小笠原海洋センター(東京) [相当施設インプレ]
水族館とは言いにくいけれど、父島にはもうひとつ、海の生き物を展示した施設がある。
それが小笠原海洋センター。
ウミガメの保護、調査を行っているNPOによって運営されている施設で、小笠原に来遊するザトウクジラの調査なども行っているらしい。
ウミガメの上陸地には、それにまつわる施設がいくつかあるが、この海洋センターもそんな“ウミガメ水族館”のひとつと言っていい。
本州にある施設では、主役はアカウミガメであることが多いが、こちらの主役はアオウミガメ。
小笠原ではアオウミガメが多く産卵上陸し、食用にもされているくらいで、ここにも大小さまざまなアオウミガメが沢山いる。
一方、日本の水族館では主力? のアカウミガメはここでは圧倒的少数派で、1匹しかいない。でも、そのアカウミガメがここの最長老かつ最大個体だったりする。
2匹だけだがタイマイもいるので、日本の主要なウミガメ3種類は見ることができる。
なお、そのタイマイは八重山の黒島出身。日本でもっとも遠い施設がある黒島出身のカメに、日本でもっとも行きにくい場所にある施設で遭遇したのには、何だか因縁めいたものを感じたのだけど、それは多分オレだけだろう(笑)
沢山あるプールにいるのは幼いアオウミガメ。小さくて可愛いのだけど、流石にこれだけいると“もういいや”となりそうになるが、これらの子ガメたちは、ただ展示されている訳ではない。
このセンターで孵化、少し成長させた後、海へと放流されるのだ。
参加はしなかったけれど、ウミガメについての学習会や放流会なども行われているらしい。
放流されるウミガメはタグなどが付けられることが一般的だが、海洋センターから放たれるカメのタグが面白い。
甲羅の下の方に白い点のようなものがあるのが分かると思うが、これは白い腹甲の一部と、背甲の一部を切り取って入れ替えたもの。
そのまま甲羅の一部となり、成長を続けるので消えたり、外れてしまったりすることがなく、カメへの負担も少ない。
再捕された時、ここ出身であることが分かるのだ。
沢山いるカメたちには餌を与えることができる。
入館料が要らないので、せめて餌くらいは買おうと、餌やりもしてきた。
なお、グッズやお土産も色々売っているので、そういうのを買えばここの活動の支援にもなるのだろうと思う。
餌しか買ってないオレが言うのも何だけど……(汗)
餌は子ガメ用の浮上性ペレットと、大人のカメ用の野菜。
子ガメたちのプールには食べ残しされた餌が沢山浮かんでいて、さほど空腹でもなさそうだったので、おやつが欲しくて仕方がなさそうにしていた大人のカメたちに野菜を与えてきた。
アオウミガメはエサ取りがうまいと、どこかの水族館で聞いたことがあったような記憶があるのだけど、確かに素早い。
餌が水面に落ちる音に即座に反応するし、餌を投げた方向に素早く向かい、確実に食べていく。
それに引き換え、タイマイは個体の性格なのか、やけにのんびり。アオウミガメと同居しているプールでは、2人別々に違う場所で与えでもしない限り、与えた餌はすべてアオウミガメが食べてしまう。
それにしても、飼われウミガメっていうのは、ホントに何でも喜んで食べるようになるものらしい。
アオウミガメはともかく、草食ではないはずのアカウミガメやタイマイも野菜を喜んで食べる。キミらはリクガメか? と思ってしまうくらいだが、食えりゃ何でもいいのか!?
珍しいものもいて、アオウミガメのリューシスティック(白化)個体。しかも3匹も!!
これらの個体も餌やりができるので、大喜びで近寄ってくるが、いずれも片目が悪かったり、甲ずれがあったりと、爬虫類ショップ的な言い方をするなら“完品”ではなかった。
白化と何か関係があるのだろうか?
とは言え、3匹ともすごく元気で、おやつをもらおうと人を見つけるとバタバタ水を飛ばしながら集まってくる。
白い体は、野生で生きていくのは何かと大変そうだが、見た目にも珍しく、何より綺麗!!
こういう場所で、来た人を楽しませる役割はピッタリなのだろうと思う。
ここでしか見られない珍品だ。
おがさわら丸が着く二見港と湾を挟んで向かい合うような位置にあって、大村の街から歩くと20分くらいだろうか。
こちらは砂浜に面していたり、裏手が森になっていたりと、街から少し離れている分、自然がより間近な印象で、お弁当を持って目の前の砂浜で綺麗な海を眺めながら、みたいな散歩コースにもピッタリな気がした。
しかも、ありがたいことに、こちらも水産センターと同じく入館無料。
ウミガメ好きな人はもちろんだが、水族館を目的に小笠原まで行く人(そんなにいないとは思うけれど)、せっかく父島まで行ったのだから、こちらにも是非!!
