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沖縄美ら海水族館 メスのジンベエザメ死亡【訃報】 [サメ]

沖縄美ら海水族館では雌雄2匹のジンベエザメを展示していたが、その内のメスの状態が悪化し、治療のため6月12日、海上生け簀へと移動されていたが、17日、残念ながら死んでしまったらしい。

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死んでしまったメス個体。全盛期? な2015年。

以下、美ら海水族館HPより引用

本個体の死亡について

海上生簀へ移動後も獣医チームを中心に最善の治療を続けておりましたが、残念ながら死亡が確認されました。
【剖検結果】
■飼育年数:13年2ヵ月(予備水槽での飼育期間含む)
■死 亡 日:令和3年6月17日(木)
■死亡原因:詳細に剖検を行った結果、上下顎を支持する舌弓の骨格系である基舌軟骨および角舌軟骨と神経頭蓋前部腹面が上方に著しく傾くことで開口幅が制限されるなど、骨格構造に異常*が確認されました。
過去の飼育記録より、水族館での飼育開始以前に外的要因による異常が発生し、成長とともにこれらの変形の悪化が進行、摂餌障害を引き起こしやすい状態だったと考えられます。
また、生前より超音波画像診断で胃と腸を繋ぐ幽門部の通過異常が確認され、剖検では顕著な捻じれの異常があることが分かりました。
これらの症状により、取り入れたエサが消化器官内で停滞し、十分な量の栄養を腸で吸収することが困難であったことが示唆されました。
当館では、さらにCT等の画像診断による詳細な分析を進め、科学的知見の収集と情報の共有に努めてまいります。
本個体は、日本国内で最も長く飼育されたメスのジンベエザメ個体でした。当館での13年間の観察を通し、多くの新知見が得られ学術論文で公表されるなど、繁殖生理や生態の解明に大きな貢献をしました。
沖縄美ら海水族館では、今後もジンベエザメの生態や生理学的研究を通して、本種の繁殖や保全に寄与していきたいと考えております。
*Harvey?Carroll et al. (2021)で報告されたblunt trauma (鈍的外傷)と同様の症状

https://churaumi.okinawa/topics/1623465430/

この個体が大水槽に搬入されたのは2012年10月23日。オレが初めて見たのはその4ヵ月後の2013年2月。
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その時の大きさは5.8m。頭部が少ししゃくれたような形をしている分かりやすい身体的特徴があったことから、個人的に“スプーンヘッド”と呼んでた。
どこかにぶつけた? みたいな違和感がある体型ながら、スプーンヘッドなジンベエザメは、この個体以外にも写真などで見たことがあったから、そういう体型の個体もいるのだろう、その時はそう思ってた。
発表された解剖結果を見ると、やはりあの特徴的なスプーンヘッドは正常な状態ではなく、それどころか死亡につながる理由のひとつだったようだ。

大水槽に搬入された“スプーンヘッド”は、ものすごい勢いで餌を食べ、ぐんぐん成長していった。その頃は見る度に大きくなっていて、毎回のように驚かされていた。
それを裏付けるかのように食欲も凄まじいほどで、ずっと大きいジンタ(オス個体)と同じ量の餌を食べていたらしい。
だからその頃の“スプーンヘッド”はふっくら丸々としていて、大きなジンタが細長く見えたくらい。メスらしい体型ってことなのかなぁ? とか思って見ていた。
水槽にはもう1匹メス個体がいたが、どことなく控えめな感じのその個体に比べると、この“スプーンヘッド”は餌へのがっつき方なんかもイケイケな感じ。
ちょうどその頃に性成熟に達したジンタもそんな“スプーンヘッド”がお気に入りだったようで、自分よりずっと小さく、まだ性成熟にも達していないのに追いかけまわしてた。
その追尾、場合によってはかなり激しいものだったらしい。

しかし、2018年頃だっただろうか。痩せが見られるようになってきた。
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餌の時間になっても水面に上がってくることをせず、反応を見せなくなった。
オレが給餌の瞬間に立ち会うなんて、1年の内せいぜい10日くらいのものだが、その間、いつ見ても餌を食べるところが見られない。
聞けば、摂餌にムラがあり、食べる時もあれば、食べない時もある。食べない時はしばらく続くこともあるし、食べても少しだけ食べて止めてしまうとか、そんな感じだったらしい。
ジンタのしつこい追尾のストレス? なんて想像したりしていたのだけど、どうやらこの頃から死因のひとつである消化器系の問題が顕在化しつつあったのかも知れない。

2019年になると、痩せはさらに進行。もう著しく痩せ細った、みたいな状態。
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げっそりしたオタマジャクシみたいな体つき。体側のキールに沿って、深い溝ができるみたいな、見るからに不健全な姿。
痩せて頭ばかりが目立つフォルムになってしまったせいか、はたまた傾きが進行したのか、この頃になるとスプーンヘッドがより際立って、まるで体が折れてるみたいに見えてしまうのが痛々しかった。
2019年はついぞ1度も餌を食べているところを見ることはできず、以降、顔見知りの飼育スタッフ氏や解説員氏と顔を合わすと、挨拶のように“餌食べた?”と尋ねるのが恒例となってしまっていた。
しかし、2020年にはオレの見ている前で餌を食べたのだ。
相変わらずげっそり痩せてはいたけれど、1日3回ある給餌時間のいずれの時もちゃんと浮上し、与えられた餌をしっかり食べる姿を見せてくれた。
かつてのような垂直の摂餌姿勢こそ取らないものの、かつての姿を見るような餌に対する集中力(執着?)で、本当に安心したし、良かったと思えた。
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このまましっかり食べ続けてくれれば、またかつての姿を取り戻してくれるはず、そう思ってた。
しかし、結果は残念ながら……

