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船でしか行けない水族館 [雑談]

船旅。

時間こそ掛かるものの、旅情あふれる交通手段として、それを好む人もいる。
反面、避けて通れない揺れ問題を考えると、船旅なんて!! という人もいるだろう。
しかし、船でしか行けないならば、好き嫌いに関わらず乗っていくしかない。

日本各地にある水族館や相当施設の中には、船でしか行けない施設があって、しかも、その数が意外と多くて、オレが行ったことのあるところだけでも5施設もあった。
というワケで今回は船に乗らなきゃ行けない施設を乗船時間の長さ順に紹介していこう。
ちなみに、これを書いてるオレは船酔いしにくい。酔いやすい人は短時間でも対策しておくことをあらかじめオススメしておく。

もっとも短い乗船時間で行けるのは「あわしまマリンパーク」。
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船の乗り場から施設が見えているほどで、その乗船時間も5分ほど。
船に弱い人でも酔っている暇がないくらいにすぐに着く。
そういう意味では、この船旅はアトラクションのひとつ、みたいな感じだろうか。
なお、淡島までの渡り賃は入館料に含まれている。

広島の「宮島水族館」も船に乗らなければ行けない。
宮島口からクルマも載せられる大きめのフェリーに乗船し、10分くらい。
船内でウトウトし始めても、寝る間もなく着いてしまうくらいの時間。
穏やかな瀬戸内海だからか、船の大きさがある程度大きいからか、揺れらしい揺れもなく、乗船時間も短いことからこちらも船酔いの心配はあまりしなくて大丈夫だと思う。
日中の天気がいい日なら、厳島神社の鳥居を海上から眺めることができるし、短いながらそれなりに楽しい船旅と言えるのではないだろうか?
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水族館の入場料と宮島に渡る船賃は別。宮島水族館を見学するには、水族館の入館料+宮島往復の船賃が必要ということになる。
余談ながら、宮島からはマリホ水族館へも船で行ける。

あわしま、宮島の次に乗船時間が短いのは、八重山諸島、黒島にある「黒島研究所」。
東京基準で日本でもっとも遠い水族館施設だが、石垣港離島ターミナルからは30分ほどの船旅だ。
石垣港離島ターミナルにいる時点で、オレの場合だと、家から羽田までの電車、羽田からの飛行機、石垣空港からバスを乗り継いできたことになる。
目の前の船に乗れば、ようやくゴール、みたいなうんざり感とワクワク感が入り混じったような気分になっているはずだ。
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黒島まで行く高速船は、船足がかなり速い。石垣港湾を出るや否や、エンジンは轟音を上げ、思った以上のスピードで水色の海を突っ走っていく。
波がある日だと多少揺れるが、波が高い日はそもそも船が欠航になるので、船が出る程度のコンディションなら、そんなに船酔いも心配しなくても大丈夫なような気がする。
でも、大きな船ではないし、酔いやすい人は酔い止めを飲んでおくと安心だろう。

船でしか行けない施設、4つめ。
佐渡の「あげしま水族館」だ。
こちらは直江津港、新潟港から船が出ていて、その船が着く港もいくつかあるが、オレが行った時は新潟港から佐渡の両津港に着く航路。
新潟→両津も、ジェットフォイルとフェリーがあって、値段は高いが早く着けるジェットフォイルを選択した。
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なお、ジェットフォイルだと約1時間。フェリーだとその3倍ほど掛かるらしい。
日本海は荒れているイメージがあるが、オレが行った6月はとても穏やかで、6月はいつも穏やかなのか、オレが行った日がたまたまよかったのかは分からないが、そんなコンディションの影響も大いにあったのだろうけれど、ジェットフォイルはほとんど揺れず、きわめて快適な船旅だった。
船体を水上から浮かせて航行するジェットフォイルは、揺れにくい。
着水航行時は多少揺れたが、それでも山手線くらいの揺れ。電車で酔わない人なら恐らく酔わないだろうと思う。

5分、15分、35分、1時間と来て、その大トリを飾るのは24時間!!
もうお分かりだろう。
小笠原、父島の「小笠原水産センター 小さな水族館」である。
1万1000tと、他の施設へ行く船と比べて格段に巨大な貨客船であるおがさわら丸。
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船は船体の大きさが大きいほど揺れにくくなるらしく、さらにおがさわら丸には揺れを打ち消すスタビライザーなどの装備も備え、揺れにくい船になっているそうだ。
そのため、東京湾内など波が穏やかな場所では、船速がゆっくりなこともあり、揺れはない。
しかし、小笠原までの航路はほぼ外洋。流れの速い黒潮を横切ったりと、潮の速いところも進んでいく。

つまり、揺れる。

オレは11月に1度行っただけだが、行きも帰りも大きく揺れた。
幸い、オレは酔わずに済んだが、船内では船酔いに苦しんでいる人を何人も見掛けた。
酔い止めは必須だ。

しかし、この航海を経験しておくと、上記4施設くらいの航海時間なら、多少揺れても屁でもない!! と思えるようになる。
実際、小笠原以降に行った黒島では、帰りの船が多少揺れたが「おがさわら丸に比べれば、こんなの揺れた内に入らない!!」と余裕で居眠りをかますことができたし、船ではないが、台風上空を飛ぶ飛行機に乗った時も「多少揺れてるけど、おがさわら丸に比べりゃ大したことないな」と思えるようになった。

小笠原航路でも揺れない時もあるようだが、基本、揺れると思っておいて間違いない。
タグ:水族館
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コメント 4

Kazu

遅ればせながら、船でしか行けない水族館のまとめありがとうございます。よくよく考えればあわしまマリンもこの分類なんですね。ほんの数分のあわしまマリンと小笠原が同じ分類と気付かされて、ハッとしました。
by Kazu (2019-09-22 19:54) 

ミストラル

>kazuさん

そうなんです!!
あわしまも小笠原も、架橋されていない島という意味では同じカテゴリーなんです!!
片や数百m、片や1000㎞ですけど。

あわしまは昔はロープウェイもありましたから、その時代なら、この並びには入りませんでしたね。
by ミストラル (2019-09-24 13:19) 

Kazu

なんとあわしまマリンにロープウェイで渡海して行ける時代があったのですね。驚きです。マリンピア日本海にいったときタクシーの運転手さんが佐渡にも水族館あるよ、フェリーで2時間半かなと言っていましたが、やはり思ったより遠いのですね。
by Kazu (2019-09-25 19:23) 

ミストラル

>kazuさん

あわしまは初めて行った時(10年以上前ですが)は、まだロープウェイで渡れました。
淡島側は山の上の方に乗降場所があって、船の方が全然ラクでしたけど。
佐渡はフェリーで行くか、ジェットフォイルで行くかによって、時間的な遠さが全然変わってきますね。
by ミストラル (2019-09-27 15:05) 

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