おたる水族館（北海道） [水族館インプレッション]
北海道遠征の最大の目的は、ずっと行ってみたかったおたる水族館に行くこと。
6月の水族館ナイトで、おたる水族館スタッフの神前さん（が撮った）の写真集を買った時、“この次はおたるで!!”みたいなことを言っちゃった、というのは6/15のブログにも書いたんだけど、調子に乗ったことを口走った手前、顔を合わせる可能性がありそうな10月末の水族館ナイトよりも前に行っとかなくちゃ!! という個人的な事情？ も背中を後押し（笑） ようやく行ってきた!!
札幌からは各駅停車の電車でも1時間ほどの通勤圏内。しかし、車窓から見える見慣れない北海道の景色が、ずいぶん遠くまで来たような気分にしてくれる。
小樽駅からは、やけに坂の多い小樽の街をバスで30分ほどで到着する。
水族館は丘の上みたいな場所にあって、バス停から続く階段の上にそびえていた。
でも、そこから見える景色は目の前を遮るものが何もなくて実に気持ちがいい。この時点で“いい所に来たな～”と思わせてくれる。
水族館自体は結構年季が入っているようで、館内はあちこちに古さを感じさせるものの、結論から言うと、ものすごく楽しい水族館だった。行く前から期待はしていたけれど、期待が高すぎたばっかりに“案外、大したことないな”と思う園館もあったから、昂ぶる気持ちを抑えつつ冷静に… なんて思っていたんだけど、いざ行ってみるとオレの期待をさらに上回る水族館で、個人的な評価では、4つめの5つ☆水族館にしてもいいかも、と思ってるくらいだ。
何がよかったって、まずはスケールの大きさ。
北海道最大の水族館なので、規模はもちろん、展示動物のバリエーションなども北海道では一番多いのだけど、単純に規模が大きいということだけではなく、その圧縮度とでもいうのだろうか、メインディッシュ級の水槽が登場した後にも“まだあるの!!”みたいな水槽が登場したりと、次から次へと濃厚な展示が登場して得したような気分になれる。
先にも書いたように旧い水族館なので、水槽もイマドキ水族館のような変形アクリルパネルを使ったものや、超巨大水槽はなく、一部を除き昔ながらの汽車窓タイプのものが並んでいる。でも、それがまたデカイ!! ひとつひとつの水槽が同じ時代の水族館の2～3倍くらいの大きさがある。ただし、旧い水族館に共通する特徴？ でもある照明の暗さはここも同じで、場所によっては通路の方が明るく中が見にくい水槽もあったりする。だけど、水槽も中の魚も綺麗なので見ていて気持ちがいい。
新しい水族館のような、明確な展示コンセプトみたいなものはないようで、チョウザメの次にカワウソが出てきたり、サンゴ礁の魚とピラルクーが並んでいたりするんだけど、そういうコンセプトなんてものは、見る側の楽しさにはほとんど影響しないということを実感した。水族館の展示を見ながら、そんなことを考えるオレって、まるで評論家みたいでイヤだね～、なんて思ったり（笑）
展示されているのは、サンゴ礁の魚や淡水魚も並んでいるけど、北海道周辺で捕れる北の海の魚が多いのは、東京から出掛けている魚好きらすると嬉しいところ。
とても美味しそう（笑）だったホッカイエビ
やっぱり北の水族館では北の魚が見たいものだからね～
ボリュームたっぷりの水族館の次はショースタジアム。何もかもスケールの大きなおたる水族館にあって、このイルカスタジアムだけはやや小さめ。ショーは約30分ほどの構成で、3頭のオタリアの活躍がメイン。イルカはどちらかというとオマケ的。
普通の水族館ならここで“あー楽しかった!!”となるはずなんだけど、ここで終わらないのがおたる水族館らしいところで、ここから先にまだまだ続きがあるのだ。
イルカスタジアムを出て、案内板に沿って歩くと、目の前に広がる日本海に息を飲むが、スゴイのはもちろん景色だけじゃない。その先に待っている海獣公園こそがスゴイのだ!!
