SSブログ

アートアクアリウム美術館(東京) [雑談]

アートアクアリウムに行ってきた。
期間限定のイベントとして、これまでも各地で何度も開催されてきたものが、常設となったらしい。
LY5A2338.jpg
もともとイルミネーションとかプロジェクションマッピングとか、そういうものにまるで関心がなく、見ても“ふーん”以上の感想を抱かないオレからすると、アートアクアリウムはまったく“刺さらない”もの。
おまけに、金魚もあまり好きじゃないとくれば、まさに行く理由がなく、期間限定イベントの時代から、1度も足を運んだことがなかった。

それが、ちょっと見に行ってみようかな? となったのは、昨今、話題になっていたから。
SNSから火が付き、それに追随してTVでも取り上げられていたそうだが、とにかく中の金魚が酷い状態らしいのだ。
実際、Twitterで多く流れてきた写真は、金魚好きの人なら間違いなく気分を悪くしそうなほどの悲惨なもの。
とは言え、行こうと思ったのは、阿鼻叫喚の地獄絵図を見たかったからじゃない。
本当にそんなに酷い状態でやっているのか、という部分も気にはなったが、それ以上に、どんな人たちが、どんな風に楽しんでいるのかを見てみたくなったのだ。

期間限定とは言え、これまで何度も開催されていて、それを常設にするというからには、ある程度以上の集客が見込めるからなのだろうし、2300円という決して安いとは言えない観覧料が必要で、それを支払ってまで見に来るお客はどんな楽しみ方をしているのか。
自分のよく知る世界のフリをした見知らぬ世界。そう考えるとちょっとワクワクする!?

入館するといきなり、このイベントの作り手である木村某氏の言葉……
どうやら、自己顕示欲の強めな人らしく、会場各所に実績アピール的な表示があり、それがちょっと鼻につく感じ。
まぁ、この人のイベントなのだろうし、好きにすればいいんだけど、見に来ている人たちはその人自体には興味や関心ないんじゃないかなぁ?

それはともかく、2300円もするだけあって、まぁまぁな水槽数。ここでは“水槽”ではなく“作品”だそうだが…
そのすべてに金魚(一部、錦鯉)がひしめいていて、魚の数もそれなりに、というか水量に対してかなり多め。
会場は全体が“和”テイストで統一されているが、詫び寂びというよりは、もっと毒々しい雰囲気。キルビルに出てくる日本、みたいな印象。
館内はかなり暗く、水槽(中身じゃなくて水槽そのもの)が照明の効果もあってしっかりよく見えるようになっているが、その照明はどぎつい色で、かつ目まぐるしく変化する。
LY5A2351.jpg
“作品”だけに水槽はしっかり見える反面、金魚の色はよく分からない。白と黒の金魚なのかと思って見ていたら、照明の色が変わった途端、赤と白の金魚だったことに気づく、みたいな具合。行く前から分かっていたことだけど、金魚そのものの綺麗さとか可愛さを紹介するための“展示”が目的ではないことを実感する。そういう意味では“普通の水族館”として楽しむ施設ではない。
なお、中を泳ぐ金魚たちに、Twitterで盛り上がっていたみたいな悲惨な状態のものは見当たらなかった。入れ替えた? のだろうね。
各水槽は水が溢れるようになっていたり、上が開いていたりなど、水そのものが人と近い。
あれだけの数の金魚が泳ぐ水だけに、臭いが気になるところだが、会場は線香みたいな匂いが充満していて、よほど水に鼻でも近づけない限り、いわゆる金魚水の臭いは感じなかった。
LY5A2372.jpg

こうした色とりどりの水槽にはどこか見覚えがあった。
記憶を辿ると、アクアテラス錦が丘を思い出した。
もしかしたら、ここの作り手の弟子とか関係者? そう思うくらいによく似ていた。アクアテラスが目指したものはこれだったんだろうな。
他にも、どこぞのクラゲ水槽を連想させるような水槽もあったりして、どちらが先かは知らないけれど、水族館へも影響を及ぼしている? そんな風に思うものもいくつか。