彼女を死なす理由にもなった“スプーンヘッド”は、他の個体と明確に見分けることのできるこの個体ならではの個性となっており、だからこそ愛着を感じていたところもあったと思う。それだけに死んでしまったことはひたすら残念でならない。
また、性成熟が近いとされていたことも残念さをより強くする。その先にある繁殖生態の解明の糸口になるかも知れないと期待されていた個体でもあったのだ。
仕方がないこととは言え、それが失われてしまったことは、美ら海水族館に所属する研究者諸氏を大きく落胆させただろうと想像するが、死後もその原因の解明だけでなく、そこから分かったことも多分、少なくなかったのだろうと思う。
そういう意味では、我々人間がジンベエザメという魚に対する理解を深めるのにものすごく貢献してくれた個体だったとも言える。

以前のことを思い出しつつこのブログを書いていたら、かつて話を聞かせてくれた水族館の飼育スタッフ氏の言葉を思い出した。

「長く飼われているけど、簡単に飼えてる訳じゃないよ」

ジンベエザメの正しい飼い方なんて誰も知らないのだ。そもそも、そのジンベエザメ自体がまだまだ分からないことだらけの存在なのだし。
美ら海水族館に行さえすればその姿を見ることができていたから、いるのが当たり前のつもりになっていたけど、“いてくれてありがとう”だったんだなぁ、と失われた今になってあらためて思う。
残ったジンタにはこれからも元気でいてくれることを願わずにはいられない。
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ようやく再々オープン!? 板橋区立熱帯環境植物館 [水族館紀行]

4月20日、半年と少しの休館期間を経て、板橋の熱帯環境植物園がオープンした。

ところで、ここの施設、入り口に「板橋区立熱帯環境植物館」と書いてあるから、それが正しい名称なのだと思うのだけど、以前は板橋グリーンドームねったい館と書いてあったよね? リニューアル休館に合わせて名称もお堅い感じに変更した!?
グリーンドームねったい館の方が覚えやすいし、親しみもあったんだけどなぁ……
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それはともかく。
4月20日にオープンしたというのに、26日からコロナ禍による休館。新装オープンから営業したのはたった5日。ここに限った話ではないけれど、気の毒な話……
6月1日より再々オープンを果たしたそうなので、4月の5日間に間に合わなかったという人はようやく見に行けるようになったという訳だ。とは言え時節柄、まだ行きにくくはあるけれど。

オレはというと、4月の5日間の間に行くことができた。なので、このブログはその時見たもの。それからひと月以上が経過しているので、展示はオレが見た時とは色々変わっているのだろうと思う。ここから先はそのつもりで見て欲しい。

結論から言うと、リニューアルという言葉からイメージするほど大きな変化はない。
もちろん、細かく見て行けば“あっ、ここが変わってる!!”と気付く部分はあるのだけど、頻繁に足を運んでる人とか、その部分に強い関心があった人しか気付かないくらいの変わり方。休館前の状態が好きだった、という人でもさほど違和感なく楽しめると思う。

温室内の池水槽にしても、分厚く敷かれた底砂利が少し浚渫されたようで、アクリル面向かって右側、陸地に向かって斜面状になっていた砂利は大きめに削られ、エイの遊泳スペースが少しだけ広げられている。
また、以前は給餌時間にしか姿が見られなかったボルネオカワガメの隠れ家がなくなったのか、常に見える位置にいるようにされていた。
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エイやカメ、その他の魚たちも基本的に休館前と変わらない顔ぶれ。まだ小さなシルバーバルブが群れで追加されたことくらいが変わったくらい。
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それにしても、エイが無事に戻ってきてくれたことは本当によかった。
2度の引っ越しや、それまでとは違った環境の休館期間中とか、結構真剣に心配してたんだけど、元気そうな姿が見られたので、その時点で久しぶりの板橋訪問の1/3くらいは目的が達成された。
今や新たな個体の導入が期待できない魚になってしまった以上、この個体にはこの先も長く生き続けてもらわなければ困るからだ。
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それ以外の水族館部分についても、大きな変化はなかったと言っていい。
ただ、壁面に並ぶ水槽の一番階段寄り、以前はタカアシガニなどが入っていた水槽がハタの幼魚をメインとする水槽に展示替え。
個人的にハタは好きな魚だから、この変化は歓迎したいところ。見ていても楽しかったし。
ハタ水槽の話も続けようかと思ったけれど、オレが見てから1ヵ月以上が経過した今、同じ顔触れのまま水槽が続いているのか定かではないので、どうしようかなぁ、と。
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それ以外の水槽に関しては、劇的な変化こそないものの、魚の数が減っていたり、コケ汚れがそのままになっていたり、むしろ、休館前よりもパワーダウンしてしまったような水槽もいくつか。
4月26日以降の再休館でそれらは改善されてるかも知れないが、オレが行った4月20日前後はそんな感じだったのだ。
そういう部分に手を入れるための休館期間じゃなかったの? と思っていたので、少々意外に思った。
6月1日から再々オープンしてるそうだが、次に見に行く時には、きっと見違えるようになっているはず、と期待したい。

植物園部分にもいくつか変化が見られたが、それはここでは書かない。
ただ、個人的に毎春楽しみにしているヒスイカズラの花が見られるかもと楽しみに出掛けたのだけど、ヒスイカズラが絡みついてるパーゴラが改修されており、その影響か花はなく、残念ながら2年続けて見ることが叶わなかった。

再々オープンを聞き、また行きたいと思ってはいるものの、ここの施設、ウチからだと同じ都内の移動ながら結構な時間が掛かる。
隣県にあるカワスイなら、ここに行く半分未満の時間で行けるが、県を跨いだ移動を自粛するよう言われているからそれも避けてる。
カワスイがダメならもっと遠い板橋はダメだろう、と足が向きにくくなっているのだけど、そろそろ行きたいなぁ。
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水族館の入館料は高いのか!? [雑談]

水族館の入館料が高い!!

