シドニー動物園の(水族館の)気になる魚 [淡水魚]
オーストラリアの魚、それも淡水魚は多くの日本人にとってあまり馴染みのない存在だ。
それほど多くの種類がいないことは知っていても、どんなものがいるのかまでは知らない、魚を飼う趣味がある人でもそんな人が多いのではないだろうか。
でも、知ってる魚とも近いものは多いらしく、シドニーズーでもそんなことを感じさせる魚がいくつか見られた。
そのひとつがこれ。アガシジィズグラスフィッシュ(Ambassis agassizii)
グラスフィッシュがいるなぁ、と思いつつ、ふと目に入った魚名板で、よく知った種類でないことに気付かされた。
グラスフィッシュであるからして、特徴的だったり、強く印象に残るような色はない。
よくよく見てみれば、よく知るグラスフィッシュより白っぽい?
でもまぁ、オーストラリア、それも地元産の見たことない淡水魚である。ありがたがっておかなくては!!
でも、そんな見知らぬグラスフィッシュよりもずっと驚いたのが、ジャイアントグラスパーチだ。
こちらも同じくグラスフィッシュの仲間で、日本にも輸入されていたりするが、グラスフィッシュなのに透明感のない中途半端な印象の魚、みたいなイメージの魚だった。
しかし、オレはここシドニーで、この魚の真の姿を見たような気がした。
まず、デカい!! 日本で見るものはどれも7~8㎝くらいのサイズ感だが、ここにいたものはそのプラス10㎝くらいな感じ。「こんなデカくなるの!!」思わず声が出た。
しかも、ヒレが黄色味を帯び、派手でこそないものの、日本で見る色味のない地味な魚というイメージではない。
当然、印象は大きく変わる。自分の中のイメージを大きく覆された1匹だった。
イメージが覆ったと言えば、マレーリバーレインボー(Melanotaenia fluviatilis)も。
オーストラリアの淡水魚と言えば、レインボーフィッシュ!! というイメージがあるから、それが見られることも楽しみにしていた。
3種類くらい? がいたが、どれもデカい!! でも、どれも驚くほど色がない。
マレーリバーレインボーはそれこそ地元の魚だが、レインボーフィッシュの魅力がまるで見えない個体ばかり。
でも、デカい。オスで10㎝と言われるが、ここにいたものは15cmくらいありそうなものばかり。
名古屋港水族館でも思ったことだけど、レインボーフィッシュは巨大化させると色が飛ぶのかも知れない。
動かないマーレーコッドを待っている間、色のないレインボーフィッシュなど同じ水槽の魚たちを眺めていたんだけど、水槽中央の流木にオオウナギがいるのを見つけた。
オオウナギもいるんだなぁ、くらいに思っていたら、違う種類だった。
スペックルドロングフィンイール(Anguilla reinhardtii)という種類らしい。
オーストラリアウナギに対する、南半球版オオウナギに相当する種類なのだろう。
体の長さもさることながら、顔や太さなんかもオオウナギに似てる、というかその場ではそのものに見えた。
赤道を挟んでその北と南に同じような魚が存在しているという事実は、進化とか環境への適応とか、生き物の奥深さみたいなことを束の間ながら、大いに意識させられた。
シドニーズーの水族館で、いや、シドニーズー自体で見られたものの中で、もっとも衝撃的で、かつ嬉しかったのは、多分、マーレーコッドだ。
シドニーズーにマーレーコッドがいることはHPで見て知っていたので、見られるのを楽しみにしていたのだけど、展示された個体を見た時、非常に見にくい位置にいて頭だけしか見えなかった。でも、たったそれだけでも、正直、ブッ飛んだ。
ひとつ前のブログにも書いたが、とてつもなくデカかったからだ。
ここまで大きな個体を見たのは初めてだったのもあるが、本当にこんなに大きくなるとは思っていなかったからだ。
各種資料等々には、マーレーコッドは最大1.8mになると書かれているが、アベレージサイズは50~60㎝くらいなんじゃないの? と思っていた。
オレが日本で見聞きしたことがあるものはそのくらいのものが多く、それ以上大きくなりにくい、みたいな話も聞いていたからだ。
