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日本の水族館で2匹め!? プラークラベーン @アクア・トトぎふ [エイ]

今年の1月のこと。
アクア・トトぎふの元Twitterで「プラークラベーンを展示しました」という投稿が。

マジで!?
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プラークラベーンとは世界最大の淡水魚として知られる淡水エイ、Urogymnus polylepisのこと。無効になったHimantura chaophraya の名前がよく知られている。
板橋熱帯環境植物館で展示されている個体が有名で、今年の1月まではそれが日本の水族館で見られる唯一の個体だったが、1月からアクア・トトぎふでも展示が開始され、見られる個体が2匹になった。
なかなか目にすることが難しい種類なので、見られる個体が増えることは素直に嬉しい。
ちなみに、展示名のプラークラベーンはタイでの名前。
日本では無効になった学名が浸透してしまっている感があるが、プラークラベーン呼びはいいと思う。覚えにくくもないだろうし。

でも、主要な生息地であるタイでは、このエイの輸出は規制されており、そこからの入手はほぼ絶望的。
冒頭の“マジで!?”はだからこそ出たひと言。
タイ以外の国から入手したもの? はたまたスペシャルパーミット? 詳細は知らないけれど、よく手に入ったなぁ!! というのが正直な感想だ。

エイをきっかけに久しぶりのアクア・トトに。
1年以上行っておらず、その間、まだ見てない魚たちがいろいろと増えていたのは知っていたけれど、到着早々、まっすぐエイの元へ。
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外国から運んでこられるくらいなので分かってはいたことだけど、やっぱり小さい!! 
今は巨大な板橋の個体も15年前はこんなくらいのサイズ感だったことを思えば、この個体も順調に育っていけば、あんなサイズ感のエイになっていくはず。

それにしても、動きが少ない(笑)
1月から展示されているので、この水槽でもう4か月くらい(オレが行った時点で)経っていて、水槽や環境にも馴染んでいると思うのだけど、基本的に水槽の奥の定位置にいて、そこから時々、左右に行ったり来たりするくらい。
アクア・トトぎふの元Twitterによれば、朝と夕方は泳いでいることが多いとのことだが、オレが見ていた数時間の間は、行ったり来たりした以外の動きはなく、水槽の前の方にも出てきてくれなかった。
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通り掛かったスタッフ氏に聞いてみると、餌にもがっついている訳ではないようで、意外と小食で好き嫌いもするらしい。
そんなんじゃ大きくなれないぞ!! と言いたくなるところだけど、好きなだけ大きくなりにくい事情もあるのかも知れない。

このエイが大きくなったら、隣のメコンオオナマズの水槽へ移動するのだろうと思うが、それが叶えばアジアを代表する大魚が泳ぐ夢のような水槽となる反面、巨大なエイが暮らすには少々狭いよね、と。
メコンオオナマズも大きいものは2m近くあり、新入りの2匹も1mを超えていそう。
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そんな状況を考えると、エイも将来を考えて好きなだけ大きくなるのを控えているのかも知れない?(笑)

驚くことに、アクア・トトぎふも20周年を迎えるらしい。
オープンから日が浅い頃、メコンオオナマズたちも小さく、この水槽も閑散とした感じだったのを記憶してる身としては、現在の過密感、そしてそこに大きなエイが加わる未来には感慨深く思うところがあるけれど、同時に、同じ魚たちが泳ぐはるかに広大な水槽があるシンガポールのリバーワンダーが羨ましくなったのも正直なところ。

それはそれとして、この先、行く度に成長した姿が見られるのは大きな楽しみなのは間違いない。
そんな楽しみを与えてくれたことにまずは感謝しつつ、今後のエイの成長を期待したい。
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