シーライフパークの気になるいろいろ [海獣全般]
シーライフパークには魚もいるのだけど、水槽の数は少なく、種類も多くはない。
総じて存在感が薄い印象。
おまけに、ニザダイ類を中心に頭部の穴あきを激しく発症している個体が多く、というか発症していない個体がいないくらいで、それが気になってすっきり楽しめなかったりする。
穴あきを発症したニザダイ類はワイキキ水族館でも多く見られたが、どちらの施設も沿岸立地で海水は新水垂れ流しで使えるのではないかと思うのだけど、餌の問題?
それもあって、シーライフパークで気になる存在は海獣が中心。まぁ、それがメインの施設ではあるのだろうし。
でも、シーライフパークの海獣の話をする時、真っ先にあげなきゃいけないのはやっぱりハワイアンモンクシールだろう。
ハワイの水族館に行くと決まって以降、見られるのを楽しみにしていたのがこのアザラシ。
ワイキキ水族館に2頭がいるらしいとどこかで見ていたのだけど、実際に行くとそこにその姿はなく、見られるか見られないかは翌日のシーライフパーク次第。
見られないかも…… と思っていたら、見ることができた。
運が良ければワイキキビーチ周辺でも見られることがあるようだが、そこは野生動物。時間も限られている中、運に頼っている訳にもいかない。
ここにいてくれたお陰で見ることができた。本当によかった。
アザラシと言えば、寒い所に住む動物だが、ハワイモンクアザラシは暖かいハワイの固有種。
そのせいなのか、体型はややスレンダーな感じで細長い印象。顔つきもどことなくアシカ類を彷彿とさせる。
写真などでは見たことがあったものの、それらからアゴヒゲアザラシみたいなものを想像していたが、実物はやはり違っていた。とは言え、オレが見たのはこの1頭だけなので、すべてがそういうものなのかは何とも言えないけれど……
展示されていた個体はオスで、繁殖の予定もないようなので、この個体がいなくなるとまた生態展示は途絶えてしまうのだろう。
生きた姿が見てみたいという人は、この個体が生きている内にシーライフパークに行っておくことをオススメしておきたい。
初めてと言えば、グンカンドリを見たのも初めてだった。
喉に赤い風船みたいな喉袋がある大型の海鳥、くらいのことは知っていたけれど、実物の意外なほどの大きさに驚かされた。
当然、飛んでいた訳ではなく、地面でうずくまるようにジッとしていただけだが、それでもシチメンチョウくらいはありそうな大きさで、羽でも広げてくれればさらに驚くことになったのだろう。
海鳥なのに泳げず、超絶級の飛翔能力で他の海鳥を翻弄し、餌を奪うという生活をしている鳥だが、飼われていて、餌をもらえるグンカンドリはただそこでジッとしているだけ。
グンカンドリが餌を奪う相手にはカツオドリも含まれているが、小笠原航路で見たカツオドリの圧倒的な飛翔能力に驚かされた身としては、あれを手玉に取るほどの飛翔能力がしまい込まれていることが少々不憫に思えてきてしまった。
もっとも、当のグンカンドリが飛びたいと思っているかは分からないけれど……
アザラシや海鳥は見たことがないものが見られたが、それ以外には見たことないものはいなかった。
強いて上げれば、イルカの中に1頭いるハイブリッドイルカは初めて見るもの、になるだろうか。
オキゴンドウとバンドウイルカのハイブリッドで、ここでは“ウォルフィン(Wolphin)”なんて呼んでたりして、いち推し? の個体となっているようだ。正直どうかと思うけれど。
ハイブリッド個体の是非はともかくとして、水族館で時々見かけるバンドウイルカと他種のハイブリッド個体を見るといつも思うのだけど、バンドウイルカの血の強さ。
片親の形質よりも、強く発現しているのは大抵、バンドウイルカの特徴だ。
ここにいるオキゴンドウクロスにしても、どこかで見たハナゴンドウクロスにしても、顔の丸さや吻の短さなどの特徴はあるものの、片親が何の種類なのかは聞かなければすぐには分からないかも知れない反面、もう片方の親であるバンドウイルカについては、それがベースにあることはすぐに分かる。
交雑個体に繁殖能力があるのかは分からないけれど、通常個体と子をなせば、普通のバンドウイルカに戻ってしまうんじゃないか? と思えてくるほどだ。
余談ながら、この個体、“ケカイマル”という名前が付けられているそうなのだけど、それを最初に聞いた時、頭の中には“ハワイ出身なんとか部屋~”みたいな相撲の呼び出しが思い浮かんだ。
そういえば最近、ハワイ出身力士って聞かないなぁ…… と、相撲ファンでもないのに、まるで関係ないことを思ったのでした(笑)
最後の1種はハワイでホヌと呼ばれてるアオウミガメ。
これ自体はまったく珍しいものでも何でもないのだけど、ウミガメの給餌時間のこと。
野菜類や人工飼料とともに、アオサみたいな海藻が多く与えられていた。
カメたちは野菜や人工飼料よりも、海藻を優先的に選んで食べていたようで、やっぱり本来食べていたものの方が好きなのかな、と思いつつ見ていたのだけど、ふと思った。
こうした海藻、陽の光が入る水槽や屋外のプールなどでは生えまくって掃除する中の人を困らせることが多いようだが、アオウミガメを入れておけば勢いよく食べてくれるんじゃない? と。
とは言え、実際にコケ掃除係としてアオウミガメが活躍しているという話は聞かないから、入れたとしても掃除の必要がなくなる、なんてことはないんだろうなぁ、きっと。
総じて存在感が薄い印象。
おまけに、ニザダイ類を中心に頭部の穴あきを激しく発症している個体が多く、というか発症していない個体がいないくらいで、それが気になってすっきり楽しめなかったりする。
穴あきを発症したニザダイ類はワイキキ水族館でも多く見られたが、どちらの施設も沿岸立地で海水は新水垂れ流しで使えるのではないかと思うのだけど、餌の問題?