そんな声をしばしば見聞きする。
旅行サイトなんかにあがってる水族館の口コミなんかを見ても“料金が高い”という投稿は比較的よく見かける感想だったりする。

その一方で、水族館好きな人たちからすれば、“安い!!”と思ってる人も多い。
それこそ、このブログを見てくれているような人なら、水族館に大いに価値を見出しているだろうし、支払った料金以上に何かを得ている人たちばかりだろうから、水族館の入館料が高いと感じている人は少ないと思う。

実際、水族館の入館料は安いのだ。

対価以上の感動とか満足感とか、気持ち的なことではなく、物理的に水族館を運営していくのに必要な膨大な経費を考えれば、間違いなく安い。
そもそも、1000~2000円程度のところが多い日本の水族館は世界的に見てもかなり格安で、個人的にはもう少し高くてもいいと思っているくらいだ。
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海外施設は日本より高いことが普通で、欧米だと3000~4000円が多い印象。高いところでは中国の珠海長隆海洋王国など6000円くらいするところもある。
余談ながら、世界一物価が高いとされるスイスのアクアティス水族館の料金が3500円ほどだったことは意外だった。
その料金設定がどう思われているかまでは調べなかったから、高い!! と思っている人がどの程度いるかまでは分からないけれど……

水族館の料金が高いと言ってる人を見ると、どうしてそう思うのか、いくらならいいのか、こういう話題を見聞きする度に思う。

魚や生き物に興味ないから? 面白いと感じなかったから? ショーがなかった(海獣類がいなかった)から?
人それぞれいろいろな理由があるのだろう。それは仕方がない。
オレだって、この水族館にこの料金は高いな、と思った経験は何度かある。
でも、日本人が貧しくなりつつあって、もはや2000円の水族館の入館料すら高く感じてしまうようになっているのだとしたらショックだけれど。

影響しているかも? なんて思っているのが沖縄美ら海水族館の存在。
普段水族館に行かない人でも沖縄に旅行に行けばほぼ漏れなく訪れる観光スポットだが、その入館料は1880円。
滅多に水族館に行かない人がそれを基準に他の水族館を見ると、割高に思えてしまうのかも、と。関係ないかな?
でも、美ら海水族館に限らず、極端に安い公営施設(葛西臨海水族園など)は、民営施設を割高に見せてしまうよなぁ、というのはちょっと気になるところ。

でも、高いと言ってる人に“高くない”理由をどれだけ並べても意味はない。
視点を変えて、“高い”と思う人の側目線で考えてみた。

オレがまず行かない施設。例えば、東京ディズニーランド。
その料金は8700円もするのだそうだ。オレにはとてつもなく高額に感じる金額だが、コロナ禍となる前にはそれでも1800万人近い人が入場していたらしい。
そんなに高額な入園料が必要なのに、日本の主要な水族館が束になっても敵わないような集客数にはただただ驚かされる。

オレにはあまりにも高く感じるので絶対に行かないが、それが3000円だったとしても「えっ!! 3000円もするの!? 高いねぇ!!」と言うような気がする。
なら300円ならいいのか? 流石に300円なら高いとは思わないけれど、それなら行くかと言われれば、多分、行かない。

そこで分かった。
興味がなく、必要としていないものは、いくらであっても要らないのだ、と。

水族館の料金が高いという人も恐らく同じで、それが500円だろうが、150円だろうが、きっと高く感じるのだろうと思う。
つまり、料金が高い!! は、興味がないという宣言なのだろう。

高いと思った料金を支払って展示を見てみたら、とても面白くてハマってしまった、なんてことも起きるかも知れないが、入る前から“高い”(≒興味ない)と言ってる人には恐らくそれも期待できないと思う。

ということで結論。
もし、身近にそういう人がいたなら、例え親しかったとしても、その人とは水族館には一緒に行かない方がいい。
高いと言うその人だけでなく、水族館好きのあなた自身も楽しめなってしまうから。
タグ:水族館
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木曽川自然発見館(岐阜) [相当施設インプレ]

オレのブログでは珍しい? 水族館ではない小規模水槽施設の話。

アクアトトぎふがある河川環境楽園は、園内で様々な楽しみ方ができる大きな公園になっている。

そんなこと知ってるよ!! って? オレはこれまで知らなくて、アクアトトの前に観覧車があることくらいは知っていたけれど、いつもバス停や駐車場からまっすぐアクアトトに入ってしまうので、水族館より先があんなテーマパークみたいになってるなんてまったく知らなかった。

少し前のこと。誰かに聞いたか、SNSで見たのかは忘れたが、河川環境楽園に水槽を展示した施設があるらしいことを知った。
今度アクアトトに行った時に行ってみよう、なんて思っていたのだけど、それから何度かアクアトトまで行くも、見知らぬ水槽施設まで足を運ぶことはなく、今回ようやく行ってきた。
動かないエイが動くのを待ち続けていた頃、お腹がすいたので1度外に出ることに。
その時、思い出した。あっ、例の水槽のところ、行ってみようか、と。

アクアトトの入り口から、5分ほど歩いたところにあったのが目的の木曽川自然発見館。
入館は無料で、建物内の部屋のひとつが水槽展示室になっていた。
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それほど大きくない部屋の壁沿いにL字型に配置された水槽には、木曽川の魚たち。
代表的な日本の淡水魚が並んでいる。
意外と言っては失礼かも知れないが、中を泳ぐ魚たちは綺麗に飼われていて、水槽もしっかり手が行き届いているような印象だった。
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こうした小規模の水槽展示施設、とりわけ無料の施設だと、魚や水槽が綺麗じゃないこともしばしばあるような印象で、それもオレがこうした小規模施設を好まない理由のひとつになっていたりするのだけど、ここはそうしたこともなく気持ちよく見学できた。
水槽や魚が綺麗なばっかりに、周辺の映り込みや部屋の明るさなどが気になり始め、ここがこうならもっと見やすいのに…… みたいなことを思ってしまったのだが、魚も水槽もちゃんと見たくなるクオリティがあるってことだ。

入った入り口の向かい側にも出入口があって、建物を通り抜けられるような作りになっているのだけど、外の池に面した側の出入り口にも小さな水槽が並んでいた。
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ここでは魚だけでなく、水生昆虫やザリガニなど、より小さな生き物も展示されていた。
魚の水槽と同様、ここもきちんと管理されているようで、水槽も綺麗。

