シドニー動物園の(水族館の)気になる魚 [淡水魚]
オーストラリアの魚、それも淡水魚は多くの日本人にとってあまり馴染みのない存在だ。
それほど多くの種類がいないことは知っていても、どんなものがいるのかまでは知らない、魚を飼う趣味がある人でもそんな人が多いのではないだろうか。
でも、知ってる魚とも近いものは多いらしく、シドニーズーでもそんなことを感じさせる魚がいくつか見られた。
そのひとつがこれ。アガシジィズグラスフィッシュ(Ambassis agassizii)
グラスフィッシュがいるなぁ、と思いつつ、ふと目に入った魚名板で、よく知った種類でないことに気付かされた。
グラスフィッシュであるからして、特徴的だったり、強く印象に残るような色はない。
よくよく見てみれば、よく知るグラスフィッシュより白っぽい?
でもまぁ、オーストラリア、それも地元産の見たことない淡水魚である。ありがたがっておかなくては!!
でも、そんな見知らぬグラスフィッシュよりもずっと驚いたのが、ジャイアントグラスパーチだ。
こちらも同じくグラスフィッシュの仲間で、日本にも輸入されていたりするが、グラスフィッシュなのに透明感のない中途半端な印象の魚、みたいなイメージの魚だった。
しかし、オレはここシドニーで、この魚の真の姿を見たような気がした。
まず、デカい!! 日本で見るものはどれも7~8㎝くらいのサイズ感だが、ここにいたものはそのプラス10㎝くらいな感じ。「こんなデカくなるの!!」思わず声が出た。
しかも、ヒレが黄色味を帯び、派手でこそないものの、日本で見る色味のない地味な魚というイメージではない。
当然、印象は大きく変わる。自分の中のイメージを大きく覆された1匹だった。
イメージが覆ったと言えば、マレーリバーレインボー(Melanotaenia fluviatilis)も。
オーストラリアの淡水魚と言えば、レインボーフィッシュ!! というイメージがあるから、それが見られることも楽しみにしていた。
3種類くらい? がいたが、どれもデカい!! でも、どれも驚くほど色がない。
マレーリバーレインボーはそれこそ地元の魚だが、レインボーフィッシュの魅力がまるで見えない個体ばかり。
でも、デカい。オスで10㎝と言われるが、ここにいたものは15cmくらいありそうなものばかり。
名古屋港水族館でも思ったことだけど、レインボーフィッシュは巨大化させると色が飛ぶのかも知れない。
動かないマーレーコッドを待っている間、色のないレインボーフィッシュなど同じ水槽の魚たちを眺めていたんだけど、水槽中央の流木にオオウナギがいるのを見つけた。
オオウナギもいるんだなぁ、くらいに思っていたら、違う種類だった。
スペックルドロングフィンイール(Anguilla reinhardtii)という種類らしい。
オーストラリアウナギに対する、南半球版オオウナギに相当する種類なのだろう。
体の長さもさることながら、顔や太さなんかもオオウナギに似てる、というかその場ではそのものに見えた。
赤道を挟んでその北と南に同じような魚が存在しているという事実は、進化とか環境への適応とか、生き物の奥深さみたいなことを束の間ながら、大いに意識させられた。
シドニーズーの水族館で、いや、シドニーズー自体で見られたものの中で、もっとも衝撃的で、かつ嬉しかったのは、多分、マーレーコッドだ。
シドニーズーにマーレーコッドがいることはHPで見て知っていたので、見られるのを楽しみにしていたのだけど、展示された個体を見た時、非常に見にくい位置にいて頭だけしか見えなかった。でも、たったそれだけでも、正直、ブッ飛んだ。
ひとつ前のブログにも書いたが、とてつもなくデカかったからだ。
ここまで大きな個体を見たのは初めてだったのもあるが、本当にこんなに大きくなるとは思っていなかったからだ。
各種資料等々には、マーレーコッドは最大1.8mになると書かれているが、アベレージサイズは50~60㎝くらいなんじゃないの? と思っていた。
オレが日本で見聞きしたことがあるものはそのくらいのものが多く、それ以上大きくなりにくい、みたいな話も聞いていたからだ。
ここにいたものは1.2mほど。最大とされる1.8mには全然及ばないのだけど、それでも体の分厚さとか、口の大きさとか、もはやオレの知ってるマーレーコッドとは違う魚のようで、大袈裟でなくタマカイなどの大型ハタみたいな存在感。
これなら1.8mくらいになるのかも。そんな説得力もあった大型個体だった。
大型ハタと言えば、まったくと言っていいほど動かない点もそれらしいところ。もともとビュンビュン泳ぎ回るような魚ではないが、大型化するとより一層、動きが少なくなるらしい。
全然動かないのかと諦めかけていたら、同居の魚たちが水槽の端の方を気にして、そちらの方に集まりだした。
どうやら、中の人がバックヤードを通って行ったようだったが、他の魚の動きにつられて、水槽の逆の端にいたマーレーコッドも姿を現したという訳だ。
全身がちゃんと見られたのはとてもラッキーだった。簡単に行けない場所だけにね。
それほど多くの種類がいないことは知っていても、どんなものがいるのかまでは知らない、魚を飼う趣味がある人でもそんな人が多いのではないだろうか。
でも、知ってる魚とも近いものは多いらしく、シドニーズーでもそんなことを感じさせる魚がいくつか見られた。
そのひとつがこれ。アガシジィズグラスフィッシュ(Ambassis agassizii)
グラスフィッシュがいるなぁ、と思いつつ、ふと目に入った魚名板で、よく知った種類でないことに気付かされた。
グラスフィッシュであるからして、特徴的だったり、強く印象に残るような色はない。
よくよく見てみれば、よく知るグラスフィッシュより白っぽい?
