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久しぶりのなかがわ水遊園あれこれ [水族館紀行]

以前のブログに書いたように、激レア淡水エイを見るため、久しぶりになかがわ水遊園に行ってきた。
しばらく行ってないなとは思っていたけれど、最後に行ってから5年も経ってた。
最寄り駅から遠く、バスの本数も少ないので、クルマを所有しなくなって以降、足が向きにくくなった施設のひとつとなっていたからだ。

久しぶりに行くとそれまでとは違った印象を持ったりするもので、今回あらためて思ったのは、関東にある水族館施設としては、もっとも行きにくい施設なのではないか、ということ。東京からも遠いし、宇都宮からもクルマで1時間は掛かるし。
まぁ、それはさておき。

なかがわ水遊園の水槽はどれも、太陽光が降り注ぐ作りになっているが、ガラスが多用された建物は水槽だけでなく館内も明るくする。
明るい空間は天井が高いことも手伝って、屋内ながら広々とした感じになるし、何より、太陽光の下で見る魚の綺麗さは素晴らしい。
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しかし、その明るさは、水槽への映り込みというきわめて厄介な問題も発生させる。
なかがわ水遊園のそれは本当に強烈だ。しかも困ったことに、館内のほぼすべての水槽が太陽光の影響を受けるので、日の向きや天候によって、水槽の見にくさが大きく変化する。
オレが行った日はとても天気が良かったのだけど、そのおかげで水槽の映り込みや反射(見にくさ)も最強レベル。
直接太陽光が降り注がない水槽でも、どこからか反射した光によって… 見にくい!!
温室のアマゾン水槽ではそこに木漏れ日という、これまた読みにくい見にくさ要因が加わり、見たいものと見にくさとの合間で何とも言えない気分にさせられた。
映り込みや反射による見にくさでは、別の水族館がNo.1だと思っていたけれど、もしかすると、一番はこちらかも知れない。外光の影響を受けない水槽は3~4つしかないし。

雨や曇りなど、天気の良くない日の方が水槽は見やすいかもしれない。太陽光による魚体の美しさは堪能できないという、これまた大きな難点があるけれど。

強烈な見にくさはあるけれど、水槽はいいから困る。
あらためてアマゾン水槽は日本で一番素晴らしいと思った。
水槽の大きさもあるけれど、その大きな水槽の中に泳ぐ大小さまざまな魚たちは、それぞれ自分の好きな場所、環境を見つけて、そこでその個体なり、種類なりの生活をしているように見える。
まるで、本物のアマゾンの環境を垣間見るようなこの感覚は、他の水族館では味わえないし、見にくさを何とかしてでも見たくなる魅力がある。
ただ、水槽内で傍若無人な振る舞いのカピバラはご退場願いたい。オレとしてはね。
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他の見学者が途切れたのを見計らって、アクリルパネルの前に腰を下ろし、行き交う魚たちを眺めていたら、足元に枯葉が落ちてきた。
温室内の植物は本物だから、枯葉や小枝が落ちてくることもある。
今度はオレのすぐ後ろで、またカサッと何かが落ちてきた音がした。また枯葉だろうと思いつつ振り返ったら、そこにいたのは枯葉ではなくイグアナ!!
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温室内に放し飼いになってるとは聞いていたけど、その姿を見たことはこれまで1度もなく、初めて見た!!
そのイグアナはオレのすぐ横を通り抜け、近くの植え込みに上り、水槽の上にある餌場へと行ってしまったが、ちょっと驚きの遭遇だった。
探すといないのに、気が向くとイグアナの方から出てきてくれるらしい。
なお、イグアナ探して植物をくまなく眺めていたら、アマガエルを見つけた。こやつはきっと、勝手に居ついてるだけだと思うけど(笑)
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温室の中、日の向きで変化する木漏れ日が映り込むエイのいる水槽。
うまく撮れない~ と四苦八苦していた時、ふと上を見上げるとそこにルリコンゴウインコ。いつからいたのかは知らないけれど、5年前にはおらず、これまた初めて見た。
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これまたアマゾンの住人だから、温室内のアマゾン濃度を高めてくれる存在なのだろう。
毛引きをする癖があったのか、はたまたまだ羽毛が生え揃わない若齢個体なのか、胸のあたりは本来の毛色ではなかったけれど、大好きな鳥なので目的のエイを忘れそうになりつつ、インコに声掛け。
こちらの方を見てはくれるけど、特に反応はなし。そうかと思うと、遠足でやってきた賑やかな小学生軍団には反応していたから、大声でわめき散らかす、みたいなのが好みなのかもしれない。
インコは1羽のみで、おとなしく止まり木に止まっていたが、温室内を飛び回ったりはしないのだろうか?
3羽くらいいてくれると楽しそうなんだけどなぁ(笑)

水族館ブログなのに、まるで水族館らしからぬ内容になっちゃったよ……
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Kazu

アマゾン大水槽は、上を見上げたときに陽射しがきらめくところや、大型魚が広々と泳いでいる姿が印象的でした。アマゾンエリアにはイグアナや鳥が放し飼いにされてるんですね。先日カワスイに行ってきましたが、アマゾンエリアは工夫があって、見せ方を変えていました。そういうのが王道なのでしょうかね(カワスイのことはまたコメントさせてください。)。
by Kazu (2020-11-14 20:34) 

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