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沖縄美ら海水族館20周年 思い出語り [雑談]

11月1日、沖縄美ら海水族館が開館20周年を迎えたそうだ。
比較的新しい水族館だと思っていたのに、もうそんなになるのか!! と驚かされる。

20周年記念で、水族館の公式SNSでは“水族館の思い出を語ってください”というお題が出されていたので、それに乗ってみようかと。
公式SNSでなく、ここに載せても企画の趣旨とは違っているんだけど……

美ら海水族館には結構行ってるとは思うんだけど、それでも開館当初のことは知らなくて、初めて行ったのは開館から7年めの2009年。オレが知っているのはそれ以降の13年間。

美ら海水族館がオープンして以降、“水族館好きなんです”みたいな話をすると、大抵、
「美ら海水族館行ったことある? えっ、水族館好きなのに行ったことないの?」
そんなやり取りが何度かあった。
水族館マニアなんて名乗っていながら、話題の施設に行ったことがないという負い目みたいなものがあったのも確か。
だからという訳ではないけれど、金もないのに、ええい、行ってしまえ!! と沖縄へ。
当時はまだ水族館まで直行できるバスはなく、名護まで行ってそこから路線バスに乗り換え。やけに遠く、長く感じたことを覚えているが、道中の初めて見る景色にワクワクしていたことも同時に思い出す。
その時の話はこちら。https://aquarium-mistral.blog.ss-blog.jp/2009-03-04
期待値が大きすぎたが故に冷めた感じの内容だけど、この時はこの先、何度も行くようになるとは思ってなかった。

水族館のある海洋博公園の綺麗さに驚き、憧れの美ら海水族館へ。
その時、最初に撮った写真がこれ。
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この時、一番驚き、感動したのは、多分、入ってすぐにサンゴの水槽。
サンゴが成長し、大きく茂った今と比べれば驚くほどではなかったのかも知れないけれど、初めての時は水のクリアさとその先にある光景の美しさに大いに感動したものだった。

とは言え、オレにとって美ら海水族館と言えば、やっぱりマンタだ。
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07年から連続繁殖に成功していたメス個体。13年に死亡。この写真は13年に撮ったものなので、この後しばらくして死んでしまったのだ。

07年に水槽内繁殖に成功して以降、連続して繁殖が続いていたため、その仔が産まれ出る瞬間が見られるかも、と10年以降、出産が見込まれそうな時期に沖縄行きが始まった。
連続繁殖に成功していたペアのメスが13年に死んでしまい、深く深く落ち込んだり、その後、別のペアによる繁殖が実現しそうで、15年には“もう産まれそう”と、水族館スタッフが24時間観察を続けるような状況に居合わし、開館から閉館まで大水槽前でその瞬間を待ち続けたりなど、緊迫した数日間を過ごしたこともいい思い出だ。
結局、出産シーンを見るのはまだ叶っていない夢だが、その後、生きたオニイトマキエイを見せてくれるという別の形でマンタに関するオレの夢を叶えてくれている。
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夢の魚と言えば、2016年にホオジロザメが見られたことも素晴らしい思い出だが、個人的にはイタチザメも忘れがたい。
正直言うと、イタチザメはそれほど好きなサメではなかった。しかし、それがオレの中で特別なものとなったのが2015年。
定置網の見学に行った時に目の前で獲れた3.8mの個体が水族館に搬入され、展示されたからだ。その時のイタチザメのことは「オレのイタチ」と呼んでた(笑)
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“オレのイタチ”は残念ながらそれほど長くは生きなかったが、その次にやってきたもっと大きな個体は、水槽内で出産するというこれまた大きな驚きを与えてくれた。
その出産に立ち会うことはできていないが、産まれた直後から今年まで、その成長を部分的にでも見続けることができたことは“財産”と言ってもいい経験だ。

マンタの出産を見たい!! そう思って以降、それにつながる情報を集めるため、何か聞けそうな機会があれば、美ら海水族館の関係者ならそれこそ誰にでも話を聞いてまわったのも今ではいい? 思い出だ。
それがきっかけとなり、水族館でも顔見知りの人ができたし、その中には仲良くなった人や、水族館で顔を合わせても、魚や水族館とは関係ない話をするようになった人もいる。
他にも、水族館の近所に住む常連さんと仲良くなったり、それによって水族館や沖縄がより身近に感じられるような気がしていて、その2つをさらに好きになった理由になっているとも感じている。
施設がある場所にまで愛着を感じるような水族館なんて、ほとんどない。

エイやサメの話に終始してしまったが、ずっと見てみたかったが叶った!! は他にも沢山ある。見たことのない魚やイルカを数多く見せてもらったことも、それぞれの初めての時のことはすべてが有難い思い出だ。

2019年頃までの外国人観光客を中心とした大混雑に辟易して、もう行くの止めようかと思ったことも、思い出と言えるかも知れない。
無くなってしまった訳ではないから、今後も新しい思い出はまだまだ作り続けて行ける。
嬉しい変化、そうでない変化も含め、この先も楽しませてもらおうと思っている。
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