ここにいたものは1.2mほど。最大とされる1.8mには全然及ばないのだけど、それでも体の分厚さとか、口の大きさとか、もはやオレの知ってるマーレーコッドとは違う魚のようで、大袈裟でなくタマカイなどの大型ハタみたいな存在感。
これなら1.8mくらいになるのかも。そんな説得力もあった大型個体だった。
大型ハタと言えば、まったくと言っていいほど動かない点もそれらしいところ。もともとビュンビュン泳ぎ回るような魚ではないが、大型化するとより一層、動きが少なくなるらしい。
全然動かないのかと諦めかけていたら、同居の魚たちが水槽の端の方を気にして、そちらの方に集まりだした。
どうやら、中の人がバックヤードを通って行ったようだったが、他の魚の動きにつられて、水槽の逆の端にいたマーレーコッドも姿を現したという訳だ。
全身がちゃんと見られたのはとてもラッキーだった。簡単に行けない場所だけにね。
それほど多くの種類がいないことは知っていても、どんなものがいるのかまでは知らない、魚を飼う趣味がある人でもそんな人が多いのではないだろうか。
でも、知ってる魚とも近いものは多いらしく、シドニーズーでもそんなことを感じさせる魚がいくつか見られた。
そのひとつがこれ。アガシジィズグラスフィッシュ(Ambassis agassizii)
グラスフィッシュがいるなぁ、と思いつつ、ふと目に入った魚名板で、よく知った種類でないことに気付かされた。
グラスフィッシュであるからして、特徴的だったり、強く印象に残るような色はない。
よくよく見てみれば、よく知るグラスフィッシュより白っぽい?
でもまぁ、オーストラリア、それも地元産の見たことない淡水魚である。ありがたがっておかなくては!!
でも、そんな見知らぬグラスフィッシュよりもずっと驚いたのが、ジャイアントグラスパーチだ。
こちらも同じくグラスフィッシュの仲間で、日本にも輸入されていたりするが、グラスフィッシュなのに透明感のない中途半端な印象の魚、みたいなイメージの魚だった。
しかし、オレはここシドニーで、この魚の真の姿を見たような気がした。
まず、デカい!! 日本で見るものはどれも7~8㎝くらいのサイズ感だが、ここにいたものはそのプラス10㎝くらいな感じ。「こんなデカくなるの!!」思わず声が出た。
しかも、ヒレが黄色味を帯び、派手でこそないものの、日本で見る色味のない地味な魚というイメージではない。
当然、印象は大きく変わる。自分の中のイメージを大きく覆された1匹だった。
イメージが覆ったと言えば、マレーリバーレインボー(Melanotaenia fluviatilis)も。
オーストラリアの淡水魚と言えば、レインボーフィッシュ!! というイメージがあるから、それが見られることも楽しみにしていた。
3種類くらい? がいたが、どれもデカい!! でも、どれも驚くほど色がない。
マレーリバーレインボーはそれこそ地元の魚だが、レインボーフィッシュの魅力がまるで見えない個体ばかり。
でも、デカい。オスで10㎝と言われるが、ここにいたものは15cmくらいありそうなものばかり。
名古屋港水族館でも思ったことだけど、レインボーフィッシュは巨大化させると色が飛ぶのかも知れない。
動かないマーレーコッドを待っている間、色のないレインボーフィッシュなど同じ水槽の魚たちを眺めていたんだけど、水槽中央の流木にオオウナギがいるのを見つけた。
オオウナギもいるんだなぁ、くらいに思っていたら、違う種類だった。
スペックルドロングフィンイール(Anguilla reinhardtii)という種類らしい。
オーストラリアウナギに対する、南半球版オオウナギに相当する種類なのだろう。
体の長さもさることながら、顔や太さなんかもオオウナギに似てる、というかその場ではそのものに見えた。
赤道を挟んでその北と南に同じような魚が存在しているという事実は、進化とか環境への適応とか、生き物の奥深さみたいなことを束の間ながら、大いに意識させられた。
シドニーズーの水族館で、いや、シドニーズー自体で見られたものの中で、もっとも衝撃的で、かつ嬉しかったのは、多分、マーレーコッドだ。
シドニーズーにマーレーコッドがいることはHPで見て知っていたので、見られるのを楽しみにしていたのだけど、展示された個体を見た時、非常に見にくい位置にいて頭だけしか見えなかった。でも、たったそれだけでも、正直、ブッ飛んだ。
