SSブログ

魚好き目線で楽しむシンガポール動物園 [その他]

リバーワンダーの隣にはシンガポール動物園が隣接している。
行くまでは1日をリバーワンダーで過ごすことも考えたが、いざ入口まで行くと、すぐ目の前になかなか来られない動物園がある現実に計画を変更。
リバーワンダーを4時間ほどで切り上げ、ランチを諦め、閉園までの3時間、シンガポール動物園に行くことにした。

実は、シンガポール動物園に来るのは初めてではなく、27年前にも来たことがあった。その時の記憶は薄く、覚えていることは少ないのだけれど……
記憶の中に微かに残る動物園と現在の動物園は結構変わっていたようなのだけど、変わっていなかったのが動物と観客を仕切るモートに魚がいること。
27年前にもそれに驚き、喜んだ記憶があるが、そこは今回も同じだった。
それを思い出したのが、トラの展示スペース前まで行った時のこと。
S1.jpg
オスフロじゃん!! アロワナもいる!!
S2.jpg
観客と動物を仕切る、場合によってはトラが水遊びをする水の入ったモートは、沢山の魚が泳ぐ池みたいになっていて、しかもそこにいるのはコイなどではない、日本では水族館や熱帯魚店で見るような魚たち。
暖かい地域だからこそできる展示? だが、同じことをやるのが大変な国から来た者からすると、感動的な光景だ。そういえば、27年前にもこうした光景に心底羨ましさを感じたことを思い出した。

モートに魚がいると、ついついそこに展示された本来の主よりも、魚にばかり注目してしまうのは魚好きの性だろうか(笑)
モートごとに入っている魚に差があるようで、透明な水槽に入っているのと比べると自然に近い環境のせいか、思わぬ綺麗な個体に仕上がっていたりするものもおり、また、そういう個体に遭遇するのは偶然の産物だから、そういう個体を見つけたりすると、気持ちも上がるというもの。
ただ、この時は入園直後から降り始めた大雨と疲労で、しっかり見切れていないようなところもあり、叶うなら再チャレンジしたいところ。

ごくわずかだが水槽展示もあって、もっともそれらしいのが爬虫類館「レプトピア」にあったアクアテラリウム。
カイマントカゲやグリーンバシリスクが主役の展示スペースだが、その水中部分に体型、大きさ、色、柄のどれもが申し分ないパラクロミス・マナグエンシスが。
S3.jpg
かつて(中学生くらいの頃)、大好きだったシクリッド。
珍しいものではないけれど、人気の高い魚でないせいか、日本ではあまり見掛けなくなった魚。それもこんなにいい個体となれば、そうそう見られないだろう。
シンガポールだと、その辺の池なんかで外来種として定着していそうだけど……
同じ水槽には何故か1匹のポルカドットスティングレイも入っていたが、何故? 陸上のトカゲたちと産地も被っていないし……
そのトカゲたちは寝ていて動いていなかったけれど、水中のハイレベルなシクリッドたちがオレを大いに楽しませてくれた。

雨とカメラバッグの重さに心折れそうになりつつ、ひとまず屋根のあるところに行こうと、屋根付きの場所へ行ってみると、そこにはこんな光景が広がっていた。
S5.jpg
青い水を称えた池。その中をふわりと泳ぐ大きなバタグールたち。
大きなカメなのに、浮遊感とでも言おうか、重力を感じさせないゆったりとした泳ぎっぷり。周りに群れるレッドチークバルブを引き連れ、水中を行き交うその姿に、思わず「あぁ、いい!!」 それまでの疲れがひととき癒えるみたいな感覚だった。
S4.jpg
どうした訳か、オレにとって大型の淡水カメはやけに魅力的に見えるのだけど、それがこれだけいて、ゆったり気持ちよさそうに? 泳いでいる光景はまさに夢のよう。
シンガポール動物園でもっとも感動したのは、多分、ここ。
でも、この水槽(本当は窓付きの池)の主はワニ。それも珍しいインドガビアル!! なのだけど、結局、1度も動く瞬間を見なかった。
まぁ、ワニって動かないものだからね。

魚好き目線とか言いつつ、最後はカメ(笑)
でも、水族館好きな人なら、この水槽で感動する気持ち、分かってもらえると思う。
nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。