公園に遊びに来た人が、ついでにちょっと魚も見てみよう、そんな利用のされ方をしていると思うのだけど、そんな用途にはまさに最適だと思う。
とは言え、それだけではいかにネタが枯渇気味とは言え、この水族館ブログで扱うような話ではない!!
ここに登場させたのは、これはいい!! と思った展示がほかにもあったから。

自然発見館の周辺には、木曽川水園という木曽川をスケールダウンしたような人工の池や川があって、そこにも自然発見館で展示されているような魚たちが放たれているらしい。
池に近寄ると、種類までは分からないけれど、そんな魚たちの姿が見えて、何となく楽しい。新緑が芽吹く気持ちのいい季節ということも手伝って、ひととき楽しい散歩ができた。

池はいくつかあるようで、歩いて行った先にひときわ澄んだ小さな池が現れた。
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ハリヨの繁殖池とのことで、観察用の遊歩道にしゃがんで池の中を覗き込むと、クリアな水の中、あちこちにいるハリヨの姿が見える。
他の池の魚もそうだが、自然(ここは人工の自然だけど)の中で生き物を見つけるのは、水族館では味わえない喜びが味わえたりするもの。
ただ、澄んだ水は見えて欲しくないものも見えてしまうようで、ハリヨ池で何匹も見つけたザリガニの姿には心配な気分にもなった。

ハリヨの池はもうひとつあって、こちらは窓付き。
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屋外なので反射などで見にくいが、屋外だからこそ自然の池の中を見てるみたいな気分になれる。
ただ、こちらでは魚の姿を見つけることができなかったけれど。

オレみたいに遠くから交通費を掛けて出掛けてる者からすると、アクアトトという明確な目的がある以上、なかなか足が向きにくいのが正直なところだが、この近くに住んでいたなら、素敵な散歩が楽しめる公園として足を運んだだろうな。
普通に利用できる周辺の人たちがちょっと羨ましく思えた。
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アクアトトぎふの気になる魚 Vol.5 [淡水魚]

アクアトトぎふの最後の展示水槽は、アマゾンエリアの最後、企画展会場の手前にある水草の水槽だ。
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※この写真は2年くらい前に撮ったものです

この水槽、ここでじっくり水槽を眺めるという人は少ないような印象がある。
でも、その理由も何となく分かるような気もする。
お客がこの水槽の前を通る時、すでにここまでに沢山の魚を見てきているし、ここに来る頃には企画展の大きなパネルが目の前に見えているはずなのだ。
そのため、水槽から溢れるように茂る植物の鮮やかさを横目で感じつつ、企画展に向かって進む感じだろうか。
実はオレもそんなひとりだった(汗)
水草水槽には小さなカラシン類が泳いでいて、綺麗な姿を楽しませてくれるが、そこで立ち止まって、じっくり水槽を覗き込んでみることはほとんどなかった。

だが、ある時、アクリル面の前で、細長い何かがウネウネ動いているのが目に入った。
何がいるんだ? と水槽前に近寄ってみると、ウィップテールバンジョーだった。
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あら、この水槽、こんなの入ってるの!? と驚いた。
珍しい魚という訳でもないが、水族館ではあまり見掛けない魚なのではないだろうか。
形も変わっているし、よく見れば面白い。そんな魚だ。
もともとこの手は砂に潜っていたりしてほとんど動き回らないのが普通だが、発見時以降、動いているところをよく見掛ける気がする。
3区画ある水槽の一番出口寄りの区画に2匹? いて、比較的アクリル面に近いところにいることが多いようなので発見しやすい。

ウィップテールバンジョーを発見して以降、何となく意識してこの水槽を覗くようになったのだけど、ウィップテール以外に細長いのがもう1匹!!
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何だ? と水槽に近づくと、何とスーパーロイヤルファロウェラ!!
これも観賞魚として輸入されているので、驚くような珍種ではないものの、何でこの種類? 的なオーソドックスではない意外なチョイスに驚かされる。
アクアトトにいるものは恐らくペルーから来るものだと思うのだけど、この種としてはかなりサイズの大きな立派な個体。
正直言うと、個人的にはあんまり好きな魚ではないのだけど、大きくて個体クオリティが高いことに加え、そもそも水族館ではあまり見掛けない魚でもあるから、この水槽をじっくり見たことないという人は、次回、ちょっと覗き込んでみて欲しい。
ウィップテールとスーパーロイヤルファロウェラは同じようなところにいることが多いようなので、きっとまとめて見られると思う。

同じ区画の水槽にいる“何でこんなのが?”的魚、第三弾がロングノーズブロキスだ。
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真ん中の区画にはコリドラスも入っているが、一番出口寄りの区画には何故かロングノーズブロキスは入っている。
これもまたちょっとマニアックなチョイスと言っていいと思う。
ブロキス、と言っても今はコリドラス属になってるらしいのだが、かつてオレの周辺にいたコリドラスマニアたちは、あまりブロキスを好まず、その手のマニアは積極的に飼わない魚、みたいなイメージがあった。
しかも、ブロキスの中では、メジャーなのはエメラルドグリーンコリドラスの名で売られていたスプレンデンス種で、昔からロングノーズブロキスは少しマニアックだったのだ。
それがいるのが、ウィップテールバンジョーやスーパーロイヤルファロウェラがいる“ちょいマニアック”区画というのがまたいいよね(笑)

コリドラスつながりで言えば、ブロキスとは異なり、かつてコリドラス属だったのに今は別属となった種類もいる。
アクアトトでコリドラスが展示されているのは、水草水槽の真ん中区画とピラニアの水槽だが、その真ん中区画にいるコリドラスの中に、元コリドラスもいた。
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スクレロミスタックス・バルバトゥス。
昔はちょっと異色のコリドラスとして知られていた種類だ。
コリドラス離れした細長い体型で、個人的には比較的好きな種類でもあった。
高水温が苦手で、それが故の飼いにくさがあった印象だが、アクアトトの水草水槽では元気そうにしていた。
オスは成熟すると、ヒレの先が伸長し、黒地の上の金色もより際立つようになる。
写真の個体はオスだから、ここからさらに先の状態があるということ。
次にアクアトトに行くまでにどれだけカッコよくなってるか楽しみができた。

ひとつ前のブログに書いたように、今回のアクアトト行きは企画展のエイが目的。
ずっと動かないエイを待ってる間、他の水槽を見に行ったりしていたのだけど、上まで戻るのがだんだん面倒になってきて、図らずもこの水草水槽をじっくり眺めることに。
これまで気付かなかったバルバトゥスの存在に気が付いたりと、新たな発見があった。
コリドラスは他にも何種類かいるようなので、次に行く時にはそれらもじっくり探してみたいと持っている。

もし、ここの水槽をちゃんと見たことがないという人がいたら、次回はじっくり見てみることをオススメしておきたい。
思った以上に楽しい発見があると思うのでね。
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トゲめくエイと激レア淡水エイ@アクアトトぎふ [エイ]

へミトリゴン・ラオスエンシスだと!?

