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神話の海の大水槽 2022 [サメ]

アクアスで楽しみにしていたのが、サメの大水槽「神話の海の大水槽」だ。
沢山のサメ、大きなドタブカがいたことをよく覚えていて、11年前もこの水槽の周辺で長い時間を過ごした記憶がある。

水槽の前までやってくると…… あれ!? 暗くなってる?
記憶では普通に明るい水槽だったような覚えがあるのだけど、薄暗い感じになっていた。
また、以前はサメ以外の脇役、コショウダイやイサキ、スギなどが多く泳いでいたが、それらの姿はほとんどなく、サメ以外の魚種のバリエーションは大きく減っていた。その代わりなのか、豆アジサイズの小さなマアジが沢山入っていたけれど。

このあたりは個人的にはちょっぴり残念な変化だったのだけど、気を取り直して、お目当てのサメたちを眺めようじゃないか。
サメは相変わらず沢山泳いでいたが、それらを眺めていても「この個体は11年前にもいた!!」とはならなかったけれど、その頃から健在の個体はいるのだろうか?
ただ、このレモンザメは11年前にもいたような気がする。何となく、だけど。
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サメの顔ぶれも少し変わったようで、以前はドチザメやシロザメなどドチザメ科の種類もかなり多く入っていたような覚えがあるが、ドチザメはいたけれどシロザメやエイラクブカの姿はなく、魚名板にその名を残すのみ。
その一方、メジロザメ類は以前よりも数が増えているような印象で、アクアスのサメ水槽の看板的存在? のドタブカに加え、ヤジブカなどが多数。
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11年前に見た個体はまだ残っていたのだろうか?

魚名板にはなかったけれど、こんなサメの姿も。
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これ、カマストガリザメだよね!? 
11年前にはいなかったはずの種類だ。個体数は少ないようで(1匹だけ?)、それが残念なことに、水槽の上のばかりを泳ぐので、目の前まで来てくれることはなかったけれど、某水族館の人に輸送が難しいらしいことを聞いていたので、それがいることにありがたみを感じてしまう。

メジロザメというと、似ているものが多く外見で種類が分かりにくい。そのため、その仲間が多く泳いでいる水槽では、このカマストガリザメと思しき個体のように、ドタブカ、ヤジブカ以外の種類もいるような気がしてくる。
実際に何度も見たことがあるカマストガリザメはちょっと自信があるものの、それ以外の種類だと自信がない。正直言うと、ドタブカさえも怪しいところ。
この水槽にこれまで見たことのない種類はいないはずだが、もっと“サメを見る目”は鍛えたいところ。
東京近郊にはメジロザメが多くいる、それが可能な施設は意外にもなく、アクアスがもっと近ければ…… とあらためて思わされる

そしてこちら。これは自信を持って言える!! ポートジャクソンシャーク。
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水中トンネルの上にポツンと1匹。下から見上げていただけでは沢山いるネコザメの1匹にしか思っていなかったが、その下を通り抜けること数度、ふと柄が違っていることに気付いた。
もしかしたら数匹いるかも知れないカマストガリザメとは違い、こちらは1匹だけしかいない模様。オレが行った時はトンネル入り口周辺の水槽の端あたりにいることが多いようだったので、探したい人はそのあたりに注目してみて欲しい。

11年ぶりの訪問で時間が足りない~!! とか言ってた訳だけど、結局、この水槽で時間を取られてしまうので、どうしても他を見る時間に影響を及ぼしてしまうらしい。
このブログを書いていて、あらためてメジロザメ類がちゃんと見たくなってきた。
仕方ない。それが沢山いそうな施設への訪問計画でも練るとしよう。
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アクアスの気になる魚 Vol.2 [海/淡水・魚全般]

入館するとすぐに出迎えてくれる順路最初の磯の水槽。アクアスでお気に入りの水槽だ。
目の前を行き交う魚たちを眺めていると、その中にたまん(ハマフエフキ)がいるのが目に入った。
「あっ、たまんがいる!!」なんて思いながら、その姿を目で追っていると、それを追うように小ぶりな個体が何匹か。
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小さいたまんだと思った個体たちは、ハマフエフキではなくフエフキダイだった。
水族館でフエフキダイ科の魚を見ると、反射的に“たまんがいる!!”と思ってしまう変なクセ? がある。
それが本当にハマフエフキの時もあるけれど、今回のように違う種類であることも少なくなくて、撮った写真を見ながら帰って調べてみると、同じ魚? と思うくらいに印象が違ってたりする。今回もこの画像を見ながら、ハマフエフキには見えないよなぁ、と。
どうやら、フエフキダイ科を見る目を養う努力をする必要があるようだ。ひとまず今年の目標かな!?

