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鴨川シーワールド生まれの3世シャチ [鯨類]

新聞やニュースなどでも報道されていたから、知っている人も多いと思うのだけど、今月の13日、水族館生まれのシャチから初となる3世シャチが生まれた。

先月は名古屋のシャチが死んでしまうという残念な出来事があった後だけに、なおさら嬉しい。記念すべき日本初の3世シャチに会いに、7ヶ月ぶりに鴨川シーワールドに行ってきた。

7ヶ月も間を空けてしまったお陰で、子シャチ以外にも見逃せない大きな変化が沢山あったのだけど、まずは目的の子シャチの元へとすっ飛んで行った。
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第一印象はやっぱり“小さい!!”
小さいといっても、大人のカマイルカくらいはあるのだけど、それでも、あんなに小さいシャチは初めて見た。
それまで小さいとばかり思っていたランが馬鹿でかく見えたほど。

鯨類の子供は、親とほとんど変わらない形や色をしているせいか、その他の動物の子供みたいな可愛らしさはないと思う。少し大きくなると、子供らしい動きの可愛らしさは出てくるけれど、生まれたばかりの子はひたすら泳ぎ続けているし、親から片時も離れないので、小ささ以外で可愛さを実感することは正直言ってないように思う。
むしろ、2年前に生まれたランの方が子供らしい動きで、可愛らしいほど。
まぁ、可愛いというには、もう大きすぎるけれど。

でも、まだ生後1週間しか経ってないということで、黒白模様もボンヤリしてるし、ヒレもフニャッとした感じで“生まれたばっかりなんだなぁ”という印象はあった。
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子供の存在以上に驚かされたのは、母親になったラビーやおばさんになったララが、何だか急にしっかりしちゃったみたいな雰囲気になってたこと。
2頭ともまだ若いから、じゃれて遊んだりして、(オスカーなんかと比べると)まだ子供っぽい感じもあったのに、全然そんな雰囲気を感じさせず、2頭ともすっかり大人のシャチといった感じで、子供を左右から挟むようにガードしてずっと泳ぎ続けてる。
そのせいか、ララはショーが始まっても今ひとつノリが悪いような感じで、ラビー母子に寄り添っている時間が長かった。
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母親のラビーは、止まることなくずっと泳ぎ続けていて、餌もマラソンの補給みたいに、泳ぎながら口に投げ入れてもらってた。
ノンストップなのは子供もだけど、そのタフさにもビックリだ。
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鴨川生まれのシャチとしては、初めてのオス。
生まれたばかりで気の早い話だけれど、気になるのは血縁関係のないメスが鴨川にはいないこと。
まずは無事に元気に成長してくれることが先決だが、今現在日本の飼育下にいるシャチは、鴨川の7頭を除くと、太地くじら博物館にいるナミ1頭のみ。
シャチの繁殖が何歳まで可能なのかは分からないけれど、可能性という意味では、生まれた子が成熟するまで元気でいて欲しいものだ。

鴨川シーワールドの年間パスが切れてから久しいけれど、また新しい楽しみができてしまった以上、もう1度パスを買うしかないかな? なんて思っている。
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ずぅ

さっそくのレポート、ありがとうございます(^o^)
貴重なシャチの赤ちゃんと、まわりのシャチたちの様子が
よく伝わりました☆

さすがの行動力でいね(^^)/
by ずぅ (2008-10-21 23:03) 

ミストラル

こちらこそ、早速のコメント、ありがとうございます。
ずぅさんはシャチがお好きなのですね。

水族館で見たい何かがある場合、できる限り早く行くことが鉄則だと思っています。
何が起こるか分かりませんし、子シャチの場合は、すぐに大きくなってしまうんじゃない、みたいな危機感? があったもので(笑)
流石に、生後1週間では、まだまだ小さかったですけど。
by ミストラル (2008-10-22 15:18) 

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