昨年12月の終わり頃だっただろうか。アクアトトの公式SNSで企画展「トゲめくエイ」の開始のアナウンスと合わせてアップされた画像に付けられていた解説キャプション。
アカエイかと思ったそのエイは、見たことも聞いたこともない種類。しかも淡水性だという!!

アカエイと見間違うくらいなので、見た目にはまるで“珍しそうな感じ”がなかったが、珍しい種類であることはもちろん、これまで見たことないのは間違いない。
慌てて岐阜に…… となるところが、コロナ感染拡大の第三波が襲来。年が変わるや否や非常事態宣言が発令されてしまったため、行けなくなってしまった。
しかし、企画展の期間は4月の半ばまである。コロナ禍はまさに第四波到来、みたいなタイミングだったけれど、この機会を逃すと次がいつになるか分からない。
ということで会期ギリギリのタイミングで駆け込んだ。

これがそのへミトリゴン・ラオスエンシスなのか!!
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尾が著しく長いお陰で? 想像していたよりもアカエイには似ていないという印象。
眼が黒目がちだったり、体つきが“淡水エイらしい雰囲気”などのアカエイとの違いが“見たことないエイ”を見ている感覚をより強いものにしてくれた。
やっぱり実物を見なくちゃだな!! と思わせてくれたものの、全然動いてくれない。

噴水孔が動いていたから生きていることは分かったし、水底に糞が落ちていることから、餌もちゃんと食べているのも分かった。だけどまったく動かない。
10時くらいに入館し、まずは目的のこのエイのところへと向かったのだけど、それから何度水槽の前に行っても動いてない。
あまりにも動かないので、通りがかったスタッフ氏に、動かないのが普通の状態なのかと尋ねてみたほど。
そのスタッフ氏によれば、まったく動かない訳ではなく、動く時は動いてる、と。ただ、砂をかぶった“お休みモード”にある時は、いつ動き出すか…… と話してくれた。

諦めて帰ろうかと思い始めた13時半頃、ようやく動く姿を見せてくれた。
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向かいの水槽にいたアカエイは一瞬たりとも動きを止めることのなかったのに対し、動き始めてからも比較的静かな感じ。おとなしい種類(個体の性格?)なのかも。
大きさは体盤の直径が約30㎝ほど。最大でその倍ほどになるらしいが、展示個体は成熟してることを思わせるかなり立派なクラスパーを持ったオス。オスはこのくらいが成熟サイズなのかも知れない。
この先、またどこかで見られるかは分からないから、見られて本当に良かった!!

貴重な? 動いている様子。


この企画展、会期は明日11日まで。見ておきたいという人は、今日明日中にアクアトトぎふに急げ!!

余談ながら、アカエイ(Hemitrygon akajei)も知らない内に属が変わっていたらしく、現在はラオスエンシスと同じヘミトリゴン属に分類されている。

淡水エイ。とりわけ南米産のものは水族館でも珍しくはないが、種類で言えば見られるのはモトロかポルカドットのどちらかであることが多く、それ以外が展示されていることは稀だ。
しかし、この企画展ではモトロとポルカドット以外に3種類が展示されていて、そのうちのひとつがプレシオトリゴン・ナナ。
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H.ラオスエンシスに負けず劣らずの激レア種だが、ラオスエンシスとは違い、こちらは見た目からして珍しさが感じられる華やかさ? が魅力(笑)
なかがわ水遊園で見た個体も、結構活発に動き回っていたけど、ここにいたものもよく動く個体で、動かないラオスエンシス待ちをしてる間、オレを楽しませてくれた。
アクアトトのこの企画展が終了しても、なかがわ水遊園に行けば会えるはずなので、会期中に間に合わないという人はなかがわへどうぞ。でも、外光の影響で見にくいなかがわ水遊園よりも、アクアトトの水槽の方が見やすいけれど。

そして2種類めがクロコダイルスティングレイ。
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2匹が展示されていたが、モトロやポルカドットと並ぶ“陽気”な種類なので、2匹がそれぞれよく動く!!
個人的には珍しさを感じる種類ではないのだけど、水族館では見掛けない種類だし、特徴的な柄と、動きの多さは見ていて楽しいのではないだろうか。

さらにもう1種がポタモトリゴン・ファルクネリ。流通名として一般的なフラワータイガースティングレイとして展示されていた。
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見るからに状態のよさそうな、とても綺麗な個体。
1度落ち着いてしまえばそれほど弱い訳でもないようだが、かつてのイメージなのか、個人的には虚弱なイメージがあって、そこそこ大きな個体が元気そうにしてるだけで何となくありがたみを感じてしまう(笑)
ただ、この種類もあまり活発に動き回る方ではない、どちらかというと“陰気”なタイプ。ラオスエンシスよりは動いていたけれど、それでも1度動かなくなるとそのままジッとしちゃう、みたいな感じ。
いつまで経っても動いてくれないラオスエンシスに心折れそうになり始めた頃、斜め向かいの水槽でこのフラワータイガーも動かなくなったので、オレの気分は盛り下がった。
ただ、とても綺麗な個体なので、一見の価値アリです!!
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Grunts of the Caribbean(カリブのイサキ)と気になる魚@サンシャイン水族館 [海の魚]