ひとつ前のブログにも書いたが、とてつもなくデカかったからだ。
ここまで大きな個体を見たのは初めてだったのもあるが、本当にこんなに大きくなるとは思っていなかったからだ。
各種資料等々には、マーレーコッドは最大1.8mになると書かれているが、アベレージサイズは50~60㎝くらいなんじゃないの? と思っていた。
オレが日本で見聞きしたことがあるものはそのくらいのものが多く、それ以上大きくなりにくい、みたいな話も聞いていたからだ。
ここにいたものは1.2mほど。最大とされる1.8mには全然及ばないのだけど、それでも体の分厚さとか、口の大きさとか、もはやオレの知ってるマーレーコッドとは違う魚のようで、大袈裟でなくタマカイなどの大型ハタみたいな存在感。
これなら1.8mくらいになるのかも。そんな説得力もあった大型個体だった。
大型ハタと言えば、まったくと言っていいほど動かない点もそれらしいところ。もともとビュンビュン泳ぎ回るような魚ではないが、大型化するとより一層、動きが少なくなるらしい。
全然動かないのかと諦めかけていたら、同居の魚たちが水槽の端の方を気にして、そちらの方に集まりだした。
どうやら、中の人がバックヤードを通って行ったようだったが、他の魚の動きにつられて、水槽の逆の端にいたマーレーコッドも姿を現したという訳だ。
全身がちゃんと見られたのはとてもラッキーだった。簡単に行けない場所だけにね。
シドニー動物園(オーストラリア・シドニー) [海外水族館インプレ]
水族館ブログなのに動物園?
いやいや、シドニー動物園には水族館があるのだ。
もちろん、水族館と言っても、そこに至るまで続いているオーストラリア産の動物を紹介する流れで、同じくオーストラリアの魚などを紹介した展示館だ。動物園によくある爬虫類館みたいな感じ。
動物園の展示のひとつだから、水族館自体の規模はそれほどではないんだけど、それでもサメが泳ぐかなり大きな水槽など全部で11の水槽が備わり、かなり見応えがあった。
行くまではもっと小規模なものを想像していたので、逆の意味で期待を裏切られることになり、思ったよりもはるかに大きな満足感を得ることができた。
動物園もとてもよかったので、シドニーに行く機会のある人には是非ともオススメだ。
シドニーの中心街からは電車とバスで1時間少々。
ブラックタウンという駅からバスに乗るのだけど、そのバスが曲者で、バス停の案内が一切ない。車内アナウンスも電光掲示板もなく、初めて乗る外国人にはとてつもなく難易度の高い。
初めての知らない場所でドキドキしながらスマートフォンの地図を見ながら「次のバス停辺りだろう」と降りようとしたら、運転手のオッチャンが「動物園行くの? だったら次の方がいいよ」と、降りかけたのに次のバス停まで乗せて行ってくれた。
案内はないけれど、運転手は親切なシドニーのバスでした(笑)
入園し、順路を右手に進むと、オーストラリア産の動物が展示されたゾーン。
新しくできた動物園だけあって、動物との距離感が絶妙に近く、非常に見やすい。
初めて見るものも多かったし、コアラなんて比較的近い距離で一生分くらい見たかも、と思えるくらいしっかり見られた。
その先にあるのが水族館で、最大の水槽(というか池)は入館直前から見えるので、これが見られるのか!! と大いにテンションが上がる。
入館するとすぐに入館直前に見た池の水中が見られる。上から見て分かった通り、かなり巨大。水深はそれほどないようで3mくらい? でも、少なくとも500tくらいはありそうなサイズ感だ。
そこを泳ぐのは2匹のオオメジロザメとバラムンディ、ジェイドパーチ。
水は濁りが強く、見えにくい上、日よけだろうか。観覧窓の真上付近の水面に大きなシートが浮かべられており、そこだけ暗い。
おまけに、アクリルが水中側、観覧側のいずれもが綺麗でなく、水中は正直、見にくい。
でも、2mはありそうなオオメジロザメと、沢山いる巨大バラムンディにはかなりときめいた。
この水槽を満たす水は、淡水のようではあったけれど、塩が入っているのか、また、屋外の池ではあったけれど、水温はどのくらいなんだろう?
