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シドニー動物園(オーストラリア・シドニー) [海外水族館インプレ]

水族館ブログなのに動物園?
いやいや、シドニー動物園には水族館があるのだ。

もちろん、水族館と言っても、そこに至るまで続いているオーストラリア産の動物を紹介する流れで、同じくオーストラリアの魚などを紹介した展示館だ。動物園によくある爬虫類館みたいな感じ。
動物園の展示のひとつだから、水族館自体の規模はそれほどではないんだけど、それでもサメが泳ぐかなり大きな水槽など全部で11の水槽が備わり、かなり見応えがあった。
行くまではもっと小規模なものを想像していたので、逆の意味で期待を裏切られることになり、思ったよりもはるかに大きな満足感を得ることができた。
動物園もとてもよかったので、シドニーに行く機会のある人には是非ともオススメだ。

シドニーの中心街からは電車とバスで1時間少々。
ブラックタウンという駅からバスに乗るのだけど、そのバスが曲者で、バス停の案内が一切ない。車内アナウンスも電光掲示板もなく、初めて乗る外国人にはとてつもなく難易度の高い。
初めての知らない場所でドキドキしながらスマートフォンの地図を見ながら「次のバス停辺りだろう」と降りようとしたら、運転手のオッチャンが「動物園行くの? だったら次の方がいいよ」と、降りかけたのに次のバス停まで乗せて行ってくれた。
案内はないけれど、運転手は親切なシドニーのバスでした(笑)

入園し、順路を右手に進むと、オーストラリア産の動物が展示されたゾーン。
新しくできた動物園だけあって、動物との距離感が絶妙に近く、非常に見やすい。
初めて見るものも多かったし、コアラなんて比較的近い距離で一生分くらい見たかも、と思えるくらいしっかり見られた。
その先にあるのが水族館で、最大の水槽(というか池)は入館直前から見えるので、これが見られるのか!! と大いにテンションが上がる。
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入館するとすぐに入館直前に見た池の水中が見られる。上から見て分かった通り、かなり巨大。水深はそれほどないようで3mくらい? でも、少なくとも500tくらいはありそうなサイズ感だ。
そこを泳ぐのは2匹のオオメジロザメとバラムンディ、ジェイドパーチ。
水は濁りが強く、見えにくい上、日よけだろうか。観覧窓の真上付近の水面に大きなシートが浮かべられており、そこだけ暗い。
おまけに、アクリルが水中側、観覧側のいずれもが綺麗でなく、水中は正直、見にくい。
でも、2mはありそうなオオメジロザメと、沢山いる巨大バラムンディにはかなりときめいた。
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この水槽を満たす水は、淡水のようではあったけれど、塩が入っているのか、また、屋外の池ではあったけれど、水温はどのくらいなんだろう?
オオメジロザメもバラムンディも、比較的温かい水温を好みそうだけど……
気になったことをすぐに聞けないもどかしさは、語学力という個人的な事情だが、海外水族館ならではだ。

基本的にオーストラリア産の、淡水の生き物が展示されているが、2つの海水の水槽、何故かシクリッドが沢山いる水槽の3つはこの水族館では異色の存在。
とりわけシクリッドの水槽は何故? 日本では見るのも簡単ではない種類が、なかなか綺麗な状態で展示されていたが、それらはいずれもオーストラリアにはいないもの。彼の地では人気が高い? 個人的にはシクリッドも好きだし、何よりいい個体揃いだったので楽しい水槽だったけれど……
2X9A6506.JPGそこからフェアリーペンギンの展示水槽を経て、オーストラリアの淡水魚の水槽へ。
ここには水上部分にメルテンスモニターがいる半水面になった水槽、レインボーフィッシュやマーレーコッドなどが入った水槽、汽水? ボラやスキャットなどが入った比較的大きめの3つ。
どの水槽も魅力的だったけれど、特に気に入ったのはメルテンスモニターがいた水槽。
水上のモニターを見せるためか、水位が低く、水中はしゃがまなくては見えず、さらにしゃがんでも見にくかったりもするのだけど、水中には大きなテッポウウオやイセゴイ、サラトガ(日本風に言うならノーザンバラムンディ)、さらにカメなどいろいろ泳いでいて楽しい。
ここも水の濁りが強かったのだけど、こっちではそんなものなの?
前述のサメ水槽然り、もっと見やすければもっとよかったのに……
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また、サメの水槽と同じく気になったのが、水温と塩分濃度。
水槽の上部は網になっていて、すなわち外気温。水温は常温? 加温しているのか。また、テッポウウオやイセゴイもいるけれど、水に塩は入っているのか。
水槽の近くを、担当飼育員と思しき人が通りがかったので、普段なら声をかけるところだが…… 何か方法を考えなくちゃだな。

でも、ここの水族館で一番感動したのは、巨大なマーレーコッドに会えたことだ。
2X9A6635.JPG
ウチにもいて毎日見ているので、個人的には珍しい魚ではないのだけど、ここにいたのはとにかくデカかったから。
ここにいたものは1mオーバー!! 
こんな個体に出会えただけでも、シドニーまで来た甲斐があったというもの。マーレーの話は追ってまた。

帰ってきてまだ日が浅いが、シドニーはいろいろ印象がよかったので、また行きたいなぁ、みたいに思っていたりするのだけど、そんな機会があったなら、ここにもまた行かなくちゃだな。
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