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箱根園水族館で垣間見た人魚伝説!? [雑談]

以前、水族館ナイトで荒俣宏氏が話し手だった時、トークのかなりの時間を“人魚伝説”について語っておられた。
未知の世界である海の中に暮らす、美女の姿をした半魚。
今ほど海や、そこで暮らす生き物のことが分からなかった時代には、リュウグウノツカイやら、ジュゴンなんかを人魚に見立てて、想像をかき立てたんだろうなぁ、と。

とは言え、個人的には人魚にロマンや憧れを感じたことはない。
だって、上半身がいかにオレ好みな女性だったとしても、下半身は魚なんでしょ?
ってことは、上半身だって生臭い粘膜に包まれてるんだろうし、そもそも、水から上げると弱ったりしそうだし…
また、ウチで暮らしてもらうためには、大きな水槽も必要だろうし、鱗がない? 上半身は、ちょっと水が悪くなるだけで、肌荒れしたり、調子が悪くなったりしそうだから…

でも、思いがけずも箱根園水族館で、オレにも潜在的な人魚への憧れがあったのかしらん? みたいなことを思わされた。

バイカルアザラシのショーが終わった後、大水槽の前に戻り、何気なく魚たちを眺めてた。箱根園の大水槽は、とりわけ好きな魚も入ってないし、主役級不在の水槽だが、何故だか魅力的でお気に入り。ボケッと眺めるには最適なのだ。
するとそこに、ダイバーが入ってきた。何でも、ダイバーショーが行われるとのこと。
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フワフワと自分の目線より少し高い位置を進んでいくダイバーの姿は、こちらまで水中にいるかのような感覚に導いてくれる。
沢山の魚たちを引き連れながらオレがいる方へとやってきて、こちらへ向かって手を振っている。ふと気付くと、オレも手を振り返してた。
我に返った瞬間、“いい歳したオッサンが何やってるんだ!! 気持ち悪い”と、振っていた手を引っ込めたが、一瞬、我を忘れてしまうくらい見とれてたってことだ。
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そこで思った。
人魚に憧れる気持ちって、こういうのかなぁ、って。
ダイバーは女性だったけれど、ウェットスーツに身を包み、マスクを付けた姿は、オレ好みかどうかを判断することはできなかった。でも、とても素敵に、綺麗に見えた。
水の青さ、銀色に光り輝く泡、水中に筋をなす射し込む光と相まって、とても幻想的なひととき。まったく期待してなかったダイバーショーに、すっかり魅了されてしまった。
IMG_6723.jpg
ただ、いただけないのは、ダイバーショーの最中に流れてる音楽だ。
“あ~私の恋は~♪”と“ぽーにょぽーにょぽにょ♪”
青いサンゴ礁なんて、今どきの子たちは知らないよ、きっと。
それはともかく、幻想的でとても綺麗な世界を見せているのに、もっとそれらしいのあるでしょ!? 簡単にできる部分だけに、すぐにでも改善されることを望みたい。

ダイバーはいつも女性なのかは分からないし、男のダイバーだったらどう見えたのかも分からないけど、また見に行きたいと思うショーだった。

オレのブログにあるまじき(笑)、魚以外の話が続いているので、魚のことも少し。
この水槽のお気に入りであるアオチビキとナミフエダイ。
IMG_6705.jpg
アオチビキ
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ナミフエダイ
どちらも1匹ずつしかいないのだけど、アオチビキは怖い顔して水槽内をギュンギュン回遊。ナミフエダイはゆっくりと水槽内をパトロール。以前より上の方まで来るようになったかな!? 
どちらも相変わらず元気そうに暮らしてました。
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コメント 2

pomu.

足は二股に分かれていますが、たしかに人魚です
水の中の動きって、すごくしなやかで優雅ですもんね
その動き+上半身が美しい女性なんていったら、「人魚」がどんどん美化されていくのもうなづけます
でも、確かに一緒に暮らすのは大変そうです
半分が陸、半分が海になった家を建てなくては(汗)

それにしても、「青いサンゴ礁」はないですよね……
by pomu. (2010-07-31 17:48) 

ミストラル

>pomuさん

水族館のスタッフの人たちは、日々、潜っていますから、やはり皆さんうまいです。
多分、見た目に綺麗な潜り方を知ってるんでしょうね。
それにしても、ダイバーショーの音楽は考えて欲しいものです。
興醒めですよ。

ところで、人魚って何食べるんですかね?
やっぱり、生きた魚をバリバリ行くんですかね?
by ミストラル (2010-08-01 13:31) 

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