それもあって、シーライフパークで気になる存在は海獣が中心。まぁ、それがメインの施設ではあるのだろうし。
でも、シーライフパークの海獣の話をする時、真っ先にあげなきゃいけないのはやっぱりハワイアンモンクシールだろう。
ハワイの水族館に行くと決まって以降、見られるのを楽しみにしていたのがこのアザラシ。
ワイキキ水族館に2頭がいるらしいとどこかで見ていたのだけど、実際に行くとそこにその姿はなく、見られるか見られないかは翌日のシーライフパーク次第。
見られないかも…… と思っていたら、見ることができた。
運が良ければワイキキビーチ周辺でも見られることがあるようだが、そこは野生動物。時間も限られている中、運に頼っている訳にもいかない。
ここにいてくれたお陰で見ることができた。本当によかった。
アザラシと言えば、寒い所に住む動物だが、ハワイモンクアザラシは暖かいハワイの固有種。
そのせいなのか、体型はややスレンダーな感じで細長い印象。顔つきもどことなくアシカ類を彷彿とさせる。
写真などでは見たことがあったものの、それらからアゴヒゲアザラシみたいなものを想像していたが、実物はやはり違っていた。とは言え、オレが見たのはこの1頭だけなので、すべてがそういうものなのかは何とも言えないけれど……
展示されていた個体はオスで、繁殖の予定もないようなので、この個体がいなくなるとまた生態展示は途絶えてしまうのだろう。
生きた姿が見てみたいという人は、この個体が生きている内にシーライフパークに行っておくことをオススメしておきたい。
初めてと言えば、グンカンドリを見たのも初めてだった。
喉に赤い風船みたいな喉袋がある大型の海鳥、くらいのことは知っていたけれど、実物の意外なほどの大きさに驚かされた。
当然、飛んでいた訳ではなく、地面でうずくまるようにジッとしていただけだが、それでもシチメンチョウくらいはありそうな大きさで、羽でも広げてくれればさらに驚くことになったのだろう。
海鳥なのに泳げず、超絶級の飛翔能力で他の海鳥を翻弄し、餌を奪うという生活をしている鳥だが、飼われていて、餌をもらえるグンカンドリはただそこでジッとしているだけ。
グンカンドリが餌を奪う相手にはカツオドリも含まれているが、小笠原航路で見たカツオドリの圧倒的な飛翔能力に驚かされた身としては、あれを手玉に取るほどの飛翔能力がしまい込まれていることが少々不憫に思えてきてしまった。
もっとも、当のグンカンドリが飛びたいと思っているかは分からないけれど……
アザラシや海鳥は見たことがないものが見られたが、それ以外には見たことないものはいなかった。
強いて上げれば、イルカの中に1頭いるハイブリッドイルカは初めて見るもの、になるだろうか。
オキゴンドウとバンドウイルカのハイブリッドで、ここでは“ウォルフィン(Wolphin)”なんて呼んでたりして、いち推し? の個体となっているようだ。正直どうかと思うけれど。
ハイブリッド個体の是非はともかくとして、水族館で時々見かけるバンドウイルカと他種のハイブリッド個体を見るといつも思うのだけど、バンドウイルカの血の強さ。
片親の形質よりも、強く発現しているのは大抵、バンドウイルカの特徴だ。
ここにいるオキゴンドウクロスにしても、どこかで見たハナゴンドウクロスにしても、顔の丸さや吻の短さなどの特徴はあるものの、片親が何の種類なのかは聞かなければすぐには分からないかも知れない反面、もう片方の親であるバンドウイルカについては、それがベースにあることはすぐに分かる。
交雑個体に繁殖能力があるのかは分からないけれど、通常個体と子をなせば、普通のバンドウイルカに戻ってしまうんじゃないか? と思えてくるほどだ。
余談ながら、この個体、“ケカイマル”という名前が付けられているそうなのだけど、それを最初に聞いた時、頭の中には“ハワイ出身なんとか部屋~”みたいな相撲の呼び出しが思い浮かんだ。
そういえば最近、ハワイ出身力士って聞かないなぁ…… と、相撲ファンでもないのに、まるで関係ないことを思ったのでした(笑)
最後の1種はハワイでホヌと呼ばれてるアオウミガメ。
これ自体はまったく珍しいものでも何でもないのだけど、ウミガメの給餌時間のこと。
野菜類や人工飼料とともに、アオサみたいな海藻が多く与えられていた。
カメたちは野菜や人工飼料よりも、海藻を優先的に選んで食べていたようで、やっぱり本来食べていたものの方が好きなのかな、と思いつつ見ていたのだけど、ふと思った。
こうした海藻、陽の光が入る水槽や屋外のプールなどでは生えまくって掃除する中の人を困らせることが多いようだが、アオウミガメを入れておけば勢いよく食べてくれるんじゃない? と。
とは言え、実際にコケ掃除係としてアオウミガメが活躍しているという話は聞かないから、入れたとしても掃除の必要がなくなる、なんてことはないんだろうなぁ、きっと。
2024-06-08 00:04
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