緊急事態宣言こそ解除されたものの、感染者数は日々増大しており、さらには変異株による感染も増えつつあるなど、水族館に出掛け、楽しむには、まだ早い!? と思ってしまう昨今。このままだと再び緊急事態宣言が発令されてしまうのではないか、みたいな危惧もあり、3ヵ月ぶりに水族館に行ってきた。
こんなに長い間行かなかったのは、2006年以降初めて。長期の“お預け”状態は、水族館への関心をどんどん薄めていくようで、このまま移動制限が続けば、興味さえ失い、行くことは無くなるのかも、みたいにすら思ったほど。

“行かなかった”という結果は同じでも、“行けるのに自分の意志で行かなかった”のとは違い、行きたいと思っても行くことができず、かつ、いつになれば行けるようになるのか分からないというこれまでに経験のない状況は、オレみたいな“お出かけ嫌い”にさえ思った以上のストレスを与えるものらしい。

水族館に関係ない話はここまで。
3ヵ月ぶりの水族館は、サンシャイン。何と半年ぶり!!
混んでる水槽を避け、前で立ち止まるのは人が少ない水槽のみではあったのだけど、それでもお気に入りのカリブ海水槽をじっくり眺めることができたことはラッキーだった。

カリブ海産の魚は観賞魚として輸入されているものがあるため、水族館でも目にするものもあるが“カリブ海水槽”となると話は別。しかも、観賞魚としてメジャーなヤッコなど以外のカリブ海(メキシコ湾、大西洋)産の魚を展示している水槽となると、ごく少数派。そんな少数派のひとつこそ、サンシャイン水族館のカリブ海水槽なのだ!!

カリブ海にはイサキの仲間が多いような印象がある。
大きな群れを作って泳ぐそれらの仲間の映像や画像をしばしば見掛けるが、日本の水族館で見掛けることはほとんどない。
しかし、サンシャインのカリブ海水槽には、カリブ海のイサキが3種類もいて、その内2種類は恐らく、日本の水族館ではここだけ? の稀種だったりする。

3種類の内、もっともメジャーで、他の水族館でも見掛ける機会があるのがポークフィッシュ。
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タイの仲間みたいな体型をしているが、これもイサキ。
サンシャイン水族館には1匹しかいないが、以前からずっといる個体なのだろう。
この種としてはかなり大型で、鮮やかな体色も手伝って、水槽内ではかなり目を引く存在となっている。
堂々とアクリル前まで来てくれるので、じっくり見ることができる。

お次は少し前からいるコットンウィックグラント。
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この種が属するHaemulon属はタイセイヨウイサキ属と訳されるようで、その名もずばり、大西洋(カリブ海など)に生息する種類だ。
当然、日本では獲れないので、日本の水族館で見掛けることはなく、サンシャイン水族館以外では見たことがない。
搬入時からするとかなり大きくなっていて、この種類らしさが強くなってきたような印象だが、最初は3匹いたのに、今は1匹だけ。
残りの2匹はどこに?

そんなコットンウィックグラントと入れ替わるように3匹が泳いでいたのがブルーストライプドグラント。
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コットンウィックグラントと同じタイセイヨウイサキ属の1種で、コットンウィックともよく似ている。
まだ搬入されて日が浅いのだろう。サイズも小さめ。
現地の写真などを見る限り、体色ももっと黄色が鮮やかな印象だが、この先、成長するにしたがって、それらしい色合いを見せてくれるのだろうと思う。
ちなみに、オレはこの魚を見たのは初めて。日本ではサンシャイン水族館でしか見られないのではないだろうか。

こうした他では見られない魚を見せてくれるのはとてもありがたい反面、海外の水族館に行きたくて仕方がない今のオレにとって、これらの魚は正直、目の毒(笑)
これらの魚もカリブ海では“普通の魚”のようで、オレが行ってみたいと憧れてる水族館では、それこそ掃いて捨てるくらいこれらの魚が群れてるようなのだ。
そんないつ行けるか分からない海外施設に思いを馳せつつ、今後、これらの魚の成長を楽しみにしたいと思う。

最後の1匹はイサキ以外。
カリブ海水槽には、日本でもお馴染みのヤッコの超メジャー種たるフレンチエンゼル、クイーンエンゼルが泳いでいる。
それとは別にもう1匹、やや小ぶりなパッサー(キングエンゼル)もいて、それが気になる1匹だ。
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気になる理由は、パッサーは太平洋の魚でカリブ海(大西洋)にはいないから!!
でも、その前に個人的に大好きな魚なので、産地が異なる点はひとまず置いといて、その成長ぶりと見ることを楽しみにしている。
ちなみにこの写真は、昨年6月の時のもの。だから今はもっと大人びた色合いになってる。
というのも、同じ水槽にいる3匹のヤッコの中で、このパッサーは一番体が小さいこともあり、身分が低い? のか、水槽の前の方まで来ると、フレンチやクイーンに猛烈に追いかけられる。だからなかなか見やすい位置までは来てくれないから。

このパッサー、観賞魚として輸入されており、入手はさほど難しくはないはずだが、不思議と水族館で見掛けることは少なく、そのファンとしてはサンシャインのこの個体は貴重は1匹。
早く大きくなって、堂々とした姿を見せてくれる日を楽しみにしている1匹だ。
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さよなら 須磨海浜水族園 [雑談]

リニューアルのため、須磨海浜水族園の段階的な閉館が始まった。
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イルカライブ館やアマゾン館など大半の展示館が2月いっぱいで閉館。本館は現状のまま営業が続くそうだが、それもあとしばらく。
本館もいずれ閉館するが、その時が即ち、これまで見知ってきた須磨海浜水族園の消滅である。

あと何年かすれば、同じ場所に新しい水族館がオープンするのは間違いない。
入館料の値上がりが話題になっていたが、規模もより大きくなるようだし、発表されている計画では、これまでの須磨水族園にはなかった展示などもできるようだ。
老朽化した現施設よりも、そっちの方が楽しみ!! という人もいるだろうと思う。
とは言えオレ個人は、新しい水族館への期待感よりも、現施設の消失する寂しさの方が強いなぁ、やっぱり。