オオメジロザメもバラムンディも、比較的温かい水温を好みそうだけど……
気になったことをすぐに聞けないもどかしさは、語学力という個人的な事情だが、海外水族館ならではだ。
基本的にオーストラリア産の、淡水の生き物が展示されているが、2つの海水の水槽、何故かシクリッドが沢山いる水槽の3つはこの水族館では異色の存在。
とりわけシクリッドの水槽は何故? 日本では見るのも簡単ではない種類が、なかなか綺麗な状態で展示されていたが、それらはいずれもオーストラリアにはいないもの。彼の地では人気が高い? 個人的にはシクリッドも好きだし、何よりいい個体揃いだったので楽しい水槽だったけれど……
そこからフェアリーペンギンの展示水槽を経て、オーストラリアの淡水魚の水槽へ。
ここには水上部分にメルテンスモニターがいる半水面になった水槽、レインボーフィッシュやマーレーコッドなどが入った水槽、汽水? ボラやスキャットなどが入った比較的大きめの3つ。
どの水槽も魅力的だったけれど、特に気に入ったのはメルテンスモニターがいた水槽。
水上のモニターを見せるためか、水位が低く、水中はしゃがまなくては見えず、さらにしゃがんでも見にくかったりもするのだけど、水中には大きなテッポウウオやイセゴイ、サラトガ(日本風に言うならノーザンバラムンディ)、さらにカメなどいろいろ泳いでいて楽しい。
ここも水の濁りが強かったのだけど、こっちではそんなものなの?
前述のサメ水槽然り、もっと見やすければもっとよかったのに……
また、サメの水槽と同じく気になったのが、水温と塩分濃度。
水槽の上部は網になっていて、すなわち外気温。水温は常温? 加温しているのか。また、テッポウウオやイセゴイもいるけれど、水に塩は入っているのか。
水槽の近くを、担当飼育員と思しき人が通りがかったので、普段なら声をかけるところだが…… 何か方法を考えなくちゃだな。
でも、ここの水族館で一番感動したのは、巨大なマーレーコッドに会えたことだ。
ウチにもいて毎日見ているので、個人的には珍しい魚ではないのだけど、ここにいたのはとにかくデカかったから。
ここにいたものは1mオーバー!!
こんな個体に出会えただけでも、シドニーまで来た甲斐があったというもの。マーレーの話は追ってまた。
帰ってきてまだ日が浅いが、シドニーはいろいろ印象がよかったので、また行きたいなぁ、みたいに思っていたりするのだけど、そんな機会があったなら、ここにもまた行かなくちゃだな。
いやいや、シドニー動物園には水族館があるのだ。
もちろん、水族館と言っても、そこに至るまで続いているオーストラリア産の動物を紹介する流れで、同じくオーストラリアの魚などを紹介した展示館だ。動物園によくある爬虫類館みたいな感じ。
動物園の展示のひとつだから、水族館自体の規模はそれほどではないんだけど、それでもサメが泳ぐかなり大きな水槽など全部で11の水槽が備わり、かなり見応えがあった。
行くまではもっと小規模なものを想像していたので、逆の意味で期待を裏切られることになり、思ったよりもはるかに大きな満足感を得ることができた。
動物園もとてもよかったので、シドニーに行く機会のある人には是非ともオススメだ。
シドニーの中心街からは電車とバスで1時間少々。
ブラックタウンという駅からバスに乗るのだけど、そのバスが曲者で、バス停の案内が一切ない。車内アナウンスも電光掲示板もなく、初めて乗る外国人にはとてつもなく難易度の高い。
初めての知らない場所でドキドキしながらスマートフォンの地図を見ながら「次のバス停辺りだろう」と降りようとしたら、運転手のオッチャンが「動物園行くの? だったら次の方がいいよ」と、降りかけたのに次のバス停まで乗せて行ってくれた。
案内はないけれど、運転手は親切なシドニーのバスでした(笑)
入園し、順路を右手に進むと、オーストラリア産の動物が展示されたゾーン。
新しくできた動物園だけあって、動物との距離感が絶妙に近く、非常に見やすい。
初めて見るものも多かったし、コアラなんて比較的近い距離で一生分くらい見たかも、と思えるくらいしっかり見られた。
その先にあるのが水族館で、最大の水槽(というか池)は入館直前から見えるので、これが見られるのか!! と大いにテンションが上がる。
入館するとすぐに入館直前に見た池の水中が見られる。上から見て分かった通り、かなり巨大。水深はそれほどないようで3mくらい? でも、少なくとも500tくらいはありそうなサイズ感だ。
そこを泳ぐのは2匹のオオメジロザメとバラムンディ、ジェイドパーチ。
水は濁りが強く、見えにくい上、日よけだろうか。観覧窓の真上付近の水面に大きなシートが浮かべられており、そこだけ暗い。
おまけに、アクリルが水中側、観覧側のいずれもが綺麗でなく、水中は正直、見にくい。
でも、2mはありそうなオオメジロザメと、沢山いる巨大バラムンディにはかなりときめいた。
この水槽を満たす水は、淡水のようではあったけれど、塩が入っているのか、また、屋外の池ではあったけれど、水温はどのくらいなんだろう?
