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登別マリンパークニクスのノコギリエイ [エイ]

日本中の水族館を制覇してやろうとは常々思っているけれど、どこから行くかなど、優先順位はやはり、積極的に見たいもの、オレの場合は魚だが、がいるかどうかによる。
北海道の水族館の中で、ニクスに行ってみたかった最大の理由もノコギリエイがいるから。
いつぞやのブログにも書いたが、日本中でノコギリエイが見られる水族館は5館しかなく、その中でまだ行ったことがなかったのがニクスだったということは、いつぞやのブログにも書いた通り。

ニクスにいたノコギリエイは、オーストラリアから来たという1匹だけ。
北海道ではもちろん、オレが知る限りでは東京以北では唯一の個体。日本中でも10匹しかいない内の1匹。
種類は不明とのことだが、Pristis microdonの剥製が展示されていたから、もしかすると生体も同じP.microdonなのかも知れない。だとすると、他の水族館で見られるものと同じということになるんだけど…

FRPで作られた沈船の中にセットされた7tの水槽の中で暮らしている。
IMG_6574.jpg
この船はオープン当初からあったらしいが、最初は水中映像が流れるモニターが設置されていたのだそうだ。それを現在のサメ・エイコーナーへと変更。その際の目玉として、輸入されたのが現在いるノコギリエイ。現在は1匹のみだが、当初は2匹いたらしい。
水槽は2匹のノコギリエイを飼うこともあり、船の中に設置できる限界サイズ。容量7tということは、3.5×2×1mくらいってことだろう。実際、その位なんだけど、水族館でノコギリエイがいる水槽としては大きくない。二見シーパラダイスの水槽とどっちが大きいかなぁ、というレベル。既に2mを超えていそうなノコギリエイには十分な広さとは言えないようで、そろそろ本気でトンネル水槽などへの移動を考える必要がありそうだと、バックヤードツアーで案内してくれたスタッフ氏は話してくれた。
IMG_6348.jpg
狭いよ~
広い場所へ移れば、もっと巨大化するのは間違いない。そうすれば。北海道でもエプソン品川アクアスタジアムばりにトンネルの上で昼寝する巨大ノコギリエイの姿が見られるようになるかも知れない。

ニクスは全体的に暗い水族館なんだけど、このノコギリエイがいる水槽もかなり暗め。
写真を撮るには絶望的な暗さだ。
加えて、船の側面からちょっと奥まった位置に水槽があるんだけど、水槽正面に合わせた切り欠きに1カ所飛び出てる部分があって、写真を撮ろうとしたり、よく見ようとして水槽に近づくと、大抵、この突き出た部分に頭をぶつけることになる。
IMG_6570.jpg
しかも、ノコギリエイはその飛び出た部分のすぐそばにいることが多いので、オレも何度もぶつけた。船は擬岩などと同様、FRPで作られているので、ぶつけても強烈に痛いほどではないんだけど、痛くないワケではないから、その度にイラッとさせられた(笑) もっとも、あそこでそこまで必死に写真を撮ろうという人もあまりいないだろうから、頭をぶつける人もいないのかも!?
水槽にへばりつきたいほどのノコギリエイ好きの人は、気をつけて!!

これで、日本の水族館にいるノコギリエイはすべて見たことになる。次なるコンプリート狙いの魚は、シノノメサカタザメかな?
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コメント 2

pomu.

国内のノコギリエイ制覇、おめでとうございます

今後は新たなノコギリエイのデビューが待たれますね
今まで見たことのない種類のコがひょっこり入ったーなんて報が待ち遠しいですねぇ
できれば明るめの水槽で、頭をぶつけなくてもよいつくりで(笑)

水槽にがっつり寄って写真を撮ろうとしてしまうわたしにとっては
出っ張りがある水槽は罠以外のなにものでもありません
by pomu. (2011-04-27 18:56) 

ミストラル

pomuさん

ありがとうございます。まずはひとつ制覇できました。

新しい個体のデビューは難しいでしょうね。
ノコギリエイは09年のワシントン条約会議で1種を除く全種が付属書Ⅰに格上げされました。
学術目的で輸入できなくはないんですが、そこまでする集客力がこの魚にもあると思えず、また、唯一、付属書Ⅱのままのmicrodon種についても、今までのように輸入することは難しいと思います。
結局、今いる10匹がすべてなんだと思われます。

水槽前の出っ張りは、まさに罠でした。
引っかかるのは、多分、オレくらいなんでしょうけど(笑)

by ミストラル (2011-04-28 08:26) 

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