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箱根園水族館のピラルクー [ピラルクー]

いつかのブログでも書いたけれど、東京やその近郊では、水族館の数は多いのに、大きなピラルクーが見られる所は意外と少ない。
そういう意味では、比較的大きなピラルクー水槽がある箱根園水族館は東京・神奈川のピラルクーファンにとっては、貴重な存在と言えると思う。
海水館ができる前の淡水館だけだった時代は、それこそピラルクーが文字通り、最大の展示物だったワケだから、きっと、箱根園水族館にとっては重要な展示のはずだ(と思う)。

現在、ピラルクーが入っている水槽は2カ所。
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メインのピラルクー水槽は、かつてバイカルアザラシが暮らしていた水槽。
そのため、背景が白い氷のような雰囲気で、ちょっとピラルクーとはかけ離れた雰囲気。また、淡水館では最大の水槽ではあるのだけど、バイカルアザラシの3倍はあろうかというピラルクーの体長を考えると、ちょっと奥行きが不足気味なようにも見える。でも、横幅は十分にあって、あまり泳ぎ回らないから、それほど窮屈ではないようだけど。
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その水槽ではピラルクーの他に、アリゲーターガー、コロソマ、レッドテールキャットなどが暮らしているけど、水槽の左端(順路手前側)にピラルクー、右端(出口側)にコロソマやレッドテール、中央付近にアリゲーターガーと、それぞれが別々のエリアをテリトリーにしてるのか、いつも大体決まった所にいる。
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天窓から光が射し込むお陰か、ピラルクーはそこそこ綺麗。
天気のいい日の方が、水槽が明るく、より綺麗に見えるのでオススメだ。

ネームプレート等は特に出ていないけれど、ピラルクーがいる水槽はもうひとつある。
世界の淡水魚のフロアの、シクリッドが沢山泳いでいる水槽だ。
IMG_6616.jpg
ここには以前から小さめの2匹が入っていたのだけど、久しぶりに行ってみたら1匹になってた。でも、残った個体は随分大きくなっていたから、ピラルクー水槽へ引っ越す日も近いかも知れない。
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この水槽の個体はやけに臆病で、以前は隠れるばかりでほとんど出てこなかった。
大きくなった今では、少しは前の方にも出てくるようになっていたけれど、それでもまだオドオドしてて、水槽の前で人が動くと、すぐに奥の方へ逃げ込んでしまう。
でも、個体としてはよさそうだから、明るい水槽で見てみたいなぁ、と思わされる。
暗い水槽では、せっかくの素質も開花せずに終わってしまうだろうからね。

先にも書いたように、東京や神奈川の水族館でピラルクーが見られる水族館は少ない。
しかも、箱根園にあるようなピラルクー水槽がある水族館はないし、たった4匹とは言え、個体数でもNo.1だ。
そういう意味では、貴重な存在と言えるワケで、これから先も、綺麗なピラルクーが楽しめるよう、箱根園水族館には引き続き頑張って欲しいと思う。
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コメント 2

pomu.

あんなに立派で堂々としているように見えるピラルクーですが、臆病なコもいるんですね

こちらでピラルクーの記事を拝見し、アクア・トトで実物を見て以来
すっかりピラルクーのファンになりました
乱獲されたりして数が減っているようなのが悲しいです


by pomu. (2010-08-05 14:01) 

ミストラル

>pomuさん

魚も個体ごとの性格の違い、結構ありますよ。
ピラルクーは概ね、陽気なものが多いですが、臆病なものは異常なくらい臆病です。
成長に伴い、臆病さも薄れてくるんですが、そのまま巨大化すると厄介です。
飛び出したり、水槽壊したりするのは、大抵、その手の性格の持ち主です。

ピラルクーや南米の魚は、乱獲ももちろん、環境汚染も気がかりです。
トキ(朱鷺)みたいに、失ってから慌てる繰り返しから、いい加減、卒業したいなぁ、なんて思うのですが、同時に、日本の水族館でピラルクーに会いたいなんて思うオレ自身、言ってること矛盾してますね。
by ミストラル (2010-08-05 23:16) 

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