイアントケルプフィッシュという海藻の葉っぱみたいな魚。
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その名もずばり、ジャイアントケルプフィッシュだから、ジャイアントケルプの森で暮らす魚なのだろうけど、色や形はまさにケルプの葉っぱのよう。
葛西にいる個体ときたら、頑ななまでに? 水面にいて、いつ行っても見える位置にはいてくれない。
いつも水面にいるので、見上げればいることは分かる。でも、ちゃんと見えない。
ケルプの葉っぱは見えやすい位置にもあるというのに…… 他の魚がイヤなのだろうか?
いつか、ちゃんとその姿を見たい(撮りたい)気になる1匹だ。

ジャイアントつながりでもう1匹。最近、再登板となったジャイアントホークフィッシュ。
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2012年に期間限定で展示されていた世界最大のゴンべで、他魚との混泳が難しいという理由で前回は仮設の水槽で単独で展示。今回も単独での展示だ。
余談ながら、このブログでも再登板である。
日本の魚ではないし、葛西以外では海遊館で見たことがあるだけ(今でもいるのかは分からない)なので、水族館では珍しい魚なのだろうと思う。
ずっと単独で飼われているお陰で? 太り過ぎることなく綺麗な体型が維持されている。
今回の展示は、常設の水槽だから、期間限定ではないのかな?

ジャイアントホークフィッシュの再展示はTwitter、それも公式ではなく、行った人による投稿で知ったものだ。
オレのフォロワー界隈には、魚に関する変態(誉め言葉よ!!)が多くひしめいているようで、そういう人たちの発信によって、いち早く“重箱の隅”系な魚に遭遇できたり、見落とさずに済んだりする機会が得られている。ありがたい限り。
そんなTwitterで見掛けた珍魚? がヨロイウオ。
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ヘコアユに混じって展示されているらしいので、見てみた。
ヨロイウオなんて、正直、名前も知らなかった。
すぐに分かったけれど、好みのタイプではないこともあり、大きな感動が沸き起こる…… ということはなかったけれど、多分、初めて見たはず。
存在すら知らなかった魚を、生きた姿でその存在を知り、よく似たヘコアユと見比べることもできた。
これはもう、特別な体験と言っていいと思う。
オレと同じ体験をしたい人、あるいは、生きたヨロイウオが見てみたいという人は、ヘコアユが泳ぐ水槽にいるので、確認のほど。

最後の1匹は、ビブ。
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この魚の展示が開始されたのは夏頃のことだったと思うのだけど、何でこんな魚? と思ってしまうような、ある意味、葛西らしい珍魚だ(笑)
フランスダラとも呼ばれるらしい、タラの仲間。でも、小さくて寸詰まった体型。タラと聞いて思い浮かべる魚たちと比べると可愛らしい印象だ。

ところで、フランスでビブと言ったら、ムッシュビバンダム(ミシュランのキャラクター)のことだが、このフランスダラも何か関係があるんだろうか?
それはともかく、葛西では初展示だそうで、つまりは、日本初展示ということか!? もちろん、オレ自身は葛西以外では見たことがない。
こういう“訳の分からない”魚をしれっと展示してくれるのが葛西のいいところだよなぁ!! しかも見やすいし。
それはともかく、タラの仲間は好きなものが多い。このビブも、展示開始以来、何となく水槽を覗きに行くお気に入りがひとつとなっている。
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