生まれも育ちも東京のオレにとって、須磨海浜水族園は特別馴染み深い施設という訳ではない。
行った回数にしたって、1987年のオープン以降、10回にも満たないと思う。
それでも、どこか特別な思い入れがあるのは、オレが水族館デビューしたのが須磨海浜水族園の前身たる須磨水族館だったからだ。もう45年近く前の話だけれど。

1987年(昭和62年)にオープンした現施設、須磨海浜水族園は、1957年(昭和32年)に開館した須磨水族館を礎に、“同じ水族館”としての歴史を紡ぎ続けてきた。
しかし、新水族館計画とともに指定管理者が変わり、2020年4月からはそれまでとは別の団体による運営がなされるようになった。つまり、その時点で“別の水族館”になってしまったのだ。
例えて言うなら、着ている服が同じでも、それを着る人が変わってしまったような感覚だ。
新たな管理者は、これまでの古くなった服から、新しい服へと着替えようとしている。今回の閉館は、古くなった服を少しずつ脱ぎ捨てていく過程だ。

もちろん、指定管理者が変わるのが悪い訳じゃない!! 管理者が変わったことで、それ以前よりも良くなった施設もあるし、新しい管理者による須磨の新水族館だってこれまで以上に素晴らしいかも知れない。

でも、こういう形で知ってる水族館が無くなることもあるんだなぁ、と思い知ったのと同時に、何とも言えない寂しさが。
無くなってしまう前にオリジナルの須磨海浜水族園に行っておきたくて、指定管理者が変わる昨年3月、行く予定を立てた。しかし、非常事態宣言に阻まれ、水族館も閉館したまま管理者の変更を迎えてしまった。
行けないまま終わってしまったことは大変な心残りだが、閉館中にひっそり水族館を離れることになった関係者の人もいたのだろうなぁ…… なんて考えると、ちょっぴり切なくなる。

須磨海浜水族園と言えばコレ!! みたいな展示が個人的にいくつかあった。
新水族館にそれらが引き継がれることは恐らくないのだろうけれど、ノコギリエイの標本とロングノーズガーだけはできれば引き継いで欲しいなぁ、と思う。
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ノコギリエイの標本はオレが初めて行った頃からあって、その記憶も残っているが、以降、それを見る度に“須磨に来てるんだ”と意識させてくれる存在になってた。
昔からあったのは知っていたが、オレが生まれるより前(1971年)からあったそうで、ソマリアから来たものなのだそうだ。
ノコギリエイは生きたものを日本国内の水族館で見ることができるが、今現在、日本にいるものとは産地が異なるという点で、もしかしたらそれらとは違う種類かも知れないし、今となっては標本ですら海外から入手するのがほぼ不可能になってることを考えれば、貴重な財産と言っていい。

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そしてロングノーズガーは、1977年に須磨水族館で産まれた個体が現存している。須磨水族館時代にも展示されていたはずで、オレも見ているのだろうけれど、生憎その頃の記憶が残っておらず、須磨のロングノーズとしての認識は海浜水族園になって以降のこと。
しかし、産卵やふ化の日が明確に分かる個体が何年生きるのかが分かる貴重な例であることは間違いないし、あの大震災をも生き延びて展示が続けられていることなど、そういう意味でも“財産”ではないかと思う。

これらを残して欲しい理由はジジイが昔を懐かしみたいからというだけでなく、この2つは須磨水族館時代から展示され続けている“須磨の水族館”の歴史そのものだからだ。
あの場所にある須磨海浜水族園の後継施設として、その歴史も部分的にでも引き継いでもらえたらな、と思ってしまうのだが、それまでとは関係のない別組織によって“違う水族館”になってしまう以上、やっぱり無理な相談かなぁ?

現在発表されている計画では、これまでとはずいぶん雰囲気の異なる水族館になるようだし……
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いつまでもあると思うな水族館 [雑談]

先週、1月末のことだ。
何気なくTwitterを眺めていると、驚きのニュースが目に飛び込んできた。

志摩マリンランドが営業を休止するという。
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タイトルは犬吠埼マリンパークが閉館した時、某SNSに書いたものだが、今回再び、それを思い出した。
志摩マリンランドがそうなるとは思ってもみず、まずは大いに驚いた。

その日の内に出た新聞報道や、その後のTweetなどを見る限り、休止といっても事実上の閉館のようだ。
その理由として施設の老朽化と説明されていたが、開館から50年。確かに老朽化も激しかったのだろう。そこに昨今のコロナ禍である。弱っていたところに止めを刺された、みたいな感じだろうか。

水族館(の建物)は劣化が速い。同じようなサイズ、構造の建物と比較しても、ずっと速い速度で傷みが進行するのだそうだ。
その理由は主に海水。建物内に満たされた海水は少しずつ躯体を蝕み、新築から20年もすれば傷みが目立つようになり、補修が必要になるという。
30年もすれば施設の傷みはかなり激しくなるらしく、大規模リニューアルされる水族館はそのくらいの頃に行われることが多い。
例えば、葛西臨海水族園のリニューアル計画が公表されているが、その葛西も今年で32年めを迎える施設である。

開館から50年を迎えるという志摩マリンランドは、お客から見えないところはかなり傷んでいるのだろうと思う。それも、ボロボロと言っていいくらいに。
フルリニューアル計画みたいな話が出たこともあったのかも知れないが、新しい水族館を作るには少なくない費用が必要だ。残念だが、その投資を行うのは難しいと判断されてしまったのだろう。

でも、これは志摩マリンランドだけの問題ではない。
老朽化していると思われる古い建物のまま、営業を続けている施設は他にもあるし、それらの施設だってコロナの影響は等しく受けているはず。
今回の志摩マリンランドのように、ある日突然、閉館のアナウンスを聞かされるなんてこともあるかも知れない。
もちろん、そんなことが起こらないことを願うばかりだが……
そうならないようお気に入りの施設にしっかり足を運びたいところだが、このコロナ禍の世の中、それができにくいことも何とももどかしい。

