SSブログ

カワスイ 川崎水族館の気になる魚 Vol.2 [淡水魚]

世界の淡水魚を展示したカワスイだが、各地の魚が並ぶ10Fに対し、9Fはアマゾンのみ。
当然、充実度はアマゾンエリアの方が高い訳だが、単に展示点数や種類数が多いだけでなく、不思議と“いいもの”が並んでいたりする。
ここで言う“いいもの”とは、あまり見掛けないマニアックな種類や、珍しい種類、また、珍しくなくても綺麗な個体。色々な意味であまり見られないものと解釈してもらいたい。
半年を経て、水槽の魚たちは新たな魅力を花開かせつつあったり、また、前回訪問時は見なかったものなど、今回も楽しませてもらった。

アマゾンエリアの魚の話をする前に、詫びておきたいことがひとつ。
前回訪問時に書いたブログ「カワスイの気になる魚」で“パティかも!?”と登場させたナマズ。
今回あらためて見たところ、間違いなくピニランプスでした(汗)
LY5A5040.jpg
オレのブログを読んで、パティいるの!? とカワスイに行ってしまった人がいたとしたら、本当に申し訳ない!! 画像も載せていたし、そんな人は多分いないとは思うけれど……
半年ぶりに見る同じ個体は、少しふっくらしたのか、どこからどう見てもピニランプスにしか見えなくなってた。
というか、最初からそうだったのだろうけど、瞬時の勘違いからの思い込みで暴走しちゃったようです。まったく、死ぬほど恥ずかしい……
ただ、ピニランプスとしてはスポットも多くて綺麗な個体なので、好きな人にはあらためてオススメしておきたいと思います!!

そのピニランプスがいる水槽には、20㎝前後のアイスポットシクリッドが何匹か入っているのだけど、それらがなかなか素敵な個体揃いだ。
LY5A4993.jpg
アイスポットシクリッドが15種類に分かれて以降、もはやどれがどれなのかすっかり分からないのだけど、この水槽にいるのはいわゆる“パッカ型”で、恐らく3種類。
画像のタイプの他に、スポットがもう少し荒く少ないタイプ、スポット模様が少なく、体高の低い、ひと昔前ならテメンシスとされていただろうタイプ。
どちらのスポット模様も幼魚色であることは間違いなく、どちらもこの先の成長が楽しみなのは同じ。どの種類なのか答えが分かるかもしれないという意味でも、今後の楽しみのひとつ。
綺麗に育ってくれることを期待したい。

同じ水槽を泳ぐブリコンにも“おっ!!”となった。
LY5A5060.jpg
銀色の魚体からシルバードラド(Brycon melanopterus)だと思っていたんだけど、あれっ!? 違うのがいる、となったのが画像の魚。
顔も違うし、色合いもちょっと違う。多分これ、ピラプタンガ(Brycon hilarii)だよね?
種類はともかく、一瞬同じに見える違う魚を入れてあるなんて、マニアックなことするなぁ(笑)
ピラプタンガが本来の色を発色すれば、B.melanopterusとは一瞬で区別できるはずなんだけど、これも今後に期待したい1匹かな? なお、個体数はピラプタンガの方が多い模様。

ナマズでもう1種。ショベルノーズキャット。
LY5A5025.jpg
これは前回行った時にも気になってはいたんだけど、フィダルゴとか上記のピニランプスとかが気になりすぎて、登場させるには至らなかったのだ。
前に行った時はピラルクーの水槽にいたが、おとなしく、巨大化しないショベルノーズは、あの水槽の面々と暮らすのは少々しんどかった? 温室最後のシルバーアロワナの水槽へと移動されてた。
数匹いる内の何匹かは、既に吻先をぶつけて折れ曲がってしまっているが、綺麗な状態を保っているものもいる。でも、気になったのはそこじゃない。
ショベルノーズキャットの、これだけ大きな個体というのは、気にならずにはいられないというもの。展示されているものは、この種類にしてはかなり大きいのだ。
ちなみにこのナマズ、今となっては少数派で、あまり見掛けない気がするけれど、オレがガキの頃は安く売られていた普通の魚。当時はやけに高かったタイガーショベルを買えない人が飼う魚、みたいな言われ方をしていた。
ウチでも飼ってたことがあったけれど、そんな懐かしさと、思わぬデカさからここに載せたんだけど、オレと同じ世代の熱帯魚好きなら、同じようなことを思うだろうなぁ、と(笑)
吻が折れてない個体が、このままずっと綺麗でいてくれるといいのだけれど。

最後の1匹もナマズ。
ショベルノーズキャットのいる水槽を眺めていると、これまたものすごく久しぶりに見る魚の姿が目に入った。
LY5A5050.jpg
エイティーンスポットショベルノーズ。昔の人ならフォックスフェイスと言った方が通じやすいかな?
アマゾンの大型ナマズにしては、それほど大きくならず、マッチョな大型種と比べると線が細く、昔からそれらの陰に隠れてしまうような印象の種類だったが、いつしかほとんど見ない魚になってた。
オレも見るのは何年ぶりだろう? 昨年11月、琵琶湖博物館で遭遇したノーザンパイクに続き、思わず“懐かしい!!”と声を上げてしまった第2弾となった(笑)
久しぶり過ぎて、その存在を忘れていたくらいの魚だが、どこにいたんだろう? オレが知らないだけで輸入はされてたんだろうか?
展示されているのは40㎝くらいの大きさで、水槽飼育のフルサイズ級。

エイティーンスポット大好きだった人、カワスイ行けば会えるよ!!
nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

Kazu

珍しい魚の紹介ありがとうございます!ピラプタンガなどはカワスイの図鑑に掲載されていないのですが、そういう魚に気付けるとより楽しみが広がるように思いました。前は、アマゾンに行くまでに集中して後半は見疲れ?してしまいましたので、次回は後半に集中したいと思います(笑)
by Kazu (2021-02-07 21:07) 

ミストラル

>kazuさん

なるほど!! 後半は見疲れしちゃいますか!?

10Fに好きな魚がいたりすると、そうなっちゃうかも知れませんね。
特に温室は最後の最後ですから、さらっと流して見ちゃう人も多いのかも。
次回はちょっと? 頑張ってみてください!!
by ミストラル (2021-02-10 11:05) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。