でもまぁ、オーストラリア、それも地元産の見たことない淡水魚である。ありがたがっておかなくては!!
でも、そんな見知らぬグラスフィッシュよりもずっと驚いたのが、ジャイアントグラスパーチだ。
こちらも同じくグラスフィッシュの仲間で、日本にも輸入されていたりするが、グラスフィッシュなのに透明感のない中途半端な印象の魚、みたいなイメージの魚だった。
しかし、オレはここシドニーで、この魚の真の姿を見たような気がした。
まず、デカい!! 日本で見るものはどれも7~8㎝くらいのサイズ感だが、ここにいたものはそのプラス10㎝くらいな感じ。「こんなデカくなるの!!」思わず声が出た。
しかも、ヒレが黄色味を帯び、派手でこそないものの、日本で見る色味のない地味な魚というイメージではない。
当然、印象は大きく変わる。自分の中のイメージを大きく覆された1匹だった。
イメージが覆ったと言えば、マレーリバーレインボー(Melanotaenia fluviatilis)も。
オーストラリアの淡水魚と言えば、レインボーフィッシュ!! というイメージがあるから、それが見られることも楽しみにしていた。
3種類くらい? がいたが、どれもデカい!! でも、どれも驚くほど色がない。
マレーリバーレインボーはそれこそ地元の魚だが、レインボーフィッシュの魅力がまるで見えない個体ばかり。
でも、デカい。オスで10㎝と言われるが、ここにいたものは15cmくらいありそうなものばかり。
名古屋港水族館でも思ったことだけど、レインボーフィッシュは巨大化させると色が飛ぶのかも知れない。
動かないマーレーコッドを待っている間、色のないレインボーフィッシュなど同じ水槽の魚たちを眺めていたんだけど、水槽中央の流木にオオウナギがいるのを見つけた。
オオウナギもいるんだなぁ、くらいに思っていたら、違う種類だった。
スペックルドロングフィンイール(Anguilla reinhardtii)という種類らしい。
オーストラリアウナギに対する、南半球版オオウナギに相当する種類なのだろう。
体の長さもさることながら、顔や太さなんかもオオウナギに似てる、というかその場ではそのものに見えた。
赤道を挟んでその北と南に同じような魚が存在しているという事実は、進化とか環境への適応とか、生き物の奥深さみたいなことを束の間ながら、大いに意識させられた。
シドニーズーの水族館で、いや、シドニーズー自体で見られたものの中で、もっとも衝撃的で、かつ嬉しかったのは、多分、マーレーコッドだ。
シドニーズーにマーレーコッドがいることはHPで見て知っていたので、見られるのを楽しみにしていたのだけど、展示された個体を見た時、非常に見にくい位置にいて頭だけしか見えなかった。でも、たったそれだけでも、正直、ブッ飛んだ。
ひとつ前のブログにも書いたが、とてつもなくデカかったからだ。
ここまで大きな個体を見たのは初めてだったのもあるが、本当にこんなに大きくなるとは思っていなかったからだ。
各種資料等々には、マーレーコッドは最大1.8mになると書かれているが、アベレージサイズは50~60㎝くらいなんじゃないの? と思っていた。
オレが日本で見聞きしたことがあるものはそのくらいのものが多く、それ以上大きくなりにくい、みたいな話も聞いていたからだ。
ここにいたものは1.2mほど。最大とされる1.8mには全然及ばないのだけど、それでも体の分厚さとか、口の大きさとか、もはやオレの知ってるマーレーコッドとは違う魚のようで、大袈裟でなくタマカイなどの大型ハタみたいな存在感。
これなら1.8mくらいになるのかも。そんな説得力もあった大型個体だった。
大型ハタと言えば、まったくと言っていいほど動かない点もそれらしいところ。もともとビュンビュン泳ぎ回るような魚ではないが、大型化するとより一層、動きが少なくなるらしい。
全然動かないのかと諦めかけていたら、同居の魚たちが水槽の端の方を気にして、そちらの方に集まりだした。
どうやら、中の人がバックヤードを通って行ったようだったが、他の魚の動きにつられて、水槽の逆の端にいたマーレーコッドも姿を現したという訳だ。
全身がちゃんと見られたのはとてもラッキーだった。簡単に行けない場所だけにね。