海獣公園はトドと5種類のアザラシ、それにセイウチ、ペンギンがいる海沿いの展示スペースで、その名前の通り、公園のような空間になっていて、目の前が海というのも手伝って、実に広々とした気持ちのいい場所。オレの遠征にしては珍しく天候にも恵まれたこともあって、1日中でもここにいたいと思ったほど。
そこに暮らす沢山の海獣たちは、セイウチやペンギンを除くと、ほとんどが北海道の周辺にいる地元産の生き物。だからなのか、その他の施設で見るよりも魅力的に見えるような気がするのだ。
少なくとも、アザラシやトドに対するイメージが大きく変わることは間違いない。実際、オレのイメージは大きく変わった。というワケで、海獣公園の話は、またあらためて。
この海獣公園自体もちょっとした水族館以上のボリュームがあって、先にも書いたようにずっといたくなるような気持ちのいい場所。そこには魅力的な海獣たちが山ほどいて、さらに、おたる水族館ならではのショーまで観られる。食堂もあるから、そこで1日を過ごすことがまったく無理なくできてしまうのだ。そんな場所だからこそ、困ってしまうのが時間が足りなくなることだ。
水族館でも見たいものが山ほどあるというのに、海獣公園から離れたくない。
開館と同時に入館して、館内に流れる蛍の光に追い立てられるまでいたというのに、まったく見足りない感じで、少なくとも1日半は予定しておくんだった… と激しく後悔。
水族館マニアな人なら、絶対2日は予定しておくことを強くオススメする!!
さらに驚きなのが、これだけのボリュームで入館料はたったの1300円!!
北海道に限らず、日本の大抵の水族館よりもボリュームがあって、しかも楽しいのに、この値段はタダみたいなものだ。
流石に北海道最大の水族館だけに、水族館で見たいと思うものは大抵揃っている。
最近のオレは（いつもか？）大きなサメとピラルクーが揃った水族館に行きたいと思っていたんだけど、その条件もしっかりクリア。
魚、海獣どちらが好きな人にとっても満足できること間違いなしの、当たり!! な水族館だった。
というワケで、今後しばらくおたる水族館の話が続きます!!
6月の水族館ナイトで、おたる水族館スタッフの神前さん（が撮った）の写真集を買った時、“この次はおたるで!!”みたいなことを言っちゃった、というのは6/15のブログにも書いたんだけど、調子に乗ったことを口走った手前、顔を合わせる可能性がありそうな10月末の水族館ナイトよりも前に行っとかなくちゃ!! という個人的な事情？ も背中を後押し（笑） ようやく行ってきた!!
札幌からは各駅停車の電車でも1時間ほどの通勤圏内。しかし、車窓から見える見慣れない北海道の景色が、ずいぶん遠くまで来たような気分にしてくれる。
小樽駅からは、やけに坂の多い小樽の街をバスで30分ほどで到着する。
水族館は丘の上みたいな場所にあって、バス停から続く階段の上にそびえていた。
でも、そこから見える景色は目の前を遮るものが何もなくて実に気持ちがいい。この時点で“いい所に来たな～”と思わせてくれる。
水族館自体は結構年季が入っているようで、館内はあちこちに古さを感じさせるものの、結論から言うと、ものすごく楽しい水族館だった。行く前から期待はしていたけれど、期待が高すぎたばっかりに“案外、大したことないな”と思う園館もあったから、昂ぶる気持ちを抑えつつ冷静に… なんて思っていたんだけど、いざ行ってみるとオレの期待をさらに上回る水族館で、個人的な評価では、4つめの5つ☆水族館にしてもいいかも、と思ってるくらいだ。
何がよかったって、まずはスケールの大きさ。
北海道最大の水族館なので、規模はもちろん、展示動物のバリエーションなども北海道では一番多いのだけど、単純に規模が大きいということだけではなく、その圧縮度とでもいうのだろうか、メインディッシュ級の水槽が登場した後にも“まだあるの!!”みたいな水槽が登場したりと、次から次へと濃厚な展示が登場して得したような気分になれる。
先にも書いたように旧い水族館なので、水槽もイマドキ水族館のような変形アクリルパネルを使ったものや、超巨大水槽はなく、一部を除き昔ながらの汽車窓タイプのものが並んでいる。でも、それがまたデカイ!! ひとつひとつの水槽が同じ時代の水族館の2～3倍くらいの大きさがある。ただし、旧い水族館に共通する特徴？ でもある照明の暗さはここも同じで、場所によっては通路の方が明るく中が見にくい水槽もあったりする。だけど、水槽も中の魚も綺麗なので見ていて気持ちがいい。
新しい水族館のような、明確な展示コンセプトみたいなものはないようで、チョウザメの次にカワウソが出てきたり、サンゴ礁の魚とピラルクーが並んでいたりするんだけど、そういうコンセプトなんてものは、見る側の楽しさにはほとんど影響しないということを実感した。水族館の展示を見ながら、そんなことを考えるオレって、まるで評論家みたいでイヤだね～、なんて思ったり（笑）
展示されているのは、サンゴ礁の魚や淡水魚も並んでいるけど、北海道周辺で捕れる北の海の魚が多いのは、東京から出掛けている魚好きらすると嬉しいところ。
とても美味しそう（笑）だったホッカイエビ
やっぱり北の水族館では北の魚が見たいものだからね～
ボリュームたっぷりの水族館の次はショースタジアム。何もかもスケールの大きなおたる水族館にあって、このイルカスタジアムだけはやや小さめ。ショーは約30分ほどの構成で、3頭のオタリアの活躍がメイン。イルカはどちらかというとオマケ的。
普通の水族館ならここで“あー楽しかった!!”となるはずなんだけど、ここで終わらないのがおたる水族館らしいところで、ここから先にまだまだ続きがあるのだ。
イルカスタジアムを出て、案内板に沿って歩くと、目の前に広がる日本海に息を飲むが、スゴイのはもちろん景色だけじゃない。その先に待っている海獣公園こそがスゴイのだ!!