来ているお客は、普通の水族館みたいに小さな子連れファミリーもいたが、圧倒的に女性、それも比較的若めな年齢層の人が多い模様。
そんな人たちは、水槽を近くで見るより先に、スマートフォンを向けるのが流儀らしい。その後、水槽をバックに自撮り、みたいな光景をそこかしこで見掛けた。
観覧者から“綺麗~!!”という声が聞こえることは何度もあったし、イルミネーションとか電飾とか好きな人なら、普通に楽しめるのだろうと思う。
魚好きや金魚好き、飼育を趣味にする人と、そうでない人との感じ方の差みたいなものも顕著で、大きめの丼みたいな水槽? に入った琉金を見て、オレは“これ、ずっとここに入れておくのかな?”と、まずは気になったが、同じ水槽を眺めていたカップルは“可愛い”“こういうの好き”と好評な様子。
そういうのも、違った文化に触れてるような感覚だった。
LY5A2422.jpg

先にも書いたように、水槽の数は多い。しかし、水槽の形や大きさこそ違えど、賑やかな光に照らされた中に金魚が入っている、という点ではどれも同じ。
中に入っている金魚は、全部に違った品種が入っている訳でないことも、形の違う同じものを見続けてる感につながっているような印象だった。
そのため、入館して3つめのフロアあたりで、もういいや、な気分になり、出口に向かってしまった。
なお、一度出口まで来てしまうと、基本的に“もう1周”はできないそうだ。
ちなみに、観覧時間30分弱。感覚的には1分100円な感じ? そう考えると高いなぁ!! と思うけど、知らない世界を覗き見るための費用だと思えばまぁ、納得。
分かってはいたことだけど、オレには“合わない”世界であることを再認識した。
LY5A2416.jpg
とは言え、それはオレの問題。水族館好きなら漏れなく否定的な印象を抱くという訳でもないのだろうし、もし、何かしらの興味を引かれたなら、行ってみるのも悪くないのかも。
それが“いいもの”とは限らないけれど、何かしらの発見はあると思うから。
nice!(0)  コメント(2) 

10月18日は「中村元の超水族館ナイト 2020 秋」!! [雑談]

昨日18日は「中村元の超水族館ナイト2020 秋」のチケット前売り日。
前回(春)はコロナの影響により、オンラインのみでの開催だったけれど、今回は渋谷のカルカルにて2月以来のリアル開催。
超水族館ナイトはカルカルで開催されるトークイベントの中でも圧倒的な人気コンテンツだけど、今回はいつにも増して多くの人に注目して欲しい!!
超AQナイト202010秋告知.jpg
何でお前がそんなことを? と思われるかも知れないけれど、今回はオレも積極的に告知をしたい。
何故なら、オレがゲストに呼んでもらったから。


話は1ヵ月半くらい前のある日、中村さんに会った時のこと。

「頼みたいことがあるやけど」と中村さん。

中村さんがオレに頼み事? 珍しいこともあるもんだと思いつつ、何でしょう?

「10月の水族館ナイト、出て欲しいんやけど」

オレからすればとてもありがたい話ではあったけれど、大いに不安も。
今のオレに人前で話せるようなことがない。何しろ、コロナの影響であまり水族館にも行けていないのだから。
それ以前に、会場にやってくる、あるいは有料視聴する水族館ファンと立場的に何ら差がないオレがゲストなんて、申し訳ない気も。
そもそも、水族館ナイトの檀上は、水族館の関係者、とりわけ館長クラスのベテランが座る場所だ。
そんな人が話す、普段目にできない、知らない世界の話が聞けるからこそ、行く価値も大いにあるというもの。

だけど、オレを呼んでくれた理由を聞いて大いに納得した。
コロナの影響で遠方のゲストを東京に呼びにくいという事情があり、東京の、カルカルからも比較的近いところに住むオレに白羽の矢が立った、という訳。

いいですか皆さん、コロナのせいですよ!!

とは言うものの、何を話せばいいんだろう?

そんな状態でもイベントは来てくれた人が満足できる形で成立する。
中村さんは“喋りで金を取れる”プロだし、その隣にいるのはこれまたプロのMCであるテリーさんであるからして、オレがボサッと座ってるだけでも形にはなる、というかしてくれるはずなのだ。

何も考えずに座っておこう!!

