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ワイキキ水族館の気になる魚 Vol.2 [海の魚]

27年ぶりのハワイから戻って1ヵ月と少しが経ったが、今オレはもう1度ワイキキ水族館に行きたいと強く思っている。

ハワイ大好き!! とか、ワイキキ水族館が気に入ったとか、そういう理由じゃない。
撮ってきた写真がガッカリレベルだったこともさることながら、ハワイの魚についての知識が少し備わった今、素通りした魚が実は、みたいなことが度々発覚したからだ。

オレをそんなショックの中に落とした魚のひとつがこれ。ハワイアンサージェント(Abudefduf abdominalis)。
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見た目はロクセンスズメダイとかシリテンスズメダイとか、まさしくそういう感じ。
強いて言えば、バンド模様が腹部まで巻いてないなどの特徴があるが、知らなければ色の飛んだスズメダイ、くらいにしか見えない。
何となく写真も撮ったけれど、どこにでもいる魚、みたいなつもりでしっかり見てもいなかった。
家に戻ってからハワイの魚について調べていたら、この魚が載っていて、エッ!? これ、固有種だったの!! と慌てることに。
どこにでもいそうなフリをしていながら、実はハワイに行かなきゃ見られない魚だったのだ。

そんな魚はこのグレイチャブ(Kyphosus sandwicensis)もそう。
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イスズミもいるんだな、くらいに思っていたものが、日本では見られない種類だったらしい。ハワイ周辺に沢山いて、現地ではネヌエと呼ばれているとか。
イスズミの仲間は、日本の周辺にいるものでも、テンジクイサキとイスズミ、ノトイスズミがすぐに見分けがつかないくらいよく似ているけれど、日本の周辺にいないものもそれは変わらないらしい。
どこにでもいる魚だと思っていたから、写真もしっかり撮っておらず、ブレた写真しかない。

もしかするとこいつも?
館内のもっとも大きな水槽にいたこれ。どう見てもイシガキダイだが……
2X9A4977.JPG
調べてみると…… イシガキダイでした。
ただ、現地ではナイフジョー(ナイフ顎)と呼ばれているらしく、イシガキダイはスポッテッドナイフジョー。
日本だと北海道から沖縄までと幅広い地域で見られる魚だが、ハワイにもいるらしい。

同じ水槽にいた黒っぽい大きなニザダイ類にも驚かされた。
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何だこのニザダイ!? こんなの見たことないぞ、とカメラで追ったのだけど、見たことがない種類でも知らない種類でもなかった。
ハワイ周辺の固有種ではあったが、シェブロンタン(Ctenochaetus hawaiiensis)という、葛西臨海水族園でも見られる魚だった。葛西ではメイキュウサザナミハギという名前で展示されている。
どこか他の水族館でも見たことがあったような気がするが、こんなに大きくなる魚だとは思っておらず、別の魚だと信じ込んでいたのだ。
よく見る、というか葛西で見られるものは15cmほどの大きさだったと思うのだけど、ワイキキ水族館にいたものは、その倍かそれ以上ありそうな大きさ。
違う種類なのだと思って調べたが、どうやらシェブロンタンで間違いなさそう。
本場じゃこんなに大きくなるんだね!!

最後に固有種をもうひとつ。
素通りしかかった暗く小さな水槽にいたハワイアンライオンフィッシュ(Dendrochirus barberi)。
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眼の縁取りのオレンジがよく目立つ小さなミノカサゴ。
あまり大きくならない種類だからか、ミノカサゴなのに隠れがちで、サンゴだか岩の隙間みたいなところでジッとしていた。
日本の水族館で見るミノカサゴは、写真を撮れと言わんばかりに前の方にやってくるイメージだけど、ハワイのイメージとは裏腹に、物静かで暗がりを好む種類なのかも知れない。
こいつに関しては、ジッとしていてくれたので写真は撮れたけれど、やっぱりもう1度行き直したい。

でも、前回が27年前。次の機会がまた27年後だとしたら…… もしかすると生きてないかもしれないなぁ……
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