それが小笠原海洋センター。
ウミガメの保護、調査を行っているNPOによって運営されている施設で、小笠原に来遊するザトウクジラの調査なども行っているらしい。
ウミガメの上陸地には、それにまつわる施設がいくつかあるが、この海洋センターもそんな“ウミガメ水族館”のひとつと言っていい。
本州にある施設では、主役はアカウミガメであることが多いが、こちらの主役はアオウミガメ。
小笠原ではアオウミガメが多く産卵上陸し、食用にもされているくらいで、ここにも大小さまざまなアオウミガメが沢山いる。
一方、日本の水族館では主力? のアカウミガメはここでは圧倒的少数派で、1匹しかいない。でも、そのアカウミガメがここの最長老かつ最大個体だったりする。
2匹だけだがタイマイもいるので、日本の主要なウミガメ3種類は見ることができる。
なお、そのタイマイは八重山の黒島出身。日本でもっとも遠い施設がある黒島出身のカメに、日本でもっとも行きにくい場所にある施設で遭遇したのには、何だか因縁めいたものを感じたのだけど、それは多分オレだけだろう(笑)
沢山あるプールにいるのは幼いアオウミガメ。小さくて可愛いのだけど、流石にこれだけいると“もういいや”となりそうになるが、これらの子ガメたちは、ただ展示されている訳ではない。
このセンターで孵化、少し成長させた後、海へと放流されるのだ。
参加はしなかったけれど、ウミガメについての学習会や放流会なども行われているらしい。
放流されるウミガメはタグなどが付けられることが一般的だが、海洋センターから放たれるカメのタグが面白い。
甲羅の下の方に白い点のようなものがあるのが分かると思うが、これは白い腹甲の一部と、背甲の一部を切り取って入れ替えたもの。
そのまま甲羅の一部となり、成長を続けるので消えたり、外れてしまったりすることがなく、カメへの負担も少ない。
再捕された時、ここ出身であることが分かるのだ。
沢山いるカメたちには餌を与えることができる。
入館料が要らないので、せめて餌くらいは買おうと、餌やりもしてきた。
なお、グッズやお土産も色々売っているので、そういうのを買えばここの活動の支援にもなるのだろうと思う。
餌しか買ってないオレが言うのも何だけど……(汗)
餌は子ガメ用の浮上性ペレットと、大人のカメ用の野菜。
子ガメたちのプールには食べ残しされた餌が沢山浮かんでいて、さほど空腹でもなさそうだったので、おやつが欲しくて仕方がなさそうにしていた大人のカメたちに野菜を与えてきた。
アオウミガメはエサ取りがうまいと、どこかの水族館で聞いたことがあったような記憶があるのだけど、確かに素早い。
餌が水面に落ちる音に即座に反応するし、餌を投げた方向に素早く向かい、確実に食べていく。
それに引き換え、タイマイは個体の性格なのか、やけにのんびり。アオウミガメと同居しているプールでは、2人別々に違う場所で与えでもしない限り、与えた餌はすべてアオウミガメが食べてしまう。
それにしても、飼われウミガメっていうのは、ホントに何でも喜んで食べるようになるものらしい。
アオウミガメはともかく、草食ではないはずのアカウミガメやタイマイも野菜を喜んで食べる。キミらはリクガメか? と思ってしまうくらいだが、食えりゃ何でもいいのか!?
珍しいものもいて、アオウミガメのリューシスティック(白化)個体。しかも3匹も!!
これらの個体も餌やりができるので、大喜びで近寄ってくるが、いずれも片目が悪かったり、甲ずれがあったりと、爬虫類ショップ的な言い方をするなら“完品”ではなかった。
白化と何か関係があるのだろうか?
とは言え、3匹ともすごく元気で、おやつをもらおうと人を見つけるとバタバタ水を飛ばしながら集まってくる。
白い体は、野生で生きていくのは何かと大変そうだが、見た目にも珍しく、何より綺麗!!
こういう場所で、来た人を楽しませる役割はピッタリなのだろうと思う。
ここでしか見られない珍品だ。
おがさわら丸が着く二見港と湾を挟んで向かい合うような位置にあって、大村の街から歩くと20分くらいだろうか。
こちらは砂浜に面していたり、裏手が森になっていたりと、街から少し離れている分、自然がより間近な印象で、お弁当を持って目の前の砂浜で綺麗な海を眺めながら、みたいな散歩コースにもピッタリな気がした。
しかも、ありがたいことに、こちらも水産センターと同じく入館無料。
ウミガメ好きな人はもちろんだが、水族館を目的に小笠原まで行く人(そんなにいないとは思うけれど)、せっかく父島まで行ったのだから、こちらにも是非!!
2018-12-22 00:00
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