そうも思ったけれど、お金を払って来てくれる来場者の人たちや、有料配信を視聴してくれる人たちからすれば、ただそこに座ってるオッサンを眺めさせるのも流石に申し訳ない。ホントにそうなら、激しく叩かれることになりそうだし。

どうしよう……

その時、ふと思いついた。

「一緒にイベントやった2人も連れてきていいですか?」

2人? 水族館ブロガーつながりでかつて一緒にイベントをやった、めnちとかめきちさんこそ、その2人。
水族館にあまり行けていないのは2人も同じかも知れないが、それでも3人いればまだ何とかなりそうな気がするし、一緒にイベントをやったパートナーの2人がいてくれれば心強いというもの。何より、叩かれるにしてもひとりで叩かれるより痛い思いが少なくて済むかもしれないし(笑)

幸い、中村さんも「ええよ。好きなようにしてくれて」と言ってくれたし、めnちもかめきちさんもイベント当日のスケジュールはクリア。
自分たちのイベントではないとは言え、久しぶりにこの3人で顔を揃えることと相成りました。

という訳で、前売りチケットの発売が昨日18日よりスタートしております。
昨日は朝から“チケット取った!!”という声をSNSなどで見掛け、その度にオレのイベントではないながら、ありがたく感じていました。
今回はいつもより座席数が少ないそうで、当然、チケットもその数となる訳ですが、今回に限って飛び抜けてその売り上げが悪い、なんて結果は避けたいところ。
この顛末を見届けてもらえますよう、会場まで来てくれる人はもちろん、配信で楽しむよ、という人の参加もお待ちしております!!

チケットはこちらから
http://tokyocultureculture.com/event/general/30529
nice!(0)  コメント(4) 

沖縄美ら海水族館の気になる魚 Vol.11 [海の魚]

今年の美ら海水族館はいつになく空いていたので、本当にじっくりしっかり見ることができた。
いつもなら、次から次に押し寄せるお客が群がり、撮影どころか水槽を見ることすらも簡単ではないサンゴの水槽や熱帯魚の海の水槽。
今回はそこらもじっくり。熱帯魚の海の水槽をあんなにゆっくり見たのは本当に久しぶり。
水槽の前にいる時間が長くなれば、それだけそこにいる魚を見つけることができるし、それによって知らない何かに遭遇できる機会も増える。

ということで、最初の1匹はサンゴの水槽にいたハワイトラギス。
LY5A9957.jpg
水槽の底の方に、巣穴にしている岩の隙間から出入りしている小魚を見つけた。
色といい、大きさといい、寿司ネタのエビが泳いでいるみたいな感じ。
岩の隙間からは出てきてくれるのに、そこから離れるのはあまり好きではないようで、撮りやすい位置までは泳いできてくれない。
もっと出てきてよ~ なんて思いながらちょっと苦労してたら、後ろから「何撮ってるの?」という声。
振り返ると、知り合いの飼育スタッフ氏。
「このエビみたいな色の魚。ところでこれ何て魚?」
そんなやり取りがあった中で教えてもらったのだけど、水族館でよく見るその他のトラギス類に比べると小ぶりで10㎝くらいしかないので、あの大きな水槽では撮るのに難儀した。なのでこの程度。
写真はともかく、実物は可愛い魚でした。

お次は熱帯魚の海の水槽にいたワキグロアカフエダイ。
LY5A0117.jpg
美ら海水族館のブログ、“美ら海だより”に紹介されて以降、ずっと見たいと思っていた魚にようやく会えた。
最初は、オレが行った直後くらいに展示が開始され、その後、いくつかの水槽を移動。
見られるのを楽しみにしつつ沖縄に行ったら、バックヤードに下げちゃいました、と。
そんなことが2回くらいあったのだけど、今回、ようやく見られた。
最初、美ら海だよりの写真で見た時にはヒメフエダイに、その後、他の写真などで見た限りではヨコフエダイに似てるような印象だったのだけど、実物はそのどちらにも似ていなかった、と言うか、似ているけど見間違うほどではない、といった感じ。
目がクリっとしていて、もっと小さい種類のフエダイに似てるような印象を受けた。
実物を見られたからこそな体験ではあったけれど、この魚をありがたがる人は多くないかも知れないなぁ。でも、結構珍しい魚らしい。