オオメジロザメもバラムンディも、比較的温かい水温を好みそうだけど……
気になったことをすぐに聞けないもどかしさは、語学力という個人的な事情だが、海外水族館ならではだ。
基本的にオーストラリア産の、淡水の生き物が展示されているが、2つの海水の水槽、何故かシクリッドが沢山いる水槽の3つはこの水族館では異色の存在。
とりわけシクリッドの水槽は何故? 日本では見るのも簡単ではない種類が、なかなか綺麗な状態で展示されていたが、それらはいずれもオーストラリアにはいないもの。彼の地では人気が高い? 個人的にはシクリッドも好きだし、何よりいい個体揃いだったので楽しい水槽だったけれど……
そこからフェアリーペンギンの展示水槽を経て、オーストラリアの淡水魚の水槽へ。
ここには水上部分にメルテンスモニターがいる半水面になった水槽、レインボーフィッシュやマーレーコッドなどが入った水槽、汽水? ボラやスキャットなどが入った比較的大きめの3つ。
どの水槽も魅力的だったけれど、特に気に入ったのはメルテンスモニターがいた水槽。
水上のモニターを見せるためか、水位が低く、水中はしゃがまなくては見えず、さらにしゃがんでも見にくかったりもするのだけど、水中には大きなテッポウウオやイセゴイ、サラトガ(日本風に言うならノーザンバラムンディ)、さらにカメなどいろいろ泳いでいて楽しい。
ここも水の濁りが強かったのだけど、こっちではそんなものなの?
前述のサメ水槽然り、もっと見やすければもっとよかったのに……
また、サメの水槽と同じく気になったのが、水温と塩分濃度。
水槽の上部は網になっていて、すなわち外気温。水温は常温? 加温しているのか。また、テッポウウオやイセゴイもいるけれど、水に塩は入っているのか。
水槽の近くを、担当飼育員と思しき人が通りがかったので、普段なら声をかけるところだが…… 何か方法を考えなくちゃだな。
でも、ここの水族館で一番感動したのは、巨大なマーレーコッドに会えたことだ。
ウチにもいて毎日見ているので、個人的には珍しい魚ではないのだけど、ここにいたのはとにかくデカかったから。
ここにいたものは1mオーバー!!
こんな個体に出会えただけでも、シドニーまで来た甲斐があったというもの。マーレーの話は追ってまた。
帰ってきてまだ日が浅いが、シドニーはいろいろ印象がよかったので、また行きたいなぁ、みたいに思っていたりするのだけど、そんな機会があったなら、ここにもまた行かなくちゃだな。
沖縄美ら海水族館の気になる魚 Vol.14 [海の魚]
最後に美ら海水族館に行ったのは2ヵ月前の7月1日。
その時の話を今頃になって? ではあるのだけど、個人的な備忘録として。
移動制限がなくなって以降、美ら海水族館には以前のように大勢のお客が押し寄せるようになった。恐らく、経済的困窮も脱することができたのだろう。
中の人たちも採集に出向いたりできるようになったようで、以前、ブログに登場させたカマスやヨコシマサワラなど、これまで見たことなかった魚を見せてもらうことができた。
傍で見ていると、抑圧されてる期間があったからだろうか。より勢いが増してる? みたいな気すらするくらいだ。
今年の3月くらいだっただろうか。美ら海水族館のHPを眺めていたら「セダカタカサゴを展示しました」という案内が出ていた。
HPには、複数の個体の写真が掲載されていが、同属のチカメタカサゴと同様、日本では数例の捕獲例しかない希種のはず。
それが数匹まとまって展示されたのは、沖縄のどこかに生息地がある、ということ。
見たことがない魚だから、まずは見てみたい。しかし、HPにはゴールデンウィークが明ける頃までの限定展示とある。
1月に行ったばかりなのに…… と恨めしく思いつつ、見たことのない珍魚のことを忘れつつあった7月。
入館し、3つめの熱帯魚の海の水槽に行くと…… あれ!! いるじゃん!!