このご時世、いつまたどんなことが起きてしまうかは分からない。
無くなったら困る、行けなかったら後悔する、などの施設があるなら、行ける時に多少の無理をしてでも行っておくことを強くお勧めしておきたいのだけれど……

新しくできる水族館に比べれば、無くなる施設は少ないが、無くなってしまうとなるとやはり寂しいもの。
それでも救いと言えるのは、突然閉まってしまった犬吠埼とは違い、志摩マリンランドは営業終了まで別れを惜しむ若干の時間的余裕があること。
オレの住まう東京は緊急事態宣言が延長されてしまったが、それが予定通りに解除されれば、最後にもう1度行ける!? かな!?
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カワスイ 川崎水族館の気になる魚 Vol.2 [淡水魚]

世界の淡水魚を展示したカワスイだが、各地の魚が並ぶ10Fに対し、9Fはアマゾンのみ。
当然、充実度はアマゾンエリアの方が高い訳だが、単に展示点数や種類数が多いだけでなく、不思議と“いいもの”が並んでいたりする。
ここで言う“いいもの”とは、あまり見掛けないマニアックな種類や、珍しい種類、また、珍しくなくても綺麗な個体。色々な意味であまり見られないものと解釈してもらいたい。
半年を経て、水槽の魚たちは新たな魅力を花開かせつつあったり、また、前回訪問時は見なかったものなど、今回も楽しませてもらった。

アマゾンエリアの魚の話をする前に、詫びておきたいことがひとつ。
前回訪問時に書いたブログ「カワスイの気になる魚」で“パティかも!?”と登場させたナマズ。
今回あらためて見たところ、間違いなくピニランプスでした(汗)
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オレのブログを読んで、パティいるの!? とカワスイに行ってしまった人がいたとしたら、本当に申し訳ない!! 画像も載せていたし、そんな人は多分いないとは思うけれど……
半年ぶりに見る同じ個体は、少しふっくらしたのか、どこからどう見てもピニランプスにしか見えなくなってた。
というか、最初からそうだったのだろうけど、瞬時の勘違いからの思い込みで暴走しちゃったようです。まったく、死ぬほど恥ずかしい……
ただ、ピニランプスとしてはスポットも多くて綺麗な個体なので、好きな人にはあらためてオススメしておきたいと思います!!

そのピニランプスがいる水槽には、20㎝前後のアイスポットシクリッドが何匹か入っているのだけど、それらがなかなか素敵な個体揃いだ。
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アイスポットシクリッドが15種類に分かれて以降、もはやどれがどれなのかすっかり分からないのだけど、この水槽にいるのはいわゆる“パッカ型”で、恐らく3種類。
画像のタイプの他に、スポットがもう少し荒く少ないタイプ、スポット模様が少なく、体高の低い、ひと昔前ならテメンシスとされていただろうタイプ。
どちらのスポット模様も幼魚色であることは間違いなく、どちらもこの先の成長が楽しみなのは同じ。どの種類なのか答えが分かるかもしれないという意味でも、今後の楽しみのひとつ。
綺麗に育ってくれることを期待したい。

同じ水槽を泳ぐブリコンにも“おっ!!”となった。
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銀色の魚体からシルバードラド(Brycon melanopterus)だと思っていたんだけど、あれっ!? 違うのがいる、となったのが画像の魚。
顔も違うし、色合いもちょっと違う。多分これ、ピラプタンガ(Brycon hilarii)だよね?
種類はともかく、一瞬同じに見える違う魚を入れてあるなんて、マニアックなことするなぁ(笑)
ピラプタンガが本来の色を発色すれば、B.melanopterusとは一瞬で区別できるはずなんだけど、これも今後に期待したい1匹かな? なお、個体数はピラプタンガの方が多い模様。

ナマズでもう1種。ショベルノーズキャット。
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これは前回行った時にも気になってはいたんだけど、フィダルゴとか上記のピニランプスとかが気になりすぎて、登場させるには至らなかったのだ。
前に行った時はピラルクーの水槽にいたが、おとなしく、巨大化しないショベルノーズは、あの水槽の面々と暮らすのは少々しんどかった? 温室最後のシルバーアロワナの水槽へと移動されてた。
数匹いる内の何匹かは、既に吻先をぶつけて折れ曲がってしまっているが、綺麗な状態を保っているものもいる。でも、気になったのはそこじゃない。
ショベルノーズキャットの、これだけ大きな個体というのは、気にならずにはいられないというもの。展示されているものは、この種類にしてはかなり大きいのだ。
ちなみにこのナマズ、今となっては少数派で、あまり見掛けない気がするけれど、オレがガキの頃は安く売られていた普通の魚。当時はやけに高かったタイガーショベルを買えない人が飼う魚、みたいな言われ方をしていた。
ウチでも飼ってたことがあったけれど、そんな懐かしさと、思わぬデカさからここに載せたんだけど、オレと同じ世代の熱帯魚好きなら、同じようなことを思うだろうなぁ、と(笑)
吻が折れてない個体が、このままずっと綺麗でいてくれるといいのだけれど。

最後の1匹もナマズ。
ショベルノーズキャットのいる水槽を眺めていると、これまたものすごく久しぶりに見る魚の姿が目に入った。
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エイティーンスポットショベルノーズ。昔の人ならフォックスフェイスと言った方が通じやすいかな?
アマゾンの大型ナマズにしては、それほど大きくならず、マッチョな大型種と比べると線が細く、昔からそれらの陰に隠れてしまうような印象の種類だったが、いつしかほとんど見ない魚になってた。
オレも見るのは何年ぶりだろう? 昨年11月、琵琶湖博物館で遭遇したノーザンパイクに続き、思わず“懐かしい!!”と声を上げてしまった第2弾となった(笑)
久しぶり過ぎて、その存在を忘れていたくらいの魚だが、どこにいたんだろう? オレが知らないだけで輸入はされてたんだろうか?
展示されているのは40㎝くらいの大きさで、水槽飼育のフルサイズ級。

エイティーンスポット大好きだった人、カワスイ行けば会えるよ!!
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