前にも書いているけれど、オレが美ら海水族館に行ったのは6月の末。
これを書いてる時点で、すでに2カ月以上が経過している。
ここに並べた魚でも、展示されていないものもいるかも知れない。
その可能性がもっとも高いのがこのクマノミ。
LY5A9867.jpg
水族館生まれとして展示されていたごく小さなもの。5~6㎝くらいだっただろうか。
そこから2カ月以上が経過していることから、当然、大きくなっているはずで、展示されていた小さな水槽では窮屈になっているかも知れないからだ。
でも、このクマノミをここに登場させたのはそんな理由ではない。画像を見て、気付くことはないだろうか?
鰭が長いのだ!! 同じ水槽にいたものはどれも同じようなロンフィン。
人気が高く、飼育下繁殖が盛んに行われているカクレクマノミでは、すでに様々な品種が作出されているし、クマノミでもロングフィンタイプが流通しているようだが、飼育下繁殖だとある程度出てくるものなのかな!?

以外と言えば、深海水槽にいたカサゴにも驚かされた。
LY5A9950.jpg
本州に住まう者にとって、カサゴは別段珍しくもない、驚くような魚ではないが、ここは沖縄だ。
いるにはいるらしいのだが、数は少ないらしい。
沖縄にはいないのだろうと思っていたから、これが目の前を泳いでいった時には、何でいるの!! と驚いた。
水族館HPの図鑑によれば、カサゴではなくウッカリカサゴ(オレにはパッと見で両者の区別はつかないけれど)らしく、それ故、深海の水槽にいるのも納得…… なのだけど、この魚を沖縄の水族館で見るのが何とも意外で、ここに登場させた。
あの広い水槽に1匹しかいないようだが、オレが行った時はよく泳いでいたけど、奥の方でジッとしてるとまず見えなさそう。
でも、見られなくても大丈夫!! 本州住まいの人なら、近くの水族館で多分、会えるから(笑)

6月末の美ら海水族館で、オレのブログとくれば、こいつをあげない訳にはいかないだろう。再び展示が再開されたオニイトマキエイだ。
LY5A0223.jpg
2018年の末に展示が開始された…… と思ったら、比較的短期間で展示中止に。
調子を崩していたそうだが、幸い、死んでしまった訳ではなく、2019年の夏以降、生け簀ツアーで公開されている、なんて話も聞いていたから、久しぶりに会いに行きたいなぁ、なんて思っていたところ、満を持して、大水槽に再登場と相成った。
それにより、美ら海水族館の大水槽は、オニイトマキエイ、ナンヨウマンタ、ヒメイトマキエイというMobula属3種を同時に見られる世界屈指(唯一?)の水槽となった。凄い!!

2018年末に見た時よりも、水槽に馴染んでいるように見えるのはオレの気のせいか?
餌もよく食べているし、同居のナンヨウマンタのメスをゆる~く追尾してみたりと、元気そうな様子。
久しぶりに会えたことはもちろん、以前会った個体が元気で戻ってきてくれたこと、そしてこの先もここで会える可能性があることなど、大好きな憧れの魚だけに、やはり嬉しくて仕方がない。

行きさえすれば会える好きな魚が元気で暮らしてる。それだけで嬉しいよね。
後はその幸せが1日でも長く続いてくれることを願うのみ、だな。
nice!(0)  コメント(1) 

沖縄美ら海水族館の気になる深海生物 Vol.2 [海の魚]

9月である。
本来なら、遡上してくるサケやカラフトマスを見に道東へ行き、下半期の水族館は標津からスタートする、というのがここ数年の定番だ。
しかし、コロナの発症数が落ち着かない東京から人の少ない道東へ行くのも気が引ける。
という訳で今年は泣く泣く自粛。

水族館ブログは、6月の末に行った美ら海水族館の話。
でもその美ら海水族館も8月以降、ずっと閉館している。閉館期間は明日までの予定だが、果たして予定通り開館するのかなぁ!?