もう見られないのだと思っていたセダカタカサゴを見ることができた。
比較的深いところから採集されたもののはずだが、水槽では水面付近にいることが多く、そういう意味では少し見にくかったが、時々、近くまで泳いできてくれたタイミングで必死に観察すると、色は鮮やかなピンクで、尾柄部に黒い模様があるのが特徴らしい。全体的なフォルムはチカメタカサゴに似ているが、色や顔つき(主に目つき)が柔らかい印象のあるものだったせいか、より可愛らしい印象。オレ基準だけど。
予期せぬ出会いに喜びつつも、この時の目的は別にあった。
それが大水槽にいるらしいというイトウオニヒラアジ。
HPの図鑑ページにも掲載されていて、この種類が入ったことで大水槽には日本産のCaranx(ギンガメアジ)属のすべてが揃ったことになるらしい。
写真ではオニヒラアジにそっくりなのだけど、見分けられるだろうか? まずはそれらしき魚を探す。
これ? オニヒラアジらしき魚の姿は見つかるものの、どれが「イトウ」なのかがちっとも分からない。画像の個体がそれなのかも知れないけれど……
こういう時に限って、前回ミナミギンガメを教えてもらった解説員の兄さんも見つからず、次回訪問時の課題だ。
大水槽で珍しいと言えば、中層を泳ぐシイラがいたこと。
あの水槽でシイラは特別珍しいものではないが、水面付近にいるため、アクリルパネルの死角となり、その姿は水上以外からはほとんど見られない。
それが珍しく中層付近を泳いでいる。それだけでも“珍しいな”となるのに、この個体、2m近くありそうな超巨体。
常連さんによれば、ずいぶん前からいる個体らしいのだけど、それにしては目立つ傷もなく、とても綺麗に大きくなってる。
水族館でも珍しくはないシイラだけど、綺麗な大型個体、それも見やすい位置にいるとなると、かなり珍しいのではないだろうか。
一見の価値ありな個体です!!
この時の大水槽で驚いたのが、黒マンタのお腹がずいぶん大きくなっていたこと。
どう見ても妊娠してる。しかも、そう遠くない内に産まれることが分かるくらい。
近くにいた飼育スタッフの人に聞いてみると、妊娠してることは教えてくれたが、それ以外の詳細は教えてもらえなかったので、モヤモヤしつつ眺めていたのだけど……
オレが行った1ヵ月後くらいの8月5日、無事、出産したらしい。
黒マンタは搬入前後の頃から見てきた個体で、搬入の頃はまだ小さかったので、それが出産なんて実に感慨深い。
でも、今回は出産シーンはおろか、妊娠していたことすら知らなかった個人的な完全敗北。出産はとても喜ばしいニュースなのに、悔しいやら情けないやらと大喜びできなかったことも悔やまれる。
次があるなら次こそは!! 出産した個体とは別の黒マンタも入っているらしいしね。
水族館産まれのエイと言えば、シノノメサカタザメの仔魚たちが少し大きくなってサメ水槽へと引っ越ししてた。
サメ水槽でのシノノメサカタザメ展示は久しぶりだ。
思ったほど大きくなっていないな、と思ったけれど、以前に見た水槽よりもはるかに大きな水槽にいるからそう感じただけかもしれない。
でも、小さいのに自分より大きなサメに怯むことなく、餌もしっかり食べていた。
次に行く時にはもっと大きくなった姿を見せてもらえそうだ。
さて、次はいつ行けるかなぁ……
その時の話を今頃になって? ではあるのだけど、個人的な備忘録として。
移動制限がなくなって以降、美ら海水族館には以前のように大勢のお客が押し寄せるようになった。恐らく、経済的困窮も脱することができたのだろう。
中の人たちも採集に出向いたりできるようになったようで、以前、ブログに登場させたカマスやヨコシマサワラなど、これまで見たことなかった魚を見せてもらうことができた。
傍で見ていると、抑圧されてる期間があったからだろうか。より勢いが増してる? みたいな気すらするくらいだ。
今年の3月くらいだっただろうか。美ら海水族館のHPを眺めていたら「セダカタカサゴを展示しました」という案内が出ていた。
HPには、複数の個体の写真が掲載されていが、同属のチカメタカサゴと同様、日本では数例の捕獲例しかない希種のはず。
それが数匹まとまって展示されたのは、沖縄のどこかに生息地がある、ということ。
見たことがない魚だから、まずは見てみたい。しかし、HPにはゴールデンウィークが明ける頃までの限定展示とある。
1月に行ったばかりなのに…… と恨めしく思いつつ、見たことのない珍魚のことを忘れつつあった7月。
入館し、3つめの熱帯魚の海の水槽に行くと…… あれ!! いるじゃん!!
