沖縄美ら海水族館の気になる魚 Vol.14 [海の魚]
最後に美ら海水族館に行ったのは2ヵ月前の7月1日。
その時の話を今頃になって? ではあるのだけど、個人的な備忘録として。
移動制限がなくなって以降、美ら海水族館には以前のように大勢のお客が押し寄せるようになった。恐らく、経済的困窮も脱することができたのだろう。
中の人たちも採集に出向いたりできるようになったようで、以前、ブログに登場させたカマスやヨコシマサワラなど、これまで見たことなかった魚を見せてもらうことができた。
傍で見ていると、抑圧されてる期間があったからだろうか。より勢いが増してる? みたいな気すらするくらいだ。
今年の3月くらいだっただろうか。美ら海水族館のHPを眺めていたら「セダカタカサゴを展示しました」という案内が出ていた。
HPには、複数の個体の写真が掲載されていが、同属のチカメタカサゴと同様、日本では数例の捕獲例しかない希種のはず。
それが数匹まとまって展示されたのは、沖縄のどこかに生息地がある、ということ。
見たことがない魚だから、まずは見てみたい。しかし、HPにはゴールデンウィークが明ける頃までの限定展示とある。
1月に行ったばかりなのに…… と恨めしく思いつつ、見たことのない珍魚のことを忘れつつあった7月。
入館し、3つめの熱帯魚の海の水槽に行くと…… あれ!! いるじゃん!!
もう見られないのだと思っていたセダカタカサゴを見ることができた。
比較的深いところから採集されたもののはずだが、水槽では水面付近にいることが多く、そういう意味では少し見にくかったが、時々、近くまで泳いできてくれたタイミングで必死に観察すると、色は鮮やかなピンクで、尾柄部に黒い模様があるのが特徴らしい。全体的なフォルムはチカメタカサゴに似ているが、色や顔つき(主に目つき)が柔らかい印象のあるものだったせいか、より可愛らしい印象。オレ基準だけど。
予期せぬ出会いに喜びつつも、この時の目的は別にあった。
それが大水槽にいるらしいというイトウオニヒラアジ。
HPの図鑑ページにも掲載されていて、この種類が入ったことで大水槽には日本産のCaranx(ギンガメアジ)属のすべてが揃ったことになるらしい。
写真ではオニヒラアジにそっくりなのだけど、見分けられるだろうか? まずはそれらしき魚を探す。
これ? オニヒラアジらしき魚の姿は見つかるものの、どれが「イトウ」なのかがちっとも分からない。画像の個体がそれなのかも知れないけれど……
こういう時に限って、前回ミナミギンガメを教えてもらった解説員の兄さんも見つからず、次回訪問時の課題だ。
大水槽で珍しいと言えば、中層を泳ぐシイラがいたこと。
あの水槽でシイラは特別珍しいものではないが、水面付近にいるため、アクリルパネルの死角となり、その姿は水上以外からはほとんど見られない。
それが珍しく中層付近を泳いでいる。それだけでも“珍しいな”となるのに、この個体、2m近くありそうな超巨体。
常連さんによれば、ずいぶん前からいる個体らしいのだけど、それにしては目立つ傷もなく、とても綺麗に大きくなってる。
水族館でも珍しくはないシイラだけど、綺麗な大型個体、それも見やすい位置にいるとなると、かなり珍しいのではないだろうか。
一見の価値ありな個体です!!
この時の大水槽で驚いたのが、黒マンタのお腹がずいぶん大きくなっていたこと。
どう見ても妊娠してる。しかも、そう遠くない内に産まれることが分かるくらい。
近くにいた飼育スタッフの人に聞いてみると、妊娠してることは教えてくれたが、それ以外の詳細は教えてもらえなかったので、モヤモヤしつつ眺めていたのだけど……
オレが行った1ヵ月後くらいの8月5日、無事、出産したらしい。
黒マンタは搬入前後の頃から見てきた個体で、搬入の頃はまだ小さかったので、それが出産なんて実に感慨深い。
でも、今回は出産シーンはおろか、妊娠していたことすら知らなかった個人的な完全敗北。出産はとても喜ばしいニュースなのに、悔しいやら情けないやらと大喜びできなかったことも悔やまれる。
次があるなら次こそは!! 出産した個体とは別の黒マンタも入っているらしいしね。
水族館産まれのエイと言えば、シノノメサカタザメの仔魚たちが少し大きくなってサメ水槽へと引っ越ししてた。
サメ水槽でのシノノメサカタザメ展示は久しぶりだ。
思ったほど大きくなっていないな、と思ったけれど、以前に見た水槽よりもはるかに大きな水槽にいるからそう感じただけかもしれない。
でも、小さいのに自分より大きなサメに怯むことなく、餌もしっかり食べていた。
次に行く時にはもっと大きくなった姿を見せてもらえそうだ。
さて、次はいつ行けるかなぁ……
その時の話を今頃になって? ではあるのだけど、個人的な備忘録として。
移動制限がなくなって以降、美ら海水族館には以前のように大勢のお客が押し寄せるようになった。恐らく、経済的困窮も脱することができたのだろう。
中の人たちも採集に出向いたりできるようになったようで、以前、ブログに登場させたカマスやヨコシマサワラなど、これまで見たことなかった魚を見せてもらうことができた。
傍で見ていると、抑圧されてる期間があったからだろうか。より勢いが増してる? みたいな気すらするくらいだ。
今年の3月くらいだっただろうか。美ら海水族館のHPを眺めていたら「セダカタカサゴを展示しました」という案内が出ていた。
HPには、複数の個体の写真が掲載されていが、同属のチカメタカサゴと同様、日本では数例の捕獲例しかない希種のはず。
それが数匹まとまって展示されたのは、沖縄のどこかに生息地がある、ということ。
見たことがない魚だから、まずは見てみたい。しかし、HPにはゴールデンウィークが明ける頃までの限定展示とある。
1月に行ったばかりなのに…… と恨めしく思いつつ、見たことのない珍魚のことを忘れつつあった7月。
入館し、3つめの熱帯魚の海の水槽に行くと…… あれ!! いるじゃん!!