ここ数年、激アツの美ら海水族館深海エリア。
行く度に見たことない何かに遭遇できるし、それらの多くは“知らない魚”であることも多く、刺激的な出会いに事欠かない。
水族館HPの「美ら海生き物図鑑」を確認し、見るべきターゲットを確認しつつ、深海コーナーへ。
今回は、ひとつ前のブログでも書いた通り、水族館がとんでもなく空いていたので、いつも以上にじっくりしっかり見ることができたのがラッキーだった。

見逃せない対象はいろいろいるのだけど、今回、もっとも見逃すべきではない1匹はソコモンガラだろう。
LY5A0350.jpg
この展示個体も国内3例目だという、かなりの稀種。
その珍しさを物語るかのように、Facebookや公式アプリなどでも“展示しました”と度々案内されていた。
ムラサメモンガラの仲間だそうだが、この仲間では唯一深場に生息する種類とのこと。
その珍しさ以前に、そもそも存在すら知らなかった魚だが、ムラサメモンガラに近い種類であることだけは、その姿形やせわしない泳ぎ方を見ているだけでも分った。
見た目にも動きにも既視感があり、実物を見られた感動は正直、強くなかったけれど、貴重な魚である。
頑張って撮りましたよ。一瞬たりとも止まってくれないので苦労したけど、だからこそ、空いていたのがホントにありがたかった。

頑張って撮るべき相手は、同じ水槽にいた新入りのハタの仲間2種類もそう。
1種類めはハナハタ。
LY5A0346.jpg
名前は知っていたけど、生きた姿を見るのは初めて。
鮮やかなオレンジ色の体色が綺麗なユカタハタの仲間。
もっと赤い魚を想像していたのだけど、実物はかなり華やかなオレンジ色の魚。
引っ込み思案ながら、それなりに見える位置を泳いでくれたので、その姿をきちんと見ることができたのがよかった。
一方、もう1種、同じ水槽にいたアカハタモドキも目的の1匹ではあったのだけど、岩の隙間にしっかり収まっていて、まったく泳いでくれない。
そこにいること、そしてその姿形は何となく分かったけれど、アカハタとどう違っているのかまではついぞ分からず終い。
写真も撮れなかったし。という訳で次はいつになるか分からないけど、次回の宿題。

お次はソコモンガラやハナハタと同じ水槽にいたオニイシモチ。
LY5A0333.jpg
勝手な思い込みというかなのだけど、テンジクダイ科の魚って、比較的浅い海域で群れてる、みたいなイメージ。
それが、深い場所にいる種類がいる? というのがちょっとした驚きだった。
水槽を泳ぐ姿を見つけた時、あれ!? 何でこんなところにテンジクダイ類がいるの? と。
テンジクダイ類としては大型種だそうだが、展示されていたものは15㎝くらいだろうか。自分より大きな魚の中では、控えめな感じ。
もっと個体数がいれば、テンジクダイ類らしく群れたりする? のかな!?

今回、深海エリアで見てみたかった前回からの宿題がハナアマダイだ。
LY5A0352.jpg
昨年行った時、オレが行った直後くらいに搬入された珍魚で、実物はおろか、名前すら知らなかった魚だった。
写真で見る限りは、白いアマダイという感じ。さて、実物は……
ものすごい引っ込み思案なのか、岩に顔を突っ込んだまま出て来やしない。
何度も水槽前に足を運んだが、顔が見えたのはこの写真を撮った時だけ。
顔が見えただけまだマシだが、結局、全身を見せてくれることはなかった。これもまた次回持越しの宿題かな?

最後の1匹は、前回訪問時に公開された激レア珍魚、オニキホウボウの水槽に新たに搬入されたウスハナフエダイ。
LY5A0438.jpg
その名もズバリ、薄い色をしたハナフエダイで、これまで同種として扱われていたものが、今年になって別種であると確認され、あらためて別種となったのだそうだ。
沖縄周辺でしか発見されていないそうで、そういう意味ではなかなかの珍魚であり、美ら海水族館ならではの魚と言えるだろう。
しかしながら、見た目はまさにハナフエダイで、しかもこれまで見知ったハナフエダイよりも少し地味めだったりするものだから、“珍しいものを見ている”感はやや薄い。
展示水槽に入って日が浅いのか、あまり動き回ることもなく、アクリル面から顔をそむけるように定位していることが多かったけれど、次に行く時には水槽にも馴染んでいるだろうから、泳ぎ回る姿とかを見られるのではないかと思う。
これもまた、次回の宿題、かな?
nice!(0)  コメント(2)