のとじま水族館

行ってみたい水族館は全国にまだまだ沢山あるが、中でも行きたい度合いが急激に高まったのが石川県ののとじま水族館だ。
新しい水槽が次々にオープンしていたのに加え、07年のイルカのトンネル水槽完成の頃から、ジンベエザメの展示館の計画を発表。具体的なオープン時期も今年の夏（8月）と早い段階から公表されていたので、その前後に見に行きたいなぁ、なんて思ってたのだ。
また、ジンベエザメは個人的に優先的に見に行くと決めている展示のひとつであり、国内4番目のジンベエザメ展示館がオープンしたとなれば行かないワケにはいかないと、約2ヶ月半遅れながら行ってきた。

しかしまぁ、ものすごく遠かったよ。
金沢から能登半島の玄関口である七尾まで2時間弱、さらにそこからバスで約45分。
時間的には那覇空港から美ら海水族館に行くのとほぼ同じだけど、東京→那覇間より東京→金沢間の方が時間がかかるので、到着した時には、美ら海水族館以上に遠くまで来たような感じがした。

バス停のまわりはとても綺麗に整備され、まるでできたばかりの水族館のようだった。
順路はできたばかりのジンベエザメ館から始まり、以前からある水族館へと続く。

最新の施設を見た直後に、以前からの水族館を見ると、やはり古くさい印象を受けてしまうものの、水族館施設としてはそこそこの規模があり、展示も盛りだくさんだ。
水族館棟を出ると、ラッコ館やペンギンなどがおり、イルカショースタジアムへと続く。
それぞれの展示館が独立しているのも、色々なものを見たという満足感の演出になっているのだろう。それぞれの展示館自体は大きくなくても、総合的にはものすごく色々見たような満足感が味わえた。

中でも特に、アザラシ万華鏡と魚の群れと海藻の海水槽がある海の自然生態館と、それに隣接するイルカたちの楽園水槽には特に感動した。

アザラシ万華鏡は水面が人の目線あたりに設定されているため、アザラシとの距離が圧倒的に近く、その息づかいが顔にかかるような気になるほど。アザラシファンにはたまらない水槽のはずだ。
また、魚の群れと海藻の海水槽は、天井付近まで壁のようにそびえる水槽に、メバルやアジなどが淡々と暮らしている。特別珍しいものがいるワケではないのだけど、光が降り注ぐ水槽は、大きな絵画のようでとても綺麗だったのが印象的だった。

それから、イルカたちの楽園については、あまりにも楽しかったのでこの先のブログで触れるつもりだが、もしかするとのとじまで一番感動したかも知れない、とても楽しい水槽だった。

そしてもちろん、イルカショーだってある。

ショーはアシカ、イルカの2部構成。ショースタジアム自体はそれほど大きくないけれど、スタジアムの後ろには七尾湾の綺麗な景色が広がり、見ていてとても気分のいいイルカショーのはずなのだけど、オレが行った日は台風のような強風＋大雨の天気で、ショースタッフはおろか、吹き込む雨で観客も濡れる始末。
そんな中でずぶ濡れになりながらも笑顔を絶やさないスタッフの高いプロ意識に加え、トレーナーひとりで５頭のカマイルカを操る技術、そして乱れないイルカたちにも大いに感銘を受けた。

水族館はいろいろ盛りだくさんで、見所もたっぷり。十分以上の見応えもある。
オレが行った日は最悪な天気だったからか、とても空いていて、1日じっくり堪能できたのもよかった。
水族館のある能登島は、本当はとても綺麗で素敵な場所なんだろうと思う。いい天気だったなら、また違った印象を受けたのかも知れないけど、そんな悪天候にも負けないくらいちゃんと楽しめたのがよかった。ちょっと（かなり？）遠いのは難点だけどね（笑）

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コメント 2

その目的地が、新幹線とか高速道路から離れれば離れるほど、より遠く感じますね
地図上ではすぐそこに思える和歌山のなんと遠いことか……（泣）

イルカショー、すごいですね！
こんなにたくさんのイルカが同時に……
イルカも、トレーナーさんたちも、本当にプロですね
by pomu. (2010-11-24 14:26) 

金沢は新幹線では行けないんですよ。
オレは高速バスで行きました。東京から8時間と少し。
遠かった～　そこから水族館まで3時間弱。
ウチからだと12時間くらいかかったことになりますね。
まったく、ニューヨークまで行けるわ!!　って感じですよ。

和歌山も遠いですよね。和歌山市から先はもう苦行です（笑）

イルカショーは全部で6頭立てなんですが、カマイルカ5頭はトレーナーひとりで扱ってました。
でも、名古屋港水族館なら、もっと多くのイルカが1度に飛びますよ。
by ミストラル (2010-11-25 00:38)