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マリンピア日本海の気になる魚(海水編) [海の魚]

前のブログにも書いた通り、全体的にあっさりとした印象を受けたマリンピア日本海なのだけど、魚好きなオレが楽しめなかったかというと、決してそんなことはない。

水槽の数も多いし、見たことのない魚だってちゃんといた。
“おおっ!!”みたいなものもいたし、それはそれなりに楽しんできた。
というワケで、今回はマリンピア日本海でオレが気になった魚、ベスト4を紹介したいと思う。

順路通りに進み、魚の展示ゾーンに入ってすぐくらいの場所にあるガルベストン水槽。
新潟市とテキサス州ガルベストン市は姉妹都市だそうで、そこの代表的な魚が展示された水槽だ。中に入っているのは、比較的暖かいメキシコ湾(カリブ海)の魚。といっても、色鮮やかなカリブ海のコーラルフィッシュなどではなく、食用魚然とした大型魚が4種類。その手の魚が日本の水族館で展示されることは少なく、伝わってくる情報も希薄。だから、彼の地ではありふれたような魚なのだろうけど、ものすごく新鮮に映るのだ。
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水槽の主役は、恐らく日本で一番沢山飼われているだろうターポンなのだけど、ここではあえて、同居していたレッドドラムとスヌークに注目したい。

レッドドラムは見た目から想像できる通り、ニベの仲間の魚。
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流石のアメリカンサイズで、1mをラクにオーバー。ターポンに引けを取らない迫力だ。
でも、オオニベみたいな大型捕食魚的なカッコよさはなく、巨大な坊主頭のオッサン顔。
金属的な鈍い輝きを放つ体に対して、アンバランスな顔が、何とも不気味。
決してカッコよくないのだけど、その妙な? 迫力ぶりについついカメラのシャッターを押してしまう、妙に惹き付けられる変な魅力を持った魚だった。

それからスヌーク。
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こいつも見ての通り、スズキに近い仲間で、やはり1mほどのアメリカンサイズ。
現地ではターポンなどと同様、釣り魚としても有名なのだけど、かなり昔、日本でもサウスアメリカンパーチという名前で観賞魚として流通したことがある。
同じサイズのナイルパーチなどと比べると、線が細い印象で、しかも無理やり淡水飼育されているものだから状態もパッとせず、当時はあまり魅力を感じない魚だったという記憶がある。
これほど大きな個体を見たのは初めてだけど、やっぱりオレのタイプとはちょっとずれてる。でも、流石にこのサイズともなると、説得力あるとでもいうのか、そのカッコよさに納得させられる。

ガルベストン水槽の魚は、比較的好みのタイプだったことから、強い印象を残したのだけど、好みのタイプではないのに、インパクトだけはその日最強だったかも知れないのがクサウオだ。
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この手の魚はあまり好きじゃないので、これまで行った水族館にコイツが飼われていたかどうかも定かではないのだけど、ここには沢山いた。
水槽を覗き込んだ瞬間に目が合い“何だこの巨大なオタマジャクシは!!”
真っ正面から見た顔は、ウシガエルのオタマそのもの。それよりもはるかに大きい30㎝くらいのサイズで、泳ぎ方も重いオタマジャクシといった印象。しかも、ダンゴウオみたいにお腹の吸盤でガラス面とか岩に貼り付いてて、うえ~ってな感じだ。
でも、印象の強さは最高レベル。余談だが、美味しいらしい。

様々な魚が展示された水槽の並びの中には、当然、サンゴ礁の水槽もある。
水族館ならどこにでもある、定番的な展示だ。
色鮮やかなチョウチョウウオやニザダイ類、スズメダイなどが泳ぎ回る水槽の中に、カンムリベラを発見した。
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余所の水族館のサンゴ礁水槽よりも、ベラの数が多いような気もしたのだけど、その中の1匹。幼魚はとても綺麗な色をしているのだけど、成魚はほぼ黒に近い。
展示されていたのは1匹だけで、ほぼ大人の体色に変化した若魚。だから、やたらと地味な印象なのだけど、大型のベラで1mほどに成長する。
大きな個体は額が突出し、メガネモチノウオ(ナポレオン)にも劣らない立派な魚だと思う(←言い過ぎ?)のだけど、水族館ではほとんど見かけることはない。
だからピックアップしてみたのだけど、ちょっとインパクトに欠けるなぁ。
応援の意味も込めて、ここに紹介しておく。行かれた際には、その成長ぶりをチェックしてみて欲しい。
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