もう見られないのだと思っていたセダカタカサゴを見ることができた。
比較的深いところから採集されたもののはずだが、水槽では水面付近にいることが多く、そういう意味では少し見にくかったが、時々、近くまで泳いできてくれたタイミングで必死に観察すると、色は鮮やかなピンクで、尾柄部に黒い模様があるのが特徴らしい。全体的なフォルムはチカメタカサゴに似ているが、色や顔つき(主に目つき)が柔らかい印象のあるものだったせいか、より可愛らしい印象。オレ基準だけど。
予期せぬ出会いに喜びつつも、この時の目的は別にあった。
それが大水槽にいるらしいというイトウオニヒラアジ。
HPの図鑑ページにも掲載されていて、この種類が入ったことで大水槽には日本産のCaranx(ギンガメアジ)属のすべてが揃ったことになるらしい。
写真ではオニヒラアジにそっくりなのだけど、見分けられるだろうか? まずはそれらしき魚を探す。
これ? オニヒラアジらしき魚の姿は見つかるものの、どれが「イトウ」なのかがちっとも分からない。画像の個体がそれなのかも知れないけれど……
こういう時に限って、前回ミナミギンガメを教えてもらった解説員の兄さんも見つからず、次回訪問時の課題だ。
大水槽で珍しいと言えば、中層を泳ぐシイラがいたこと。
あの水槽でシイラは特別珍しいものではないが、水面付近にいるため、アクリルパネルの死角となり、その姿は水上以外からはほとんど見られない。
それが珍しく中層付近を泳いでいる。それだけでも“珍しいな”となるのに、この個体、2m近くありそうな超巨体。
常連さんによれば、ずいぶん前からいる個体らしいのだけど、それにしては目立つ傷もなく、とても綺麗に大きくなってる。
水族館でも珍しくはないシイラだけど、綺麗な大型個体、それも見やすい位置にいるとなると、かなり珍しいのではないだろうか。
一見の価値ありな個体です!!
この時の大水槽で驚いたのが、黒マンタのお腹がずいぶん大きくなっていたこと。
どう見ても妊娠してる。しかも、そう遠くない内に産まれることが分かるくらい。
近くにいた飼育スタッフの人に聞いてみると、妊娠してることは教えてくれたが、それ以外の詳細は教えてもらえなかったので、モヤモヤしつつ眺めていたのだけど……
オレが行った1ヵ月後くらいの8月5日、無事、出産したらしい。
黒マンタは搬入前後の頃から見てきた個体で、搬入の頃はまだ小さかったので、それが出産なんて実に感慨深い。
でも、今回は出産シーンはおろか、妊娠していたことすら知らなかった個人的な完全敗北。出産はとても喜ばしいニュースなのに、悔しいやら情けないやらと大喜びできなかったことも悔やまれる。
次があるなら次こそは!! 出産した個体とは別の黒マンタも入っているらしいしね。
水族館産まれのエイと言えば、シノノメサカタザメの仔魚たちが少し大きくなってサメ水槽へと引っ越ししてた。
サメ水槽でのシノノメサカタザメ展示は久しぶりだ。
思ったほど大きくなっていないな、と思ったけれど、以前に見た水槽よりもはるかに大きな水槽にいるからそう感じただけかもしれない。
でも、小さいのに自分より大きなサメに怯むことなく、餌もしっかり食べていた。
次に行く時にはもっと大きくなった姿を見せてもらえそうだ。
さて、次はいつ行けるかなぁ……
2024-09-14 00:05
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