磯水槽から順路通りに水槽を見始めると、ごく最初の水槽にいたタカベも印象的な1匹だった。
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群れてる小魚、みたいなイメージのタカベだが、アクアスのものはそれがいる水槽も大きくないため、個体数は数匹。群れというほどではない。
サイズはそこそこの大きさがあったが、印象に残ったのはそんな大きさよりも、色の鮮やかさ。
まるでウメイロみたいだったのだ。
綺麗な魚ではあるけれど、同じような色合いのウメイロやウメイロモドキに比べると、そこまでの鮮やかさはない。でも、アクアスにいたものはそこに近い。
タカベの綺麗さを再認識、という訳でここに並べてみた。

さらに順路を進み、サンゴ礁の水槽へ。
そこにいたモンツキベラの行動がかなり印象的だった。
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観客の目線あたりに、ホンソメワケベラのクリーニングスポットがあったようで、いろいろな魚たちが入れ替わり立ち代わりやってきてはクリーニングをねだる。
しかし、ホンソメワケベラも個体数が少ないので、すべてのニーズには応えられていないようだった。
そんなところに、ホンソメワケベラよろしく、他の魚をツンツン。モンツキベラがクリーニングみたいな行動を見せていたのだ。
ホンソメワケベラほど丁寧ではないようだったし、スキル的にもそれほど上手そうには見えなかったが、クリーニングされてる個体はまんざらでもない様子で、おとなしく身を委ねていたように見えた。攻撃や体表を食ったり、みたいなことではなさそう。
たまたまその個体だけなのか、モンツキベラにそういう習性があるのかは分からないけれど、なかなか興味深い行動を見られたようで、動画で撮っておけばよかったと今頃になってちょっと反省。

11年前の記憶がほとんど残っていない世界の海の水槽ゾーン。
そこにいたテンツキチョウチョウウオも強く印象に残った1匹となった。
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エッ!! 何この魚!? 外国の魚? 初めて見たかも、みたいな感じだったから。
魚名板によると、上記の和名。つまり、日本にもいる種類ということ。
サンゴ礁魚類の2大巨頭と言ってもいいチョウチョウウオの仲間だが、どうした訳か興味が薄く、明確に知ってる種類が少ない。
外国産? と思ったくらいの独特な体型と体色を持った種類を知らなかったのだから、もう少しちゃんと勉強しても良さそうだ。これもまた今年の目標か。
広い水槽に2匹だけしかいなかったけれど、ちょっと珍しいものを見たような満足感を与えてくれた1匹だった。

最後の1匹は淡水魚。
淡水魚の展示は肺魚を除いて、前回訪問時からガラリと内容が変わっていた。変更された中でいるのが分かっていたフェニックスバルブは見るのを楽しみにしていた1匹だった。
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中国南部に生息するコイ科魚類だが、アクアスの魚名板では中国名の鳳仙子として紹介されている。
フェニックスバルブは観賞魚としての商品名みたいなものだが、“鳳”だからフェニックスなんだろうなぁ、と納得。
それはともかく、展示されている個体のデカいこと!!
観賞魚として流通する魚種ということもあり、個人的には比較的見掛ける機会もある魚ではあるのだけど、こんなデカいのは見たことがない。60㎝はあろうかというサイズに驚かされた。そんなのが3匹もいるものだから、水槽がちょっと狭く見えてしまうほど。
しかも、しっかり発色していて、展示された3匹が素晴らしい仕上がり具合で見とれてしまうくらいだ。