海獣公園はトドと5種類のアザラシ、それにセイウチ、ペンギンがいる海沿いの展示スペースで、その名前の通り、公園のような空間になっていて、目の前が海というのも手伝って、実に広々とした気持ちのいい場所。オレの遠征にしては珍しく天候にも恵まれたこともあって、1日中でもここにいたいと思ったほど。
そこに暮らす沢山の海獣たちは、セイウチやペンギンを除くと、ほとんどが北海道の周辺にいる地元産の生き物。だからなのか、その他の施設で見るよりも魅力的に見えるような気がするのだ。
少なくとも、アザラシやトドに対するイメージが大きく変わることは間違いない。実際、オレのイメージは大きく変わった。というワケで、海獣公園の話は、またあらためて。
この海獣公園自体もちょっとした水族館以上のボリュームがあって、先にも書いたようにずっといたくなるような気持ちのいい場所。そこには魅力的な海獣たちが山ほどいて、さらに、おたる水族館ならではのショーまで観られる。食堂もあるから、そこで1日を過ごすことがまったく無理なくできてしまうのだ。そんな場所だからこそ、困ってしまうのが時間が足りなくなることだ。
水族館でも見たいものが山ほどあるというのに、海獣公園から離れたくない。
開館と同時に入館して、館内に流れる蛍の光に追い立てられるまでいたというのに、まったく見足りない感じで、少なくとも1日半は予定しておくんだった… と激しく後悔。
水族館マニアな人なら、絶対2日は予定しておくことを強くオススメする!!
さらに驚きなのが、これだけのボリュームで入館料はたったの1300円!!
北海道に限らず、日本の大抵の水族館よりもボリュームがあって、しかも楽しいのに、この値段はタダみたいなものだ。
流石に北海道最大の水族館だけに、水族館で見たいと思うものは大抵揃っている。
最近のオレは（いつもか？）大きなサメとピラルクーが揃った水族館に行きたいと思っていたんだけど、その条件もしっかりクリア。
魚、海獣どちらが好きな人にとっても満足できること間違いなしの、当たり!! な水族館だった。
というワケで、今後しばらくおたる水族館の話が続きます!!
2011-10-05 00:03
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コメント(4)
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いいですよね☆
おたる水族館。
海獣もいっぱいあるし、ペリカンもよかったです。
何よりも、のんびりした北海道らしい雰囲気が好きだな(^o^)
中村先生からメールをもらって
水族館ナイトに出演したのも
ブログのおたるのペンギンショーの記事がきっかけでした☆
by ずぅ (2011-10-05 00:09)
>ずぅさん
素敵な水族館でした。
動物たちは愛想がいいし、魚もいっぱい。
確かに、どこかしらのんびりした雰囲気もあったような気もします。
ペンギンショー、噂に違わぬ、いや、それ以上に面白かったです!!
by ミストラル (2011-10-05 21:17)
はじめまして。 福岡在住のあごなしと申します。
最近、下関の海響館にピラルクーがいるとの情報が入りまして、検索しまくってたらこちらに辿り着きましたｗ
僕もピラルクーが好きで５月に長崎バイオパークに見に行ったのですが、海響館なら１時間弱で着ける距離なので、近々行ってこようと思います。
バイオパークのピラルクーも体色がきれいで大きいのでオススメですよ！
ぜひ機会があれば足を運んでみてください！！
（動物園的な要素が強いですが・・・）
by あごなし (2011-10-05 23:34)
>あごなしさん
ようこそ!!
海響館には綺麗なピラルクーがいますよ。
山口では宇部市にあるときわ公園にもピラルクーがいるそうです。
オレは行ったことがありませんが。
長崎はまだ行ったことがないのですが、バイオパークは行く予定でした。
綺麗なピラルクーがいるとあれば、絶対に行かなくちゃ!! ですね。
情報をありがとうございました。
by ミストラル (2011-10-06 21:06)