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久しぶりの油壷マリンパーク [水族館紀行]

ゴールデンウィークが明けて最初の週末、久しぶりに油壷マリンパークに行ってきた。

もともと出掛けるのが嫌いで、かつ究極的な人混み嫌い。
用がなければ家に引きこもっているので、ゴールデンウィーク期間中、用のない日は外に出ることがなかった。
それは悪くないんだけど、社会復帰が困難になるのが問題。
行かなきゃいけない仕事とかでもない限り、出掛けることを避けるようになってしまい、ますます悪循環にはまる。
その悪い流れを断ち切る意味でも、ちょっと遠い油壷まで行ってきたというワケ。

2年ぶりくらいだろうか。
そこまで久しぶりという訳でもないつもりだったけれど、変化はいろいろとあった。それも、オレとしては嬉しくない方向に。
生き物のことだから、当然、寿命もあるし、何かの理由で死んでしまうことは起こり得る。いなくなって残念に思うものは、定期的に見に行っておかないといけない、と改めて思わされた。

まず、入館してすぐのチョウザメ水槽のバルチックチョウザメがいなくなってた。
他のチョウザメの数も減っていて、水槽は何だか寂しい感じに。
まぁ、大型のチョウザメを飼育、展示するには少々窮屈な水槽だったから、今くらいの数でちょうどいいのかも知れないけれど、日本で唯一、かつ、この先、絶対に日本に輸入されてくることはないバルチックチョウザメがいなくなったのは、やはり少々残念に思う。
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在りし日のバルチックチョウザメ。

2Fの回遊水槽も多少のメンバーチェンジがあった模様。
まず、1匹しかいなかったオオメジロザメが3匹に増えていた。
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今年の1月末にやってきたものだそうだ。
いずれも沖縄(美ら海水族館)からやってきたそうなので、オレにとっては再会、だろうか。

それよりも、シロワニとノコギリエイが1匹ずつになっていたことは残念だった。
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シロワニは他所でも見られるが、ノコギリエイもバルチックチョウザメ同様、この先、日本に輸入されてくることがない魚だけに、その数が減る≒見られなくなる、と考えると、やはりショックは小さくない。
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2年前はまだ3匹いたはずだが、残り1匹になってしまったことで、日本のノコギリエイは全部であと6匹。
1日でも長く生きてくれることを願うばかりだ。

残念なことばかりではなく、ラッキーな出会いもあった。
油壷のタカアシガニ水槽では、ゴールデンウィークの頃、深海ザメ、エドアブラザメが展示されていたらしい。
もちろん、すぐに駆け付けなかったので、見られるとは思っていなかったが、真っ暗な水槽を覗き込んでも、やはりそれらしい姿は見当たらなかった。
館内をひと通り見回した後、再びタカアシガニ水槽の前を通ると、アクリルの前に

“あれっ!! ギンザメがいる!!”
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全頭亜綱と言えば、最近ではゾウギンザメが話題だが、同じグループのギンザメである。
鴨川シーワールドで状態よく飼われているらしく、元気に展示されているらしいのだけど、個人的には初めて見るギンザメだった。
ジッと着底していて、タカアシガニに踏まれでもしない限り動かない。
体に傷はあまりないようだけれど、初めて見るので、それがいい状態なのかどうか判断が付かない。
近い仲間のゾウギンザメやスポッテッド・ラットフィッシュが常に泳ぎ続けていることを考えると、あまりいい状態ではないのかも知れないけれど……

状態の良し悪しはともかく、この手の魚はすぐに来なければ見られなくなってしまう可能性も高い。
そこで、その場でTwitterに上げたら、多くの人に反応(オレのTwitterにしては、ね)をいただいた。
ゾウギンザメの時にも思ったのだけど、オレのフォロワーさんや、その周辺にいる人たちはどうやら全頭類好きが多いらしい(笑)

オレがこの個体を見たのは、もう2週間も前のことなので、もう見られないと思うのだけど、この個体が見たい!! という人は電話確認などをしてみることをオススメしておきます。

とりあえず生きたギンザメが見たい、という人は、鴨川に行けば見られると思う。多分。
そういえば、オレも鴨川のギンザメ見てないし、頑張って行かなきゃ、だな。
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コメント 2

Kazu

2年近く油壷マリンを訪れてませんでしたが、バルチックチョウザメがいなくなっていたんですね。それはショックですね。私も人混みが苦手ですが、今いかないと次の機会はないかもという気持ちが動かす力になるというのはその通りですね。
by Kazu (2019-05-25 11:00) 

ミストラル

>kazuさん

バルチックチョウザメみたいに、ずっとそこにいるものだと、いつ行っても見られるだろう、みたいな油断? しがちですが、やはり生き物ですから、見ておかないと不意に見られなくなる日が来る、ということを実感させられました。
by ミストラル (2019-05-30 16:06) 

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