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名古屋港水族館の超弩級イルカプール(北館) [鯨類]

前のブログにも書いた通り、名古屋港水族館を訪れるのは12年ぶりくらい。
当時は名古屋港水族館自体が出来て間もない頃で、現在入り口のある北館なんていうのも当然、存在していなかった。
だから、今回は、その北館をしっかり見物したいというのも大きな目的だった。

現在の名古屋港水族館は、漏れなく北館から入館する順路が設定されている。
まず、入場するとすぐに、目の前の大きく深い水中窓が広がっている。
そこにイルカたちが覗き込みに来たり、アクリルの前をスイーッと通り過ぎたりしている。
まず、その時点で驚かされる。
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3頭ほどのイルカがいるだけのプールにしては、ものすごく深く大きいからだ。
しかし、その時点でのオレの驚きなんて、まだまだ序の口。
そのまま館内を進んでいくと、フロア全体が青く染まったような劇場のような空間が現れる。もちろん、フロアを青く照らしているのは、プールの水だ。
映画館のスクリーンのように巨大なアクリルパネルの向こうには、想像以上に巨大な、圧倒的な広さのあるプールが広がっていた。
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遠くに見える対岸にイルカが数頭いるのが見えるが、3mはあろうかというバンドウイルカが小虫のようにしか見えないほどだ。

ここのプールは1万3400tという、日本はもちろん、世界でも屈指の規模を誇っているが、やはり数字からイメージするのと、実際に見るのとではやはり大きく印象が異なるものだ。誰かがここのプールを“海”と表現していたのを聞いたことがあるが、それも大袈裟な感じがしないほどだ。
だから、イルカショーの最後に繰り出される複数頭でのジャンプは、まさに自然下のイルカの群れを眺めているような気分になれる。
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確かにこの規模のプールとなると、シャチくらいいないとカッコがつかないだろうなぁ、と納得できる。
鴨川では7頭のシャチファミリーがここの1/3ほどのプールで暮らしているが、プールを交換してあげられればいいのに……

オレを圧倒した規模とゴージャスさは、シロイルカが飼われたスペースにも当てはまる。
あまりにもスケールのでかいメインのショープールを見た後では、小さく感じてしまうが、シロイルカのプールとしてはどこよりも広くて深い(アクアスのは見たことないけど)。
そこでは、ここで生まれた子供を含めた4頭のシロイルカがのんびりと泳いでいた。

プールの上部へと移動すると、そこは大きなドーム型の屋根に覆われたシロイルカだけの空間。上から見ると、そのプールの巨大なことにあらためて驚かされる。
さらに、上からしか見えないサブプールがあって、そこにもう1頭。飼育個体数でも他をリードしている。現状では、繁殖に成功している国内唯一の施設でもある(アクアスの個体が妊娠しているそうだが)。

シロイルカは特にパフォーマンス等は披露していないが、日に何度か設定されたフィーディングタイムで、簡単なパフォーマンスを見せてくれる。
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飼育スタッフと遊んでいるだけとも言えるが、それがとても可愛いのだ。
初めて知ったのだが、シロイルカは口の中を触られるのが大好きなのだそうだ。
ナナ(名古屋港生まれの仔)も飼育スタッフの手を長いことくわえていたし、口を開けて飼育スタッフに甘える個体も。何でも、餌を与えるのと同じくらい喜ぶのだとか。
そういえば、鴨川シーワールドでも、口の中を撫で回していたっけなぁ、と思い出した。
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餌を食べるトレーニングを始めたナナ。今は餌より手が好きみたい。

シロイルカが好きな人なら、名古屋港水族館は行っておくべき水族館と言える。
他にも数多くの骨格標本や、実物大の模型、パネルでの展示など、鯨類の博物館としてもものすごく充実した展示がなされていて、ホント、驚かされっぱなしだった。
名古屋港水族館、スゴイです!!
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