もう見られないのだと思っていたセダカタカサゴを見ることができた。
比較的深いところから採集されたもののはずだが、水槽では水面付近にいることが多く、そういう意味では少し見にくかったが、時々、近くまで泳いできてくれたタイミングで必死に観察すると、色は鮮やかなピンクで、尾柄部に黒い模様があるのが特徴らしい。全体的なフォルムはチカメタカサゴに似ているが、色や顔つき(主に目つき)が柔らかい印象のあるものだったせいか、より可愛らしい印象。オレ基準だけど。
予期せぬ出会いに喜びつつも、この時の目的は別にあった。
それが大水槽にいるらしいというイトウオニヒラアジ。
HPの図鑑ページにも掲載されていて、この種類が入ったことで大水槽には日本産のCaranx(ギンガメアジ)属のすべてが揃ったことになるらしい。
写真ではオニヒラアジにそっくりなのだけど、見分けられるだろうか? まずはそれらしき魚を探す。
これ? オニヒラアジらしき魚の姿は見つかるものの、どれが「イトウ」なのかがちっとも分からない。画像の個体がそれなのかも知れないけれど……
こういう時に限って、前回ミナミギンガメを教えてもらった解説員の兄さんも見つからず、次回訪問時の課題だ。
大水槽で珍しいと言えば、中層を泳ぐシイラがいたこと。
あの水槽でシイラは特別珍しいものではないが、水面付近にいるため、アクリルパネルの死角となり、その姿は水上以外からはほとんど見られない。
それが珍しく中層付近を泳いでいる。それだけでも“珍しいな”となるのに、この個体、2m近くありそうな超巨体。
常連さんによれば、ずいぶん前からいる個体らしいのだけど、それにしては目立つ傷もなく、とても綺麗に大きくなってる。
水族館でも珍しくはないシイラだけど、綺麗な大型個体、それも見やすい位置にいるとなると、かなり珍しいのではないだろうか。
一見の価値ありな個体です!!
この時の大水槽で驚いたのが、黒マンタのお腹がずいぶん大きくなっていたこと。
どう見ても妊娠してる。しかも、そう遠くない内に産まれることが分かるくらい。
近くにいた飼育スタッフの人に聞いてみると、妊娠してることは教えてくれたが、それ以外の詳細は教えてもらえなかったので、モヤモヤしつつ眺めていたのだけど……
オレが行った1ヵ月後くらいの8月5日、無事、出産したらしい。
黒マンタは搬入前後の頃から見てきた個体で、搬入の頃はまだ小さかったので、それが出産なんて実に感慨深い。
でも、今回は出産シーンはおろか、妊娠していたことすら知らなかった個人的な完全敗北。出産はとても喜ばしいニュースなのに、悔しいやら情けないやらと大喜びできなかったことも悔やまれる。
次があるなら次こそは!! 出産した個体とは別の黒マンタも入っているらしいしね。
水族館産まれのエイと言えば、シノノメサカタザメの仔魚たちが少し大きくなってサメ水槽へと引っ越ししてた。
サメ水槽でのシノノメサカタザメ展示は久しぶりだ。
思ったほど大きくなっていないな、と思ったけれど、以前に見た水槽よりもはるかに大きな水槽にいるからそう感じただけかもしれない。
でも、小さいのに自分より大きなサメに怯むことなく、餌もしっかり食べていた。
次に行く時にはもっと大きくなった姿を見せてもらえそうだ。
さて、次はいつ行けるかなぁ……