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サンシャイン水族館の多国籍池 [淡水魚]

タイトルはちょっと“盛って”いるけれど……(笑)

サンシャイン水族館の屋外部分、空飛ぶペンギン水槽の向かい辺りにあるアロワナやドラドのジャンプ給餌が見られる水槽。
その水槽を取り囲むように作られた浅い部分、今回はそこの話。

以前からそこにグッピーやコリドラスがいることは知っていたけれど、わざわざそれらを見たり、意識したりすることはなかった。
でも、今年の2月に行った時のこと。アロワナやドラドを眺めていたら、下の部分にグッピーではない魚がいることに気が付いた。
知らない間に魚の数が増え、数量限定だが餌やりも楽しめるようになっていたらしい。
数日前、4か月ぶりにサンシャインに立ち寄ったのだけど、そういえば、この池の魚が増えていたんだよな、と、真面目に見てみることにした。
ちゃんと見てみると、思った以上にいろいろな魚が入っていて、ちょっとした驚きがあった。

多国籍軍の構成員その1。何かしらのモーリー。
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オレンジ色のもの、グレーのもの、ゴマ塩模様のもの、など。恐らく、グッピーと一緒に前からいたのだろうと思うのだけど、それらがまたずいぶんと大きくて、12~13㎝くらいありそうなサイズ感。あの池ではもっとも巨大な魚だ。
大きさからセルフィンモーリーかと思っていたんだけど、よくよく見ると尾ビレ下葉が伸びているものもいて、ソードテールなの!? と。
ソードテールにしては大きすぎる気がするのだけど、こんなに大きくなるものなのか!?
はたまた、何かしら他種の血が入って、ここまで巨大化したものなのか。
恐らく、普通に売られている“モーリー”で珍しいものではないはずだけど、ここまで大きくなるとは思ってなかったので驚かされた。

2月にこの池を見た時に、こんなのいるんだ!! と思ったのがコレ。
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レインボーシャイナー。北米産の小さなウグイみたいなコイ科の魚。
水族館ではあまり見掛けない、というか、日本の水族館だとサンシャインのこの池にいるもの以外、常設展示している施設はないかも?
観賞魚としてもそれほどメジャー種でもないし。
でも、なかなか綺麗な魚なのだ。この池にいるものも、背中側から見てもキラキラしてるのが分かるくらい綺麗な個体がいて、横から見えないのが少々残念。

コイ科の淡水魚と言えば、こんなのもいた。チェリーバルブ。
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元を辿ればスリランカに産する魚だ。
レインボーシャイナーとは違い、観賞魚としても古くからのメジャー種。
安く買えるけれど、綺麗になるとして費用対満足感の高い魚でもある。
そんなチェリーバルブもそこそこの数が入っているようなのだけど、不思議なのがオスらしきものの姿がなかったこと。
チェリーバルブと言えば、その名前の由来ともなった真っ赤な体色が特徴で、売られているものでもその色を発色していることは珍しくない。
ただ、赤くなるのはオスだけ。サンシャインの池にいるチェリーバルブは赤い体色のオスが全然見当たらないのだ。
まさか、メスだけ選んで持ってきた? 赤いオスがいると、目を引いてよさそうな気がするのだけど……

チェリーバルブのオスを探そうと、頑張って池の中を覗き込んでいると、グッピーくらいのサイズの、グッピーではない魚が数匹いるのが目に入った。
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何だこれ? よくよく見ると胸ビレが少し長く、尾ビレはライアーテール。ヒレの先はやや黄色味を帯びている。
もしかして、セレベスレインボーなのか?
上から見たことがないのでなかなか確信が持てなかったのだけど、どうやらセレベスレインボーらしい。
数が少なく、しかもそこそこ年齢もいってそうな雰囲気。探し出すのは少々厄介かもしれない?
それはともかく、この魚の原産地のことを「セレベス」と呼ばなくなって久しいけれど、この魚はいつまでたってもセレベスレインボーのままだね。

上記以外に5種類、全部で9種類の魚が確認できた。
魚名板もなく、上からしか見えない池だが、思った以上にいろいろいることに驚きながら、それらを探し出すのは楽しい作業だった。
今回は曇りの夕方で池の中はやや薄暗かったので、天気のいい日に再チャレンジしてみたいと思う。また何か違った種類が見つかるような気がするし。
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