売られている小さい個体を見て、ウチでもお迎えしようか、みたいなことを考えたこともあったのだけど、素晴らしく綺麗になることはよく分かった反面、ここまで巨大化するとは知らず、そんな気持ちはすっかり失せたのはきっと良かったことだ。
そういう意味でも、いいもの見せてもらった。
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11年ぶりのアクアス [水族館紀行]

昨年3月、未踏のかにっこ館に行くため、鳥取に行ってきた、というのはこのブログにも書いた通り。
その時、せっかく山陰まで行くのだからと、ゴビウスやアクアスなど島根の水族館も周ってこよう!! と目論んでいたのだけど、計画の杜撰さなどもあり、アクアスは行けず終い。後になってみれば、行けたかも、みたいなところもあったのだけど、まぁ、それはそれ。
そんなところに、ウチの連れ合いに山陰ブームが到来したらしく、気が付いたら出雲行きの予定ができあがっていた。
という訳で3月に行けなかったアクアスに行ってきた。奇しくも行った日にちも前回とほぼ同じ。という訳で丸11年ぶりの訪問となった。
前回訪問時と大きく違ったのは当日の気候。寒かった覚えがあったのだけど、今回はその時と打って変わって、ホントに11月末なの? というくらいの暖かさ。天気もすごく良くて気持ちのいい日だった。お陰で外に出ているのが見られると思っていた亜南極ペンギンはまだ屋内から出されていなかった。
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1度しか行ったことがなく、しかもそれは11年前のこと。知っているつもりでも実際に行ってみると意外と記憶があやふやなところもあって、目の前の展示を見ながら薄れていた記憶を補完する、みたいな感じ。水槽によってはまったく覚えていないところがあったりして、「来なきゃダメだね」と改めて思わされた次第。
とは言え、立地的にそうそう簡単に来られる場所ではなく、それが11年もご無沙汰だった理由でもあるのだけれど……
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この水槽もまったく覚えていなかったもののひとつ。こんなに立派な水槽なのにね(汗)

もちろん、よく覚えている部分もあって、前回訪問時に長い時間貼り付いていた水槽はいずれもしっかり覚えていた。それらの水槽では今回も相変わらず長い時間を過ごしたのだけど。
ただ、そうした水槽も少なからず変化していて、神話の海の大水槽とシロイルカの水槽の2つは照明が暗くなっていたりなど嬉しくない変化もあった。
とりわけシロイルカの水槽は、水槽の奥が見えにくいくらいの暗さ。
明るくならない季節も長い極北地域に住まうシロイルカにとっては、それでも十分に明るいのかも知れないけれど…… おまけに観客席はLEDが仕込まれた光るものに変わっていて、それが暗い水槽のアクリルにはっきりと映り込むから、ショー以外の時間はかなり見にくかった。
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最初、光るベンチを見た時、まさかこれでショーやるの!? と心配したが、流石にショーの時間は消灯される。水族館としても見えにくくなるものであることは認識しているのだろう。
イルカが見たければ、もう1か所の方の水槽に行って、ということなのかも知れないけれど……
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イルカは近寄ってきてくれるのだけど、映り込みがキビシイ…(泣)

とは言え、ショーはよかった。技のバリエーションも多いし、今さらバブルリングで驚かされるとは思わず、ホント、スゴイ!!
流石はショーの演目にバブルリングを最初に採り入れた元祖的施設、と言ったところだろうか。
何より、トークスキルの高いスタッフ氏がMCを担当していた回では、違ったショーに見えるくらいに素晴らしく、いいもの見た感につながったと思う。
11/28の3回目のショーでMCやってた兄さん、その前のアシカショーもすごく良かった!!
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それにしても、アクアスって大きいね!!
開館から閉館くらいまでいたはずだけど、全部しっかり見られていないような気がしたくらい。
綺麗な巨大水族館というイメージは前回訪問時と変わらなかったけれど、それでも開館から22年を迎えたこともあって、時間の経過を感じさせるような部分もちらほら。
次に行くのがまた11年後だとしたら、その頃には老朽化なんてワードが出てくるようになってるかも知れない。
次はそうならない内に、再訪できるといいのだけど……
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