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コラムに誘われ EpⅡ アクアトトの気になる魚Vol.4 [淡水魚]

アクアトトぎふのHPにある水族館のスタッフ氏によるブログ「おもしろ飼育コラム」。
オレはそのファンだ。
飼育スタッフ氏の目線で、対象に対する思い入れなんかが語られているのだけど、そんな話を聞く(読む)と、それに対するオレの興味の有無に関わらず、見たくなってくる。
そんな琴線に触れる内容の回に遭遇する度、「行きてー!!」となる(笑)
できることなら、そんな自慢を直接聞いてみたいくらい。いくらでも楽しく聞けそうな気がするし。

そんなアクアトトだが、思い立ってすぐに行けるほど近くないこともあり、気が付けば2年以上のご無沙汰。
その間にも、“見たい”が次々と貯まってきてしまった。
しかし、世間はコロナ禍の只中にあり、不要不急な移動は自粛するべき…… なのだろうけど、9月21日のコラム、「アトゥーが好き」をきっかけに、行っちゃった……
中部エリアの水族館には他にも行きたい施設がいくつかあったのだけど、宿泊は避けようと、今回はアクアトトだけで我慢。

オレを岐阜へと引き寄せたコラムの主、ワラゴ・アッツーはというと……
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あれっ!? 小さい!!
想像していたよりずっと小さな(と言っても70㎝くらいはあったけど)個体だったけれど、ちゃんとそのカッコよさは伝わってくる。
このアッツー、水槽ではなかなかカッコよく育たない魚で、この種ならではの薄く、長い顔つきのとてつもないカッコよさは、例えば現地で釣られた写真などでないと見られない。
水槽で育てると、うまく飼っても顔が丸まってきてしまい、アッツーらしい薄さ、長さが出ない。
おまけに、顔を潰しやすく、魅力が損なわれやすい。
アクアトトにいるものは、今のところ、綺麗に育っている。しかし、飼育下である以上、だんだん顔つきが丸まってきてしまう可能性もあるので、できれば綺麗な今のうちに見ておくことをお勧めしておきたい。
あとは、アッツー好きで「No.1美ナマズだと思う」というコラム執筆者、堀江さんに頑張ってもらって、この種ならではの超カッコいい顔つきと巨体を目指してもらいたい。

アッツーのいる水槽では、2019年10月27日のコラムに登場したロピス(Chitala lopis ボルネオナイフ)も初めて見る顔。
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アクアトトにしかいない訳ではないのだけど、そこそこの大きさがあることと、今後、さらに巨大化することに期待しつつ。
このロピス、この水槽ではオスフロ・エクソドンと並ぶマニアック種だが、アッツーも含め、せっかくの魚たちが見にくいくらいに水槽が暗いのがちょっとイヤ。
定期的に真っ暗になったりするし、隣のメコンオオナマズの水槽くらいに明るく見やすくなると良いのだけど……

同じくアジアの展示ゾーンには他にも見たかった魚が。
そのひとつが、2020年1月14日のコラムに登場したナンシオヤニラミ。
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中国産のオヤニラミの仲間で、近年、観賞魚としても流通している魚のひとつ。
普段オレが出入りしているショップでもしばしば見掛けるが、小さいのにやたら愛想がいいので、連れて帰りそうになったことが何度か(笑)
でも、これまで見たことがあるものはすべて10㎝未満のもの。10㎝以上ある個体を見たのは実は今回初めて。
もっとケツギョっぽいのかと思っていたが、色合いのせいかコクチバスみたいな雰囲気で、思い描いていた姿とはちょっと違っていた感じ。
これよりさらに大きくなるとまた違うのだろうか? そういう意味でも今後が楽しみ。

ナンシオヤニラミの展示を知らせるHPのニュース(2020年1月21日)で、同じページに並んで登場していたフォーバータイガーも会いたかった1匹だ。
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置き水槽に1匹でいたが、人通りの多い場所で、水槽叩かれたりみたいなことも多そうなのに、隠れたりいじけたりすることなく、堂々と泳いでいたいい個体(笑)
たまたまその日が機嫌がよかったのか、こういう性格の個体なのかは分からないけれど、ちゃんと泳ぐ姿が見られるダトニオはやっぱりいい。
加えて、フォーバーは好きな種類だし。
そういえば、アクアトトには以前、アッツーがいる水槽に大きめのダトニオがいたような記憶があるのだけど、あの個体はどうなったんだろう?

最後の1匹もナンシオヤニラミ、フォーバータイガーと同じニュースに登場していたナイルパーチ。
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かつてコンゴ川水槽には2匹の大きなナイルパーチがいたが、立て続けに死んでしまったそうで、2年前に行った時にはその姿を見られなかった。
特定外来に指定されてしまったこともあり、アクアトトではもう見られないと思ってた。
しかし、育成中の個体がいたらしい。再び、この水槽でナイルパーチに会えた。
現在展示されている2匹は、多分、コンゴ産として輸入されていたタイプ。一方、かつていた大きな個体は、ナイジェリア産として輸入されていたものだと思う。
コンゴ産のものは体高が高く寸詰まったような体型をしているが、ナイジェリア産は体高が低くよりスズキ的。サイズも巨大化する。
個人的にはナイジェリア産のものが好きだが、コンゴ産は自分の家にもいることもあってより馴染み深い。
当たり前だが、ウチにいるものよりもはるかに大きく立派な2匹に会うのは、この先、アクアトトに来る楽しみでもある。
今となっては、とても貴重な2匹でもある。1日でも長くその姿を見せてくれることを願うのみだ。
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コメント 2

Kazu

アクア・トトぎふは、確かに交通的に気軽にいけませんが、いくたびに何か心をひく展示に出会えるような気がします。世界を感じられるのが、本当に魅力的に思います。それますが、ご自宅でナイルパーチを飼われてるんですね。私は行って観る専門なので、とても憧れます。
by Kazu (2020-10-25 23:10) 

ミストラル

>kazuさん

ナイルパーチ飼ってますよ。
特定外来なんかに指定されてしまったせいで、何かと面倒臭いですけど。
飼っていて何ですが、魚は水族館に見に行く方がラクでいいですね。

by ミストラル (2020-10-30 17:19) 

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